一見さん 2023-12-23 17:33:22 |
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〈倉木真澄〉
「………夏油さん、もっと…っ、」
(自身を必死に貪る彼の姿を見つめていると、思わず彼を哀れむような笑みが唇の端から漏れる。─まあ、どうせ次のプレイでメスに堕ちるのだ。最早"コレ"を使うこともほとんどなくなるのだから、もう少しなら─リップサービスをしてやってもいいだろう。はあ、と熱っぽく荒い吐息を吐き出しながら、荒々しく絡んでくる舌から一旦顔を逸らして逃げる。その後はシーツの上に投げ出していた脚を伸ばし、彼の腰を逃げられないようにきつく抱き留めて─脚を動かし、彼の律動の手助けをしてやった。最後に─両手を彼に向けて伸ばし、そう囁いてやりながら再び彼と唇を重ね、舌を優しく絡めて頭を自身の方へと引き寄せれば─後はもうなし崩し的に、二人で何処までも乱れ合うだけで─(暗転)─僕がキスしてたのに、と子供のように方を膨らませて不貞腐れる五条を宥めながら─主に彼らの体液で汚れた患者服を脱ぎ捨て、次のプレイで使う白衣にさっさと着替える。未だ不貞腐れたままの五条に「ほら、次は僕が医者なんだろう?切り替えないと。」と声を掛け、ベッドから身を起こして─近くに備え付けられているソファに腰を下ろした。優しく微笑んだ後─おいで、と口の動きだけで彼らに呼び掛け、此方へ来るのを待つ。)
──
〈五条悟〉
「……別にいーけど。」
(五条は教室の扉に掛けていた手を離し、言葉よりは嫌そうでない表情を浮かべて─そう答える。)
夏油傑
「早く行こう、悟。」
(倉木に求められては思惑通りに興奮し、思うままに腰を動かし乱れ合った。_次のプレイで使う白衣を着た倉木はソファに腰を下ろしおいでと呼び掛ける。それを見ては五条に声を掛けて倉木の元に向かい。)
白雪咲桜
「じゃあ決まりだね。」
(五条の了承に笑みを浮かべては夏油と家入にも了承を取るため目を向ける。2人とも了承の言葉が返ってくれば嬉しそうに上記のように告げて。教室を出ると高専を後にして。夏油は五条の隣を歩きながら“悟、悪いね。私達も一緒で。2人きりが良かっただろう?”と揶揄うように訊ねて。)
〈倉木真澄〉
「…ん、いい子だね─今日もお疲れ様。」
(彼に呼び掛けられた五条は─なんとも気怠そうな身体を引き摺るようにして、ソファに座る自身の元へとやって来た。近くに来ると、特に指示をせずとも膝の上へ乗ってくる五条の頭を撫でてやれば、すっかり蕩け切った表情で─手に頭を擦り寄せてくる。膝には乗ってこなかった彼のこともついでに撫でてやりながら、優しく声を掛けた。─残り時間的に、このプレイが終わった辺りでチェックアウトの時間が来るだろう。ならばそこまで思い切り楽しんでやろう─と思い立っては彼から手を離して五条の顎を掴み、軽く唇を重ねた。それだけで恍惚とした表情を浮かべながら首の後ろに手を回し、離れないで、とでも言わんばかりに縋り付いてくる健気な姿を見ていると─一種の優越感が走る。倉木は加虐心を隠そうともしない笑みを唇の端に浮かべ、唇を無理矢理開かせて五条と舌を絡めた。顎を掴んでいた手を離すと、鼻に掛かったような声を漏らす身体を弄り─胸の敏感な箇所へ手を触れ、もう片方の手は肝心な箇所へと指を押し込む。今しがたの情事の跡が残る其処で指を軽く動かしてやれば、途端に粘着質な水音が響いた。再び頬を上気させて身を捩る五条の身体を押さえ付け、唇を離して「…もう準備万端だね。…そんなに手、出してほしかったの?」と意地悪く問えば五条は、銀色の糸を垂らしたまま─こくり、と小さく頷き、「…ん。早く、メスにして…」と強請っては指から腰を引き、倉木の肝心な箇所を─自身の中へと迎え入れる。そうしてその後、蕩けた表情で身体をゆさゆさと揺すりながら─夏油傑を見遣って、何処か勝ち誇ったような笑みを浮かべた。倉木自身も五条の腰をがっちりと片手でホールドし、暇な手では五条の全身を愛撫してやっている。)
──
〈五条悟〉
「…別に、んなことねーし…」
(図星だったのか、五条は不貞腐れたような表情を浮かべながら顔を背けた。家入は"分かりやすっ"と呆れたように溢し、しれっと煙草に火を点ける。)
夏油傑
「…倉木先生。」
(2人を見ながら番を待っていては、五条が勝ち誇ったような目を向けてくる。その様子を見てはムッとして我慢出来なくなってきては甘えるような声で倉木を呼ぶと早くして欲しいと強請るような様子で五条の身体に触れてている手に手を重ね身体を擦り寄って。)
白雪咲桜
「明日…?楽しそう。」
(明らかに図星の様子の五条に夏油は家入の言葉に頷きやれやれといった様子だが、“明日休みだし、2人でデートでもしてきたらどうだい?”と提案してやり。白雪は夏油の言葉に上記のように呟き笑みを浮かべて。)
〈倉木真澄〉
「……はは、大人しく待ってて?」
(早くしろ、と言わんばかりの様子で身体を擦り寄せてくる彼の額に─ちゅ、と軽く唇を落とした。すぐに構ってあげるからさ、と嘯きながらも─五条の身体を弄ぶ手は一切止めない。暫くそのままお互いの身体を揺すっていたが、やがて五条がびくり、と一際大きく身体を震わせて絶頂したらしく─脱力して倉木の身体へ凭れ掛かった。だがそれでも、五条は─離さない、と言わんばかりに背中に手を回し、力の入らない手で縋り付く。肩に顔を埋め、浅い呼吸を整えながら「倉木先生…っ、僕だけ…見てて?」と微笑まれた倉木は─肯定も否定もしない笑みのまま、再び五条と唇を重ねた。呼吸ごと喰らうような荒々しいそれにすら、五条の瞳と表情はより一層蕩けていく。その瞳からは、最早普段の─全てを見透かすような澄んだ色は失われ、目前の男への底知れぬ愛おしさが前面に押し出されていた。五条は瞳を細めて楽しげに微笑んだ後、力の入らない両脚を伸ばしては倉木の腰をきつく抱き留めてくる。─まるで、目前の─自身に堕ち切ったメスにしか興味など無い、といった風体で、倉木は彼には一瞥すらくれぬまま─尚も五条を抱き続けた。五条は度を越した快楽を享受して抱かれ続ける最中、ちらりと夏油傑の顔を見遣ったかと思えば「…こんなに気持ち良いのに…かわいそ~。」と嘲るように一言漏らし、再び彼からは顔を背けて─見せつけるかのように甘い喘ぎ声を上げながら、倉木の身体を抱き留める。)
──
〈五条悟〉
「……」
(五条は二人からの提案に乗るのは癪だ、とでも言わんばかりの表情を浮かべはしたが─乗り気らしい彼女の様子を見ると、仕方無しに押し黙りながら首を縦に振った。)
夏油傑
「…っ……倉木先生...悟だけ狡い…」
(倉木から大人しく待つように言われ額に唇を落とされる。素直に頷き待つものの、倉木は全く此方に目もくれず五条に夢中であり。それに加え五条から嘲るように言われ見せ付けられては、待ちきれず堪らなく背後から倉木を抱き締めて切なげな声で求めるように上記のように告げて。)
白雪咲桜
「楽しみにしてるね、悟。」
(白雪は五条が頷いたのを見ては嬉しそうに笑みを浮かべ五条に近寄ると五条の手を取って握って上記のように告げる。夏油は白雪が告げているのを見ては“悟も楽しみだね。”と五条を小突いて。)
〈倉木真澄〉
「……ん、どうかした?」
(自身に抱き着き、早く抱けと言わんばかりに強請ってくる彼の声を聞きながらも─そちらへ顔を向け、態とらしく惚けてみせる。五条はその様子に機嫌を悪くしたのか、倉木の顔を無理矢理引き戻すと─今度は五条の方から舌を絡め、夏油傑に向けて発しかけた言葉を飲み込ませた。銀色の糸を二人の間に伸ばし─「…余所見しないで、僕だけ見てて…っ!」と語気を強めつつ、両手で倉木の頬を勢い良く挟み込む。その熱烈な─と言うよりも、最早呪いと言って遜色無いような執着心に、思わず唇の端が歪み─先程よりも更に色濃い加虐性を帯びた笑みが浮かんだ。未だ繋がったままの腰を軽く揺らしてやれば、途端に身体を仰け反らせた五条の両手は頬から外れ─空中をふらりと彷徨う。行き場を失ったその手を捉えて指先を絡め、恋人繋ぎにすると─五条の表情は一瞬驚愕に染まったものの、直ぐに蕩けたものへと戻った。「…ん、ふ…悪いね。五条くんが離してくれないんだ、もう少し待ってくれるかい?」熱烈な口付けから一瞬だけ逃れ、そう告げて優しく微笑んだ後─再び五条との口付けに戻る。─さて、ここまで煽ってやったのだ。彼が自身の"メス"に堕ちていて、自身を奪い返しに来るのなら─抱いてやってもいいだろう、と見当を付け、尚も五条を抱き続ける。)
──
〈五条悟〉
「…おう。」
(夏油から小突かれてもあまり反応がなく、何処か普段よりもしおらしい様子で返事をする五条を見遣り─家入は相変わらず楽しそうに笑う。)
夏油傑
「……もう、待てない。」
(抱きつき強請るも惚けられる。五条に邪魔をされてはまた倉木は五条を可愛がる。嫉妬と、興奮が綯い交ぜになり待っててくれと言われてももう我慢出来ない。そう思えば上記のように呟いて。そして、抱きついていた倉木を引っ張り五条と倉木を引き剥がせば、倉木の膝の上に乗り下腹部を倉木と擦り合わせながら唇を重ね荒々しく舌を絡めゆっくりと唇を離せば倉木の手を取り自身の頬に当て擦り寄りながら「...私だけ見て、私だけ抱いてくれ...」と切なさと甘えと嫉妬が綯い交ぜになった様な声色と表情で倉木を見詰め告げて。)
白雪咲桜
「どこ行く?悟は行きたい所ある?」
(白雪は五条が返事をしたのを聞けば笑みを浮かべ上記のように訊ねていて。夏油は歩くペースを落とし2人だけにさせては家入の隣に並び溜息をつき“本当に悟は本命童貞だなぁ。”と述べて。)
〈倉木真澄〉
「…っ、ふふ…そんなに待ちきれなかった?いいよ─今は君だけ見て、君だけを抱いてあげる。」
(勢い良く─ぐん、と腰を引かれ、一瞬息が詰まる。その拍子に五条のナカから自身のソレが、引き留めるような肉を引き伸ばして抜けた。それすら感じるのか切なげな声を漏らし、勢い余って背中から地面に落ちそうになる五条を咄嗟に片手で支え─ゆっくりとカーペット敷きの床に降ろしてやる。消化不良で膝から降ろされた所為か内股気味に脚を擦り合わせ、心做しか潤んだ瞳でじとり、と見上げてくる五条に─口の動きだけですまないね、と謝罪し、夏油傑へと向き直った。真っ直ぐに自身を見つめてくる瞳の蕩け具合は、確かに─眼の前の雄に媚びる雌、と呼んでも遜色は無い。が、その瞳の奥には─本当に僅かながらではあるが、まだ雄の本能が見え隠れしていた。─此処まで来たのだ、もういっそ─完全に雄としての本能を喰らい尽くして、心も身体も完全な"雌"にしてやるというのも面白いだろう。どうにも彼らを相手取っていると、普段ならば気怠さの皮で上手く隠せる筈の本性─享楽主義がひょっこりと顔を出してしまう。そんなことをぼんやり考えつつ─今自身の下腹部に擦り付けられている、彼のソレを少し強めに握り込んでやった。「…ね、夏油くん。僕の"お嫁さん"なら、さ…"こんなもの"、もう使わないよね?」端から見れば悪魔のような、酷い色気を纏った笑顔でそう問い掛けながら─ぱ、と其処から手を離し、使うのは"ココ"でしょ、と有無を言わせぬ声色で告げ、彼の肝心な箇所へと指を押し込む。その途端、心底待ち侘びていたとでも言わんばかりに─中の肉が指に絡み付いてきた。態と水音を立てて其処を虐めてやりながら、再び彼に問うた。さりげなく─尻ポケットに押し込んだままだっな携帯に手を伸ばして、録音・録画の開始ボタンへ指先を伸ばしつつ─彼に残る、雄としての矜持をへし折らんとする一言を掛ける。)
「…心も身体も、僕の"お嫁さん"になってくれるなら…抱いてあげる。─ねえ、誓って?」
──
〈五条悟〉
「……や、特に…お前の行きたいトコ着いてく。」
(家入も同調するように頷き、"ホントな。変なところで慎重なの意味分からん"と煙を吐き出しながら呟いた。当の五条は二人きりにされたことに気付いてもいないらしく、妙にそわそわした様子で彼女の言葉に答える。)
夏油傑
「...っ…心も…身体も…真澄のお嫁さんになると...誓うよ…」
(五条と倉木を無理矢理引き離し倉木の膝に乗り求めるとやっと此方を見てくれた。そして己だけを見て己だけを抱いてくれると言う。嬉しく思っていては下腹部に擦り付けていた自身のソレを強く握られる。ビクッと身体を揺らしていてはお嫁さんなら使わないよねと問い掛けられる。そして答える間もなく有無を言わせぬ声色で使うのはココだと肝心な箇所に指を押し入れられた。待ち侘びていた快楽にビクビクとしてきゅうと倉木の指を締め付ける。指を動かされ弄められるとビクビクと身体を揺らし甘い吐息を零し、響く水音に耳からも興奮与えられる。携帯で撮影されている事に対しての恥ずかしさなど考える余裕などなく、倉木の問い掛けにも雌としての快楽を望んでおりとろんとした蕩けきった雌の表情で見詰めて誓って。)
白雪咲桜
「ほんと?…それじゃあ…ここ行きたい!」
(五条の言葉に白雪は思案をしながら携帯を取り出し検索していては五条に見せて上記のように告げて。画面には遊園地が表示されており。夏油も家入の言葉にうんうんと頷き、“確かにもどかしさはあるね。私ならもっと攻めるところだよ。”と告げ2人を眺めて。)
〈倉木真澄〉
「…ん…ちゃんと言えて偉いね─"僕の"傑。」
(たった今─彼に残る、雄としての最後の矜持がへし折れた音がした。彼が、蕩けるような表情で発した誓いの言葉とほぼ同時に─ピロン、とこの場には場違いなほど、やけに軽快な電子音が部屋の中に鳴り響く。それは─倉木が尻ポケットから取り出した携帯を片手に握り、録音・録画機能の開始ボタンを押した音だった。とびきり甘い声と甘い笑顔を伴い、彼が自身の完全なる"雌"に堕ちてきたことを、他者を己に依存させる時の口調で優しく褒め称えてやりながら─今まで彼のナカを執拗に虐めていた指を徐ろに引き抜けば、粘着質な糸を引く体液でぐっしょりと濡れているそれを暫し見つめていたが、やがて興味本位に─ちろり、と赤い舌を出し、彼に見せつけるかのように自身の指先を舐める。勿論無味無臭だったが、たっぷりと時間を掛けて彼の体液を舐め取った後─ぐい、と臀部の肉を押し広げる。「傑のナカ…僕に、沢山堪能させて─ね?」押し広げたことで、自身のソレが押し入る隙間が作られた其処へ─彼の唇にちゅ、と軽くリップ音を立てて唇を落としつつ、そう問い掛けながら─態と、酷くゆっくりとした動きで自身のソレを押し込んだ。先程よりも強く、それでいて自信を甘やかすようにねっとりと心地好く絡み付いてくる肉の感覚に目を細め、背中に手を回して彼の身体をきつく抱き締めた後─それまでソファに預け切っていた腰を、ゆさゆさと揺らし始める─(暗転)─結局最後の方は、プレイ関係無く彼らを抱いていただけだったな─と思いつつ、携帯にしっかりと録画されている、今しがたの情事の光景を保存しておいた。来る時に纏っていた服に着替え、部屋のカードキーを片手に─名実共に自身の"雌"となった二人に呼び掛ける。五条は─はぁい、と甘ったるい声で返答し、普段以上に婀娜っぽい所作で倉木の腕へするり、と纏わり付いた。)
「…そろそろチェックアウトの時間だよ…悟、傑。帰りに指輪、見に行こうか。」
──
〈五条悟〉
「……ん、いーぜ。行くか。」
(五条は携帯の画面を見るために少々屈み、普段からは想像もできないほど優しく笑ってみせた。家入はその光景を見て"…マジだな"と呆気に取られたように呟く。)
夏油傑
「あぁ…指輪楽しみだよ。」
(誓いを立てると倉木は褒め称え指を引き抜くとその指を丁寧に舐める。自身の体液を舐めている姿に興奮してしまいながら見詰めていては倉木の問い掛けと共に下腹部のソレが自身の中にゆっくりと押し入れられる。待ち望んでいた快楽に声を漏らし倉木のソレを締め付けていく。倉木の背中に手を回しきつく抱き締め返し押し寄せる快楽に溺れていった。_情事後の特有の気怠さは残るものの落ち着いてきて動けるようになったため袈裟に袖を通す。どうやらもうチェックアウトの時間のようで倉木から声を掛けられる。五条に続き五条の反対側の腕へするりと絡めては上記のように告げ柔らかな笑みを浮かべて。)
白雪咲桜
「やった!決まりだね。」
(五条が了承してくれた様子に白雪からも嬉しそうに五条に笑いかけて。夏油も家入に続き“...あれは相当だな。”と目を見張って。そうこうしているうちにカフェに到着をして。「あ、ここだよ。」と白雪は声を掛けるとカフェの中に入って。)
〈倉木真澄〉
「…結婚指輪を。……石は…ブラックダイヤと、パライバトルマリン…後は、そうですね…タンザナイトで。」
(自身の腕に絡み付いてきた彼の言葉にふ、と柔らかな笑みを溢し、受付の女性の─好奇心が透けて見える眼差しから逃げるようにして部屋のカードキーを返却し、代金を支払ってホテルを後にした。その後は近くにあったジュエリーショップに足を踏み入れ、にこやかな笑みと共に─何をお探しですか、と声を掛けて近寄って来た店員に─両隣に侍らせている彼らの瞳をじっと見つめた後、そう返答する。分かりました、と声を上げ、彼らの指のサイズを測った後に立ち去っていく店員の背中を見送り─彼らの左手の薬指を優しく撫でてやった。「…式は挙げられないから、これで…我慢してくれないか。」とそれぞれの耳元で囁けば、途端に五条は嬉しそうに微笑んでぎゅう、と抱き着き─「…うん、いいよ。…石、目の色に合わせてくれたんだよね?そういうところ─大好き。」彼に見せつけるかのようにちゅ、と倉木のニの腕に唇を落とす。)
──
〈五条悟〉
「…」
(五条は彼女の声に反応したように顔を上げ、彼女に続いてカフェの中へと入る。家入はその背中を見送った後、"…帰るか"と夏油に声を掛けた。)
夏油傑
「あぁ、これだけでも充分嬉しいよ。」
(ジュエリーショップに向かうと、倉木が選んでくれ指のサイズを測った店員は立ち去っていった。それを見送っていては左手の薬指を優しく撫でてこれで我慢してくれと言う。五条が見せ付けるように二の腕に唇を落とす様子に此方も負けじと上記のように告げては倉木の頬に唇を落として。)
白雪咲桜
「あれ?2人は…?」
(家入の言葉に夏油もそうだね、帰ろうか。と頷き答えては、踵を返し高専に向かい歩き出して。白雪は席に案内され腰を下ろすと2人が居ないことに気付いて首を傾げて。)
〈倉木真澄〉
「……はは、君達は本当に─可愛いね。」
(彼らからそれぞれ唇を落とされ、思わず口元が─玲にだけ見せる時のように、柔らかく緩む。両腕に縋り付かれたままではあったが、手を持ち上げて頭を優しく撫でてやりながら─店員の帰りを待った。倉木が口にしたものはどれも希少な宝石であるからか、帰って来た店員によって奥の応接室へと通され─小さなケースに入った三つの指輪がテーブルに置かれる。どの指輪も中心に宝石が埋め込まれている、ごくシンプルなデザインだったが、リング部分の貴金属はシルバーではなく─照明に照らされて眩い光を放つプラチナだった。倉木は数百万円をゆうに超える合計金額を聞かされても動揺一つ見せず、財布から取り出したブラックカードを切る。これは─監視にあたっての必要経費を此処から出せ、と言われ、上層部の老害共から渡されていたカードだ。この請求が来た時の─老害共の慌てる姿が目に浮かぶようで、思わず微かな笑みが漏れる。店員から指輪の入ったケースを受け取り、応接室を出た後にタンザナイト以外の二つを取り出して─二人の左手を取った。流れるような所作で薬指へその指輪を嵌め、指先へと唇を落として「…愛してるよ。」と小さく呟くように─唇から言葉を零す。)
──
〈五条悟〉
「…あ?…ホントだ、居ねえな。」
(大人しく席に腰を下ろした五条は彼女の言葉に反応し、周囲を見回す。確かに家入達の姿は無く、いつの間にか二人きりになっていた。自覚した瞬間、妙に落ち着かないのかそわそわとし始める。)
夏油傑
「私も愛しているよ…真澄。」
(口元を柔らかく緩め頭を撫でてくれる倉木。その手に擦り寄り撫で受けていたが、店員が戻ってきて応接室へ通される。テーブルに置かれた指輪は照明に照らされとても綺麗であり。高額な指輪で合計金額にそのような大金あるのだろうかと倉木に目を向けるとブラックカードを渡している。微かに笑みを漏らす倉木にこれは大方上層部からのカードだろうと察して。倉木と五条と共に応接室を出ると倉木に左手の薬指に指輪を嵌められ指先に唇を落とし愛してると呟いた。その様子に愛しさを感じ嬉し気に微笑むと上記のように答える。そして倉木にも付けようと思えば倉木の左手を取れば倉木の手にしているケースも取って指輪を取り出せば薬指に指輪を嵌めて薬指へ唇を落とし「真澄をこの先もずっと愛し続けると誓うよ。」と優しく微笑んで。)
白雪咲桜
「悟は何にする?」
(そわそわとし始めた五条にどうしたのだろうと不思議に思いながらも、此方は何時もの様子でメニューを2人で見られるようにテーブルに置くと上記のように訊ねる。パフェと決めていたのだが、パンケーキも美味しそうだなと期間限定のパンケーキと元々食べようと決めていたパフェを交互に眺め悩んでおり。)
〈倉木真澄〉
「……ありがとう。」
(彼から急に左手を取られたかと思えば─自身の薬指には自身の瞳の色と良く似た、少しくすんだ青色のタンザナイトが控え目に輝いていた。彼の言葉に思わず目を見開いた後─無性に彼が愛おしく思えて、その頭を撫でてやる。五条は薬指に嵌められた指輪をするり、と撫でて微笑み、「…僕も─愛してる。もう、離さないからね?」と悪戯っぽく告げてはぎゅう、と強く抱き着いてきた。目隠しの隙間から見える空色の瞳は酷く嬉しそうに細められており、薬指の指輪と同じ光を放っている。─彼らとここまでの関係になったことは─玲に連絡しないとな、とふと頭の片隅でそんなことを思った。御愁傷様、と、言葉よりは安堵したように笑う玲の姿が伏せた瞼の裏に見えた気がして─ふ、と口元が緩む。左手に指輪の輝く二人の手を引いてジュエリーショップを後にし、1日ぶりに彼の所有する宗教施設へと戻った。二人と手を繋いだまま割り当てられた自室へ入り、ベッドの上へどすん、と腰を下ろす。座った瞬間に五条が身体を擦り寄せてきたかと思えば─「…結婚したんだから、これで…ず~っと一緒だよね?…絶対に離れないでよ。」僅かに昏い光を宿した眼差しで自身をじっ、と見つめながら頬に唇を落としてきた。安心させるように勿論、と微笑み─五条を抱き締め返してやる。)
──
〈五条悟〉
「んー…パンケーキとパフェ。」
(五条はテーブルに置かれたメニューをじっと見つめた後、パンケーキとパフェを指差した。─どうやらトッピングを何にしようか考えているらしく、ホイップクリーム増量、だのと書かれた辺りを指でなぞっている。)
夏油傑
「これからはずっと一緒だ、離さないよ。」
(倉木に指輪を嵌め誓いを立てると頭を撫でてくれた。それに嬉しく思い擦り寄り撫でられる。それから施設に戻ってくると割り当てた部屋に戻る。腰を下ろすと五条が擦り寄り離れないでよと言う。それに倉木は勿論と抱き締め返している。その様子に己も抱き締めて貰いたく思い五条と反対側に擦り寄り上記のように告げて抱きついて。そして、昨日の五条が倉木と2人で出掛けようとしていたことを思い出せば「...抜け駆けはしないでくれよ、悟。」と告げて。)
白雪咲桜
「2つも食べるの?すごい!」
(2つ食べると答える五条に驚き上記のように告げて。トッピングを悩んでいる五条にまだボリュームアップさせるのかと目を見張りながらも自身の食べたいものを思案する。やはり元々気になっていたパフェにしようと思えば「...よし、私はパフェに決めた!」と告げて。)
〈倉木真澄〉
「…ふ…僕が逃げ出さないように、精々手綱を握っておくといい。」
(言葉だけは普段通りの嫌味混じりで、だがその声色は─自分でも分かる程、酷く甘ったるくて優しかった。抱き着いてくる彼のことももう片方の手で抱き締めてやり、その形の良い額に軽く唇を落とす。彼から抜け駆けするな、と言及された五条は─ぶすり、と不貞腐れたような表情を浮かべて「……分かってるってば。…て言うか、抜け駆けされたくなかったら─傑も真澄とずっと一緒に居ればいいじゃん。」と彼を見据えてそう口にした。二人を抱き締めたまま、玲の任務が一旦終わるのはいつだったか─とぼんやり考える。だが、両腕を二人に割いているこの状態では─尻ポケットの携帯など、到底取り出せないだろう。それに、理由を告げたところで解放してくれるとも思えない。仕方無く二人に挟まれるような状態に甘んじ、時折は強請られるままに─彼らの望む箇所へと唇を落としてやった。)
──
〈五条悟〉
「…そうか?」
(五条当人に取っては平常通りのことなのか、彼女からの言葉に首を傾げた。丁度近くを通った店員を呼び止め、彼女と自身の注文を済ませてしまう。)
夏油傑
「あぁ、そのつもりだよ。」
(言葉は嫌味混じりであるが、声色は優しい倉木。抱きつくと抱き締めてくれた。ぎゅっと抱き締め返しながら上記のように答えて。五条に抜け駆けしないように告げるとずっと一緒に居れば良いと言われた。確かにそう言われるとそうだ。寝食も共にして仕事の時も傍に居てもらえば良い。五条の言葉に「それもそうか...名案だね、悟。」と頷き微笑み。それから、倉木の傍にじっとおり離れる様子もなく己の望んだ箇所へのキスを受け入れ擦り寄って。)
白雪咲桜
「そうだよ。私そんなに食べ切れないし。ほんと悟は甘い物好きだね。」
(注文を聞いた店員が去って行ったのを見送ると笑みを浮かべ頷き話の続きをして。食べたくてもそんなに食べられないため羨ましいと思い上記のように告げていて。)
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