香月慎太郎 2024-01-13 20:50:59 ID:b62841df1 |
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雪…(下校時、外を見てみると確かに降っている。そういえば湊さんと銭湯から帰る時も降ってたのを思い出してまた2人で出かけたいと思いを巡らせながらコインランドリーへ歩みを進めたが、相手が言う謝りたいというメッセージが気がかりで、むしろ自分が何かしたのではと後ろめたさがあり何となく顔を合わせづらく、コインランドリー近くまで着いてしまったが遠目からいつも通りの相手の姿を確認すると安心して「よかった…」と一人呟き)
はぁ、腰痛ぁ~雪かきって疲れるよな。(体勢を変えながら、時折腰をトントンと叩き、腰に手をあて)
シンの奴、まさか俺の風邪が移ったんじゃないよな、、(ありえない話しではないと思い店の中に入り)
(腰を気にする相手を心配そうに見つめながら店内に入る相手をそろそろと追い、扉の外に立ち尽くしていたが決心したようにコンコンと手の甲で戸をノックし)
…こんにちは。(マスク姿で相手と顔を合わせ)
おっ、来たかシン。って、マスクしてるし!もしかして、風邪移った?(声が聞こえて振り返ると、すぐにマスクの事に気付き、なんだか申し訳ない気分になり)
あ!そんなに時間ないんだったよな。とりあえず、呼び出した理由なんだけど、その前に目閉じてもらえる?(意味深に言えば、シンが目を閉じてくれるのを待ち)
今クラスでも風邪が流行っているので俺のは予防してるだけです(最善の理由を考えて相手に伝え)
…わかりました(訳もわからず言われるまま目を閉じては少し緊張して、やはり自分が何かしてしまったのだろうとぐっと口を結び)
ヘェ~、そうなんだ。(疑う事なく、納得すれば目を閉じた相手に近付くと首に青と緑のチェック柄のマフラーを巻き付け)
よし!目開けていいぞ、シン。(シンの反応が楽しみでニコニコしながら上記を述べ)
くすぐった、…湊さん?(目を閉じ、首に感じる柔らかな布がこそばゆくて笑みをこぼし、相手の合図で目を開くと視界の下に見える青と緑)
あの、これ…、、(それがマフラーだと認識すると、欲しいものを与えられた子どものように目を見開き表情をきらきらとさせ、少し戸惑いもありながら相手を見て)
おー!似合ってんじゃん!良かった良かった。湊さんからのプレゼントだ。(気に入ってもらえたかなと少し心配していたが、相手の表情を見て、安堵し)
この前の看病のお礼とお詫びな!
俺に…俺のために選んでくれたんですか?(マフラーに触れ、感極まって目に薄く涙を溜めて相手を見て)
ありがとう、湊さん。俺、何もできなかったのに。お詫びしなきゃいけないのは俺のほうで…(視線を落としマフラーに顔をうずめ)
おう!シンの為に選んだんだぞ!気に入ったか?
いやいや、お見舞いに来てくれただろ?何も出来なかったなんて言うなよ(今日は、なんだか様子が変だなと思いつつ、何か嫌な事でもあったのかなと勘繰ってしまい)
なぁ?俺、もしかしてシンの気に障るようなことした?
はい…!このマフラーも嬉しいけど湊さんが俺のために選んでサプライズしてくれたことがすごく嬉しくて…(感動が抜けておらずまだじーんとして)
え?そんなわけ、…俺本当はちょっと風邪気味で、もしかしたら弱気になってたのかもしれません。あと、湊さんにうつることがあったら自分を許せそうにありませんし…普通にしてたつもりだったのに湊さんにはわかっちゃうんですね(相手の指摘に驚き慌てて否定して「こちらこそ気にさせてしまいすみません」と頭を下げ)
そっか、喜んでもらえて良かったよ。(喜んでもらえて、良かったと思い、悩んで選んだかいがあったなと思い)
え?!マジで?俺のせいじゃん!大丈夫なのか?(風邪気味と言われればシンの額に手をあて)
うーん、やっぱ分かんねーな。体調はどんな感じなんだ?
湊さんと同じように一生大事にしますね。湊さんはなにか欲しいものなかったんですか?(そんなに物欲がなさそうに見える相手に尋ね)
熱はないです。あったら絶対ここへ来ません。湊さんからうつったものではないと思うので気にしないでください。少しだるさと喉の痛みはありますけど大丈夫ですから。ただ…(深刻そうにうつむき)
そんなに、気に入ったんなら、ボロボロになったら新しいの買ってやるって(一生は使えないだろうと思い、苦笑いし)
欲しい物?んー、すぐには思いつかないな。俺にはこれがあるし(以前、学園祭の時に買ったクマのぬいぐるみをシンに見せて)
結構、気に入ってるんだぜ。
(深刻そうに俯かれると、何かあったのかと心配になり)
え?ただ、なに?やっぱどこか体調悪いのか?無理して来たのか?
じゃあボロボロになるまでずっと一緒にいてください。今の1つ目のマフラーも次の2つ目のマフラーも3つ目のマフラーも大切にします(相手との未来を感じて)
そのクマ…あまり出来がよくないのに持っててくれてるんですね。売り物にする気なかったからきっとそいつも湊さんに可愛がられて喜んでます。妬けちゃいますけど(自分の作ったものをちゃんと持っていてくれる相手にときめくと同時に、相手のそばにずっといられるマスコットに嫉妬して)
俺の体調より、ただ…湊さんにまた風邪をひかせるわけにはいかないから、この状態だと湊さんに近づいて触れることもキスすることもできない。つらい…つらいです(真面目な顔つきで額に手を当て)
なんか、いつにも増して重いな、、(マフラーの話しとクマのマスコットの話しを聞いていると、苦笑いしながら聞き流そうとして)
LINEだと、顔見れないから心配してたんだけど、案外大丈夫そうで良かったわ。(シンの辛い思いを聞けば、そんなことかと安堵して、思ってたより元気そうで良かったと思い)
よ、よし!じゃあ、もう帰った方がいいな。ちゃんと、体休めろよ。(少しだけの約束だったしなと思い、帰るように促し)
俺の思い伝わりませんでしたか?伝え方が足りなかったようで精進します(少し気を落として)
…はい。これがあるので今日は少ししか会えなくても寂しさが和らぎます(首元のマフラーに触れながら微笑み)
ちゃんと治ったらまた全身で思いを伝えます。あとお礼しないと…(最後小さく呟いて思考を巡らせ、コインランドリーを出る際「ありがとうございました」と挨拶して帰宅し)
それは、大丈夫だって!お前の気持ちは充分伝わってるから(気を落とす相手を励ますように言い)
いや、お礼とかマジでいいから、気にするなよ。俺がしたくてやったんだし、、それから、その、ほっぺにキスして悪い、、(シンの帰り間際、背中に向かってボソッと呟いた後、恥ずかしくて扉を閉めたので、伝わったのか分からなかったが、自分の中ではちゃんと言ったぞ。と思い)
いや、でも聞こえてなかったら、意味がない気がする、、(頭の中で、ぐるぐると葛藤し)
湊さんおはようございます。
俺、風邪治りました。これで湊さんに全力で、体で気持ちを伝えられます(休日の朝に、貰ったマフラーをしてにこやかに飛び込んできて)
あとお礼ですが、これを(リボンでラッピングされた小さな箱を差し出し)
こんなの人に渡すの初めてなので、うまくできたかわからないんですけど甘さ控えめにしてお酒も入れてみたんです。お礼というか、バレンタインで渡しそびれた俺の気持ちです。受け取ってください(中に、生チョコ、トリュフ、ハート型のチョコを幾つか入れており)
お、シン。おはよー。そっか、風邪治ったか。悪化しなくて良かったぜ(そっか、今日は休日かと思い、訪ねて来た相手を見ると微笑み)
え?だから、いらないって言ったのに、、(だが、中身を聞けば、なんだか美味しそうで食べたくなり、受け取り)
ま、まぁ。もらっておいてやるよ。ありがとな。
(この様子だと、やはりキスの事は聞こえてなかったなと思い、シンの顔をじっと眺め)
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