リン 2023-11-03 21:29:26 |
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…それは光栄ですこと。
(それなら大学の友達のところに、なんてきっと彼には余計な事だろうか、と喉元まで出かかって飲み込んだ。此方もわざとらしく返答をすると、美味しそうな話題には頷きつつ)
……1人が嫌だからよくバーにも来るの?普段も友達とずっと遊んでそうだし。
…うわ、聞くそれ?…ええー…まあ、割とそう。寝るまで動いてれば考える時間作らなくて良いし。(露骨に嫌な顔をするものの相手の以前のやり取りからすれば素直になった方が気楽と察し、ゆっくり息を吐いて頷いた。手首に袋を添え直し、パーカーのポケットに両手を収めて)
ほんとはめっちゃインドアなんだけどなあ。本読んだり映画観たりしたいんだけど、今はちょっと思考にノイズ入るから無理なんだよね。
(嫌な顔はしつつ応えてくれる相手に、ふぅん、とだけ一度返せば、アパートに到着し階段を上がって行って。ノイズというのは、前話していた恋人のことだろうか、なんて思考する。)
動いてればって話にはめちゃくちゃ同意なんだけど、インドアなのは意外。
……1人じゃないし、見たい映画観てもいいよって言おうとしたけど、うち、観れるもんなんもなかったや。
( 自分の部屋前で立ち止まりポケットから鍵を取り出すと解錠し、玄関の扉を開く。相手が先に入れるよう促しながら、相変わらず淡々とした様子で上記を述べた。)
(素っ気ない返事ではあったが己にはそれくらいがちょうど良くて、片眉下げて静かに笑う。いつの間にかたどり着いたアパートの外観をなんとなし視線巡らせながら、)
…全然人付き合いとかだるい方だよ俺。つるむ奴に陽キャが居るから最近よく誘われるけど普段はめちゃめちゃ避けてるし。
…ショルダーにiP adならあるから何かしら観れるかもね…?…リンはなんか見たいやつとかある?(背中の荷物を軽く揺らしながらも促されるまま中に入り、好みのジャンルなどふと気になって訊いてみたりして)
へぇ…、まぁ、つるみたい奴と好きなようにつるむのが1番だよね。僕だってダルかったら避けるもん…というか、はっきり苦手って言っちゃうかも。
(相手に続いて部屋に入り上着を脱ぎながらそう告げると、映画に関する質問には考えるように視線をぐるりと回して。)
……ファンタジー系は割と好き、見ててワクワクするし。あと、コメディ系とか?
そうだねえ、…リンて結構さっぱりした性格してるよね。…こう言うのも君といる上で楽って思うファクターなのかな…、(纏まらないまま述べる声はどこか独り言めいていて、ぼんやりと。荷物からiP adだけ取り出すとテーブルに液晶が見えるように立て掛けて)…どっちもならアレかな、チョコレートの工場のやつ。もう少ししたらあれの新作出るから見直しておきたいなとは思ってて、(次いでコンビニの袋をテーブルに置きながら彼の方へと視線を正したら首を傾げて)
おかげで可愛いのは顔だけってよく言われるけどね。まぁ、事実だし?
(徐にキッチンに向かえばコップを2つ取り出して、そこにお茶を注げばテーブルへと運ぶ。
開き直ったように言葉を返せば、相手の隣へ腰掛けて興味深そうに画面を覗こうと身体を寄せて。)
それ、昔見たことあるような、気…はするけど覚えてないな…。新作あるんだ。
……あ、コンビニのやつ、僕はなんでもいいから。余ったやつ頂戴。
…俺はリンのそういう中身と顔一致しないとこ割といいと思うよ。小憎らしいけど。
(似た様なタイミングでソファへ体勢沈めたならネ/トフリ起動してダウンロード済みの映画を選択──などしながら近づく彼を横目にすれば妙にそわと落ち着かなく液晶の方へ目を戻して)
そう、若き日のウ/ォンカさんの話のやつが観れるらしいよ。…俺は監督の作品見漁る一環で何年か前に見たきりなんだけど意外と覚えてなくてね。おっさんの妖精みたいなの結構好きなんだよね、…あ、趣味とかの話じゃないよ?(変なとこでふと気に掛かって真面目に返答し、袋の内容を思い出しながら少し頭を捻って)…じゃあ黒豚肉まんと焼き芋まんを贈呈ー、…俺はチーズカレーまんと胡麻あんまん。(見た目じゃあまり分からないだろうから中華まんの入った包みを二つ、彼の方へと差し出しつつも「…変更は一回だけ可能だけど?」と一応確認するように軽い口調で笑って)
ま、そこも僕の魅力の1つってやつ?
(実際はそんなこと言われてはいないが、わざとらしく自信ありげに発言して襟足の髪を1束くるりと指先で巻きとってみる。)
ふぅん、それって、あのチョコレート作ってる人でしょ?
……って、そんな真面目な顔で否定しなくても分かってるって、てか、あれ妖精さんだったの?
(相手から伝えられる映画情報には適度に相槌を打ちつつ、ふと、少しばかり面白かったのか、珍しく手を口元に添えて笑って)
……あ、それなら、チーズカレー一口だけ食べたい。僕のもどっちか一口あげるから。
自意識高すぎてちょっと困るね…。…否定が完全に出来ないのが悔しいよ俺は。(ドヤりの雰囲気が見受けられて複雑そうな顔で目を細めるも見えない彼の後頭部の方へ空いてる掌そっと近付けたら軽く髪を撫で)
そうそう、新作はジョニ デじゃ無いんだけどね。
うん、なんか妖精だったような…?…まあ観たら多分分かる、…多分。
(どうだったかは記憶に定かではなくて自信なさげに。映画を流し始めながら背もたれに身体を預けて1口の相談には頷いて)
じゃあ焼き芋まんの方1口貰おっかな。最近さつま芋系のものよく買っちゃうけどこれはリピ確で美味しかったんだよね。色味はちょっとアレだけど。(見たら分かるが焼き芋まんは生地部分が紫色になっている。そちらの袋を一瞬指差してからチーズカレーまんの方の包装を外して)
…そもそも、映画観るのも大分久しぶりかも。
(相変わらず単調な相槌になってはしまうが、話はしっかりと聞いているらしく、画面を操作する様子を眺めていた。
そして、不意に髪を触られても嫌な顔をする訳でもなく、その代わり少し気恥ずかしそうに目線を逸らす。)
ありがとう。…この季節になるとやっぱ芋系は人気だね。
──…ん。
(改めて分けてくれた事への礼を述べると、彼が指さした袋を手に取り包みを開ける。鮮やかな紫色の皮が現れれば、相手の方へ其れを差し出して。)
…そうなんだ?…ああ、でも合わなそうなら途中で停めても良いから、…先に言っとかないと機会逃すからね。
(映画の前の制作会社などのテロップ流れるあたりを流し見しながらも特に反応がないことに彼へ視線移り。彩りを感じる気配に胸中はまた少しそわとしたが騒ぐでも無く、ただ薄ら嬉しそうに口許緩ませながら自分の手は引いて)
…いいよ、口に合うともっと良いけど。…じゃー俺も。(此方はカレーのイメージなのか黄色い皮の中華まんを半分ほど覗かせて彼の口元の方近づけ。その動作の流れのまま口を開くと先に一口頂いて)
(/あ。因みに映画の内容はあまり掘り下げるつもりはないからご安心を…、あと、好きなタイミングで時間飛ばしても大丈夫だから。)
(映画の件には「大丈夫」とだけ短く返答すると、此方も近づいてきたチーズカレーまんにかぶりつく。遠慮という言葉を知らないのかまぁまぁ大きなひと口を頂くと、美味しそうに目を細めてソファの背に身を沈める。)
…んまぁ。夜に食べると尚更背徳感で美味しい。
……というか、明日も大学あるんじゃないの?今更だけど、僕の家で映画みてて大丈夫?
(ふと、彼が大学生である事を思い出し、何かと忙しいのではないかと考えるとそんな事を言い出して。)
(/ありがとう。では時々お言葉に甘えさせて頂くね。
其方もご自由に、)
(思ったより面積が無くなった自分の中華まんと彼の合間で視線が右往左往するも食い気があることは良い事に思えて言及するでもなく余った部分を口に運んで、)
それは確かに。明日に残りそうだけど、…まあ道連れいるから気分的には軽いかも。
んー、…睡眠時間人より少ないから、あんまり気にしないでいいかな…?なんか4時間くらいで毎回起きちゃうんだよね…
(少し考えるよう髭もない自分の顎を指で擦りながら肩を竦め)
道連れって…。
……ショートスリーパーってやつ?僕はどちらかと言うと時間あれば寝ちゃうタイプだからな…。
(次いでは自分も焼き芋まんを口にして、またも美味しそうに目を細めつつ、相手の睡眠時間を聞けば、首を傾げつつ質問を。画画面から流れる映像に視線は向けつつ、時々隣にいる彼をちらりと見やる。)
…他の言い方がよかった?(不服そうな雰囲気に冗談半分な物言いしながらも残り少ないチーズカレーまんを1口のうちに収めて包装は空のコンビニ袋にしまい)
…どうなんだろ、ショートスリーパーって2時間とかで起きたりするらしいから俺はその領域じゃないから微妙なとこ。…へえ、あんまり深く寝れないから羨ましい、…何時間くらい?(寝れる時、と聞くと少し気になって映画が流れてることもあり小声で尋ねる。耳で内容は聞くものの流し見の感じで、美味しそうに食べてる様子目の端に映れば穏やかに目を細めながらも画面の方に再び視線戻し)
…そっか、じゃあ、2時間よりは寝れてる方か。
んー、時間はあんまり決まっては無いけど、バイトない時とか、時間ある時に寝てる感じ。寝溜めってやつ?
一応毎晩ちゃんと寝るようにはしてるけど、僕も浅いから、ちゃんと寝た気はしないんだよね。
(自分も残りを食べてしまえば、包みを袋の中へ。コップに入ったお茶を一気に半分ほど飲み干すと、脱力するようにソファの背もたれに頭部を凭れさせた。
あ、でも、休みの日は10時間ぐらい寝たことあるかも、なんて付け加えながら、食欲はいつ何時でもあるようでもう1つの包みも開け出す。)
そう、流石に2時間はね…寝た気がしない。
一説には寝溜めって出来ないらしいけどそこは個々人の体感によるものな気はするよね。
…しっかり寝てるなら良かった。リンなんか危なっかしいからちょっと心配なんだよな…
(胡麻あんまんの方の包装剥がし、空いた手で用意してもらったお茶を含む程度に飲み。続いた言葉には「すっげえ寝るね…」と感心したようにぼやき気味の返答で)
──…、
(終盤に差し掛かった辺り、一通りの食事も終えて先刻に酒を飲んだこともあり眠気が襲い掛かり、頭蓋が重く揺れて。それでも抵抗するかのように眉を顰めて進行する映画に集中し用途だけ試みて)
…え、僕ってそんなに危なっかしく見える?
(相手の言葉にいつも通り相槌混じりに返答しつつ、一部のワードには心外そうに眉をひそめながら質問を返した。
それからは映画の画面をぼんやりと見つめ残りの肉まんも平らげてしまい、懐かしいなぁなんて考えながら時々会話を交わす程度。久しぶりに穏やかな時間が流れていたようにも感じる。)
───…慧?……眠いなら少し寝たら?
(思いの外集中していて気がつけば映画の終盤、ふと、視界の端に相手がゆらゆらと揺れているのが映り、顔を近づけて小声で声を掛ける。そして、そのまま相手の顔になんとなく手を伸ばすと、自分の肩に凭れかかるように引き寄せた。)
(自覚がないことに目をパチと瞬かせながら呆れたようにそっぽ向きながら「先日どんな顔してたか覚えてないの」、と自分の頬に指添えて問い掛けて。
展開が進むにつれて時折此方もああこんな感じだったなと頷いたり、小さく笑ったりして。合間に展開される会話もシーンをどうにか再現出来ないか身振りを交えて愉しげにして、)
…うァ、…?…うん、ありがと、リン、…ね、ていっていいの…、…。…優しいね…?
(ほぼ眠気に負けていそうな辿々しい言葉をのろのろと垂れ流し、されるがままに自分の側頭部を彼の肩へとすり寄せ。一連の動作は何だか心地よく、それでもいつもの彼なんだろうかと夢見心地で余計な一言を付け加えたりなどして)
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