一見さん 2023-12-23 17:33:22 |
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夏油傑
「あぁ…何とかね。」
(乱れた息を整えていては黒髪を撫でられ倉木から声を掛けられた。まだ身体を動かすには倦怠感がありそのままの状態で返事だけをして。臀部に指先が掠めたのに気付けば敏感になっており、びくりと痙攣してしまう。倉木からの囁きにそれも悪くないと思ってしまう。が、口にはせず「…そうなればもう完璧だね。」と告げて。五条から揶揄うように問い掛けられればやっと身体を起こし「そうだなぁ、真澄無しじゃ狂うくらいにはなっているね。」とふっと笑い告げて。)
白雪咲桜
「おはよう。」
(身支度を整えては部屋を出て高専に向かい。教室に入れば挨拶をして席に座って。夏油はまだ来ていないため夏油から起こされていないだろうにこの時間にいる五条に目を瞬かせては「悟、今日は早いね。」と告げて。)
〈倉木真澄〉
「…はは…ならいつか、そう調教してあげるよ。」
(彼の言葉に乾いた笑い声を上げ、上体を起こしたのを見届けた後─ちゅ、とその胸板へ唇を寄せては軽く皮膚に吸い付く。小さな赤い鬱血痕を肌に残し、彼から離れ─再び煙草に火を点けてふわり、と煙を部屋の天井に向けて吐き出した。夏油傑の髪と五条の髪をそれぞれの手で柔らかく掻き乱し、気まぐれに唇を落とす。正真正銘、最強の二人を─思うままに喰らえる男は、今ここに居る倉木真澄だけだった。頭を撫でられてご機嫌な五条は倉木の腕に蛇の如く絡み付き、恍惚とした表情で頬を擦り寄せながら「ねえ、真澄。傑よりも僕の方がいいよね?だって僕、傑よりも真澄と居る時間長いもん。」と自身だけを見ろ、と言わんばかりに─空色の六眼でその整った顔を見上げる。倉木は自身に向けられる重い執着を─煙草の煙と共に軽く受け流し、「さあ、どうだろうね…まあ、強いて言うなら…身体の感度は夏油くんの方が好みかな。」とはぐらかすように皮肉っぽく微笑んでみせた。)
──
〈五条悟〉
「……おう、まあな。」
(流石に眠れなかった、などと情けない事を言う訳には行かず─五条は彼女の言葉に曖昧な返答を返す。くあ、と大きな欠伸を一つ、その様子を見た家入に"眠いんじゃねえか"と揶揄われていた。)
夏油傑
「…あぁ、楽しみにしているよ。」
(起き上がると胸板に吸い付き痕を残した倉木に吐息を漏らしつつ上記のように答えて。髪を撫でられ心地好くて大人しくされるがままでいては五条が僕の方が良いよねと倉木に問い掛けている。その言葉に嫉妬しては私の方が良いだろうと言おうとしたが倉木の身体の感度は好みだと言ってくれたのを聞けば、満足気に笑みを浮かべ五条に目を向けては「…だ、そうだよ。悟。」と告げて。)
白雪咲桜
「ほんとだ、眠そう。」
(家入が揶揄うように告げた言葉を聞けば、クスッと笑みを浮かべ同意して。そうしていては夏油が入ってきて“おはよう、今日は体術訓練らしいよ。”と言いながら席に座って。)
〈倉木真澄〉
「……安心するといい、僕は五条くんも、夏油くんも─…ちゃんと愛しているから。ね?」
(夏油傑の笑みに頬を膨らませた五条が「はあ?…絶対僕の方が良いって言わせてやる。」と不貞腐れたような声を上げながら自身を抱き寄せようとするのを手で制し、二人を胸元へ引き寄せては─聞き分けの悪い子供に言い聞かせるかのように、優しくそう囁いてやった。五条は未だ不貞腐れたような表情を浮かべてはいたが、倉木の囁く愛の言葉に絆されたのか「…なら、いいけど。」渋々文句を引っ込めて引き下がった後─僕も自分で開発とかした方が良いのかなあ、と自身の胸元に手を触れ、小さく呟く。そんな様子を余所に、倉木は煙草の吸殻を灰皿で揉み消し─「…今日は泊まるかい?五条くん、まだやりたいプレイがある─とか言ってたじゃないか。」と先程の五条の発言を思い出したのか、二人にそう提案した。五条はさんせーい、と軽い調子で声を上げ、「僕、真澄と泊まってくけど…傑はど~するの?」と首を傾げてそう問い掛ける。)
──
〈五条悟〉
「……めんどくせ…」
(五条は教室に入ってきた夏油の言葉に眉を顰め、大きく伸びをした。家入も"めんどくさー"と感情の籠もらない声で呟く。)
夏油傑
「勿論、私も泊まっていくよ。」
(2人を愛しているという倉木の言葉に、自分だけ愛してくれたら尚嬉しいのになと思いながらもそのままじっと引き寄せられたままで。どうやら2人は泊まっていく気らしい。2人だけにさせるのは気に食わないため泊まると即答して。)
白雪咲桜
「う…苦手…」
(五条と家入に続き眉を下げ上記のように呟いて。夏油は五条をやる気にさせようと白雪に“咲桜、それなら私が教えてあげるよ。ペアになるかい?”と告げて。)
〈倉木真澄〉
「……分かったよ。それじゃあ、何して遊ぶ?」
(夏油傑の返答を聞き、半ば諦めたような溜息混じりの言葉を煙と一緒に吐き出す。すると五条はクローゼットの中から─何故か黒と白の2着が用意されているフリル付きのエプロンやら、バニー服やら、ナース服やら何やら─といったコスプレ衣装とそれに使いたいらしい道具や玩具を大量に持ち出してきたかと思えば、それをベッドの上に並べて置き─どれも面白そうなんだけど、と前置きした後で、首を捻って悩んでいたがふと、「ん~……あ、傑が決めていいよ。傑が選んだやつなら外れないと思うし。」と判断を夏油傑に一任して肩を竦めた。─一方倉木は、並べられた衣装から要求されるであろうプレイについて大方の予測が付くのか─再び疲れと諦めの混ざった溜息を吐き出しながら黙っている。その間も早く選べ、と言わんばかりに五条の六眼─透き通るように美しい空色の宝石が二粒、じっと夏油傑を見つめていた。)
──
〈五条悟〉
「……やめろよ。そいつのペア、俺だから。」
(五条は呑気に大欠伸をしていたが、夏油の言葉を聞いた瞬間─ぴしり、とその空気にヒビが入る。そうしてその後は夏油を睨みつけながらそう口にした。)
夏油傑
「…そうだなぁ。これはどうだい?」
(五条がベッドの上にコスプレ衣装や道具を並べて思案していたが此方に任せてきた。思案していては早く選べと無言の圧を掛けられている気もするが、一通り眺め終えればエプロンを手に取って。)
白雪咲桜
「うん、私はいいよ。」
(夏油は五条に睨まれても、特に気にする様子もなく“ちゃんと教えられるのか?…咲桜はそれで良いかい?”と訊ねる。白雪はこくりと頷き了承をして。しかし、五条と夏油がペアで己と家入がペアだと思っていたのだが違ったんだなと思い。)
〈倉木真澄〉
「………人妻…いや、二着あるなら新婚プレイ、かな?」
(五条はフリル付きのエプロンを選んだ夏油傑を満足そうに見つめ、「さっすが傑!僕もそれやりたかったところなんだよね~。」と上機嫌に目を細めて笑いながら─ベッドの上に散乱した大量の道具の中から、このプレイで使いたいらしい玩具をがさがさと探し始める。煙草を吸いながらそのエプロンにちらり、と目を遣った倉木は瞳を伏せた後ぼんやりと呟き、それだと重婚になるじゃないか、とごく小さな─この場では気にしない方が良いような─苦言を漏らした。その呟きを耳聡く拾った五条はその通りだと言わんばかりに頷き、「そうだよ~。僕らは、真澄がだぁいすきなお嫁さんだから!…でも傑ってさあ、新婚さんって言うより人妻みたいな雰囲気だよね~。」ウケる、と小さく笑いながら白いエプロンを身に纏った。ふわふわの髪と同じ色をしたそのエプロンを身に纏った五条は、何処か彫刻品のような雰囲気がある。くるり、とその場で楽しげに一回転しながら─夏油傑がエプロンに着替え終わるのを大人しく待っていた。)
──
〈五条悟〉
「……それくらい出来るっての。」
(五条は夏油の言葉に素っ気無く答え、ふい、と顔を背けた。家入はココアシガレットを齧りながら"拗ねてんなー"と笑う。)
夏油傑
「そうかい?それなら2人が新婚で、私と真澄が不倫しているという設定でも背徳感があって面白そうだけどね。」
(フリル付きのエプロンを選ぶと五条もやりたかったプレイのようで上機嫌に玩具を探している。倉木が思案したように呟くと五条はその言葉にその通りだと言わんばかりの様子で頷いている。そして人妻のような雰囲気だと笑われてしまう。それならばプレイでしか味わえない不倫という設定でもそれはそれで面白そうだと思い告げながら、此方もエプロンを身に纏って。)
白雪咲桜
「あ…先生来た。」
(五条と夏油の様子を見ていては家入の言葉にクスッと笑みを浮かべていては夜蛾が入ってきた。出欠を取ると体術訓練のため準備をすれば校庭に出て訓練するように告げて教室を出て行き。)
〈倉木真澄〉
「……そうなると、まるで…昼ドラだね。」
(─五条のエプロン姿が近寄り難い彫刻品なら、夏油傑のエプロン姿には妙な色気があった。倉木は夏油傑の言葉に苦笑しながら─手渡されたスーツを身に纏ってネクタイを締める。男性としては細身の倉木には縦長のスーツが良く似合い、若手の将来有望なエリート─と言った印象を与えるが、その中にも何処か関わってはいけないような─一種の危うい魅力を纏っているようにも見えた。五条は色気が溢れ出るその姿に暫し無言で見惚れた後、ハッとしたように目を見開いては「それいーじゃん、傑!じゃあ、傑と真澄が不倫してるとこに僕が帰ってきちゃって…誰よその女!!みたいな感じにしちゃう?」と随分と乗り気な様子で楽しげに笑う。二人ではしゃぐ姿を横目に、倉木はネクタイで首が締まって息苦しいのか─ぐい、と指先で引いてネクタイをわずかに緩めていた。その後煙草の吸い溜めをするように─予備で持ってきていた煙草の箱から一本抜き出し、時間を掛けてゆっくりと煙を吸い込む。)
──
〈五条悟〉
「……行こうぜ。」
(家入は"…夏油と、か…ダルいなー"と呟いて面倒そうに頭を掻きつつ教室を出て行き、夏油も"心配しなくても、ちゃんと手加減するよ"と笑いながらその後を追って教室を出て行く。二人残されて少しした後─五条は彼女にそう声を掛けて席を立った。)
夏油傑
「そういう出来ないことをするのが醍醐味だろう?」
(苦笑いを浮かべた倉木に上記のように答える。倉木がスーツを身に纏った姿を見てはとてもよく似合っており色気漏らし感じる雰囲気に五条と共に思わず見惚れてしまう。五条から乗り気な様子で言われては五条の方に目を向けふっと笑みを浮かべては「面白そうだね、構わないよ。」と了承の言葉を告げて。)
白雪咲桜
「うん、そうだね。行こっか。」
(家入と夏油が話しながら教室から出て行ったのを見送って。2人きりになれば五条から声を掛けられて。五条に目を向けこくりと頷き了承すると立ち上がって教室を出て。)
〈倉木真澄〉
「……まあ、そうかもね。」
(ネクタイを更に緩めては煙草の煙を全て吐き出してから灰皿にそれを雑に押し付け、乱暴に揉み消す。倉木は二人の間で勝手に合意を取ったらしい様子を見届け、隠し切れない気怠さを纏った溜息を吐きながら─垂れてきていた前髪を掻き上げてオールバックに整えた。先程と同じように目を伏せ、息を吸い─スイッチを入れて目を見開く。途端、普段纏っている憂鬱そうな気怠さは何処かへと消え失せ─五条の額に軽く唇を落としては「…それじゃ、行ってらっしゃい─悟。」と言い残し、五条が玩具を片手に一旦バスルームの中へと入っていったのを見届け─ベッドへ座る夏油傑の横へと腰を下ろした。倉木は愛おしそうに微笑みながら彼の黒髪を掬い上げ、「…待たせてごめんね、傑。」左手の薬指─実際に指輪は無いのだが、有るように振る舞いながら甘い声で囁く。)
──
〈五条悟〉
「…ん。」
(彼女と共に教室を出て、グラウンドへと向かう。─家入はグラウンドの日陰で煙草を吸いながら、夏油の体術を暇そうにぼんやりと眺めていた。)
夏油傑
「待ちくたびれたよ。…早くこうしたかった。」
(五条と共に決めてはベッドに座り位置に着くと倉木もスイッチが入り始まった。五条を見送ると此方に来て横に座った倉木は愛おしそうに髪を掬い上げ甘い声で囁く。その様子に此方も愛おしそうな表情を浮かべながら倉木に目を向けては首に手を回して顔を近付け見詰め身体を倉木の方に擦り寄せて。)
白雪咲桜
「悟、教えてくれるの?」
(2人の様子に2人らしいと思いつつ、先程教えてくれると言っていたが本当に教えてくれるのだろうかと思えば首を傾げ訊ねて。)
〈倉木真澄〉
「…僕もだ。…早く、傑に会いたかったよ。」
(待ちくたびれた、と微笑んで身体を擦り寄せてくる彼の姿を見ていると─確かに、これは─五条の言葉通り、妙に人妻や未亡人といった人種に似た─不健全な色気を纏っているような雰囲気がある。ふ、と普段通りの皮肉っぽい笑みが一瞬だけ唇の端に浮かんで消え、自身を愛おしそうに見つめてくる彼の左手薬指を優しく撫でながら─「…今日、旦那さんは?」と確かめるように耳元で囁く。その間も分厚いカーテンを降ろした全面ガラス張りのバスルームからは、どうやら一人で随分楽しんでいるらしい五条の甘い喘ぎ声が─本当に微かにだが、こちらまで漏れ聞こえてきていた。その声を余所に、夏油傑の返答を待つ間も─彼の腰へそれとなく手を回し、自身の方へ引き寄せながら撫で回す。もう片方の手では彼の頭を優しく撫で、彼からの返答が返って来るのを待っている間、まるで悪戯するかのように─腰を撫でていた手を臀部へするり、と移動させて艶めかしい手付きで誘うように撫でた。)
──
〈五条悟〉
「……まあな。」
(五条達がグラウンドへ来たのに気付いたのだろうか、煙草を吸っていた家入はそちらへ顔を向けて"頑張れよー"と適当極まりない声を掛けた。五条は家入にべ、と舌を出しながらも彼女の言葉に答える。)
夏油傑
「…今日と明日は出張で居ないんだ。…だから明日までずっと一緒に居られるよ。」
(左手の薬指に指輪があるかのような様子で薬指を撫でながら耳元で問い掛けてくる。腰を撫でていた手は艶めかしい手付きで臀部を撫でる。感じては腰を少しくねらせ甘い吐息を漏らしながらも頭を撫でる手に擦り寄る。首に回していた手で倉木の頬を撫でながら上記のように告げ近距離で見詰めて。)
白雪咲桜
「上手く出来なかったらごめんね。」
(白雪は苦手分野であるため自信がなく先に謝っており。夏油も五条達に気付き2人の話を聞いていては白雪に“悟がちゃんと教えなかったら私が上手く出来るように教えてあげるよ。”と告げ五条を煽って五条の反応を楽しんでおり。)
〈倉木真澄〉
「……そう。こんなに可愛い傑のこと放っておくなんて、旦那さん─見る目無いね。」
(顔を寄せ、子供のように悪戯っぽく微笑みながら─彼の黒い瞳を真っ直ぐに見つめる。今しがたまで臀部を撫でていた手を背中に回しては、自身の方にその身体をぐい、と引き寄せながら、頭を撫でていた手で彼の左手を取り、薬指にちゅ、とリップ音を立てながら軽く唇を落とした。その後は内腿の際どい箇所を酷く優しい手付きで撫でたり、エプロンの下に隠されている彼の豊かな胸筋を、多少の性欲を帯びた手付きでやわやわと揉み解したり─気の向くままに触れたい箇所にふと手を触れては、その手をまた別の箇所へと移動させる。ふと─ふに、と柔らかな彼の唇に指で触れ、「…ね、傑。キスしてもいいかな?」子犬のような上目遣いでこてん、と首を小さく傾げながら─口付けの許可を求めるように柔らかく微笑んでみせた。)
──
〈五条悟〉
「……傑は黙っとけ。」
(五条は彼女の言葉を聞き、気にするな、とでも言うように首を振りながら─「……ちゃんと教えてやるから心配すんな。」と言ってみせた。口を挟んできた夏油をじろりと睨み、ドスの利いた低い声で文句を垂れる。)
夏油傑
「もう、旦那は私には興味ないんだよ。」
(倉木に見詰められては此方からも見詰めながら少し寂しさも混ぜたような声色と瞳で上記のように告げて。身体を引き寄せられては、左手の薬指に唇を落としたり内腿の際どい箇所を撫でたり胸筋を揉みほぐしたりと身体に触れられていては段々と身体が熱くなって気持ちが昂ってきている様子で。唇に触れられ問い掛けられては「…あぁ、その言葉待っていたよ。早く真澄の唇が欲しい。」薄く唇を開いた状態で早くキスしてくれといった様子で倉木の唇の前に自身の唇を近付けて。)
白雪咲桜
「うん、ありがとう。」
(五条の言葉に白雪は安堵して笑み浮かべお礼を告げて。夏油は五条の様子に堪えた様子もなく“はいはい、分かったよ。”と体術を再開しており。)
〈倉木真澄〉
「……酷い旦那だね。僕なら─傑のこと、ちゃんと愛してあげるのに。」
(ぼそり、と架空の彼の配偶者への悪口を一つ零した後─すっかり昂っているらしい彼の唇へ、促されるままに自身の唇を重ねる。早く絡め取ってくれ、と言わんばかりに差し出されているその赤い舌と自身の舌を絡めた。─時折舌を外しては歯列をなぞったり、喉奥の近くまで舌を深く差し込んだり─と戯れている内に少しばかり興奮してきて、今しがた彼に口付けの許可を求めた手で彼の頭を自身の方へぐい、と少々乱暴に引き寄せる。もう片方の暇な手では彼の臀部を執拗に撫で回し、触り心地の良い肌理細やかな皮膚の感触を楽しむように優しい手付きでその双丘をやわやわと揉んだり─感じるか、と問う声を発する代わりに瞳を細め、彼の様子をじっと観察しながら─暫くの間そうしていた。)
──
〈五条悟〉
「……」
(睨みを軽くあしらった夏油を横目に、五条は可のの言葉を聞いて─彼女の頭を撫でる。愛おしそうな手付きで暫くそうした後、彼女に体術を教えるために構えを取った。)
夏油傑
「真澄が旦那なら…幸せだったろうなぁ。」
(倉木の僕ならと言う言葉が嬉しかったのか微笑み上記のように呟いて。待ち侘びていた唇が重なり舌を絡められる。此方からも求めるように舌を絡めていては時折、歯列をなぞられたり喉奥まで舌を差し込まれたりと戯れられ興奮が高まり頬を上気させて。不意に頭を引き寄せられては臀部を撫でたり揉んだりと刺激される。感じていてはびくりとして吐息を漏らしながら臀部をゆらゆらと揺らし身を捩っていて。)
白雪咲桜
「どんな技から教えてくれるの?」
(お礼を告げると何も言わず頭を撫でられる。その手付きは優しく心地が良い。暫く大人しく撫でられていたが、構えを取る彼に此方も構えを取れば首を傾げ訊ねて。)
〈倉木真澄〉
「……ん……ッ、」
(彼の言葉を肯定するように、三日月型の弧を描く瞳が更にきゅう、と細まった。男を誘うようにゆらゆらと揺れる臀部を片手でぐに、と変形させて柔らかな双丘を押し広げると─ふと姿を見せた、既に濡れている肝心な箇所を指先でつう、と優しくなぞる。あくまで彼と舌を絡め、言葉を封じたまま─駄目か、と問うように首を傾げた瞬間─バン、と音を立ててバスルームのドアが開き、一人で遊んでいた五条が姿を見せた。頬は上気し、瞳の焦点も若干合っていないように思える。随分一人で楽しんでいたらしいが、彼は倉木が抱き寄せている夏油傑の姿を目に留めると─「…真澄、その女…誰?」と、言葉尻に僅かな怒りを滲ませる口調で問い掛けた。倉木は一旦唇を離し、予期せぬ乱入に心底驚いた─と言った体で目を見開く。「悟…?仕事だったんじゃ、…んむ、」だが最後まで言葉を言い切ることは許されず、五条が乱暴に倉木の顔を引き寄せ、その唇を奪った。口内に残る違う女の味を上書きするように、念入りに舌を絡めた後─五条は夏油傑を睨んで「この雌猫…僕の真澄に、色目使いやがって。」と彼を威嚇するかのように低い声を発する。)
──
〈五条悟〉
「……まずは…護身術でいいだろ。」
(五条は彼女の問い掛けに少し押し黙った後、そう呟く。普段の傍若無人な五条らしからぬ丁寧な教え方に家入は爆笑し、"カッコつけてんじゃん"と言いつつ─あまりに面白いのか、携帯でその様子を撮影していた。)
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