『 ばいばい、八月 』
『 ありがとう 』
「 嗚呼 」
「 ──やっと見つけた 」
「 穏やかに どうか暖かに 」
「 壊れていいものなんて、他には無いのだから 」
「 安らぎと幸運以外に、願えるものがあるだろうか 」
「 やさしい青空のような人 はじける炭酸のような人 たくさんの表現のような人 」
>188 「 幾度となく世界を変える人達 分岐点で会った大切な人達 」
(何気ない話の過程で、彼女は張り付いていた呪いの一部をあっけらかんと剥がした。何事もないように呼吸をするように当たり前に、一瞬で終わらせてはじける笑顔で笑う。相変わらずの破天荒に一歩引いた部分も噛み合わない考えもあったけれど、彼女は忘れた頃に大事なことを教えてくる。隣に大事にしてくれる人もいるようで安心した。この先もずっと、楽しく生きて欲しいと思う。)
『 休んじゃおうか 』
「 あまりに鮮やかで焦ってしまった 」
「 のんびり歩いていこうね 」
『 溢れる幸福と自由と、安らぎを君に 』
「 どうか健やかに 」
「 ――最果ての海で、夢を見ていた。 ――――遠い遠い世界で、大切なものに会う夢を 」
「 恐れを辿って、翼をひろげて 」
「 思考疲れ 」
「 おやすみ! 」
「 永く儚さの虜だったのに、力強く生きる眩しさに触れてから世界が変わってしまった 」