スレ主 2023-12-10 17:44:55 ID:896f7f474 |
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>197 ことも、廃屋敷ALL
【廃屋敷/リビング】
狩人は、気付けば灰が舞い霧が立ち込める街の中にいた。ふと顔を上げればそこは見知らぬ街だったのだ。しかし狩人に動揺は無かった。……いや、動揺という程ではないが一つだけ気がかりな事があった。この街に謎の既視感を覚えていたのだ。“気付けば見知らぬ場所にいた”という経験自体既に何度かしているものの、こうして既視感を覚えるのは初めての事であった。しばらく考え込んでいたが、やがて右手にノコギリ鉈、左手に獣狩りの短銃を握り締め、この霧と灰の街へ駆け出した。分からない事をずっと考えていても仕方がない。それに、例えどのような場所であっても自分のやる事は変わらない。獣を狩る、ただそれだけだ。
そうして狩人が最初に辿り着いたのは、荒廃した屋敷だった。狩人がそれを見た時に感じた事は、謎の既視感だった。やはり以前訪れた事があるのではないか。しかしそう思った矢先、屋敷から歌声のようなものが聞こえた。喉に不調を抱えたような、濁った酷い歌声だった。一先ず既視感の事は脇に置き、その正体を確かめるべく狩人は屋敷の中へ侵入した。
そして屋敷のリビングで相対した者は、目の焦点は合わず生気のない表情で赤い液体を垂れ流した女と、それの背後にいる銃を携えた老人だった。どちらも奇声を発しており、マトモな人間とは言い難い。ヤーナムの群衆と同じく、獣に成り果ててしまったのだろう。ならば狩るのみ。前進しつつ懐からナイフを取り出し、奥の老人目掛けて投擲。次に女に向けてノコギリ鉈を振り下ろした。
(/無事に再始動出来ました事、大変嬉しく思い、また心より感謝申し上げます。廃屋敷の方へ絡ませていただきました。未熟者ではありますが、今後ともどうかよろしくお願い致します)
>>ゴードン・ヒラツカ、森林all
【森林/シエラ・ジェラミス】
立ち止まってても仕方ないと人に出会える事を祈りつつ歩みを進めて、このような場所では居そうな虫が居ないことに気づけば不意に後ろからガサリと音がして一瞬驚きはするものの出てきたのは襤褸切れをフードのようにして纏っている人物で相手も恐らく驚いているらしいが、こちらに驚かせたことを謝り危害をこちらに与えるつもりは無いのか両手を上げる動きをしてきたのを見ては知らず知らずのうちに警戒していたのか体に入っていた余計な力が抜けるのを感じては自身も武器を持ってはいるが危害は加えないのを示すために相手と同じように両手をあげといて。何かを話そうと口を動かそうとするが相手の話に少し「ん?」となって
「……会って数分で変な質問なんだけど、まともな人間を見たのは数日ぶりってどういう事か聞いてもいい?」
この場所に来た経緯といい普通じゃないのは何となく分かったてはいたが"まともな人間を見たのは数日振り"という言葉に何となく不安を覚えてそう聞いてみて
>ALL
【旧校舎(保健室)/博麗霊華&霧雨亜理紗】
逃げなきゃ、逃げなきゃ、逃げなきゃ。
この世界に来て、辺りを確認する間もなく化け物に襲われて。本能的に彼女に箒の後ろに乗るよう誘導し、逃亡を図る。
けれど、既に満身創痍である状態では満足に箒を操縦出来るはずもなく、次第に化け物との距離は近くなって。
本当なら、あの場で駆られていたのは自分だっただろう。だけど、気が付けば自分は何かに背中を押されていて。その正体が『彼女』だと気付いた頃には、もう既に手が届かないと嫌でも分かってしまって。
いやだ、いやだ、いやだ。
その牙を、彼女に向けないで。
お願い、お願い、お願い。
誰か、彼女を助けて。
___あ__
____
__
亜理紗「霊華さんッ!!………あっ……」
気が付けば、亜理紗は手を伸ばしながらベットから身体を起こしていた。先程まで見ていた光景が『過去の記憶(ゆめ)』であると認識するにはそう時間はかからず。静かに伸ばしていた手を胸に当てると、心を落ち着かせるように呼吸を整える。
周辺を確認しようとすると、心配そうに自分顔を見つめる親友の姿が目に入る。眠りにつく自分の傍にずっと付いていたのだろうか。彼女も自分と目が合ったことに気付いたようで、こちらに声をかけてきて。
霊華「おはよう、亜理紗ちゃん。……すごくうなされてたけど、大丈夫?」
亜理紗「………平気です。少し、嫌な夢を見てしまっただけですから」
彼女に心配はかけたくないと咄嗟に笑顔を作って対応するが、尋ねた本人はどこか納得していない様子。どう誤魔化そうかと思案していると、近くから何かの気配を感じ取り。化け物なのか別の迷い人なのか定かではないが、もしもの事があれば大変だ。
亜理紗「それよりも、こちらに何かが近づいているようです。もしかすると化け物かもしれません。すぐに移動を……」
霊華「………亜理紗ちゃんはここで待ってて。私、確認してくるから」
亜理紗「ちょっ、待ってくだ……っ!?」
化け物が近付いている場合を考慮し校舎からの撤退を提案するが、霊華は椅子から立ち上がり気配の正体を確認しようと扉に向かって歩き出す。亜理紗は急いで止めようとするが、腹部に痛みが走ると咄嗟に片手で抑え。一方、静かに扉を開けた霊華はひょこっと廊下の外に顔を出すと、周辺を見渡そうとし。
(/遅くなりましたが旧校舎内で絡み文を提出させていただきます。冒頭の文は回想になりますので、読み飛ばしていただいても問題はないかと思います。改めて、皆様よろしくお願いいたします)
>>199 >>200 斎藤一&岡田以蔵、沖田総悟、路地裏ALL
【路地裏/梓家始季、????、????×複数】
始季「……それで終わると良いのですが」
後方から追い付いてた黒スーツの方(斎藤一)の言葉にコクリと頷き肯定の意を示しながら自然、自身の前後に位置取る二名に特に異議を申し立てる事も無く、先陣をきるボサ髪の黒コート(岡田以蔵)に続いて薄暗闇の分かれ路の先へとライフルを構えながら足を踏み入れて――
ちゃぷっ
そうして先に踏み込んだ彼(岡田以蔵)の視界には以下の有様が映っていた。
彼(岡田)の足元までじわじわと浸ってくる濃い鮮血の水溜り――
どういう訳か空中に(停滞)する千切れた血の滴る腕や足の部位
そして現在進行形で“浮いた”まま(吸血)されているらしき達磨状態の惨たらしい状態の(誰か)
聞こえていたずるずると啜る音はこれが原因だった様だ。
「ああああああ■■■■■■」
声にならぬ断末魔がそのままか細くなっていくのはその(吸血)速度が異常に速く――傍目には空中に(固定)された両腕両足を千切られた達磨状態のオレンジ囚人服姿の男が―独りでに(ミイラ)になるのを早送りで見せられている様な非現実的光景だ。
ばきっぼきっごき(吸われ続けてアバラが折れる音)
“不可視”のナニカが此処にいる。
すっかり血も体液も吸われて干乾びた犠牲者の死体が、体格の割には軽めの音と共に路地に捨てられ、その衝撃でバシャリッと血溜まりの飛沫が周囲に飛び散る。
ぼちゃっぼとっ
同時に周囲に“浮いて”いた千切られた人間の四肢も路地に無造作に落下し転がる。
くすくすくすくすくす
不意に人間の含み嗤いめいた気味の悪い音が聞こえてくる、十中八九今し方の“不可視”のナニカだろう――現状分かるのは明らかに(人型)には程遠いという事位だ。
加えて“霧”が路に流れ込み再び視界が悪化していく…
一拍遅れて黒スーツの彼(斉藤一)と続いた女殺し屋(始季)は有無を言わさずその一連の光景の繰り広げられた方向へノリンコ56-2式の銃口を向けて引き金を躊躇無く引き絞る。
重みのある甲高い中口径(7.62x39mm)弾の連射音が響きマズルフラッシュが薄暗く霧掛かった路地の一角を照らし出す。
排莢されたくすんだ色の鉄製空薬莢がキンキンと小気味良い音を立てて路地に多数転がり跳ねる。
銃撃自体は(狙ったもの)と言うよりは(炙り出し)を計った銃弾のばら撒きに近く――霧の中を銃弾が掻き乱す中、動きが見えた――同じく霧を掻き分けて――数本の(触手)らしき“不可視”のナニカが三名の足元からスルスルと高速で接近してくる。
どうやら絡み付くどころか(串刺し)にするつもりの様だ。
ジャゴッ!
始季「弾倉交換(マグチェンジ)、援護を」
膝立ちで装填分のライフルの弾薬を撃ち切り、淡々とマグポーチから予備弾倉を引き抜いてリロードする女殺し屋(始季)はあくまで仏頂面のまま二人(斎藤一&岡田以蔵)に地面を高速で這い迫りくる(不可視の触手)数本への対応を要請する。
一方
―ねぇお兄ちゃん、何やってるの?
と物陰から霧の漂う路地裏で切られる戦端の様子を伺う彼(沖田)の背後から掛けられる幼い少年の声。
気配――というより不自然な点は、徐々に増えてくる(イヤな気配)がにじり寄ってくる方向から凄腕の剣士に気取られる事なく現れた(少年)は病院の入院患者が着る様な水色の―血塗れのガウンを着ているそれ以外は特に異常の無い――この場所の状況を考えれば不気味なほどにこやかな笑顔だ。
――
―
>>202 シエラ・ジェラミス、森林ALL
【森林/ゴードン・ヒラツカ】
ヒラツカ「……その様子だと、君が(この場所)へ来たのはつい先程といった処かい?」
魔道士の少女(シエラ)の何かしら気掛かりそうな質問に、被っていたフードをめくり疲弊し暗い表情のアジア系の眼鏡を掛けた髪が後退気味の中年男性といった風貌の顔を晒しながら(何処から話すべきかな)と迷った様子を見せながらも続けて
ヒラツカ「此処はアメリカ合衆国カンザス州アシュリー――だった場所。霧に閉ざされ得体の知れない怪物が徘徊し訳の分からない現象が起き続けているのさ。…少なくとも普通の人間よりも化け物に出遭う方が多い位に捉えてくれれば構わない。」
異世界(アースランド)出身の少女(シエラ)には聞き慣れない国名と地名かもしれないが、結局の所この人物(ヒラツカ)としても本当に此処が(アシュリー)なのか見当がつかないというのが本音らしい。
そしてやたらと霧の濃く昼夜の差の無い赤黒い空の異常な土地――人よりも化け物の方が出遭う確率が高い危険地帯だと暗に彼(ヒラツカ)は相手(シエラ)に示していた。
ヒラツカ「私はゴードン・ヒラツカ、メイン州の大学で民俗学の教授をしている。――(この場所)には友人と一緒に調べ物で来たんだが色々有って逸れてね…やはり首を突っ込むべきじゃ無かったよ。」
と一応名乗る形で自己紹介する。
―――と
■■■イトッシャノウ■
そう遠くない森の何処かから――くぐもって低重音の不気味な赤子の泣き声と共に奇妙な声まで聞こえてくる。
その声と泣き声は本能的な恐怖感を煽ってくる。
ヒラツカ「!!まずいな。捲いたと思っていたんだが――」
と慌てた様子で逃げる事を前提に周囲を見回している。
――おまけに段々と空気が獣臭くなってくる。
>>201 狩人、廃屋敷ALL
【廃屋敷/リビング/ことも、屍人×2】【ガスコイン神父のリロードモーション地味にかっこよかっ(殴】
ドグシャッ■■■■■
ザサシュッ!
屍人1「あぇえ?■■■!!」
屍人2「ぬ■あ!?」
声にならない声を上げて振り下ろされた分厚い獣皮を裂く事に特化した(仕掛け武器)の一撃が割烹着姿の既に人外のモノと化したナニカの肉を引き裂いて鮮血を散らさせる。
同時に人間の頃は相応に手練れであったらしい猟師はほぼスローイングナイフが刺さる直前に彼(狩人)へ散弾銃の銃口を向けるが何処か野菜にでも刃を突き立てる様な音を立ててその脳天にナイフが刺さる。
飛び散った赤が周囲を真っ赤に染め上げる様を物陰から様子を伺っていた小さな少女(ことも)は驚愕した様に飛び上がりながら
カタッ
ことも「!!……“かりうど”さん?」
と思わず小さな物音を立ててしまい、反射的に駆け出そうとする前に――その(見覚え)のある狩装束の年齢の掴み難い容姿の大きな二つの得物を扱う相手(彼)にそう声を掛ける。
―――
―
ガチャガチャガチャッ!
―少女(ことも)は思い出す、確かこの後、てっぽうをもったへんなひと(Suicider)が出てくる筈…だが、その記憶通りのドアの方は何故か(鍵)が掛かっているらしく理性の無い輩が只管にドアノブを回そうとし続ける音が響き渡るばかりである。
ことも「だいじょうぶそう。」
一方それぞれ血濡れで斃れた(屍人)はどちらも不気味な事に同じ様な姿勢で蹲っている…思いの外動き出す様子は無い様だ。
其々出刃包丁と水平二連式散弾銃(ダブルバレルショットガン)を手元に転がしている、前者は得体の知れない血錆が浮いていて切れ味は御世辞にも良い様に見えない(突き刺す分には問題ないだろうが)
後者はどこぞの神父が用いていた(獣狩りの散弾銃)の様に後装式のポピュラーな品の様だ。弾(12ゲージ散弾)は十数発ほど猟師の懐に入っている。無論、水銀弾では無いが近距離で撃って獣なり化け物なりを怯ませるたり吹き飛ばす分には威力は十分だろう。
屋内はまだ(霧)は薄いが…時間が立てば濃くなっていくだろう、あれこれ物色するなら今の内かもしれない。
>>203 博麗霊華&霧雨亜理紗 旧校舎ALL
【旧校舎(保健室)/????】
旧き良き時代の日本の木造建築――と呼べば聞こえは良いが、この(学校)の元あった(世界)では老朽化による床の底抜け、電装・上下水道の不調、耐震性など諸々の問題から既に放棄されて久しい建物。
何より、こういった大勢の多感な時期の子供が集まり過ごし長きに渡って蓄積された想念の類や――そんな場所に呼び寄せられた様々な存在は――(喚ばれて)尚、形を変えながら在り続ける。
彼女(霊華)が保健室の開いたドア越しに覗き込み見遣る廊下――まだ校内に(霧)はそれほど入って来ている訳では無いらしいが―どういう訳か機能している蛍光灯が時折点滅しながらやや薄暗く廊下を照らしている。
ぴちょん ぴちょん
――長い廊下は静まり返り、水飲み場の水道の蛇口から滴る水滴の音が小さく反響して響いている。
と
みゃおーーーん
―――不意に聞こえてくるのは猫の鳴き声。
恐らく浅くは無い深手を負った保健室内の彼女(亜理紗)にもはっきり聞こえただろう。
そう離れていない…恐らくこの校舎の同じ階層――(気配)を感じた近場の廊下の曲がり角辺りから聞こえてくる様だ。
>梓家始季 路地裏ALL
岡田「ーーーなんじゃあああああああああ?!?!」
斎藤「おいおい、こいつは…!」
(空に浮かぶ人の四肢、吸血されているらしい達磨状態の人間、その人間から生き血を啜っているだろう透明なナニカ。多すぎる情報量に混乱した様子で叫ぶ岡田と、その大声に片耳を塞ぎながらどうにか状況を理解しようとしながら斎藤が抜刀して)
斎藤「っ、霧…!クソ、こんな時にかよ…!おい人斬りぃ、こっち来い!!」
岡田「分かっちょるわ壬生浪が指図すなぁ!!」
(浮かんでいた四肢、そしてミイラになった達磨状態の人間が血溜まりに落ちていく。笑い声が聞こえて来る中、濃くなっていく霧に警戒している様子の斎藤が岡田を自分達の方向へ呼ぶと、すぐに岡田がバックステップで斎藤達の元に戻って)
岡田「クソ、敵が見えん……!銃弾で、相手の軌道が…!おい壬生浪ぉ!!わしが女守るき、アレ使えアレェ!!」
斎藤「はいはぁい、出し惜しみしてらんないしなぁ…!」
(敵が見えず、ただ刀を構え殺気を感じるのに集中している様子の彼ら。瞬間、女性(始季)が撃ち始めた銃弾が敵の軌道を示したのを確認した岡田が斎藤に宝具を使うことを要求すれば、それを了承した斎藤がもう片方の刀を抜刀して)
斎藤「……形無きが故に無形…流れるが故に無限……故に。我が剣は…無敵!!」
岡田「…女ぁ、ちっくと口閉じとけ」
(斎藤が静かに歩き出したかと思えば、なにか肉らしいものが斬れる音がして大半のナニカの動きがぴたりと止まる。が、取りこぼしたらしい二本のナニカが岡田と女性(始季)の頭に向かって来ているのを岡田が視認すると、女性(始季)の頭を左手で下げては右手で持った刀でそれらを斬って)
>>204 ゴードン・ヒラツカ、森林all
【森林/シエラ・ジェラミス】
自身の問いに対して自分がこの場所に来たのはつい先程かという質問に対して頷き被っていたフードを取れば出てきたのは疲弊した暗い表情の眼鏡の男性で、何処か迷った様子を示しつつ彼(ゴードン)の口から出たのはアメリカ合衆国やらカンザスやらアシュリーやらと言ったどこかの国や場所の名前ではあるだろう聞きなれないものだが"だった場所"とつけているのでもはや違う場所なのだろう。しかも霧に閉じ込められてる上に得体の知れない怪物が徘徊し訳の分からない現象も起き続けているという
人間よりも怪物に出会う確率が高いらしいこの危険地帯で彼(ゴードン)と出会えたのは幸運だったと思ってよさそうかもしれない。いくら戦闘ができるとは言え余り危険に首を突っ込むなんて事は余っ程じゃ無ければしたくないものだ
と、ここで少し考えているうちにゴードン・ヒラツカと名前を名乗りここに来た事情と一緒に来ていた人物と色々あってはぐれてしまった事を言い首を突っ込むべきじゃなかったと後悔しているらしい彼、ゴードンに一言言葉をかけつつこちらも名乗り返そうとするものの何処かそこまで遠くないであろう場所からくぐもった重低音の不気味な子供の泣き声とそれとは別の奇妙な声が聞こえてくる
何も知らない自分の常識が通用しない場所での明らかに普通じゃない声に恐怖心と警戒心が煽られるが"撒いたと思った"というゴードンの言葉と逃げ道を探しているのか周囲を慌てて見渡している仕草を見ては獣臭くなってきている空気に冷や汗を少したらしつつ口を開いて
「…こんな状況だけど、一応名乗らせて、私はシエラ・ジェラミス」
「よろしく、ゴードン」と少し早めになってしまったが名乗り返しつつ、何時でも換装できるようにしつつゴードンと同じように辺りを見渡して
「なんだか、獣臭くなってってるような気がするけど…これは、逃げた方が良い奴?」
自分よりかはこの場所や状況に多少は詳しいというか慣れてるであろうゴードンに周りの警戒は怠ることのないようにしつつそう聞いてみて
>ALL
【廃地下鉄駅/宿儺】
(何処かただならぬ雰囲気漂う駅のホームにて、壁にもたれかかり気を失っている男(虎杖悠仁)は知らぬ間にこの世界で迷い込んだ者の一人である。目を覚ますと同時に広がる見知らぬ光景を前に混乱状態に陥るのも時間の問題だろうか…かれこれ数分後に漸く気がついた様子の男が体を起き上がらせて。その顔には黒い紋様が浮かび上がり、目を開けるとその瞳は紅い。立ち上がって髪をかきあげる男は呪いの王「両面宿儺」であり、宿主とする虎杖悠仁を差し置いてこの地で意識を取り戻した。無論、彼も虎杖と同じく迷い込んだ者である事には変わりなく、突然知らない地に放り込まれたという状況に僅かな動揺を見せつつ、それよりも先に別の違和感を覚えて)
「………不愉快だ。」
(自身の呪力に感じる微かな違和感に顔をしかめて「不愉快だ」と呟き、ただでさえ異様な雰囲気の現在地を更に重苦しい空気にさせる。今まで体の主導権を得る度に数々の惨事を引き起こしてきた宿儺だが、顔には出ないが今回ばかりは突然の事態に理解が追い付いていない様子だった。「まだ本調子じゃないし変な気分だし早く代わってほしい」というのが現在の心境なのだが…当の虎杖が未だ目覚めていない事に対し苛立ちを覚え。迷い込んだ者というよりかはこの世界に蔓延る異形や怪異の一つと言われてしまってもおかしくないであろう呪いの王は場所の移動を考えたのか、ポケットに手を入れホームを歩き始め)
(/絡み文投下させて頂きました、厄介者なキャラですがいきなりの状況に対して動揺している為多少なりともマイルドになっています。)
>204 ことも、ALL
【廃屋敷/リビング】
投擲したスローイングナイフはザクリと音を立てて老人(屍人)の脳天に突き刺さり、ノコギリ鉈は女(屍人)の体を裂いて血を撒き散らさせた。双方共に柔い。どうやら頑丈さは獣のそれには遠く及ばず、あくまで人相応らしい。一先ず無力化できたところでこの場を探索しようと一歩を踏み出した矢先、付近で物音がした。咄嗟にその方向へ獣狩りの短銃を向けようとするも、そこにいたのは──
「ことも、か」
──見覚えのある、赤いリボンが特徴的な少女(ことも)だった。その姿を見た瞬間、自分の中の既視感に全ての合点がいった。この廃屋敷に訪れたのも、女を切り裂いた事も、この少女(ことも)と出会った事も、全て自分が一度体験した事なのだ。共に行動していた筈だが、それが如何様にしてはぐれ、その時の記憶も既視感としてある程度薄れてしまったのかは定かではない。しかし今は無事に再開できた事を喜ぶべきだろう。狩人は喜びのジェスチャー──両手を突き上げる動作──を小さめに行っておいた。
記憶によると、この後は膨張した頭部と黒く小さな銃を持った化物(Suicider)が現れる筈だが、聞こえてくるのはドアノブを回す音ばかり。どうやら鍵が掛かっているらしく、侵入できないようだった。基本的には体験した記憶と同じ出来事が起こっているようだが、これといい散弾銃を持っていた老人(屍人)といい所々違う点があるらしく、記憶に頼りきりになるのはあまり良くないかも知れない。記憶はあくまで参考程度に留めておいた方が良いだろうと考え、取り敢えず斃した二人から物品を回収しておくことにした。
女(屍人)の持ち物は血の付いた包丁だが、血錆が付着している為流石に使えなさそうだ。とは言え持たせたままにして置くのは危険なので、後で適当な場所に捨てておこうと懐に仕舞い込んだ。老人(屍人)の方は水平二連の散弾銃であり、これは中々使えそうだ。散弾銃の強力さはかつて教会の地下墓で相対したとある神父と、銃槍──散弾銃に変形する槍の仕掛け武器──を狂ったように発砲してくる聖堂付近にいた男との戦闘で身に染みて理解している。戦力の足しになるだろうと老人から散弾銃を、ついでにその懐から弾薬を回収した。
獣狩りの短銃をベルトに吊るし左手武器を散弾銃に変えた所で、周囲を見回す。未だ霧は薄いが、記憶ではこの後徐々に濃くなっていくらしい。今回もそうなるとは限らないがどうせ行動するなら早めの方がいいだろう。少女(ことも)に向き直り、視線を合わせるべく屈んでから話しかけた。
「ここを調べたい。役に立ちそうな物か、危険があれば知らせて欲しい」
(/神父の手練れである事を匂わせる無駄の無いリロードは良いものですよね。些事ではございますが私は斧を引き摺りながら切り上げるモーションが力強さを感じて好きです)
【路地裏/沖田総悟】
>>斎藤一、岡田以蔵、梓家始季、ALL
濃くなっていく霧で的に向かって歩いていったであろう三人の姿はほぼ見えなくなった。だが、濃霧の中から聞こえてくる銃弾の連射音や、混乱したように叫ぶ声からして大事になっているであろう事は想像に容易い。
そろそろ援護に行くかと路地裏から一歩踏み出そうとしたとき
“何やってるの?”
急に後ろから聞こえてきた声、振り向けばそこには血に濡れた水色のガウンを着た少年の姿。
数歩後ろに下がれば刀の柄に手をかけ、いつでも抜刀できるように態勢を低くする。
気が先に取られているとはいえ、少年が自分の真後ろに来るまで気配に気がつくことが出来なかった
「……アンタ、いつの間に――――――いや、何者でさ」
先程、呪術師と名乗った彼女たちのように特殊な能力が使える人間たちもいる
だからこそ“気配を完全に消せる”人間が居てもこの世界はおかしくはないが、気になるのは少年が着ている血塗れの服。自分とは一回りほど小さいであろう少年に鋭い赤色の瞳を向けた
【廃地下鉄駅/鶴丸国永】
>>宿儺、ALL
一度現代に行ったときに見たことある場所。電車が来る駅のホーム、本来ならば人間たちが絶え間なく行きかい賑やかの音と声が耐えない場所であるはずなのにこの世界は霧が流れ込み長年使われてないからか劣化している箇所もあり中々に不気味だ。先程まで訓練場付近に居たはずなのだが、突如濃くなった霧のせいで方向がわからなくなり、この世界に住まう怪物と相対しないように近くにあったこの地下鉄駅へと逃げ込んだのだ
人も怪物も居ない此処は退屈であり、ため息を一つつきながら不気味な駅の中を歩いていれば、少し先に自分と同じように歩く人影が見えた
「よっ!!そこのアンタ。俺と同じように迷い込んだやつかい?それとも敵のお仲間さんかな?」
タッタッタ、と駆け足で近づけば、人影の肩へと手を置いた。鶴丸の顔に浮かんでいるのは満面の笑みであり、退屈を紛らわしてくれるのでは?という心の声が前面に現れている。初対面であるのに中々に失礼なことを言いつつも尋ねてみて
【図書館/桜庭長春】
>>ALL
「この本さんも……こっちの本さんも読めない……悲しいなぁ、ウサギさんも、そう思う?」
図書館の内部にいるポンチョを羽織った少年、桜庭長春はSF小説のコーナーにて本棚に放置されてある小説の頁を一冊一冊パラパラとめくる。内容どころか題名すらかすれて読めなくなっている本を見て眉をひそめていく
そもそも、先程自然公園で襲われ逃げ続けた体力を回復させるために建物の中に入ったのだが、高いところにある本を取るために飛んだり跳ねたりしていれば本末転倒も良いところだ
「……あ、先生たちの本もあるかな」
その事実に気がつくこともなく、仲間である文豪たちの本もあるかもしれないと推理小説がおいてある本棚へとぬいぐるみのうさぎと話ながら移動する。
本を探すことに夢中になっている桜庭は薄暗さと霧に紛れ後ろからっくりゆっくりと近づいてくる怪物にきがついていない様だった
【図書館】
>桜庭長春、図書館all
意識が浮上する。ゆりかごの中で目覚めたエルはゆっくりと起き上がり周囲を見渡す。そこは遊園地とはまた別の場所。本がたくさん。それも絵本。確か、変な異形の怪物と戦っている最中に霧に覆われてしまい意識を失って___。みんな、無事だといいのだが…。変身した影響か少しだけ体が重たい。加えて絵本から大好きな少女の一人を思い出し、寂しさに襲われる。それでもエルは意識を失う前に出会った少女らを思い出し力を振り絞り己を奮い立たせては自分が乗っているゆりかごを浮遊させて動き出す。
.
暫くしてたどり着いたのは何やら難しそうな本が沢山ある場所。そして聞こえる足音と話し声。薄暗く霧ではっきりとその姿は見えないが誰かいるらしい。エルは警戒しながら何とか見えるくらいまでに近づく。視界に入ってきたのはポンチョを羽織った少年とうさぎのぬいぐるみ。可愛らしいうさぎのぬいぐるみに興味を示して話しかけようとしたその瞬間。何かがゆっくりとその少年に近づく。じわじわとその魔の手は次第に迫っていく。それが危険なものだとエルにはわかる。
エル「だめぇー!!」
今すぐに変身して引き離したいところだが確実に間に合わない。それなら…と危険を知らせるように声を上げて。
【自然公園】
>自然公園all
公園に立ち込める霧の中、横たわる数体の異形の中に女性が一人_否、一騎佇む。その姿は魔女そのもの。
モルガン「さて、これからどうしたものか…」
彼女はモルガン。カルデアに所属するサーヴァントだ。カルデアにて、マスターと数騎のサーヴァントが周回中に行方不明になったと聞き、あの手この手で霧を見つけやってきたこの街。魔力の消耗が普段より非常に激しく、大掛かりな魔術も宝具も簡単に使えないこの街である程度戦えるように小細工していざ動こうとした瞬間、異形に襲われてしまいねじ伏せたところだ。
憂うように呟いたものの、第一の目的は決めている。それは早く自分のマスターを見つけること。マスターは幾度となく危機を乗り越えてきた歴戦のマスターでありこの街にカルデアのサーヴァントも数騎いる。カルデアに限らずともはぐれサーヴァントも召喚されていたり交わることのない別世界の人物もちらほら。とはいえ今回の事例は特例中の特例と見做しても良いもの。神域の天才魔術師と称される自分ですら全ての手持ちを用いても解決できない状況下。この街に関わりたくないと断言さえできる。それでもこの街にやってきたのはある思惑から。早急にマスターを見つけ次第保護し、それからどうするか具体的な行動を考えよう。
もう一度自分達が置かれた状況と考えていたこれからを思い返しては歩き出そうとして。
( / 絡ませていただき&絡み文を投下させていただきました。改めてよろしくお願いいたします / )
【墓地】
>サング、墓地ALL
……我の他にも誰かいるようだな…
(しばらく散策していてふと遠くの方から銃声と複数の人の声が聞こえ目を見開いた。奇妙な太鼓の音と動く複数の屍に警戒しつつ自分以外にも迷い込んだ人間がいるのなら無事を確認しなければと考え剣を構えながら気配を頼りに声が聞こえた方角に向け霧の中を進み始めて)
>???、旧校舎ALL
【旧校舎(保健室)/博麗霊華&霧雨亜理紗】
霊華「うーん、この辺りにはまだ来てな__鳴き声?」
キョロキョロと辺りを見渡す霊華だが、時折点滅する蛍光灯が薄暗く廊下を照らしているだけで、迷い人やこちらに危害を加えそうな存在は見当たらない。見える範囲にはまだ近付いていないことを亜理紗に伝えようとすると__直後、どこかから猫の鳴き声が聞こえてきて。
亜理紗「霊華さん、今のは……」
霊華「亜理紗ちゃんも聞こえたの?猫さんの鳴き声」
亜理紗「はい、どうやらここからそう遠くではないみたいですが…」
一方、痛みを堪えながら何とかベットから降りようと身体を動かしていた亜理紗も猫の鳴き声を耳にして動きを止める。聞く限り、鳴き声は同じ階層から聞こえているようだ。霊華の方にチラッと視線を移すと、先程の鳴き声が気になるのか声のした方に顔を向けていた。
そんな霊華の様子を見て何かを察したのか、ゆっくりとベットから降りると枕元にあった帽子を被り。コツ、コツという足音と共に扉付近にいる彼女の元へと近付いていく。
霊華「あ、亜理紗ちゃん!あんまり動いたら…」
亜理紗「大丈夫です。まだ痛みは残りますが、ご覧の通り動ける程度には回復しましたから。霊華さんのお陰で」
こちらを不安そうに見る親友の心配をよそに、腹部に目に見えて引っ掻き傷が残っている魔法使いは微笑みながら『大丈夫』と返す。この部屋に避難した際、彼女の能力の恩恵を受けたことにより、身体の回復は通常よりも早く進んでいたらしい。
亜理紗「そんなことより、鳴き声の正体を確かめたいのではありませんか?」
霊華「えっ、ど、どうして分かったの?まだ何も言ってなかったと思うんだけど…」
亜理紗「顔に出てましたから。……私もついて行きます。一緒に確かめに行きましょう?」
亜理紗が霊華の考えを予想すると、本人は図星だったのか分かりやすく目線をキョロキョロとさせて動揺し始める。先程鳴き声の方角をじっと見つめていたことから、今回の予想に行きついたのだ。
ともかく、動揺する霊華をからかうように笑うと、廊下に出て手を差し伸べ。霊華は恥ずかしそうに頬を赤らめながらも差し伸べられた手を取り、2人揃って鳴き声の正体を追って歩き始めて。
>鶴丸国永
【廃地下鉄駅/宿儺】
「───…何?」
(苦虫を噛み潰したような顔を見せつつ辺りを見渡しながら駅を散策していたところ、此方に近付いてくる足音が聞こえた後に何者かが自身の肩に手を置く。気配に気づいた宿儺は笑みを浮かべて声を掛けてきた銀髪金眼の男性に対し片手をかざすが、彼の紡いだ言葉に興味を示し肩に置かれた手を払いのけるだけで済ませる。目を覚ますと突然、見知らぬこの場所にいたという事で自身が彼の言う「迷い込んだやつ」と考えるのは至って容易で、「敵の仲間か」と疑ってくる様子から何か良からぬ存在でもいるのかと神妙な顔つきで考え)
「俺はこんな場所もお前の言う敵が何かも知らん。それで何だ?お前はここに詳しいのか」
【路地裏 桜セイバー/ミルコ】
>路地裏ALL
桜セイバー「フッ――!!……行きましょうマスター。こっちです!」
ミルコ「…どうなってるんだ?ブリザードの中登山してる訳でもねぇのにこの視界の悪さ…。悪いな、サムライガールの観の眼だけが頼りだ。
桜セイバー「その呼び名いい加減変えません!?私の事は普通にセイバーと…っ、待ってくださいマスター、この気配は…」
(ザシュッ、と骨と皮が切れるような音と共に肉塊がぐちゃあ、と崩れ落ちるように地面に落ちる。霧深い道を帯刀した和服の女性と、闇に溶けるような黒のトレンチコートを羽織ったカーキ・ジーンズのソフトモヒカンの男。あまりにも不釣り合いだが息の合った動きで人ならざる異形…怪物とも呼べるその「何か」を一刀で切り伏せて歩みを進めて。全く視界が効かないが足を止めると如何やらそこは路地のようであり…帯刀した女性が何かに気付いて)
ミルコ「うん?行き止まりか…いや、さすがにこれは俺でも気づいたぜ。ここは処刑場か何かか?」
桜セイバー「…まだ新しい。奥に進んでみましょうマスター。私の傍を離れないでください」
ミルコ「ヒュウ、それは男が言うセリフなんだけどなァ。俺かっこ悪くなっちまうじゃねぇか。まぁ仕方ねぇか…サポートは任せな!魔力を使って光球をぶっ放す!一瞬か効果ないかもしれねぇがねぇよりマシだろ、行くぜ!サムライガール!!」
桜セイバー「はい!……押し通る!!!」
(わずかな視界に入ってきたのは夥しいほどの血。そして聞こえる銃撃音と声。この路地の裏で何かが起きている。それも想像もしたくないような何かが…。そう直感した2人はすぐに戦闘準備を始め、まずトレンチコートの男が前に出ながら何かを呟き、手から眩く煌めく球体に変化させ、指先に集約すると…それを上、前、下に向かって照明弾の様に打ち出して視界を確保しようとして。同時に独特の歩様から縮地の要領で踏み出した和服の女性が帯刀した打刀を抜き放って前に出ると声を上げて)
(/路地裏にいる方々に沖田さんと魔術師1人を絡ませに行きました!余裕がある方はお相手していただけると幸いです!他場所も別キャラで分割して絡み文を投下いたします!)
>>シャーリーズ・フルウールト、南部住宅地ALL
【南部住宅街/ブラックホール&ステカセキング】
?「おい……おい、起きろっ!!」
何者かに身体を揺すぶられながら大声で呼びかけられ、全身黒ずくめで、赤いマントを羽織り、顔に大きな穴が空いた男は目を覚ました。
男……悪魔超人・ブラックホールは、額に手を当て、ぼやけた意識を覚醒させるように、軽く頭を振る。
ブラックホール「……ぁっ?……俺、いつの間に寝てたのか……?」
自分は先程まで、魔界で二人の仲間と共に、別地で戦う超人たちの行方を見守っていたはずだったが……と、先程までの自分の行動を思い返していれば、隣から聞き覚えのある声が聞こえてきた。
?「よう、やっと目ェ覚めたかBH!」
ブラックホール「ん?……なっ!?お前……ステカセキング!?」
横を見れば、ケケケ、と笑いながら手を振る、巨大なカセットプレイヤーに手足を生えたような姿をした悪魔超人がそこにいた。
その超人__ステカセキングの姿を見て、ブラックホールは驚愕した。
それもそのはず、目の前にいる彼は、少し前に起きた戦いの中で、死亡したはずだったからだ。
ブラックホール「お、お前……先の正義・悪魔VS完璧の全面対抗戦で死んだはずじゃなかったのか!?」
ステカセキング「いやぁ……俺もそう思ってたんだが……とりあえず、周りを見てみろよ!」
ステカセキングからそう言われ、辺りを見回すブラックホール。そこで、彼はもうひとつの異常事態に気づく。
死んだはずの同胞が生きてる事実に気を取られて気づかなかったが、自分が今いる場所は、先程までいた魔界ではなかった。
濃霧と灰が立ち込めた、何処かの住宅街だったのだ。
状況が呑み込めず、ブラックホールは困惑する。
ブラックホール「……っ!?なんだ、ここは……!俺はたしかに魔界にいたはず……!!」
ステカセキング「いや~、俺にも何がなんだか、わけわかんなくてよ~。あの戦いで負けて死んでから、超人墓場で何をすることもなくぼーっとしてたのに、気づいたらこんな霧と灰だらけの町にいてよ。隣にはお前が寝てるし……」
何がどうなってんだが、と頭を抱えるステカセキング。ブラックホールは、そんな彼の経緯を聞いたあと、「グム~」と唸り声をあげる。
ブラックホール「……他勢力の超人の仕業……ってわけでもなさそうだが……とにかく、まずはこの辺りを探索する必要があるな」
この場所がどこなのか、自分たちに何が起きたのかの手がかりを探すべく、ブラックホールは行動を開始しようとする。
その時。
ブラックホール「ん?」
近くで、何かの音がして、顔を上げる。
それは、何が道路を走るような音と、何者かの声だった。
ブラックホール「!!あっちの方に誰かいる!行くぞステカセ!!」
ステカセキング「お、おい待てよ!?」
自分たち以外に人がいるとわかり、走り出すブラックホールと、その後を慌てて追いかけるステカセキング。
しばらくして走り続け、二人が目撃したのは、霧がかかってよく見えないが、無線か何かで周辺に呼びかけながら、道路をかけ抜ける何者かの姿だった。
ブラックホール「ただ事じゃない様子だな……なんとか俺たちの存在に気づかせて、話を聞けりゃあいいんだが……」
ステカセキング「あ、それなら俺に任せろ!」
ブラックホールのつぶやきを聞くなり、得意げに声を上げたステカセキングは、返事を待たずに自分のボディに備え付けられたボタンをカチッ、と押した。
すると……。
『ばぁぁぁあ~~んっ!!!』
ブラックホール「ゲェェッ!?」
ヘッドホンになっているステカセキングの足部分から、爆音の音楽が流れてきた。
普段はこの地獄のシンフォニーと呼ばれる音技で、相手の脳を破壊し、建物も廃墟に変えるレベルだが、今回は遠くにいる相手を呼び止めるだけであるため、音量もその程度に抑えている。
……が、隣にいるブラックホールには十分うるさいため、耳を押えていた。
>モルガン、自然公園ALL
【移動中→自然公園/フェロー・オネスト&ギデル】
フェロー「……夢、だったら良かったんだがなぁ……」
シルクハットを深くかぶりつつ、狐の耳としっぽが生えた男は溜息をつきつく。傍では猫の耳としっぽが生えた少年が、彼にピッタリとくっついている。
狐耳の男……フェローは、とある路地裏で血濡れの少女に遭遇し、その後異形の化け物に追いかけられ、別の少女に助けられたおかげで、難を逃れ……そこで意識が途切れた。
次に目を覚ました時には、以前とは全く異なる場所にいた。
__はぐれていた相方と共に。
相方……猫耳の少年、ギデルの話によれば、遊園地に迷い込み、自分と同じ迷い人に遭遇したところで霧に覆われ、意識を失ったらしい。
相方と無事に合流出来たのは良いものの、この霧と灰の町から逃れられたわけではないため、まだまだ安心できない。
そうフェローが途方に暮れていれば……。
ギデル「!、!」
フェロー「……ギデル?」
傍らにいるギデルに、服の裾を引っ張られ、そちらに視線を向けた。
ギデルはフェローの顔を見つめるだけで、何も言葉を発さない。が、フェローには彼が何を言いたいのか伝わった。
にっ、と口角をあげて、こちらを見上げるギデルに言葉を返す。
フェロー「……そうだな、俺たち二人がいれば、怖いものなんかなにもありゃしないさ。
さ、落ち込むのはやめやめ!さっさと手がかりを探し__」
相方のおかげで自分を取り戻したフェローは、気持ちを切り替えて、この町から脱出する手がかりを探そうと、止めて居た足を動かし始めた。
その時、何気なく視線を向けた公園に、霧越しだが人影が見えたのだ。
自分たちと同じ迷い人か、あるいは異形の化け物か?ギデルを自分の背に隠して警戒しつつ、フェローは大声でその人物に呼びかけた。
フェロー「おーい、そこに誰かいんのかー?」
(それぞれ絡ませていただきました。改めてよろしくお願いします)
(/スペック行使が間に合った感じで進めます!)
>エディ、ガイスト、墓地all
【墓地/当麻紗綾】
青年(エディ)の足を掴み、噛み付こうと口を開いた死体は、噛み付く直前で何か見えない力が働いたかのように動きを止めると、次の瞬間には足を掴んでいた手が捻れるように潰れ、頭も引き潰されるように弾け飛ぶ。
そして、その力を行使したのであろうスーツの女(当麻)の横には、先程まで居なかったまた少し様相の異なるスーツを着た普通の主婦にも見えるような女性が左耳に手を摘んだ格好で立っている。
「……っ……クソッ……早くッ、今のうちに逃げろ!」
そう叫んだのは先程まで青年(エディ)を援護する形で銃を撃っていた女(当麻)であり、よく見ると横に立っている主婦風の女性(古戸)と同じポーズをしながら顔を顰めて鼻血を流している。
>>198 >>211 ガイスト、当麻紗綾、墓地ALL
【墓地/エディ・ドンブラウスキー、サング×多数】
めきゃ■■■
彼女(当麻紗綾※正確に彼女達)が行使した何か(不可思議な力)で文字通り頭部が拉げて潰れ(普通の腐乱死体)に戻り動かなくなった原型を留めていないそれらを押し退けて半泣き状態で小太りの青年(エディ)はまた立ち上がろうとするが――
ずぼっ…ずざっ…
エディ「いやだぁ」
わらわらと青年の周りから姿を現す土から姿を現す腐乱死体(サング)の群れ今度は一体どころの話では無い様で一度は危機から脱し掛けた彼(エディ)は半ば絶望した表情であと十数メートル程の距離にいる見知らぬ彼女(当麻紗綾)を見つめて…
そんな中で、周囲の動く腐乱死体(サング)を他所に警戒しつつ剣を片手に物音と声を辿ってやって来た血塗れの異世界の神父(ガイスト)の視線の先には
地面から這い出した腐乱死体(サング)達に囲まれて逃げようにも逃げられなくなりつつある小太りの帽子を被った青年(エディ)の姿と、距離はあるものの何かしらの(手段)――恐らく“尋常のモノ”とは異なる方法で彼(エディ)の援護を試みるスーツ姿の女性(当麻紗綾)とその隣の主婦の様なスーツ姿の女性、それに相変わらず周囲から次々と緩慢に歩み寄ってくる別の腐乱死体の群れ(サング)という光景が広がっていた。
青年(エディ)を直接助けるにはやや距離があるが――女性(当麻紗綾)の方へにじり寄る腐乱死体(サング)も少なくない為援護に回るのも手かも知れない。
無論、(生き残る)事を優先するならば余計な戦闘を回避してこの場を離れるという選択肢もあるが…
>>206 シエラ・ジェラミス、森林ALL
【森林/ゴードン・ヒラツカ、????】
ヒラツカ「…シエラ君、か宜しく。――あぁ…その方が良い」
強くなる奇妙な獣臭さと奇妙な泣き声その他から危機感を認識したらしき少女(シエラ)の問いに頷く日系の中年民俗学者は――
ヒラツカ「こっちだ、確かこのまま暫く登ればちょっとした廃コテージがあった筈、其処まで行ければ一息つける筈…多分、其処から“街”方面まで一度戻るのも良いかも知れない。」
と
ヒラツカ「あと、コレを――魔除けグッズの類さ、気休め程度だけど無いよりはマシだろう。」
と懐から取り出した奇妙なデザインのアンティークコイン(セントメダリオン)を一枚差し出す。
(魔法)の類が扱える彼女(シエラ)ならこの奇妙なコインから(不可思議な力場)を感じ取れるかも知れない。
ぱきぱきぱき…ずざっ
■イトッシャノウ■
そうして間近で木々を揺らし枝々をへし折りながら迫ってくる(ナニカ)が迫った時点で、民俗学者は一気に駆け出した。
ヒラツカ「このまま私の後に付いて来てくれ、決して後ろを見ないで――“目を付けられる”と厄介だ。」
御世辞にも獣道その物でとても人が駆け登られる様な藪の中を一切速度を落とす事無く民俗学者は駆け続ける――後ろからは異様な気配はそのままに近付いて来る。
>>205 >>209 >>214 斎藤一&岡田以蔵、沖田総悟、桜セイバー&ミルコ、路地裏ALL
【路地裏/梓家始季、????、????×複数】
――斬って掛かる訳では無いが、何かしらの(業)の類――謡う様な口上は濃霧と血煙を揺らし、黒スーツの彼(斉藤一)が抜刀して歩み出すと同時に、硬質な、弾力の有る肉質の“ナニカ”を断つ様な鈍く、しかしそれでいて鋭い音を耳にする。
職業柄(扱う得物)――が今のスタイルとは異なり本来であれば(刀剣)の類である女殺し屋(始季)はそれが風を斬る様な(斬撃)に由来するモノだと察したが“不可視”の得体の知れない化け物を(感知)して尋常ならざる手段で次々と(断って)いるのならば……最初にこの二人から感じたモノも伊達では無いのかも知れない。
尤もそんな考察など先ずはこの物理的血祭りと化した路地裏で生き延びられなければ意味の無い事だ。
彼(斎藤一)の手で次々(斬られ)ていくらしき(不可視の触手)だが、替わりは幾らでもあると言わんばかりに次々と引っ込んでは飽和攻撃の様に襲い掛かってくる
ボサ髪黒コートの彼(岡田以蔵)に左手で頭を下げられ、同時に急接近した(視えない)触手を彼が斬り落としたのを斬られた其れが視えないままながら落下音で把握した女殺し屋(始季)はそのままうつ伏せ(伏射)の姿勢に移行し、路を覆う血やら得体の知れない何かで服なり肌なりが汚れ染まるのも露ほども気にした様子も無く。
ピンッ
ライフルから一瞬手を離してリグポーチからM67(破砕手榴弾)を1つ取り出すとそのままピンを躊躇無く抜いて伸びて来ている(触手)の(大元)目掛けて投擲する。
始季「“元”を潰さないとジリ貧…グレネード(手榴弾)の炸裂と同時に距離を詰めましょうか。」
そう二人(斎藤一&岡田以蔵)に呼び掛けて丁度炸裂して路地裏の霧と血煙を巻き込んで爆風が吹き抜ける中で、血濡れの傭兵染みた装備の隻眼の女(始季)は匍匐前進をする形で頭上の斬撃と触手の応酬の只中を血溜まりに浸かりながら時折ライフルを発砲しつつ(触手の本体)を目指して進んで行く。
自己保身の欠片も無い(触れられるなら殺せる筈だ)の精神、英霊(サーヴァント)ならばまだしも生身の人間なのに恐怖心が麻痺してるか何処かに置いて来てしまった様なそんな様子で…
ある種(殺す事)を最優先に動く(理性の有るバーサーカー)めいたこの女殺し屋(始季)の危ない性質を垣間見る事になる。
――
―
その一方、背後から血濡れの病院のガウン姿の少年(????)に話し掛けられ油断無く得物に手を掛けて身構えつつ誰何する彼(沖田総悟)ににこやかだった少年(????)は怯えた様な表情を顔に浮かべて―
????「“ぼくたち”もわかんない、病院の“センセイ”たちに連れられて、乗ってた飛行機がすごく揺れて――気付いたら此処にいたの。―ねぇなんでそんな目でぼくを見るの?…こわいよ。」
と何やら経緯の様な事を割と落ち着いた様子で説明して――且つ身構えて鋭い視線で見据える相手(沖田)に“怖い”と言っている状態である。
と、霧中を進みながら奇怪な有象無象を斬り捨てながら凄まじい勢いと速度で路地裏を吶喊する女剣士(桜セイバー)――加えて相方の魔術師な彼(ミルコ)が放った照明弾めいた複数の魔術の光弾が路地裏の薄暗闇と霧の中を煌々と照らし出す中、二人(桜セイバー&ミルコ)の進行先に見えるのは血で汚れた水色の患者用ガウンの入院服姿の少年(????)
少年(????)は彼女(桜セイバー)の姿を認めると「助けて!」と叫んで抜刀して臨戦態勢の相手(桜セイバー)と相方(ミルコ)の方へ駆け出した。
子供故の後先考えない行動だろうが――奇しくも時代も世界も違えど有る意味(同じ名)と(同じ立場)を取る者同士(桜セイバー・沖田総悟)が鉢合わせする場面が出来上がる。
――
―
くるるるるるるるるる
そうして各々が感じ取っていた(イヤな気配)の一群が――路地裏の霧に紛れて遠巻きに蠢き始める。
あるものは壁に張りつき、あるものは路を這い、あるものは(壁の中)に“溶け込む”
迷路めいたこの(路地裏)が混戦状態になるのも時間の問題と言えるだろう。
>>208 狩人、廃屋敷ALL
【廃屋敷/リビング/ことも、屍人×2(死亡?)】【斧のモーションも独特でしたね(もうあの時点で理性が限界だったのかとも愚考してしまいましたが)、聖職者の獣経由で共闘した後再会するとあそこで闘う羽目になるとは思わなんだ(白目)】
幼いながらに、少女(ことも)がやはり感じるデジャヴ(即視感)
出来事の展開も、こんなやり取りも――それを差し引いてもこうやって誰か、見知らぬとは言え(大人)と一緒にいて少なからず普段の孤独な夜廻りに比べてしまえば、丸きり分からない場所で、訳の分からないナニカに襲われる様な状況でも少なからず(安心)出来た。
ことも「…さっきつくえのうえにおいてあった。」
早速、(見つけていたモノ)を立ち上がった彼(狩人)に差し出す――見たところ年代モノのアンティークコインの様なモノだが…微かに不可思議な(力場)を感じるかもしれない。
ことも「あと、これとこれも」
と、(前回)と異なり更に別のナニカをうさぎのリュックから取り出して渡した、それは (Victoria's Kitchen)の製造会社の銘が入った何かしらの飲み物らしき瓶が数本、少なくとも中身は酒の類では無いらしいのは(アーモンド・ウォーター)の商品名から察せられる単純な清涼飲料でありどこかの人里離れた古都でそれほど量は無いが醸造される匂いたつ血酒染みたゲテモノでは無い…筈である。
あとは黄燐式のマッチが一箱、19世紀ならまだまだ広く使われていた日常生活品ではあるが、(あぶないから大人がいるなら大人に渡す)ということものシンプルな思考で渡されたものらしい(その割りに必要なら躊躇無く自分で扱う辺りはメリハリが効いているとも言えるが…)
――そんなやり取りの間に、騒々しく鍵の掛かったドアノブをガチャガチャと回し続けていた音が何時の間にか止んで廃屋内の静寂が戻っている。
異形(Suicider)が諦めて去ったのか…それとも
―キィ――
不意にその扉とは異なるドアが静かに開く音が聞こえ始め…
【少々分けます】
>>212 博麗霊華&霧雨亜理紗 旧校舎ALL
【旧校舎(保健室)→校内1F/????→カーヤ(天の邪鬼)】
ぎしっ
ぎしっ
ぎしっ
ぎしっ
歩く度に軋む床の音と、廊下に面した水飲み場の水道…蛇口から滴る水滴の音が時折消え掛けて点滅を繰り返す蛍光灯で薄暗く照らされた廊下でイヤに大きく響く、同じ階のくだんの(猫の鳴き声)の正体を確かめるべく何だかんだで息ピッタリな二人の異邦の少女(博麗霊華&霧雨亜理紗)は微笑ましいやり取りをしながら、その(泣き声)のした方向へ歩いていく。
がしゃんっ
大きな物音――その方向を見れば廊下側の教室の机の上に放置されていた金属バケツが何かの拍子で転がったらしい。
――たーん、たん、たーん
今度は階段の方からバスケットボールが独りでに跳ねながら落ちてくる。
―
――
ポルターガイストめいた怪現象が立て続けに起きるが少なくとも今の処は(驚かす)だけで直接的な危害を加えるような怪異は起きていない。
―そして廊下を進んだ先の曲がり角
丁度、靴箱が並んでいる玄関付近の棚の上に――(そいつ)は居た。
真っ黒な魔女の使い魔みたいな夜の様な黒の毛並みと――校内の薄暗闇の中で怪しく炯々と輝く水色と黄色のオッドアイをした黒猫。
???「――おい、そこの小娘共!、お前たち、オレ様の鳴き声を聞いて来たのか?」
そんな黒猫が棚の上で寛いだ姿勢のまま暫く顔を洗っていたかと思うと、突然外見に似つかわしくない濁声(CV:中尾隆聖)で二人に唐突に話し掛けてきた。
>>215 ブラックホール&ステカセキング 南部住宅地ALL
【南部住宅地(路上)/シャーリーズ・フルウールト(ストライカー着装)】
シャーリーズ「ぃいい!?」
―(使い魔)を経由して魔力運用を行っている(ウィッチ)にとって、(魔法力)の使用による(使い魔)の器官の具現化(即ちこの場合はチーターの耳と尻尾)、取り分け聴力が人間の比ではない生き物の場合、些細な物音の類でも(加減は出来るとは言え)拾えてしまうだけの凄まじい聴力を発揮できるのだが―(人の探索)でセンサー以外のそういうモノもフルで活用していた准尉の場合、彼(ステカセキング)の出力を加減した“爆音”でも耳鳴りを覚えてしまう程の迫力で届いていた。
一瞬遠のき掛けた意識を慌てて引き戻し、今の爆音が(無線)の怪奇音や訳の分からない混線したラジオの類では無いことを確認すると――少なからず目を輝かせて
シャーリーズ「もしかして…“人”がいるの!?」
と微かながら希望を抱いて、陸戦ストライカーを急旋回して通り過ぎた住宅の一角に急行する。
霧を掻き分け、灰を盛大に吹き上げながらやって来たネコ科の肉食動物の耳と尻尾を生やした兵隊みたいな格好と装備に両脚から腰に掛けてゴツい機械(陸戦ストライカーユニット)を着装した一人の少女(シャーリーズ)は見えて来た二人分の人影に手を振りながらストライカーにブレーキを掛けつつ声を掛けるが…
シャーリーズ「あのー!さっきの凄い音は貴方がたですk……!?え…えっとあの―――」
霧の中から近付いて漸くその二名(ブラックホール&ステカセキング)の容姿を見た途端、歴戦の陸戦ウィッチである筈の少女は驚愕して目を白黒させ始め困惑する…それは見た目から来る恐怖感と言うより色々と(想定外過ぎた)というのが一番大きいだろう。
>>217 ゴードン・ヒラツカ、????、森林all
【森林/シエラ・ジェラミス】
逃げた方がいいやつか聞けばそれに対して頷いて見せたゴードンの話ではこのまま登っていけばちょっとした廃コテージがあるらしく、そこまで行ければ一息つける筈らしい。それでいてそこから街方面まで戻るのもいいかもしれないと
街、気になりはするものの自分はさっき此方に来たばかりで道も分からないし1人では無理だろうと考えれば次は懐から何かを取りだしたと思えば無いよりはマシだろうと奇妙なデザインの謎のアンティークコイン(セントメダリオン)を差し出され思わず受け取れば不思議な何かを感じとり本当に魔除けグッズだったり?と考えてみつつ「ありがとう」とお礼を言いつつ何処にポッケがあるのか何処かに大事にしまって
そうしていれば木々を揺らし枝をへし折る音が先程より近くで聞こえ例の怪物が間近に迫っている事を知らせてきて一気に駆け出したゴードンの後を追いかければ"目を付けられる"と厄介だから後ろを決して振り返らずに自分(ゴードン)に付いてくるように言われ後ろを振り返りたいという好奇心からくる気持ちを何とか押さえつけその通りにして
「後ろのやつは多分、無理なんだろうけど他の怪物って物理攻撃って効いたりする?」
後ろから追いかけてくる気配に気を配りつつゴードンと共に獣道を駆け続ける中、このギルドに帰れない状況が長く続くならもしかすると自分が1人でこういった怪物に立ち向かわなければならない時も来るかもしれないと頭を過り自分の戦闘スタイル的に物理攻撃が効かないと少々困るがと考えつつゴードンにそう聞いてみて
【森林/オベロン】
>森林ALL
オベロン「今度は森か…いい加減、この霧とはお別れしたいなあ」
(前回そして前々回。たまたま数人と出会い、時には共に戦闘や探索をしていたものの、満足な情報を得ることなく濃い霧が邪魔をしいつの間にか1人になっていた。辺りの禍々しい雰囲気や怪しい叫び声を避けつつ迷い込んだ森林も相変わらず薄気味悪い霧が漂っている。森で産まれたオベロンにとって森林は得意なフィールドではあるものの、体力や魔力を奪うこの霧は忌々しい存在だった。道なき道を辺りを警戒しながら進んでいくと、ふと、かろうじて屋根が朽ち果てていないもののなんとも古くくたびれたコテージがあり。とりあえず、罠が仕掛けられているかもしれない為警戒しながらコテージの辺りをうろうろして。)
(絡ませていただきました、他の2人はタイミングを見て絡みに行きたいと思います。よろしくお願いします)
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