一見さん 2023-12-23 17:33:22 |
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〈倉木真澄〉
「……」
(上層部の"老害"達は倉木で無く夏油傑が電話に出た途端、醜く嗄れた聞き苦しい声で何やら喚き立てる。少し離れていても尚耳に飛び込んでくるそれに、半ば哀れみにも似た─矢張り皮肉っぽい笑みが口元に浮かんだ。自主的に口を挟む気は無いらしく、吸い殻になった煙草の残骸をポケット灰皿に押し込む。そうしてまた新たな煙草を取り出し、カチリと火を点けながら─夏油傑の反応を伺うように黙り込んでいた。)
──
〈五条悟〉
(提案を聞いた夏油は少し驚いたような表情を浮かべた後─"いいのかい?"と問い直す。少しばかり躊躇うような様子を見せた後─死角で"ちょうどいいじゃん"と笑った家入の言葉もあってだとは思われるが、"それじゃ、頼んだよ"と申し訳無さそうに微笑みながら五条の分の飲み物を手渡した。)
(どうも、背後です…!話の展開とは関係無いので、蹴っていただいても大丈夫なのですが…ヤンデレがお好きと仰っていたので、どんなタイプのヤンデレがお好きなのかお伺いしたいと思いまして…此方は崇拝型と監禁、排除型が好みです…!)
夏油傑
「久しいなぁ、この感じ。昔も今も変わらないようだ。」
(電話に一言出た途端、何やら喚き散らされる。しかし、さっぱり頭に入ってこなく何が言いたいのか分からない。高専に居た頃もよく五条と共に悪さして喚き散らされたことを思い出す。その時もこのような気持ちになった記憶が蘇ってきた。堪える様子もなく寧ろ懐かしむように述べて。そして、その後も何やら言っているが聞き流して火に油を注ぐようなことを述べては通話を切り倉木に携帯を返して。)
「あぁ、そうだ。倉木くんよくやってくれてますよ。私の方に欲しいくらいだ。貰っても文句ないですよね?此方に寄越したくらいなんだから。…それじゃあ。」
白雪咲桜
「うん、任せて。行ってくるね。」
(疲れている夏油を見過ごせないため提案すると提案に驚いたような様子の夏油だったが、言葉に甘えてくれ飲み物を渡された。飲み物を受け取ると2人に行ってくると伝えては己の飲んでいた飲みかけのミルクティーも手に持ちつつ立ち上がり体育館に入って。五条が居るのを見つければ、五条の頬にヒヤリと飲み物を当てつつ声を掛けて。)
「はい、悟。」
( / いろいろタイプあって迷うのですが、此方は束縛とか独占型、監禁、排除型、好きです! )
〈倉木真澄〉
「……っふふ…最高だね、君。」
(携帯を返される際一瞬呆気に取られたような表情を浮かべた後─微かに噴き出す音と共に、純粋に楽しそうな笑みが口元に浮かび上がった。通話が切れる直前、老害共がまた何やら喚いていた気がしたが─携帯は既に大人しく黙り込んでいる。それをポケットに仕舞い、唇の端から溜め込んでいたらしい煙を吐き出した。けたけたと笑う声は相変わらず気怠げではあるものの─喋る声色には今しがたまでの無愛想さとは違い、僅かながら親しみと愛想が籠もっている。)
「…中々パンチの利いたジョークだ。老害共を面食らわずには充分すぎるくらいに、ね。」
──
〈五条悟〉
「…冷てっ!!何すんだよすぐ…」
(飲み物の冷たさに驚いたらしく、全身を跳ねさせて悲鳴に似た声を上げる。次いで何すんだよ傑、と言い掛けて振り返り、そこで声が止まった。眼の前に居たのは夏油ではなく、クラスメイトの女─と表現するのが正しいのかは分からないが─ともかく家入ではない女。「なんでオマエ?傑は?」先ず湧き上がってくる純粋な疑問を口にした。)
(わざわざお答えいただいてありがとうございます…!もう一つお伺いしたいのですが、夏油は将来的にどういったヤンデレになる予定ですか…?)
夏油傑
「そうだろう?喜んでもらえて嬉しいよ。」
(何か喚いている上層部の連中の声を無視し通話を切り倉木に携帯を差し出す。受け取る倉木は呆気に取られていた様子だったが、僅かだが親しみと愛情が籠った声色で述べながら笑っている。その様子に笑みを浮かべ返答する。ジョークといえばジョークであるが、倉木を此方に欲しいというのは半分思っていることでもあり。冗談か本気か分からないような様子で続けて述べて。)
「まぁ…ジョークのままで終わるか、本当になるかは分からないけどね?」
白雪咲桜
「傑は彼処で休んでるよ。疲れてるみたいだったから私が代わりに。」
(悪戯心に頬に飲み物を当て声を掛ければ驚いた様子で此方を向いた五条は更に驚いた様子で疑問を投げ掛けられた。その疑問に遠くから座っているのが見える体育館の入口の方を指差し、代わりに来た理由も伝えて。そして再度、飲み物を五条の目の前に差し出して。)
( / 今のところ夏油のイメージ的にというのと外堀から少しずつ囲われていくというのを踏まえ、監禁とか他者排除とかそういう感じに出来たらと思ってます!ご要望ありましたらぜひぜひ!なるべく織り交ぜます! )
〈倉木真澄〉
「……本当にならないことを祈ってるよ。…君の執着は面倒臭そうだ。」
(酷く乾いた笑い声を上げ、言葉よりは然程嫌では無さそうに─夏油傑より少しばかり高い背を屈め、楽しげな眼差しを真っ直ぐに彼と噛み合わせ─まるで本心では"それ"を望んでいるかのように、薄く笑ってみせた。だがそれも一瞬の事で、再び壁に凭れ掛かって背筋を伸ばしては煙草の煙を静かに燻らせる。楽しげだった眼差しは何処か冷えた青灰色の光に戻り、口元の笑みも消え失せ─話を終わらせるようにふう、と煙を吐き出した後、少しだけ悪戯っぽく微笑んだ。)
「……今日の予定はこれだけだっけ?…なら、僕は帰らせてもらうとするよ…たまには高専に戻ってやらないと、潔高くんの胃に穴が空いてしまうからね。」
──
〈五条悟〉
「ふーん…」
(指差された方向へ視線を向ければ、確かに家入と並んでベンチに腰を下ろす夏油の姿があった。額に薄っすらと汗を浮かべているその姿をちらりと見た後、間延びした返答を返して─眼の前の手をぐい、と引っ張って隣へ座らせる。─自分でも何故そうしたのか、理由は分からなかった。)
(了解です…!そうですね…個人的には綺麗なものとして崇拝してたくせに独り占めしたくなって、手を出したやつを排除した挙げ句に結局監禁しちゃうみたいな矛盾したヤンデレが好きです…!)
夏油傑
「面倒くさいとは酷いなぁ。大切にするよ?」
(乾いた笑い声を上げながら、差程嫌ではなさそうに返された。拒否はされていない様子に冗談っぽく明るい口調で答える。しかしその様子も一瞬でいつもの冷えた眼差しに代われば、今日は帰るようで。どうやら高専に戻るらしい。高専に戻らず此処に居てほしいものだが、また此処に来るのは決まっているため何も言わないことにして。)
「あぁ、これからは何も予定は無いから構わないよ。…高専か、懐かしいな。皆元気かい?」
白雪咲桜
「わ…。」
(間延びした返答をした五条に手を引っ張られ座らされた。驚きながらも引っ張られるままに座った。座らされるということは傍にいても良いということだろうか。隣に座る五条にちらと目線を向け様子を窺う。飲み物は夏油が選んだ物だがいつも五条が飲んでいるものであるがそれで大丈夫だったのだろうかと思い訊ねてみて。)
「飲み物これで良かった?」
( / なるほど!承知しました、良いですね!!そのような感じに出来るように頑張ります…!! )
〈倉木真澄〉
「……ああ、元気だよ。一年の子なんて、元気過ぎるくらいにね。」
(くるりと踵を返し、その場を去る直前─可愛らしい一年生達の姿が脳裏に浮かぶ。彼らには何処か父性めいた感情があるらしく、人知れず真一文字の口元が緩んだ。入口の扉に手を掛け、見送りの声にも返事をしないまま─どうせ高専の経費で落とすのだから、とタクシーを呼び止める。高専近くまで走って貰い、高専宛に領収書を切って降りた。走り去るタクシーの音を背に、高専の敷地内へ足を踏み入れる。元気極まりない生徒達の挨拶に軽く答えつつ、伊地知の待つ─と言うより、待たされているであろう場所へと向かった。)
──
〈五条悟〉
「…傑が選んだんだろ?じゃあ間違いねえよ。」
(差し出されていた飲み物をひったくり、五条は甘ったるいそれに口を付ける。一気に半分程飲んだ所で漸く自分が何をしたかに気付いたらしく、隣に座る─親友ではない─人影に目を丸くした。「…てか何でオマエ、俺の隣いんの?」と問う。)
夏油傑
「それは楽しみだな。」
(高専の面々を思い出し元気か問う。すると倉木の雰囲気が一瞬変わった気がした。そして元気だと答えた。どうやら1年が元気らしい。有望な1年であれば此方も戦い甲斐が有る。上記のように呟きながら倉木が去って行くのを見送って。見送れば特に予定は無いため部屋に戻り座布団に座れば脇息に肘を乗せて。)
白雪咲桜
「え…悟が座らせたんでしょ…?」
(やはり夏油が選んだのなら間違いない様で一気に半分程飲んだ。そして、目を丸くすると何故隣に居るのかと問われた。座るように引っ張ってきたのは五条の筈なのに何故驚かれるんだろうか。やはり隣に居るのは良くなかったのだろうか。心配になりながらも此方も驚き目を瞬かせては首を傾げ述べて。)
〈倉木真澄〉
「……はいはい、来ましたよ。…潔高くん、待たせてすまないね。ほら、早く休憩すると良い。」
(部屋に入った途端、口汚く喚き散らす声に思わず耳を塞ぐ。呆れたように首を横に振り、可哀想な程に縮こまって叱責を受けている伊地知の肩にぽん、と軽く手を置いた。それにすら全身をびくりと跳ねさせた伊地知はすっかり怯え切ったような表情ですみませんすみません、と何度も繰り返し頭を下げながら部屋を後にする。微笑んで手を振りながら伊地知を見送った後─さて、と言わんばかりに"老害"達にくるりと向き直った。先ずは煙草に火を点けながら、黙って叱責を聞き─疲れなのか何なのか知らないが、それが途切れたタイミングで煙をぷかりと吐き出し、皮肉っぽく笑う。)
「……別に僕を叱り散らすのは構わないが、潔高くんにまで迷惑を掛けるのは違うだろう?…報告は通話で知らせた通り─"現状は問題なし"だ。」
──
〈五条悟〉
「…あ?そう?んじゃいいや。」
(どうやら座らせたのは五条自身だったようで、納得が行ったようにあっさりと顔を背けた。そのまま飲み物を完全に飲み干し、行儀悪くぽいと体育館の床にそれを投げ捨てて─今しがたまでよりもほんの少し、隣に座る人影に近寄る。─その様子を眺める家入は"もっと攻めろよ"などと揶揄い混じりに口を開いた。"ばか"と子供のように唇の動きだけで言い返し、ほんのりと赤い耳を隠すように少し俯く。)
夏油傑
「今頃、怒られているかもしれないな。まぁ、彼ならどうとでも出来るだろう。」
(脇息に肘を掛けながらも、倉木のことを思い出し。高専に行くと言っていたため、上層部の連中に会うのだろう。電話の時の上層部の連中の様子からしてずっと喚き散らされているのが想像出来る。といっても倉木はそれくらいでへこたれるようなものでもないし上手く切り抜けるだろう。そんなことを考えつつ1人呟いて。)
白雪咲桜
「あ…そうだ。昨日行ったお店で食べたパンケーキ美味しかったんだ。今度、悟も一緒に行こう?きっと気に入ると思うよ。」
(五条が座らせたのだろうと言うと納得がいったようですぐに顔を背けた。隣に居ても良いのだろうか。そんな事を考えていれば、全て飲み終わったようでポイッと投げ捨てた。行儀悪いと言おうとしていれば、先程より少し距離が近くなっておりドキッとして顔を俯かせて。ドキドキを誤魔化すため何か話さないとと考えては携帯を取り出し昨日のパンケーキを写真を撮っていたのを思い出し述べて。)
〈倉木真澄〉
「…話はそれだけかな?じゃあ、失礼するよ。」
(尚も口を開こうとする"老害"を─恐ろしい程に冷え切った眼差しで貫いた。面食らったように黙り込む彼らを他所に、弱々しく引き止める声すらも無視を決め込んで─踵を返し、部屋の扉をバタンと閉める。疲れたように溜息を吐き出すと、どうやら部屋の外で待機していたらしい伊地知がまた─すみません、と申し訳無さそうに頭を下げながら近寄って来る。大丈夫だから、と微笑んでその背中を押し、伊地知を半ば強制的に休憩スペースに放り込んだところで─「あれ?真澄じゃ~ん!」と軽い声が倉木を呼び止めた。振り返った先に居たのは目隠しをした長身の男─五条悟。「また傑んとこ行くの~?ならさ、僕も連れてってよ~!」と纏わり付く五条を軽くあしらいつつ歩き、五条悟の部屋のベッドに断りもなく寝転がる。─そして翌朝、高級なマットレスで眠ったからか、普段よりも調子が良さそうに目を覚ました。行っちゃうの、と声を掛けてきた五条を鼻で笑い、来るのを待ちもせずに呼んでいたタクシーに乗り込む。)
「……やっぱり五条くんのベッドが一番楽だね。…ああ、後…着いて来るのは勝手だけど、僕に迷惑は掛けないでくれよ?」
──
〈五条悟〉
「どれ?…へー、美味そうじゃん。」
(パンケーキ、という言葉に反応したのか─俯いていた顔が持ち上がり、携帯を覗き込む為にずり、と音を立てて尻と顔が更に近寄った。携帯に表示された写真を眺めつつ、楽しそうに笑ってそう呟く。)
夏油傑
「…今日もいつも通りといった所か。」
(翌朝、今日の予定の確認に菅田が部屋に入ってきた。今日もいつも通り呪霊集めと資金集めのため、非術師が来訪する予定であり。こうせこせこと呪霊や資金を集めるのはしんどいが、新しい世界を切り開くためだ。致し方ない。しかし最近は倉木が来るようになり興味深いあの男が来るのを楽しみにしている。楽園を築けることだけを楽しみにしてきたのに。何時ぶりだろうか。そんな事を考えつつ予定の確認を終えた菅田を見送って。)
白雪咲桜
「…で、でしょ?今度一緒に行こう?」
(甘い物が好きな五条に甘い物の話は良い話題だったようで興味を示してくれては携帯に表示されているパンケーキを覗き込む。美味そうだと乗ってくれた様子に嬉しくて笑みを浮かべ顔を上げると思いのほか距離が近くなっておりドキッとしてしまうもなんとか平静を装い一緒に行かないかと伝えて。)
〈倉木真澄〉
「…やあ。……ああ、"これ"は…僕のペットみたいなものだよ。少々大きいポメラニアンだと思って、気にしないでくれ。」
(今日も代わり映えしない施設の前。結局着いてきてしまった五条を案内役には適当に紹介しておき、夏油傑の待つ部屋へと足を進めた。その間も五条は興味深そうにぐるりと周囲を見回して「でっか~。良いとこ見つけたもんだね~、傑」などと笑いながら、律儀に後ろをとことこと着いてくる。疲れたように煙を吐き出しながら歩き、一つの部屋の前で足を止めた。─そこは昨日案内された部屋で、所在を確かめるように軽くノックをする。)
「…倉木だ。居るかい?」
──
〈五条悟〉
「いーよ、行こうぜ。」
(にっ、と子供っぽく笑い、その提案に頷いた。─と、そこへすっかり息の整ったらしい夏油が姿を見せ、"待たせてすまないね、悟"と笑う。おせーよ、と軽口を叩きながら床から尻を上げ、隣を向いて─「…ボール。当たったらあぶねーし、硝子んとこ行ってこいよ。」と気遣うような素振りで手を振った。その後は"悟が人のこと気遣うなんて珍しいね"と揶揄う夏油とレベルの低い言い争いを始める。)
夏油傑
「あぁ、待っていたよ。入ってくれ。」
(非術師の訪問もまだ先であるし、今は特にすることも無く。本を手に取れば読書をして。暫く集中していれば廊下の方から足音が聞こえてきた。此方に向かってくる足音に本を閉じテーブルに置いたところで、ノックの音がして。どうやら倉木が来たようで。ドアに向かい外の倉木に聞こえるくらいの声量で声を掛け、入るように促して。)
白雪咲桜
「うん!約束だよ?」
(一緒に行かないかと提案すれば笑って了承してくれた。嬉しく思い笑みを浮かべ述べていれば、すっかり休憩出来たようで息の整った夏油が戻ってきた。立ち上がった五条はボールが当たったら危ないと気遣いながら手を振った。気遣ってくれるとは思わず目を瞬かせるも笑みを浮かべて「うん、ありがとう。それじゃあ私戻るね。」と返事をしては立ち上がって手を振り言い争いを始める2人の声を背中に聞きながら家入の元に戻って。)
「ただいま。」
〈倉木真澄〉
「……失礼するよ。…今日は余計なのも一緒だけど、まあ…気にしないでくれ。」
(片手で扉を軽く引き開け、声を掛けながら中に足を踏み入れる。─それとほぼ同時に、「やっほ~、傑~!久しぶり!」満面の笑みを浮かべた五条が後ろでひらひらと手を振った。倉木は夏油傑の正面に腰を下ろしつつ、また煙草にカチリと火を点ける。少しの間を置いて煙を口から吐き出し─楽しそうに燥ぐ"余計なの"を見遣った後、気怠そうに口を開いた。)
「……行きたいって五月蝿くてね。僕に面倒は掛けないように言ってあるから、大丈夫だと思うんだが。」
──
〈五条悟〉
(家入は相変わらずベンチに腰を下ろしたまま、"おー、おかえり"と呑気に手を上げて返事をする。先程まで飲んでいたアイスコーヒーは空になったようで、近くのゴミ箱に空き缶が捨てられていた。隣に座る女の顔を覗き込み、"五条と何話してたんだ?"と問う。)
夏油傑
「久しいね、悟。元気そうで良かったよ。」
(扉が開くのを見ながら余計な者という言葉と同時に懐かしい声と姿が現れて。一瞬、面食らうも笑みを浮かべ此方も手を振り挨拶をして。五条が来るとは想定外だった。忙しく飛び回っているだろう五条が態々来るとは思ってもみなかった。流石に五条相手ではまだ準備も整っておらず分が悪い。何れにしろ何も起こす気は無いため、いても問題は無いだろう。倉木からも言い聞かせているようでそれならばおそらく大丈夫だろう、了承をして。)
「忙しくしている悟が来るとは思わなかったよ。まぁ、君がそう言うのなら構わないよ。」
白雪咲桜
「昨日行ったお店の話。今度一緒に行こうねって。」
(家入の元に戻り声を掛けると、返事をしてくれた。その言葉を聞き、隣に腰を下ろせばまだ残っていた飲み物を1口飲んで。そうしていれば何の話をしていたのかと訊ねられた。特に隠す必要も無いため先程五条と話したことを思い出し一緒に行けることを楽しみにしているのか笑みを浮かべ昨日のお店のパンケーキの話をしたことを述べて。)
〈倉木真澄〉
「……五条くんと違って、僕は五歳児じゃないんだよ。」
(久々に親友と会えたことでかなり上機嫌らしく─楽しそうな五条は「真澄が傑の監視役になったって聞いてさあ?可愛い後輩が、わる~い教祖様に誑かされてないかって…心配になって着いてきちゃった!」態とらしく声付きの泣き真似までした後、倉木の肩に手を回して笑った。当の倉木は肩に回された手を振り解くことこそしないが─何処か疲れたように溜息を吐き、嫌味混じりに煙草の煙を吐き出す。五条は片手で口を覆い、非難するような声を上げた。「真澄ひど~い!僕が心配してあげてるのに~!」だが言葉ほど傷ついた様子は無く、その視線は倉木に注がれている。)
「……ま、大きいポメラニアンだとでも思っておいてくれ。…さて、本題に入ろうか─今日の予定は?」
──
〈五条悟〉
(話を聞いた家入は"へー"と声を上げ、未だに言い争いをする夏油と五条をちらりと見た。暫くその光景を見ていると、やがて言い争いは治まり─再びバスケットボールが始まる。)
夏油傑
「心外だなぁ。私がそんな事する訳ないだろう?」
(楽しそうな様子の五条は倉木が心配で来たらしい。五条に返事をしながら五条と倉木のやり取りを眺める。ふたりが話す様子に何やら複雑な気持ちではあるが昔と変わらない相変わらずの五条に困ったような笑みを浮かべて。大きなポメラニアンだと思うことは長年一緒にいた己としては容易いが周りを固めている警備の人間やらの係の者や部下の者には五条という最強の呪術師は牽制になるだろう。そんな事を考えながらも顔には出さず、予定を伝えて。)
「悟は相変わらずのようだね。まぁ、ポメラニアンのように思っておこう。…予定は特に変わったことは無いかな。いつも通り呪霊と資金集めだよ。」
白雪咲桜
「あ…そうだ、さっきね悟が気遣ってくれたんだ。ボールが当たったら危ないから硝子のとこ行けって。珍しいよね、びっくりしちゃった。」
(此方も2人の様子を眺めていれば、先程気を遣ってくれた五条のことを思い出して。家入にも共有しておこうと思いそのことを伝えて。しかし、今まで揶揄われてばかりだったため優しい五条に胸がドキドキしている自分がおり。何でドキドキするんだろう、きっとたまたま優しくしてくれただけだと言い聞かせ驚いたことを述べて。)
〈倉木真澄〉
「…ふうん、同席案件も幾つかありそうだ。……ところで、まさかとは思うが。五条くんも着いてくる気じゃないだろうね?」
(五条の態とらしい嘘泣きはあっさりと無視を決め込み、倉木は煙草の煙を揺らしながら声を上げた。─最後に少し嫌悪の混じった声色で付け加えてちらり、と五条の方に冷めた目線を投げると─五条は態々目隠しを外し、露わになった六眼で、無駄に真っ直ぐに倉木を見つめながら「え?当たり前じゃん。だって、可愛い後輩に何かあったら僕耐えらんないし。」と答える。─その眼差しはいつにもなく真剣だったが、倉木にとっては日常茶飯事らしく─再び倉木の口から白煙と共に長く深い溜息が漏れ出し、夏油傑に視線を戻した。)
「……とのことだ。……悪いね。」
──
〈五条悟〉
("え、あのバカが?"家入も驚いたらしく、思わずバスケットボールで遊ぶ五条の方へ視線を投げる。─当の本人は相変わらず楽しそうに笑いながら親友とバスケットボールをしており、先程の"珍しい"様子は何処にもなくなっていた。)
夏油傑
「まぁ、構わないよ。見られて困るものでもない。但し、邪魔をしないでくれよ?悟。」
(五条が目隠しを外すとは本気を出した時にしか外さないため珍しい。しかし、倉木はいつもの調子といった雰囲気に五条は倉木を目にかけているのかと推測して。五条も虜にするとはやはり倉木は興味深い。どうやら五条も同席するようだが、呪霊と資金集めは前から高専側にはバレている事であるし特に見られて困ることも無い。そう考えては了承をする。しかし邪魔だけはするなと五条に釘を刺して。)
白雪咲桜
「ほんとびっくりだよね。いつも揶揄われてるのに急に優しくされたからドキッとしちゃった。」
(夏油も五条を珍しいと揶揄っていたが、家入もやはり珍しいと思ったようで五条の方へ視線を投げる。いつもの様子で先程の様子は感じられない。此方も家入に返事をしては本人がいないため少しおずおずとしながらも胸の内を吐露して。)
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