スレ主 2023-12-10 17:44:55 ID:896f7f474 |
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>225 ことも、ALL
【廃屋敷/リビング】
やがて姿を現したのは、上半身が無数の膿胞に埋め尽くされて肥大化した、二体の化物(Suicider?)だった。少し離れた位置からでも感じ取れる腐臭に、今も尚脈打つ肉体……狩人はそれらが今どういった状態であるのかを察する事ができた。奴等(Suicider?)に刺激を与えるという事は、火薬庫に火を放つが如く爆発と衝撃を伴うのだろう。脚を散弾で破壊し、その歩みを停止させようとも考えたが、今にも爆発の時を待っているかのような膨張具合では、僅かな衝撃ですら切っ掛けになりかねない。狩人は一瞬の内に何かあれら(Suicider?)を安全に処理する為の方法や道具が存在しないかと思考を巡らせたが、やがてそんなものは無いという結論に辿り着いた。安全に処理出来ないのなら爆破して処理するしかないだろう。そうするのであれば、まずは少女(ことも)を遠ざける必要がある。自分は爆発を受けても即死しない限りは輸血すればどうにでもなるが、少女(ことも)はそうではないだろうから。
「出来るだけこの部屋から遠くに離れろ。頑丈な物の陰に身を隠せ」
少女(ことも)の前に立ち、振り向いてそう告げる。爆発の規模は不明だが、少なくともこの部屋を超えて被害をもたらす事は無い筈。そう考え、化物(Suicider?)の注意を引き付け、少女(ことも)が部屋から離れる時間を稼ぐべく、ゆっくりと接近する。しかし決して一定の範囲内には近寄らせず、後退と横歩きを交えて壁に追い詰められないように動く。そうした動きをしばらくの間保ち続け、十分な時間を稼いだと判断した狩人はそれまでの慎重な動作を全て中断して走りだし、付近の棚──丁度先程少女(ことも)が隠れていた場所──へと身を隠した。そして顔だけを棚から出して化物(Suicider?)の位置を確認すると即座に引っ込め、代わりに左腕と散弾銃だけを棚の側面に密着するように外に出し、おおよそ化物(Suicider?)が歩いているであろう位置に向けて散弾銃を1発発砲した。
(/今でもガスコイン神父撃破のトロフィーの取得率が約44%程な辺り、いかに彼が強く、大きな壁となっているかが見て取れますよね。私も例に漏れず何度もやり直して、アイテムを総動員しつつ一発入れたら即座に逃げる臆病な戦法でどうにか倒せたものです。リボンの少女はガスコイン神父が彼女に狩りの技術を教えていたので窮地を脱出出来たと思いたいですね……きっとあのリボンは内臓攻撃の時の返り血で赤くなった物なのでしょう……)
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