スレ主 2023-12-10 17:44:55 ID:896f7f474 |
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【図書館】
>桜庭長春、図書館all
意識が浮上する。ゆりかごの中で目覚めたエルはゆっくりと起き上がり周囲を見渡す。そこは遊園地とはまた別の場所。本がたくさん。それも絵本。確か、変な異形の怪物と戦っている最中に霧に覆われてしまい意識を失って___。みんな、無事だといいのだが…。変身した影響か少しだけ体が重たい。加えて絵本から大好きな少女の一人を思い出し、寂しさに襲われる。それでもエルは意識を失う前に出会った少女らを思い出し力を振り絞り己を奮い立たせては自分が乗っているゆりかごを浮遊させて動き出す。
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暫くしてたどり着いたのは何やら難しそうな本が沢山ある場所。そして聞こえる足音と話し声。薄暗く霧ではっきりとその姿は見えないが誰かいるらしい。エルは警戒しながら何とか見えるくらいまでに近づく。視界に入ってきたのはポンチョを羽織った少年とうさぎのぬいぐるみ。可愛らしいうさぎのぬいぐるみに興味を示して話しかけようとしたその瞬間。何かがゆっくりとその少年に近づく。じわじわとその魔の手は次第に迫っていく。それが危険なものだとエルにはわかる。
エル「だめぇー!!」
今すぐに変身して引き離したいところだが確実に間に合わない。それなら…と危険を知らせるように声を上げて。
【自然公園】
>自然公園all
公園に立ち込める霧の中、横たわる数体の異形の中に女性が一人_否、一騎佇む。その姿は魔女そのもの。
モルガン「さて、これからどうしたものか…」
彼女はモルガン。カルデアに所属するサーヴァントだ。カルデアにて、マスターと数騎のサーヴァントが周回中に行方不明になったと聞き、あの手この手で霧を見つけやってきたこの街。魔力の消耗が普段より非常に激しく、大掛かりな魔術も宝具も簡単に使えないこの街である程度戦えるように小細工していざ動こうとした瞬間、異形に襲われてしまいねじ伏せたところだ。
憂うように呟いたものの、第一の目的は決めている。それは早く自分のマスターを見つけること。マスターは幾度となく危機を乗り越えてきた歴戦のマスターでありこの街にカルデアのサーヴァントも数騎いる。カルデアに限らずともはぐれサーヴァントも召喚されていたり交わることのない別世界の人物もちらほら。とはいえ今回の事例は特例中の特例と見做しても良いもの。神域の天才魔術師と称される自分ですら全ての手持ちを用いても解決できない状況下。この街に関わりたくないと断言さえできる。それでもこの街にやってきたのはある思惑から。早急にマスターを見つけ次第保護し、それからどうするか具体的な行動を考えよう。
もう一度自分達が置かれた状況と考えていたこれからを思い返しては歩き出そうとして。
( / 絡ませていただき&絡み文を投下させていただきました。改めてよろしくお願いいたします / )
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