ルーキーと部長。【庭球】

いや、怒らない、、むしろ、ちょっと嬉しいかも、、(ツンデレなので、ハッキリ言えず顔を逸らし)

そうか。其れを聴いて安心した。ますます越前に惚れてもらえるように精進せねば。（嬉しくなり微かに頬を薄く染めて）

あの、もう俺帰りますんで、、(急に恥ずかしくなり、ほんとはもっと一緒に居たいくせに背中を向けて)
また、明日

ちゃんと自分の気持ちをはっきり言わないと、相手には伝わらんぞ（肩に手を置きぽつり囁き）

そんな事、分かってけど、俺が素直に言えると思います？(肩に手を乗せられると振り返り、これでも頑張ってら方なんだけどと、自分では思っていて)それぐらい、察して下さい

そう来るか……では、一度しか言わないから、しっかり聴いて置いてほしい。
越前、……俺は越前に好意を抱いている。それだけでは無い。越前の周り近づく他の部員や他校の連中にも嫉妬するほど……どうやらお前に惚れ込んでるようだ。…お前さえ良ければ、もう少し詳しく越前を知りたいと思う。……だめだろうか？（此方に引き寄せ眼鏡越しに緊張した面持で反応を待って）

え、(あまりにも、ストレートに言われたので、恥ずかしく赤くなり)
俺の事聞いても面白くないかもしれないけど、そう言うことなら、いいっすよ。俺も、部長の事、知りたいし

嬉しいぞ。これからもっと仲を深めて行こう……リョーマ。（さり気なく貴方を名前で呼び好意を示そうとぎゅ、と抱き締めて）

ぶ、部長？！(抱き締められて驚くも、悪い気はせず、迷った末に自分からも抱き締め)

こうしていると……暖かいな。（抱きしめ返されたのが嬉しく離さずにそのままくっつき）

まぁ、人の体温は暖かいっすからね。(ボソっと呟きながら)

…今日はこのぐらいでしておこう。これ以上一緒にいると止まらなくなってしまいそうだ。（淋しげに抱き締めていた腕を離して）

はぁ、(なんだか、名残り惜しいなと思い)
途中まで、一緒に帰らないッスか？

良いだろう…家まで送っていく。一人で帰らせたくないからな。（そっと自身の掌と貴方の掌を重ねて歩き出し）

え？それはさすがに悪いッスよ。(自然と手を重ねられて、繋ぎ返すと、途中までで大丈夫なのになぁと思い)

俺は平気だ。気にするな……リョーマの恋人になれたら良いのに（自身に芽生えた初めての気持ちに戸惑いつつも貴方の恋人になりたいと言葉を出して慌てて手で唇を隠して）

え？今の本気ッスか？(こんな積極的な手塚は初めてだと思いつつ、聞き返し)
部長が、俺でいいなら、、

俺も、お前がいい。これから先、俺の隣に居て欲しい（頬が紅くなるのを感じると顔を下げて）

こちらこそ、よろしくッス(同じく照れて赤くなり)
でも、恋人って何したらいいんスかね。デート、とか？

俺の方こそ、だ。（頬を優しく触り）
とりあえず、一緒に居る時間を多くしていこう。デートは勿論、旅行なども……なんてな。