湊さん募集（シンみな）

そっか、負担じゃないんならいいんだ。
分かったよ。じゃあ、明日は頼むわ(これは、断るより素直に頼んだ方がいいなと思い、優しい声色でお願いすることにして)
防犯グッズぐらい、自分で買うわ！(どこまで過保護なんだと思い少し呆れた口調で言い)

添い寝って、シンがしたいだけじゃねーの？

それでは帰りは送りますから。
そんな、俺は湊さんの安眠を願って添い寝しようかと（半分は図星なので語尾を小さくしていき）
大丈夫ならいいです…おやすみなさい（軽く拗ねて相手が通話を切るのを待ち）

あぁ、頼むわ。それはありがたいけど、シンが隣に居たら緊張して逆に寝れない気がするわ
(送ってもらう事を快く思うと、安眠と言う言葉に反応して、ドキドキして寝れそうにないと思い、それじゃあ、おやすみと付け足すと、通話ボタンを切り)

（どういった緊張なんだろうと思いながら通話終了の画面を眺めた後、相手に渡す防犯グッズをいくつか鞄に詰めて就寝し、翌日学校帰りにコインランドリーに寄り中を覗いて）
湊さん、いますか？

(シンと電話が終わると、眠ろうとしたが、キスされた事を思い出しては寝れない夜を過ごして、ほぼ徹夜で仕事に向かい、お客が居ない時は欠伸ばかりしていて。その時、シンの声が聞こえて、そちらに視線を向け)
おぉー！お疲れさん。もう、そんな時間か

よかった、無事ですね。…湊さんちょっと疲れてますか？（相手の姿を確認し、今朝は何事もなく出勤できたのだろうと安堵したが相手の寝不足の表情から体調が気になり）

え？もしかして顔にでてる？(シンに指摘されれば、自分の顔に両手を添えて)
いや、大丈夫。ただの寝不足だからさ(ちょっと恥ずかしくてシンの顔がまともに見れず目線だけ少し逸らし)

お客さんが何か尋ねてきたら起こすので、寝ていいですよ（鞄を下ろして椅子に座り、自分の太腿を誘うようにとんとんと叩き膝枕を提供しようと）

いや、大丈夫だって。それに、今寝たら夜寝れなくなるかもしれないだろ(ちゃっかり太ももを叩かれて音に視線をやるが、やられるのはいいが、やるのは恥ずかしいと言う気持ちもあり)
あ、そうだ。デートプラン、考えたんだよ。

遠慮しなくても…えっ、考えてくれたんですか！聞きたいです、湊さんの考えてくれたデートプラン（ちゃんと考えていてくれたことに少し感動して嬉しくなって相手へ近寄り）

あー、いいぞ。まずは、映画を観る。実は俺観たいのがあるんだよな。これなんだけど、、(言いながらスマホを操作して、観たい映画を見せる。それは、実写のBLだった。フィクションらしいが、1人で観に行くのが恥ずかしいらしい)
んで、その後は水族館に行って、お腹が空いたら中の飲食店でお昼を食べる。その後は、時間見てから考えようと思ってた。

これって、（出された画面に表示される映画の内容にも、相手が自分と一緒に見ようとしていることにも驚いて言葉を失い）
いいんですか、ほんとに俺とで（男性2人で見に行けば自分どころか周囲にも自分達の関係を勘違いされる可能性がある為尋ねておかねばと）

水族館いいですね。薄暗いですからスキンシップ多めにしてもバレなそうで（水族館の生物よりも相手とどう密着できるかについて考え）

あ、やっぱ俺と行くの嫌？結構評判良くてさぁ～感動するみたいなんだよな。まぁ、でも観たくないならいいや。明日香でも誘ってみるわ。(結構男性客もいるらしいと言う噂を耳にしていたので、シンと一緒にいきたかったのだが、相手の反応を見て、無理に誘うのはよくないと、妥協案で明日香の名前を出し)
じゃあ、水族館は決定な！後は、もう少し考えておくよ
(スキンシップには敢えて触れずに流すと、水族館だけだと時間が余るよなぁと思い)

なんで…（待っていた言葉とは異なる返答を出す相手の口を手で塞ぐと、俯き深く悲しんだ声を絞り出し）
観に行くのは誰でも、よかったんですね（自分の勝手な感情を抑えるために下を向いたまま、できるだけ落ち着いたトーンで話し）

"え？何この状況？俺、なんか悪い事言った？"
(と、心の中で思いつつ口を塞ぐシンの手を掴み)
いや、ほんとはシンと観に行きたかったんだけどさ。なんかお前、行きたくないみたいだったし、、

ほんと？（水分を含む瞳で相手を見て確かめ）

違うんです、びっくりして。だってこの内容を俺と見たいって聞いて色々考えて…湊さんは深く考えてないかもしれませんが俺とだけ観に行きたいということならすごく嬉しかったんです。
それに、この映画なら2人で行ったら恋人関係なのかもって周りに思われるかもしれないじゃないですか。俺にとっては喜ばしいことだけど湊さんが気にするんじゃないかと思って、、
なのに湊さん軽々しく英の名前出すし…（表情を陰らせ）

なんか、いろいろ考えさせちまったみたいだな。でも、俺は勘違いされても、いいと思ってからシンを誘ったんだよ。
(優しい微笑みながら、シンの頭に手を乗せると、わしゃわしゃと撫でて)
明日香の名前出したのは、あいつも柊君と付き合ってたみたいだし、観るかなぁと思ったからで、、まぁ、言い訳だな。とにかく悪かったよ。(罰が悪そうに、今度は自分の後頭部を描きながら)

それって…（付き合っていると思われても嫌ではないと解釈すると頬を染め、頭を撫でられては嬉しそうに相手を見つめて）
そうだったんですね。俺のほうこそ勝手にショック受けて困らせてすみません。
湊さんがそんなこと思って誘ってくれたなんて幸せすぎて、、絶対一緒に行きましょうね。映画の内容が今後の参考になるかもしれませんから（相手の手をとり小指同士を絡めて）

いや、別にいいけど、、(恥ずかしそうに頬を指で描いては顔を横に晒すが、シンに手を絡められると、シンの方を向き)

幸せすぎてって、大袈裟だなぁ。指切りか？いいぞ。
ゆびきりーげんまん、嘘ついたら針千本のーます。指切った！(言い終わるとシンの指を離し)
楽しみだな

はい！（指きりしてくれる様子が可愛くてニコニコとし）
幸せですよ。どうせ恋人だと思われるならその日1日は本当に恋人になってくれるともっと嬉しいです。夜もずっと一緒にいてくれますか？（行き過ぎた頼みとは承知で小首を傾げ）