スレ主 2023-12-10 17:44:55 ID:896f7f474 |
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>星見雅、ロロノア・ゾロ、鶴蝶、自然公園ALL
【自然公園(噴水付近含む)/スーパーミュータント×多数、????】【進行がスローペースで申し訳ありません、乱戦ですのでスーパーミュータント(SM)相手は確ロルOKです。】
ザンッ■■■■
SM1「グガッ■■■■」
SM2「マップタツ!?グリーンヘッド(ゾロの事らしい)!ツヨイ!」
瞬時に懐へと入られたかと思えば
下手な刃物など通さない頑丈且つしなやかなSM(スーパーミュータント)特有のグリーンスキン(緑肌)どころか当たりどころによっては対物ライフルやレーザーライフルの類に耐えてみせる異常発達した骨格すら易々と斬ってみせ…
何よりその際の鬼気迫る尋常ではない収束された(覇気)に縦割りにされて盛大に血飛沫をあげて斃された一体のみならず、その周囲のSM達も気押されてどよめき
射撃される飛び道具や接近していた個体の動きや狙いが一瞬鈍る。
当然緑髪の(海賊狩り)な剣士はそれを見逃がすお人好しでもないだろう…
一方
SM6「フォックスイヤー(雅の事らしい)オマエハソノママデモウマソウダガナベデニコンダラモットウマソウダ!……ッ!ハヤイ!?」
人間の頃は猟師かコックだったのか妙に具体的な調理法を口にしながらパイプライフルを構えて撃ち続ける緑肌の怪人は目にも止まらぬ速さでの踏み込みで互いに触れられる距離まで詰められて驚愕しながらも力任せにライフルで殴り付けようとする。
SM7「アノホソイソード(雅の得物"骸討ち・無尾"の事を指す)、ナニカスゴイチカラヲカンジル…ツヨソウ!ホシイ!」
SMの中には、彼女(雅)が携える刀(骸討ち・無尾)から強大な(力)を感じ取りあろう事か欲しがる者までいる様子らしい。その恐ろしい内情すら知らずに…
さらに他方
青年(鶴蝶)が拾った奇妙な紋様の入った二枚の不可思議な硬貨(セントメダリオン)、其れはこの世のモノではない存在相手に作用する加護を有している(魔除け)の類だが、現状襲い掛かって来ているモノ(スーパーミュータント)達は存在としては歪ながら確固とした(科学的)な存在故に恐らく効果は薄いだろう。
と
彼(鶴蝶)の背後から殴り掛からんと迫って来ていた釘バットめいた凶器を持ったスーパーミュータントがナニカの攻撃を受けて文字通り(消し飛ぶ)
それもミンチどころでは無く血煙ーー
ズシン
ズシン
ズシン
ズシン
霧の中から、何かかなりの重量があるモノが、この公園の敷地内に入って来ているらしい。霧の中に見えるシルエットは優に20mクラスの人型の影。
剣士(ゾロ)なら"巨人族"を連想するかも知れない。
そんな敵味方とも分からない姿も霧で不明な巨人めいたナニカが闘う二人(ゾロ、雅)とコインを拾った一人(鶴蝶)の元へと近づきつつある。
>>キアナ・カスラナ、早川アキ、墓地ALL
【墓地/エディ・ドンブラウスキー、???→サング×多数、サイレンンヘッド×1】
ガチンッガチガチッ(空撃ちの音)
エディ「ッ……ひっ」
最早生きた心地も無く眼前の余りに現実離れした光景に弾切れのリボルバーを構えたまま腰の抜けた状態で座り込んで固まっている小太りの青年(エディ)
一方で多少怯みつつも冷静さを保ち毅然とした態度で明々と輝く焔を纏った大剣をその華奢な身で振るい迎え撃つ少女(キアナ)
ガギャンッ!!
■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■よ■も
キ■ナちゃん■方が…ずっと大■よっ!!
■■■
スピーカーから雑音に混ざって聴こえるは、聴き覚えのある誰かの声,"怪異"が人々に畏れられ忌まわしがられるのには理由があるモノだ。
有り得ない(誰か)の肉声が…まるで語り掛ける様に響き渡る。
だが惑わされてはいけない。
鉄と鉄がぶつかり合う様な甲高くーーそして鈍い音。
鍔迫り合いに近い方で彼女(キアナ)の得物(大剣)と、怪物(サイレンヘッド)の(右手)が衝突し、火花が散る。
続け様にもう一方の(左手)が反対側から少女(キアナ)を捉えようと伸びて来て
一方
ショック状態で硬直して息をしてるのかも怪しい小太りの青年(エディ)を一応民間人と認識して庇いつつ公安要員な彼(早川)はあの怪物(サイレンヘッド)の相手は闘えるらしき少女(キアナ)に一時任せて、包囲しつつ迫って来る動く腐乱死体(サング)から片付ける判断を下し得物(刀)を構えーー
とうとう互いに触れられる距離まで接近した数体が掴み掛かろうと腐って骨が露出し、ウジが湧いた手を伸ばす。
緩慢だが死体故に身体的リミッターが外れて、生身の人間くらいならボロ雑巾の様に引き裂ける怪力を有している故に下手に捕まるのは悪手だろう。
>>岡田以蔵、遊園地ALL
【遊園地/ステイシィ・ガードナー】
ステイシィ「だって何処行っても霧と廃墟ばかりだし、変な怪物には出くわすしで右往左往してやっと落ち着ける場所を見つけたんだよ?しかも遊園地だし遊べそうなら遊ぶっしょ!大方お兄さん(以蔵)も似た様な感じでしょ?一人じゃつまらないしちょっとしたデートって事で付き合ってよ。わたしはステイシィ、ステイシィ・ガードナー、まぁ好きに呼んでよ。」
そんな何とも能天気ながらも、一応は現場の身の回りで起きている異常や自身が置かれた状況には理解はあるらしい。それに得体の知れない怪物だの怪異だのに遭遇しつつも死ぬ事なく立ち回り撃退するなり逃げるなり出来ている辺りは相応の修羅場や鉄火事場を潜り抜けて来ているらしく全くの素人という訳でもない様だ。
それでも人斬りが呆れる位に緊張感が皆無に近いのは事実で、更には欧米人らしい"フレンドリィ"さで赤の他人にも関わらず相手(以蔵)をデートに付き合う様に言うなど何とも社交的らしい。
ステイシィ「うぇ!?…良いのかなぁ?そんな事して」
(手っ取り早い方法)を躊躇なく実行に移す相手(以蔵)に、少なくとも(代価)は払うべきだという常識は辛うじて有している少女(ステイシィ)は取り敢えず言われた通り退いて…しかし刀を抜いて狙いを定める彼(以蔵)の様子を興味津々な様子で見守って
ーーー
ー
そんな(悪夢)の中では比較的平穏だったこの場(遊園地)にもゆっくりとだが…招かれざるモノ達が近づきつつあった。
>>霧雨亜理沙、チュエ、旧校舎ALL
【旧校舎/二宮金次郎像、ソルジャーアンデッド×3、????】
動く屍兵の厄介な見張りを排除して、(囮)の役目を果たした可愛らしい人形を受け止めて回収しつつ今もまだ残りの二体の(屍兵)が此方へ気付く様子を見せず、件の石像(二宮金次郎)の方へ追従しているのを確認しつつ、外からの騒音で気付かれる前にと素早く入口の扉に手を掛ける異邦の魔法使いの少女(亜理沙)
特に施錠などはされていなかったので簡単に扉は開きーーー相変わらず薄暗い木造校舎の廊下が変わらず続いている。
そんな廊下の安っぽい曇りガラス越しに車両のモノらしき結構な光量のライトの光が廊下を照らし出す。
曇りガラス越しに見えたのは、レトロな形状をした黄色いカラーのスクールバスが校門付近に停車する様子…
車両を運転する辺り、人かも知れないし、最悪(そういう怪異)という可能性もあるがある意味貴重な(移動手段)にもなり得る。かなり上手くいけば他のまともな人間と合流出来るかも知れない。
無論、リスクは大きいが…
>ガイスト、廃病院ALL
【廃病院/ニコライ・ジノビエフ】
ニコライ「…………正気ではある…か。」
正気と狂気の明確な線引きなど恐らくは存在しないのだろうが、少なくとも今すぐに襲い掛かって来る様な類の狂人ではないと両手を掲げた血塗れの神父(ガイスト)を見据えてロシア人の傭兵は判断し、向けていた9mm自動拳銃の銃口を下げる。
ニコライ「何者かは知らないが、妙な真似はしない事だ。ーー私はニコライ・ジノビエフ、U.B.C.Sの傭兵をしている。」
そうしてこの無愛想な男にしては珍しく、自分から名前と所属を名乗りつつ
ニコライ「…"白昼夢"、"繰り返し"、"即視感"…このどれか一つでも心当たりはあるか?」
と唐突に相手(ガイスト)に問い掛ける。
廃院内は今のところ特に脅威になるナニカは見あたらないが、徐々に"霧"が濃くなり始めている不吉な前兆が見受けられる。
>博麗霊華、レヴナント、路地裏ALL
【路地裏/????×1】
"ナニカ"が接近してきているのを察知した二人(霊華、レヴナント)はお互いに警戒を呼び掛け合いながら自然直接迎え撃つ鎧な彼(レヴナント)と後衛な巫女の少女(霊華)
■■■■!
向かって来る"ナニカ"は霧の中を掻き分ける様にしてーーその姿は(視えない)が、確実に路地の入り組んだ路を撹乱する様に、その重々しい走る音と、不明瞭なじゅるりっという生理的な嫌悪を誘う何かを吸う様な音を鳴らしながらーーー優先的な狙いは(出血)している彼女(霊華)
ドンッという一息で跳ぶような音と衝撃と共に跳躍した(不可視の怪物)は、二人の頭上から飛び掛かるように襲い掛かる。
【森林/斎藤一】
>ヴァレンタイン、雛沢、ソルジャーアンデットx8 All
分かるわ~。僕もまぁまぁ目は利く方だけど、変に気配も読み取りにくいし大変だよねぇ。
(彼の話す霧についての言葉に頷くと、へらへらとした笑顔をまた浮かべる。実際魔力感知もなにもできないため、周囲の状況をいちいち目で見て判断しなければいけないと言うのは中々面倒だ。それもあって探索を提案したのだが。その提案について彼が一言言おうとした瞬間。視界に日本の学生服を着た少女が急に入ってきたかと思えば、その場に倒れ伏した。急な出来事に動揺するが、それは同行者の彼も同じ様で、少女に駆け寄る彼の代わりに周囲を警戒する。と、ちょうど彼と同タイミングで人影を察知する。静かに二振りの刀を構えると、脅威を知らせる彼に緊張した雰囲気を感じさせない飄々とした声で返事をして)
はいはぁい、僕も見つけたよ。にしても、こいつは数が多いねぇ…僕、ここではあんまり力出せなくてさ。何人か任せても大丈夫かな?
【遊園地/岡田以蔵】
>ステイシィ、All
はっ、ガキらしい考えじゃのう……すていしぃ、そんなら外つ国のもんか。わしは岡田以蔵じゃ。人斬り以蔵の方が通りがええかも知らんが…海の向こうのもんに言うても分からんかの。
(遊べる暇があるなら遊ぶ。やはり子供らしい彼女の考えを笑い飛ばすと、彼女の名の響きから日の本生まれではないと言うことを見抜く。相手が名乗るので自分も名乗り、昔から自分が呼ばれている「人斬り以蔵」という通り名もついでに話すも、海外では自らの知名度など少ないだろうと話してから肩をすくめる。彼女の話すデートが本人の時代で言う「逢瀬」であることに気づかず首を傾げるもそれも些細なこと、それよりも気になるところは彼女の力量。こんなに能天気で「ピンチ」という言葉を知らなさそうな目の前の娘だが、出会った時から目を引く背中の銃火器、そしてこの異形が闊歩する街で五体満足でここにいるという事実。ただものでは無いとは思っていたが、あの様な化け物と出会って生き延びているのだから強者であることは確実。仲間にできるならしておいた方が良いと考えながらも、目の前のからくりに狙いを定めて)
……そらぁっ!!!
(刀を構え直し、一閃。見事な一文字斬りを披露するも、機械には何の変哲も無し。表情も変えずに機械に近づくと…機械の上部分を弁当箱を開くかの様にぱかりと開いてみせる。その切れ口は鮮やかで、カプセルには一つの傷も無し。乱雑に機械の切り取った部分をその辺に投げ捨てるとカプセルの海の中からいくつか中身が入ったカプセルを取り出し、気だるげに少女の元へ差し出して)
…ほれ。これでええがじゃろ?
【旧校舎/チュエ】
>霧雨亜里沙、????、ソルジャーアンデッド×3、All
…?
(扉は案外簡単に開き音も鳴らず、気づかれなかったことに少し安心しながら少女の後に扉から出る。廊下は特に変化なく、続軍が来る気配こそ無い…外からなかなかの強さの光が差し込んでくる以外は。外を確認すればよく見かける様なスクールバスが校門近くに停車するのを見つけ、先ほど楽になった不安がまたさらにぶり返す。この霧がかった場所では貴重な移動手段で、本当ならばこの窓から飛び降りてでも向かいたいところなのだが…運転手は人か、それとも異形か、それが問題だ。まるで亜里沙と出会った時と同じ様な考えを繰り広げつつ、不安そうな顔で静かに亜里沙に話しかけて)
…ね、ねぇ…どうする?あのバス…向かってみる?
【図書館廃墟】
>図書館廃墟ALL
アビス:・・手掛かりは無し、か。アベル様は何処に行かれたのだろう?(館内を暫く歩いた後手掛かりを求めとりあえず近くの本棚にあった本を手に取ったが、書いてある文字が読めず本を閉じ一人呟いて)
アビス:・・ん?誰か居るんですか?(本を棚に戻すとふと部屋の奥から足音が聞こえ、問い掛けながらそちらに足を向けて)
(/追加キャラクターの絡み文失礼しました。)
>チュエ、二宮金次郎像、ソルジャーアンデット×3、????、旧校舎ALL
【旧校舎/霧雨亜理紗】
廊下に出た瞬間、窓の外から光が届く。曇りガラス越しから外を確認すると、そこには黄色く大きな乗り物が。校門付近に停車しようとするそれは、確か『バス』と呼ばれる乗り物だったはず。自分を『盟友』と呼ぶ河童から教えて貰った覚えが……
そんなことを考えていると、チュエから黄色いバスに向かうか否かを問われる。屍兵に追われていたため忘れて……はおらずバッチリと覚えているが、先程まで自分は幼馴染を探して校内を探索していた。チュエと出会うまで一通り校内を回ったが、彼女の姿は一向に見つからなかった。入れ違いになっている可能性も否めないが。
そこに現れた一台のバスを見た亜理紗は__
「………私が見てきます。確認出来たら戻りますから、チュエさんはここで待っていてください」
そう言って窓を開け、懐から白い手のひらサイズの箒を取り出す。それをひと振りすれば、あっという間に彼女の身長とほぼ同じくらいの長さに。そのまま箒に乗って窓の外から飛び出し、バスが停車している方へと飛んで行き。バスの運転手から箒に乗った亜理紗の姿ははっきりと見えるのでは無いだろうか。
>レヴナント、????、路地裏ALL
【路地裏/博麗霊華】
こちらに近付く何かの姿は見えない…が、じゅるりという音を聞けば背筋を凍らせ。だが、ここで怯えては駄目だ。退こうとしては駄目だ。自分は離れ離れになったあの子を探さなければならないのだから。
構えてから少し時間が経ち、何かが跳躍する音を聞きとると……次の瞬間、それはこちらの頭上に向かって降ってくる。頭上から来る気配に気付いた彼女は後ろに下がろうとするが、目の前にいる少年がいることを思い出して__
「ッ__!?」
それは霊華の性格から来る咄嗟の行動。なんと彼女は鎧の少年に体当たりし、自分ごと突き飛ばそうとする。酷く抵抗されない限りは上から降る何かとの衝突は避けられるであろうが、果たして。
【廃病院/ガイスト】
>ニコライ、廃病院ALL
そう身構えずとも妙な真似はせぬ…。と、一応名乗らねばな…我はガイスト…ブラッディ・ガイスト…多分だが貴様と同じく此処に迷い込んだ祓魔師と言ったところだ
(相手が武器を下ろしたのを見た後手を下ろし名乗って。お互い素性は分からないが状況は同じだろうと考えつつ問いかけに心当たりがあると頷きとりあえず廊下にはいない方が良い、危険な『魂』の気配を感じると告げ先程彼がいた部屋に入ろうかと視線を向けて)
【路地裏/レヴナント】
>博麗麗華、路地裏ALL
……気をつけなきゃ
(武器を構えながら見えない敵の攻撃に備えて。気配は分かるしタイミングを測れば_等と考えていてふと背中に感じた衝撃に思わず前の方によろめき驚いたように後ろに視線を向けて)
…!お姉ちゃん!
(このままだったら彼女が危ない。そう考えつつ咄嗟に霊力を使い霊華を守るように青い壁を出し防御して)
>>狩人、廃屋敷ALL
【廃屋敷/リビング/ことも、屍喰い蟷螂×1→撃破、屍喰いハリガネムシ×4→撃破】
銃火の閃きと共に、今し方闘っている蟷螂とは異なるーー人や獣の其れに近い血飛沫と共に飛散するハリガネムシめいた寄生虫の化け物、どうやら原型(ハリガネムシ)に姿は似せてあるが、その中身はまるで異なる存在らしく飛び散った破片の中には人間の歯めいたモノまで混じっている。
人の醜い悪意をそのまま歪に形にした様な(屍兵器)と生体兵器のハイブリッドはーーしかしあくまでも正面戦闘には到底不向きらしく、続けての二度の発砲、一発目で弾け掛け、二発目で更に原型を留めない有様になった。
ことも「!!…ありがとう、かりうどさん。」
ちょうど投げ尽くした小石の代わりに何を思ったのか盛り塩らしきモノをウサギのリュックから取り出そうとしていたリボンに隻眼の少女(ことも)は銃声に驚きながらも助けてもらった事に礼を言いつつなるだけあの(蟷螂)から離れる様にしていた。
更に足元に這い寄っていた一体をノコギリ鉈の薙ぎ払いでぶつ斬りにして無力化しつつーー接近し、今まさにそのキチン質の大鎌を振るわんとしている片眼の潰れた変異昆虫兵器な蟷螂に対して…
ことも「…なめくじ?……!!?」
"前々回"見たあの不気味な程の輝きとはまた異なるーー明らかに直接(顕現)したらしき(存在)に少女は息を呑む。
"それ"は高次元暗黒ーー人智及ばぬ星界のナニカ
"それ"は見棄てられた(上位者)
"それ"は(星の娘)
■■■■■■■■■■■■
(先触れ)による召喚に応じた"それ"の一部、無数の触手は回避行動すら許さぬ速度と面制圧で蟷螂を捉えてーー容易に貫き尽くした。
後に残るのは外骨格のわずかな残骸と、何やら制御や敵味方の識別に用いていたらしい小さなICチップ。
そうして一通りの戦闘が終結して、そそくさと先程投げ付けていた小石をまた回収しつつリュックに詰め込みながらリボンに隻眼の少女(ことも)は彼(狩人)の方へたたたっと駆け寄って
ことも「かりうどさん、また会ったね。…また見つけた物があるけど見る?」
と即視感ありありな提案をする。
>黒川イザナ、廃雑居ビルALL
【廃雑居ビル(屋内)/リカ、????×1】
"生きてるか?"という彼(黒川)の問い掛けに腹部を貫くしなやかで槍の様な鋭さの鞭めいた(舌)で宙吊り状態になり口元から血を滴らせる(ネクロニカドール)の少女は応えようとするが少しばかり逡巡する。
この場合は"生きている"と言うより"活きている"とでも言うべきだろうか。
リカ「わたしは…平気」
と言いながら、左手のブレザーの(余り裾)からまるで何処ぞのベトナム帰りのタクシードライバー宜しくスリーブガン(仕込み銃)の25口径を瞬時に手元へ現すと、その伸びてきて今し方自分を貫いている(舌)の根元ーー即ちこの(舌)の"本体"へ向けて速射する。
僅か数秒未満の早撃ちで、何かくぐもった唸り声を"本体"はあげて、彼女(リカ)を貫き宙吊りにしていた(舌)を引っ込める。
そのまま空中から床に投げ出される形になった少女(リカ)はそのまますたっと着地しつつ、撃ち切った玩具の様な25口径の小型拳銃の弾倉を瞬時に交換し再装填しつつ
リカ「引っ込んだけど、"あれ"はまだわたしたちを狙ってる…気を付けて。…わたしはリカ、貴方は?」
と青年(黒川)に警戒を呼び掛けつつ自己紹介する。
なお貫かれていた腹部の傷からはまだ血が滴っているが少女(リカ)は気にしてもいないようだ。
>早川アキ、エディ・ドンブラウスキー、サング、サイレントヘッド
【墓地/キアナ・カスラナ】
男性(アキ)は青年(エディ)を庇うようにして腐乱死体(サング)と慎重に向き合っている傍らで、キアナは大剣を振るいながらサイレントヘッドの接近を必死に抑えていた。
そのとき、耳元で響くスピーカーからの雑音混じりの声。その声がキアナの動きが一瞬だけ止まり、視線がぶれた。
「芽衣…先輩……?」
まぎれもなく、あの人の声だった。キアナが心から信頼し、憧れていた人の声。
決して忘れることなどない、その響きが、不意に耳を打った。
キアナは耳元に響く声に心が揺れ、剣を握る手に力が抜けそうになる。だが、その瞬間、サイレントヘッドの左手が伸びてきたのを見て、キアナは冷静に意識を切り替える。
その巨大な手が迫る中、彼女は深呼吸を一つし、大剣を握り直して体勢を整える。
「駄目……今は戦わないと……!」
迷いを振り払うように、大剣を力強く振り抜き、サイレントヘッドに向けて一撃を加える。
>ロロノア・ゾロ、鶴蝶、SM、???、ALL
【自然公園/星見雅】
雅は迷いのない動きで間合いを詰め、流れるように刀を振るった。鋭さと速さを極限まで研ぎ澄ませた一撃が、目の前のSMへと叩き込まれた。
しかし、SMの口からこぼれた言葉に、雅の思考が揺れる。
(猟師か、料理人……?どちらにしても、あの目には食材を求めるような欲望が感じられる。)
まるで、獲物として、あるいは食材として、自分をどう使うかを考えているような、そんな異質な眼差し。
だが、その視線がやがて雅の刀に釘付けになった時、静かに言い放った。
「しかし、これはお前が到底扱えるものではない。」
その言葉は感情を排した、真実だけを伝える一言。雅の刀は、技と精神と歴史の積み重ねであり、誰にでも握れるものではない。
その直後だった。雅は、空気の流れの変化に気づく。何かが近づいている。
その気配は強く、着実に迫ってきている。その異変を察した雅は、すぐに男性(ゾロ)に声をかける。
「警戒しろ。我々に何かが迫っている。」
雅は周囲に目を配りながら、次の動きに備える。何が迫っているのか、その正体は不明だが、雅は一切の隙を見せず、全身でその脅威に対して警戒を強化する。
>ヴィンセント、斎藤一、森林ALL
【森林/雛沢・加奈江、ソルジャーアンデット×8】
腐葉土の上に倒れ伏せて完全に意識を失ったらしき血の紅に染まった学生服姿の東洋系の少女(加奈江)に駆け寄りつつも、霧中より確実に迫りつつある脅威に其々得物に手を掛け、或いは引き抜いて備える二人の異邦人の"迷いし者"(ヴィンセント、斉藤)
ーー彼我の距離はまだ数十mはあるが、何かがトリガーになったのか、死せる兵達は手にした自動小銃や短機関銃、或いは散弾銃の類の小火器を一斉に発砲し始める。
銃火は特に狙ったモノではないらしく、銃弾を一方向にばら撒いて炙り出そうという魂胆らしい。所謂制圧射撃というモノだ。
銃弾が木々や地面を抉り、数発は倒れている少女(加奈江)近くにも掠める。放って置くとその内流れ弾を被弾しかねないだろう。
銃撃には当たり前ながら再装填の隙が出来る、とは言え一斉にリロードし始める程(屍兵)も愚かでは無いかもしれない…
>星見雅、SM、鶴蝶、???、ALL
【自然公園/ロロノア・ゾロ】
自分に襲いかかったSMの一体を一瞬にして居合を用いて一刀両断したゾロは、そのまま周囲に伝わる動揺に合わせて動きを止めた他のSMに間髪入れず斬撃を加える。
1人は胴体を袈裟に、1人は腹部を一閃と一撃によって敵を沈める戦法を基本とする彼らしい強力な覇気による斬撃が敵を切り裂き、道を作る。
「……! なんだ……巨人族か?」
そうして銃弾や凶器による攻撃飛び交う中を刀1本で切り払っていたゾロは、持ち前の覇気(見聞色)によって少し離れた場所に現れた謎の巨大生物に意識を向ける。20mの巨体に人型、わかった情報はそれだけでその情報から彼は元の世界に存在した異種族である「巨人族」を思い浮かべるが、何かそれとはまた別の異様な気配を感じ警戒を強める。
そして、一度近くで同じく戦っている雅の元へと合流すると口を開き。
「あぁ、結構なデカブツが来てる……敵か味方か……まぁ少なくとも友好的だとは思えねぇが」
既にこちらに近付きつつある謎の存在の気配を感じている雅の言葉に応えるように見聞色で得た大まかな情報を共有するゾロ。
普段の彼ならばその場で出会った見知らぬ相手に対してここまで協力的に接することは稀なのだが、同じ剣の道を行く者である雅の実力を感じ取ったのか話を続ける。
「一刀流は苦手だが……俺はそのデカブツを獲りにいく、お前はどうする?」
雅の隣に立ちそう問いかけるゾロは、再度刀に覇気を込めると、黒く染まった刃をSM達、そしてまだ霧の向こうに影を見せるだけの相手に向けて構えを取る。
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