スレ主 2023-12-10 17:44:55 ID:896f7f474 |
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>???、旧校舎ALL
【旧校舎(保健室)/博麗霊華&霧雨亜理紗】
薄暗い廊下を2人で歩く最中、どこかの部屋から大きな物音を耳にし、そちらに視線を移す。すると、廊下側の教室で金属製のバケツが何らかの拍子で落ちたらしく、地面に転がっていた。しかし、彼女達は特に大きなリアクションをすることはなく「騒霊の仕業でしょうかね」、「この前のルナサさん達のライブ、私も行きたかったなぁ…」などと騒霊の知り合いを思い出しながら足を進め。
階段近くの方までやってくると、今度はバスケットボールがひとりでに霊華の方まで跳ねながら落ちてくる。霊華は危なげなくそれを両手で受け止めると、階段の方へ視線を向ける。しかし、そこに人の姿は見えず。
霊華「これ、どうしよう……」
亜理紗「折角ですから、持っていきませんか?投擲武器としても扱えそうですし」
霊華「えぇっ!?勝手に持っていって大丈夫なのかなぁ…」
受け止めたのはいいものの、ボールを抱えたままどこに返すべきかと困惑する霊華。亜理紗からこのまま持っていくことを提案されると、申し訳なさを感じながら首を傾げて考え始め。結果、しばらくの間ボールを抱えたまま探索することを決めたようだ。
そうしてバスケットボールをゲットした2人はそのまま廊下の先を進んでいく。しばらく歩いているうちに、学校の玄関先へとたどり着いた。
辺りを見回してみると、亜理紗は棚の上に黒い毛並みの猫が居ることに気付く。同タイミングで向こう側もこちらに気付いたようで、顔を洗う動作をやめ、可愛らしい外見に似つかわしくない声色でこちらに話しかけてきた。
霊華「うわぁっ!?しゃ、喋った…」
亜理紗「(お燐さんを思い出しますね…)……えぇ、そうです。ところで、貴方はここで何を?」
目の前の猫が突然声をかけられたことと外見に似つかわしくない声を発していたことから、霊華は驚いて思わず声を上げ。一方、亜理紗は地底で暮らす火車の妖怪を思い出しながら冷静に相手の問いかけに答え。その後、この場所で何をしていたのか問おうとして。
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