匿名さん 2024-01-06 16:59:37 |
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レティシアか。いい名前だ。俺のことは、何でもいい。好きに呼んでくれ。
…、こんな所に連れてこられてさぞ不安も大きいだろう。すまなかった。お前の嫌がることはしない。ただ…、すぐここから出ていってしまうと何かと面倒だから暫くここにいさせてくれ。
( 自分を見る目がやはり恐怖に脅えているのが分かれば、無理もないと小さく笑う。さすがにこんな幼い女性に行為を強要するつもりはないと髪をかきあげ、近くの椅子に腰をかける。彼女の方を見ると、暫くここにいないと側近がうるさいのだといい好きにしてもらって構わないと伝え)
そんなことは…、ありがとうございます。で、では…ローベルさん…と呼んでもいいでしょうか…?
い、いえ…貴方が謝ることはないです…。はい、わかりました…
(自分の名前を褒められれば困ったように微笑み感謝の言葉を口にする。相手のことをどう呼ぼうか悩んだ末、いきなり名前で呼ぶのは失礼ではないかと思い上の名前でもいいかと聞き。そして、相手が謝ると首を横に振り、謝らないでと伝える。髪をかきあげるのを横目で見れば、やはり顔が整っているため、困惑してしまい顔を赤くして両手で顔を覆う。)
あぁ、それでいい。
…俺が聞くのも何だが、家族は?無事だったのか?
( 名前については頷いて。少し間を空けてもうひとつ気になっていることを。戦をしていた自分が言うのはおかしな話だが、彼女の家族や友人は無事だったのだろうか。無論自分は関係のない人達に手は出すなという司令をしているため、危害は加えられていないと思うが。)
は、はい…!怪我などは特になくて…何故そんな心配を?
(自分の家族なんて相手にとって関係の無いことなのに、何故そんなことを聞いてくるのかという疑問を持ち、顔を覆っていた手の隙間からちらっと相手のことを見て、また視線を逸らしてしまう。)
いや、無事ならいい。気にしないでくれ。
( 僅かな間彼女の綺麗な瞳と目が合い、またすぐに逸らされてしまったことに残念な気持ちになる。家族の無事が分かっていてよかったと、ほっとしつつ、聞かれたことにはあっさりとそう答え。)
そうですか…?
(あぁ…会話が続かない、なんて毛布の中で足を3角に折り曲げ、自身の膝にひたいを当てながら思っていて。先程相手と目が合って、今まで一度も見たことがないほど整った顔立ちで顔が赤くなってしまっていて、相手のことを見ることが出来ない。何か話す内容はないかと頭の中で考えながら上記の言葉を述べて。)
…、そういえば、レティシアはいくつなんだ?
( 会話が続かないと思っているのはこちらも同じで、僅かに気まずそうにしながらも、ふと思ったことを尋ねてみて。おそらく自分より幾分か年下なのだろうとは思っているのだが。 )
19歳です、たぶんローベルさんより年下ですよね。ローベルさんはお幾つなんですか?
(相手の雰囲気も容姿も大人っぽいため、自分よりは年上だろうと思いながら自身の年齢を伝える。聞かれたからには聞き返さないとなと感じ、何か話題もないため相手の年齢を聞いてみて。ずっと顔を逸らしては相手もいい思いをしないだろうと考え、気持ちを整えてから相手の方を見つめて。)
19歳か、若いな。俺は28歳だ。
10歳くらい違うのか。
俺もレティシア位の歳の妹がいたんだが、ずいぶん前に嫁いでしまってな。もうこの城にはいない。
( 年齢を聞けば自分とは10ほど離れているのかと少しばかり驚く。それはきっとこんな見知らぬ土地に連れてこられて不安に違いない。また、自分の妹のことを思い出してはなんだか、他人のような感覚にはなれず。その妹と重ねるように見れば、ようやくこちらを見てくれていることに気づき、小さく笑って。 )
綺麗な髪をしている。珍しい色じゃないか?
ローベルさんの妹さんですか…きっとローベルさんに似てお顔立ちが整っているんでしょうね
(相手の妹とならば、さぞかし美人なんだろうと頭の中で想像し、クスッと微笑む。そして、自身の髪を褒められれば頬を少し赤く染めて困ったように苦笑して。)
そうですね…あまり見かけない色かもしれません。でも、私の髪よりローベルさんの瞳の色の方が素敵です
(髪を指先でいじりながら少し視線を逸らし、確かに身近に多くいる髪色ではないだろうと納得する。だが、相手の目の色の方が自身の髪より綺麗だと思い、思わず相手の目をじっと見つめてしまい。)
そう、だな。綺麗な妹だった。
( 妹のことを思い起こすと、自分に似ていたかどうかはわからないが確かに綺麗だったと思う。ふと、彼女の髪色に対し自分の瞳の色について話題に出されると、怖いならまだしも素敵だと言われるなんて。少し意外なその言葉に目を丸くして。)
…変わってるな。これが素敵だとは。
そうですよね
(顔立ちの良い相手が言うほどなら、とても綺麗なのだろうなと思いながら相槌を打ち、相手の瞳の色を褒めると変わっていると言われ、首を傾げて何でだろうと疑問を抱える。)
変わってませんよ、思ったことを言っただけですから
(上記の言葉を述べながら困ったように微笑み、自分は感じたことを言っただけだと伝える。相手は男性なのに、知らず知らずのうちに何故か会話ができていることに今気付き、自分でも少し驚いて。)
いや、変わってる。
俺の目を見たヤツらは皆、不気味だとか、恐いだとか言って離れたがる。そんなこと言われたことはこれまでに1度もない。
( 生まれながらに深紅の瞳を持っていたわけだが、親ですらこの目の色には恐怖を抱いていたと聞いたことがある。だから自分のことを好きだという女達も、その瞳にはどこか自分を見るときに恐怖の色を抱いていることが分かり、そういうものは遠ざけて生きてきた。それが、目の前の彼女からは確かに感じられず、頬杖をついて改めて貴女を見つめては、小さく笑って)
そう、なんですね…。じゃあ、私が初めてなんですね、なんだか嬉しいです
( 自分が誰かにとっての初めてになれたことが少し嬉しくて、先程のふんわりとした微笑みではなく、少し照れて恥ずかしそうに毛布で口元を隠して笑ってみせる。そして、相手が頬杖をして自分のことを見つめられると、なんだか先程まで大丈夫だったのに急に異性慣れしてない部分が出てきてしまい顔をボッと赤くして自分と相手のことは言えないが、見られるのは恥ずかしいと伝えて。)
そそ、そんなに見ないでください…
…、なんというか。
小動物みたいだな。
( 変わらず貴方の方を見つめては、少し間を空けて思ったことを。恥ずかしがっている様子から男性に耐性がないのだろうなと推測すれば。これまでの女性に対する感情とはなにか別のものが浮かんできて、ただそれが何かはわからずに。)
小動物、ですか…?い、いえ!そんなに私は可愛らしくありませんよ
( 小動物みたいだと相手から言われれば、首を傾げて。その言葉がなんだか心が温まる感じがして、その温かさを感じた後、すぐに首を横に振ってそんなことないと困ったように否定する。もしかしたら、自分より相手の方が大きいから小さく見えるだけなのかもしれないと思っていて。)
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