スレ主 2023-12-10 17:44:55 ID:896f7f474 |
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>60(スレ主様)
【BAR・アシュリー店内】
「…鮫島よ。鮫島美夜子、一級呪術師。」
鮫島は眼の前の男性(ジム)の問い掛けに、相変わらず抑揚の無い声でそう告げる。そのついでにまだ警戒を解かない早瀬の背中を軽く叩き、自己紹介を促した。
「……早瀬です。早瀬灰音。鮫島さんの…えっと、」
促された早瀬は刀の柄から手を離し、両手を足の横に揃え、礼儀正しく深々とお辞儀をする。淀み無い口調で名を名乗るが、鮫島との関係性に対して言及する際には少しばかり口籠って鮫島の方に困ったような目線を投げた。だが鮫島は興味の無さそうな様子で呪具を触っているばかり。そんな鮫島の様子に疲れたような溜息を吐いた後─早瀬は再び口を開く。
「…助手、のようなものです。宜しくお願い致します。」
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