ヌシ 2023-10-31 10:51:57 |
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うん、言われなくても。
(相手から伸ばされた手を掴むと、蕩けて呂律が回らなくなってしまっているのかふわふわとした声を零すのを聞き、自分が相手にすること一つ一つに反応するのが可愛らしくて愛おしくてどうにかなりそうで。一回目の誘いは断られてしまったが、今回は心の準備が出来ているようで自分から浴衣の帯を解く姿を熱い視線で見つめながら、自分もいつでも帯を解けるようにと帯に手を掛けていて。自分でいっぱいに満たして欲しいと言われれば、当然だとでも言うように上記の言葉を投げかけ「じゃあ玲王。俺もう我慢しないから。」と言うと、相手の肌に触れると、徐々に下に手を滑らしていき、砂糖を溶かしたような甘く熱い空気の中、相手の嬌声がしっかりと聞いた後、ずっと耐えていた理性を飛ばして。)
―――――暗転
──…。(行為から数時間後に目を覚ますと寝起きでまだ頭が回っておらず暫くぼーっと天井を眺めていたが、ふと今何時だろうと時計に目を向けると針は19時前を指していて。面倒くさがりの相手の為に部屋食にしているとは言えど、仲居さんが支度をしてくれている時に二人とも寝ているわけにはいかないと慌てて起き上がると腰に今まで味わったことのない激痛が走り「ぃ…ってえッ!」と悲鳴を上げそのままベッドに蹲り、一体何が起きたんだと涙を浮かべながら戸惑っていたが、ここで漸く相手と体を重ねたことを思い出したらしくみるみると顔が真っ赤に染まっていって)
ん…れお?
(行為か終わり少しした後、相手が眠ってしまったのを見て自分も眠りにつき、それから数時間が経ったのかふと聞き慣れた声で痛がっている声が聞こえて。その声に目が覚めると、腕の中にいた相手がいなくなっており涙を浮かべて顔を赤くしている姿が目に映り。まだ意識がはっきりとしていないのか、相手が可愛いということしか頭に入ってこず、考えるのも面倒くさいと思いこちらに戻すように相手のことを抱き寄せると再び目を閉じて。)
あ…起こしてごめん、凪(あの出来事は夢じゃないよな、とベッド下に散乱している衣服やティッシュを見て恥ずかしさに片手で顔を覆い。ふと、後ろから眠そうな声で名前を呼ばれたのでゆっくりと振り返ると当たり前だが何も身に付けていない相手の姿に耳まで赤く染まり、それ以上直視できずぱっと顔を背けながら大声を上げて起こしてしまったことに対して謝罪の言葉を述べて。裸なんて付き合う前から風呂とか着替えで見てんじゃん、と頬を掻いていると突然抱き寄せられ、再び相手の腕の中に戻されれば焦ったように「ちょ、飯の準備しに仲居さん入ってくるから…!お前はそのままこの部屋で寝てていいからせめて俺だけでも着替えねえとッ」と時計を指差しながら訴えて)
えー…じゃあ玲王が可愛くお願いしてくれたらいいよ
(そういえば今は夜か、と相手の話を聞くと思い出し、普段なら面倒くさがって行動しないが事後ということもあり相手の裸は誰にも見せたくないのかこのまま抱き締めて引き止めることも出来ず。どうせなら相手の可愛い姿を見た後に離そうと考えたのか可愛らしく離して欲しいということをお願いするならば離れると伝えて。出来ないならばこのまま相手のことを抱きしめていられるし、どっちにころがっても自分は得をする立場で。焦る姿も可愛らしいなと思いながら痛めているであろう腰をさすって。)
可愛くって…お前は俺に何を求めてんだよ……ひゃ、ンッ!(てっきりご飯食べられないのは困る、と解放してくれると思っていたのでまさか条件を出されるとは思わずあんぐりして。これまた条件も自分にとってはなかなか厳しいもので、相手の様子を見る限り全く離す気はなさそうなのでどうしたものかと頭を悩ませていると突然腰をさすられ、完全に油断していたらしく甲高い声が出てしまいぶわっと一気に顔に熱が集まり恥ずかしさのあまり軽く睨みをきかせて。そして恐れていたことが起きてしまい、それは部屋の中に響くチャイムで、マズイ、と焦りからか冷や汗を流し相手に顔を向けると「なぎ、ほんと許して、なんでもするから…ッ」と若干涙目になりながら懇願して)
…ん、いいよ。意地悪してごめん
(腰を撫でただけで甲高い声を漏らしてしまう姿が自分のいたずら心をくすぐり、もっといじめたいと思っていた矢先、部屋中にチャイム音が響き、それを聞いた相手は冷や汗を垂らしながら此方に少し涙目になりながら許すも何も、自分が相手にちょっかいをかけているだけなのに懇願していて。それを見ると、もう満足したのか言った通りに相手の体から腕を離し、少しいじめすぎたなと反省し謝罪の言葉を口にする。)
…凪のばぁか(腕を離し解放してくれたかと思えば謝罪の言葉を口にする相手に目を丸くし、何を思ったのか唇にちゅっと軽く口付けしてから謝るくらいなら意地悪すんなと言う意を込めて舌をべっと出しては上記を述べながら部屋を出て。急いで浴衣を着て洗面所で確認しようと鏡と向き合うと、首から胸元までびっしりとキスマや噛み跡が残っているのを見ればあー…と額に手を当て、流石にこの数は恥ずかしいので浴衣を脱いでささっと相手のパーカーに着直すと「すみません、お待たせしました、よろしくお願いします」と部屋の扉を開け、中に仲居さんを入れて早速食事の準備をしてもらい)
……はぁー…
(何を思ったのかは分からないが、軽く唇にキスをされると予想外だったのかすぐに反応することはできず。意地悪をしてしまったことについて何か思うことがあったのだろうか、舌を出している姿を見ると先程キスをされた衝動から此方からもキスをしたいと思うが足早に部屋を出ていってしまい。帰ってきたらキスし返そー、なんておもいながら布団の上で大の字になって寝そべっていて。)
凪ー、飯の準備でき……服着ろよ(夕食の支度を終えた仲居さんが出て行ったことを確認すると一息吐き、冷める前に食べてしまおうと相手の居る部屋へと戻って。案の定、ベッドの上から一歩も動いていない様子の相手に少々呆れたように声をかければ、浴衣を顔の横に置いて着替えるよう促して。喉が渇いたので冷蔵庫からミネラルウォーターを取り出すと一口飲み、ベッドの縁に腰掛けながらボソボソと少し気まずそうに「…その、さ、気持ち良かった?」と起きた時から気になっていたことを小声で確認すると相手も飲むかとミネラルウォーターを差し出して)
んぇー、めんどくさい…。
(自分がこのような状態になっていることには薄々予想ができていたのか特に驚いたような様子はなく。服を着ろと言われればいつもの口癖を呟くも腹は空いているためゆっくりと起き上がると顔の横に置かれた浴衣に着替えて。自分が着替えている間にミネラルウォーターをベッドの縁で飲み、気まずそうな顔をしながら行為についての感想を聞かれ。「…うん、ていうか、相手が玲王なんだから当たり前でしょ」と差し出されたミネラルウォーターを受け取り飲むと相手が自分の服を着ていることに気がつき。「…玲王、俺のパーカー好きなの?」と首を傾げながら聞いて。)
……!そ、そっか(またいつもの面倒くさがりの相手に戻ったので苦笑いを浮かべるが、珍しくすぐ起き上がり言った通りに浴衣に着替える光景に感心しながら浴衣姿の相手もいいなと思わず口元が緩んでしまい。自分から聞いておいて返事を聞くのが少し怖くなり聞かなければ良かったかも、と後悔すら覚えていると相手の口が開かれ、それは予想に反しただけでなく不安だった自分にとっては嬉しい言葉で顔を背けると安心からか若干涙が浮かび上がって。鼻をずびずびさせながらティッシュに手を伸ばすと相手の言葉でパーカーを勝手に借りてしまったことを思い出し「あ、悪ぃ。ちょっと浴衣じゃ色々見えるから借りた…好きだけど、凪の匂いして落ち着くし」と恥ずかしそうに最後の方をごにょごにょと小声で話して)
色々…?あぁ、キスマークのこと?
(相手の来ている自分のパーカーについて触れれば、浴衣では不都合があるようで。その原因の『色々』とはなにかと首を傾げれば、数時間前首や鎖骨に吸い付いたり噛み付いたりしていたことを思い出し、そのことかと納得し。そして、どうやら自分の匂いがすることから落ち着くようで好きらしく、そんなことを恥ずかしそうにしながら言われれば何かぐっとくるものがあり相手に抱き着くと鼻腔いっぱいに相手の匂いを吸い込み、その中に自分の匂いがあるというのは不思議な感じだが嬉しく。)
……俺のなんか一個だけなのに(こちらは色々、と濁したのに相手は躊躇なくキスマークと口にしたのでよく恥ずかしげもなく言えるな、なんて思いながらも口にはせず。昨日相手の家に泊まった時に自分が唯一相手の首元に付けた小さめの痕は普段は見えない筈だが浴衣だとさすがに見えてしまっていて、その痕に指先で優しく触れては唇を尖らせながらぼそっと上記を述べて。ぶーっと少々不満そうにしていると突然抱き着かれたので驚いた様に数回瞬きを繰り返し、戸惑いながら名前を呼ぼうとした瞬間何やら匂いを嗅いでいるような行動にあの後風呂入ってねえのに…!と相手のパーカーを借りて着ておいてなんだが若干抵抗があり身を捩って)
えー、別に一個でも嬉しいしいいじゃん
(自分が相手につけたキスマークの数が多いのは、『好き』などの言葉では自分の語彙力では表せないからキスマークとしてその愛情を表現しているだけであって、相手からつけてもらったキスマークならば何個でも嬉しい。行為から風呂に入っていないため、体臭を嗅がれてしまうのが嫌なのか身を捩って離して欲しいというのを主張しているのを見れば、そんなの気にしないのになと思い、そういえば相手ってどのくらい自分のことをわかっているのだろうとふと気になってしまい。身を捩られるのは自分に触られるのが嫌だと拒否されているような気にもなってしまうため、『玲王』と一言だけ、身を捩るのを辞めさせるようにそう名前を呼んで。)
んじゃ俺がほっぺにキ、スマ付けても嬉しいか?(相手は無自覚に人を喜ばせる天才だよな、と内心きゅんきゅんしており、もし身体ではなく顔等隠しようのないところに痕を付けられても同じように嬉しいと言えるのか気になり問いかけてみて。嫌だ~絶対くせえ~と離れてくれるよう何度も身を捩っていると相手に一言だけ名前を呼ばれピタリと抵抗を辞めて。普段から呼ばれているのに今の呼び方はなんだかいつもより若干トーンが低く男を感じ、行為中の相手を思い出してしまったらしく思わず赤面すれば誤魔化すように腰に腕を回し大人しくなって)
うん、嬉しいよ。付ける?
(隠しようもなく、1番見られるであろう顔に付けられるというのは、自分にとって相手のものなんだと皆んなに見せびらかしているような気がして嬉しく、付けて付けてと言うように頬を相手の方に差し出すようにして。相手の名前を一言呼んだだけでもピタッと動きをとめ、腰に手を回され。何を考えているのか、顔を赤くしているのを見れば「可愛いね、玲王。ちゃんとできてえらい」と子供を褒めるかのような口ぶりで甘やかし頭を撫でて。)
付けるかっつの。ブルーロック戻って凪が揶揄われんの見たくねえし(嫌がるどころか嬉しいと言って寧ろ付けて欲しそうに頬を寄せる予想外の反応を見せる相手にこの子は…と額に手を当て、寄せられた頬にちゅっと軽く唇をくっ付けて離れると痕を付けられない理由をちゃんと述べて。まるで子どもを相手にしているかのような口調で頭を撫でられるとここ最近は立場が完全に逆転している気がするが悪い気はせず、かと言ってまだまだ慣れはしないので若干頬を膨らませながら「…凪の方が可愛い。そこは譲らねえ」とぼそりと呟くように言えばぎゅうっと更に密着して)
ふーん…
(別にからかわれた時としても、自慢して返すからいいのになと思いながらも相手がしたくないと言うのなら強要はできずつまらなそうにそう返すと、自分の寄せた頬にキスをされ虚をつかれたように目を丸くさせて。畳み掛けるように相手のことを可愛いと言った自分の言葉を否定し自分の方が可愛いと言う相手に「え~…どう考えても玲王でしょ。だってさっきあんなによがってきてたし…」と行為中の相手の顔や声を思い出してぼそっと呟いて。)
たはっ、かわいー顔(自分が頬に口付けたことによって目を丸くさせる相手の表情がなんとも愛らしく、ニヒッと悪戯っぽい笑みを浮かべるとぎゅーっと抱き締めて。相手のとんでもない言葉にせっかく密着したばかりなのに胸板を押し離れると動揺のあまり噛み噛みで「な、な、何言ってんだよ…!俺の可愛い凪がそ、そんなこと言うな!もーお口はミッフィーちゃんしとけッ」と耳まで真っ赤に染め上がった顔を背けながら一通りぎゃんぎゃん騒ぐとご飯食べるぞ!と逃げるようにベッドから飛び降りるも着地と同時に忘れていた腰の痛みに声にならない悲鳴を上げながらその場に蹲ってしまい)
可愛くないし…
(二ヒッといたずらっ子のような笑みの相手もまた可愛らしいが、自分がからかわれたと言うことに頬をふくらませてそっぽを向くと、相手に抱き締められ、まぁいっかと相手の背中に手を回す。相手にとっては衝撃的な発言だったのか先程まで自身の胸板にくっついていた相手の体は離れていき、耳まで真っ赤に染めあげて何やら文句を言っている相手をぼーっと見つめていると、ベッドから飛び降り腰の痛みに悶えている姿が目にうつり。「玲王、大丈夫?運んであげよっか?」とベッドの上からそう話しかけ。)
190あんのにこの童顔だからたまんねえよな~可愛いぞ~凪ぃ~(揶揄われる側は気に入らない様子の相手に気づくことなく、頬をくっつけ愛おしそうにすりすりと頬ずりし可愛い可愛いと急にデレ始めて。腰に手を当て必死に痛みに耐えていると助け舟を出そうとしてくれてる相手に対し大丈夫だと言わんばかりに首を横に振り、痛み止めの薬を持っていなかっただろうかと匍匐前進で自分の鞄の前まで移動し、その状態のまま鞄に手をかけると先ほど風呂で使用して適当に仕舞った準備物等が飛び出てきてさーっと血の気が引くと「ちょ、凪そこから動くなよッ!」と真っ赤な顔のまま後ろを振り向くとその場から動かないよう指示して)
舌絡めただけでとろとろになっちゃう玲王の方が可愛いよ。なんなら今証明しよっか?
(すりすりと頬ずりをされるのは相手と触れ合えているので悪くないが可愛いとからかわれることだけはどうも慣れず相手の手をパシッと掴むと鼻先が触れ合うくらい近く顔を近づけて。痛みに耐えながら自分の助け舟に応えることはなく首を振り、匍匐前進で鞄まで移動し何やら違う荷物の中身が散乱し、焦ったようにそこから動くなと言われると気になってしまうのは人間の性で。相手には悪いがしょうがないよね、と思いベッドから下りると相手のところまで行き後ろから「大丈夫?玲王」と声を掛け。)
うぇ…?(相手の柔らかい肌触りの良い頬を堪能していると突然手を掴まれたので吃驚し、気づけば鼻先が触れ合うくらいの距離に相手の顔がドアップであり間抜けな声を上げながら反射的に参りました、と掴まれていない方の手を上げて。動くなとたった今指示したにも関わらずベッドから下りこちらに近づいてくる姿を捉えるとぎゃー!と焦ったように悲鳴を上げ、一人で準備をしたことは既に暴露してしまっているので準備物は百歩譲って見られても構わないが、その他にも色々と手当たり次第に買った物も混じっているのでそれを隠すかのように腕の中にかき集め顔を伏せると「だ、だいじょーぶ。問題ねえよ」と親指だけを立てて返事して)
ん、いい子。従順な玲王も好きだよ
(少し間抜けな声を出した後、白旗をあげるように掴んでいない方の手を上げたのを見ると相手の自分に何をしても敵わないところが可愛いんだよなと思いながら頬や額に軽くキスを落として。ベッドから降りて相手のところに歩み寄ると悲鳴を上げているのが聞こえればそんなに嫌なのかと思い散乱させた物をかき集めて隠す相手に「それ、見せて。玲王」としゃがんで視線の位置を同じにすると先程相手の名前を静かに呼んだ時のようにまるで相手に拒否権がないかのような口振りでかき集めた物を見せて欲しいと言って。)
…口にはしてくんねえの(何年経っても一生相手には敵わないんだろうな、と思いながら頬や額にキスを落とされるときゅっと目を閉じ、次は唇だと思ってほんの少し期待して構えていたのでそっと目を開くなりぼそりと呟くように上記を述べて。なんとなく気配で相手がその場に居座っていることが感じ取れて早く飯ンとこ行ってくれ、と言う願いも虚しく、ゆっくりと顔を上げるとばちりと視線がぶつかり先ほどと同じ声色で隠している物を見せてと頼まれると何故か逆らえなくてゆっくり腕を退かし、そこには普段目に入れることがないような物が色々と転がっており、当の本は顔を見せられるはずもなく伏せたままの状態で)
…玲王ってほんと俺のこと煽るの上手いよね。口にキスしたら止めれなくなるからしないでおこうと思ったのに
(呟くように口にはしてくれないのかと言う声が聞こえると、相手からそんな発言があるとは思っておらず、少し間が空くようになり返事をして。相手の後頭部に手を添えるとゆっくりと唇を合わせ、まるで口を開けてとでも言うようにペロッと相手の唇を舐めて。隠しているものを見せてという自分の言葉に素直に手を退け、隠されていたものを見れば普段見ることがないようなもので。用途は分かっているが、相手の口から聞きたいと思い「いい子だね玲王。…それで、これ何に使うの?」と素直に見せてくれた相手を褒めると使用用途を聞いて。)
別に煽ってるわけじゃ……んッ(後頭部に手を添えられるとキタ!となんだかんだで期待していたのか目を輝かせ、唇が合わさると嬉しそうに目を閉じるがそのままペロッと舐められると僅かに肩を跳ね上がらせ、もしかして深いのするのか、とまだ慣れないディープキスに緊張しながらも素直に少し口を開いて。まさか使用用途を聞かれるとは思っていなかったのでもしかしたら全くの無知なのかもしれないと淡い期待を抱き、伏せていた顔を上げると一つ一つ指差しながらこれは洗い流さないトリートメントで、これはマッサージ機で、と実際は全然違うがそれっぽく見えるよう怪しまれないようにペラペラと説明し始めて)
ん…っ、ん、…
(自分が唇を舐めれば、その意図を理解したのか素直に口を開いたのを見ると愛おしさでいっぱいになり、それを体で表現するかのように相手のことをぎゅうーっと痛くないほどに抱きしめながら舌を絡めていて。もちろん使用用途は分かっているが、相手の口かや聞きたくて使用用途を聞くと、全く違う回答が返ってきて。恥ずかしがって嘘をついているのではないかと思い、「玲王、嘘はダメだよ?」と相手の顎を指先で掬い視線を絡み合わせて。)
…っ、んン…ッ(相手の背中に腕を回しこちらからもぎゅーっと抱き締め返し、受け身ではダメだと自らも積極的に舌を絡め、苦しくならないようにちゃんと鼻で息をすることを覚えていて。指先で顎を掬い上げ視線を強制的に合わされると告げれた言葉にあ、コイツ分かって聞いてるな、と淡い期待は木っ端微塵に打ち砕かれてしまい。シラフの状態で目の前に散乱している教育に宜しくないモノ達の説明等出来るはずもなく、視線をあちらこちらに泳がせながら「う、嘘じゃねえし。ほ、ほらマジで飯冷めるから飯食おうぜ?な?」と引き攣った笑みを浮かべながら向こうの部屋を指差して)
ん…ッ、…はぁ…玲王、キス上手くなったね
(自分が相手の身体を抱きしめると、それに応えるように抱きしめ返され、一通り舌を絡めるとゆっくりと唇を離して。前まではキスに追いつくので精一杯だったにも関わらず、今では自分から舌を絡めてくれるようになった相手に成長を感じて褒めるように相手の頭を撫でて。嘘はダメだという自分の言葉に動揺したのか目線をあちらこちらに泳がせると、食事に逃げるように料理の用意されている部屋を指差し。後で問い詰めようかと考えると「……わかった、食べよ」少し間を空けて頷き動いたら腰が痛いだろうと思い相手のことを抱き上げて連れて行き。)
…は……ッ、御影玲王、ナメんなよ…?(ゆっくりと唇が離れると今回は息継ぎもちゃんとできてキス自体上手くできた気がすると思っていたところを相手から褒められ、頭を撫でられたので得意げな様子で腰に両手を当てドヤ顔で上記を述べて。これ以上問い詰められたら本当のことを話すしかない、と覚悟を決めていたがあっさりと引いてくれたので拍子抜けしており。自分の身体を気遣ってだろう、抱き上げられるとわっ…!?と小さく声を上げれば慌てて首に腕を回し、顔を上げじーっと顔を眺めては幸せそうに表情を緩ませながら相手の首に擦り寄って)
ん…可愛い
(数時間前まではキスだけで蕩けてしまって何も考えられなくなってしまっていたのに、今は自分から舌を絡めることが出来たということを褒めてやれば腰に手を当てて自慢するような表情で言われると可愛いと思ってしまうのは必然的だろうと思い。自分が相手の身体を抱き上げ食事のある部屋まで移動していると幸せそうな表情と共に首を擦り寄られると、ずっと抱き上げていたい気持ちを抑えながら食事の並べられている机を見るとなんだかお腹が空いてきて。相手の身体を椅子に落とすと、向かいの椅子に自分も腰を下ろして。)
どこに可愛い要素があったよ(レオかっくぃ~とでも言われるかと思えば口癖のように続く可愛いという言葉になんでだよ、と軽いツッコミを入れて、スマホの画面で自分の顔を見れば可愛いか?とよく分からず小首を傾げており。椅子まで運ばれるとさんきゅ、と礼の言葉を漏らし、向かいの椅子に座った相手を確認してからいつもの調子に戻ると「うっし、凪!思う存分食え!足りなかったから追加で頼むし。あ、カニはめんどくさがり屋のお前の為に既に剥いてもらってるからすぐ食べれるぞ!」とにっこにこ嬉しそうに話しながら箸を手に持って)
ん~、だって玲王全部かわいいし。
(可愛い要素がどこにあったかと聞かれれば言語化するのが難しくうまく説明出来ないが相手のする行動全てが可愛く思えてしまうためポロッと口に出てしまうようで。どこか、という具体的な部分を聞かれれば、例えば普段はこんなにしっかりして頼れる存在なのに自分が相手に嫉妬させるようなことや他の人の存在を匂わせれば不安でいっぱいになってしまうところだったり、自分が本気を出せばキスで蕩けさせることが出来る弱さだったり、あげればキリがないくらいで。それを口に出せばまたなにか言われるんだろうなと思いあえて口には出さず。普段の調子に戻ればめんどくさがり屋の自分のことを考えてか食べやすいようになっており、「ん、ありがと。いただきまーす」と感謝の言葉を口にし料理を箸で口に運び。)
俺のこと可愛いって言う奴お前が初めてだよ(全部の一言で片付けられてもな、と相手が口に出さないだけで頭の中で色々挙げてくれていることも知らず。なんだかんだで相手に言われるのは嫌ではなく、揶揄っている様子でもないのでま、いっか、なんて思いながら上記を述べて。相手が料理を食べ始めたの見てはちゃんと自分で食べて偉いぞ、とまるで親のようなことを思いながら自分も食べ進め、夕飯を済ませたら今度こそ温泉に入ろうと決め「この後ぜってー風呂行くかんな。また何時間か貸し切るか」と時計を確認すると御曹司ならではの発言をして)
え~、だって玲王、学校とかではキラキラじゃん
(普段の学校生活での相手の様子を思い出せば可愛いと捉える部分はほとんど無く、その可愛い姿は自分だけが知っていればいいと思っていて。食べるのは面倒くさいが、そんなことを言ったらせっかく予約をしてくれた相手に申し訳わけないし、と思い食べ進め御曹司ならではの発言が聞こえると咀嚼していたものを飲み込み「お風呂めんどくさーい、眠いし~」といつもの面倒臭い性格が出始めて。)
学校ではなー(学校で自分が輝いていることは勿論自覚があるものの、青い監獄では全くそんなことはないので遠回しに言って。お風呂を拒否する相手にまたこのめんどくさ赤ちゃんは、と呆れたように肩を竦め、せっかく良さげな温泉を調べて予約したのでここは心を鬼にして無理矢理にでも連れて行こうと決めて。かと言ってそんなことをして嫌われでもしたら困るな、なんて思い既に気持ちが揺らいでおり、相手がお風呂に入ることに対して前向きになる方法はないものかと考えながら箸を進めて)
あ、玲王が体洗ってくれるなら入ってもいいよ
(学校で人気があるという自分の言葉に否定しない相手に玲王らしいな、と思いながら箸を進めて。風呂に入りたくないと言うと、分かりやすく肩を竦めて何か考えている相手にそんな反応をされては文句を言っていられないのは当然だろうと思いながら、上記の言葉を投げかけそれが守れるのなら入ってもいいと言って。せっかく誰にも邪魔されない環境で、尚且つ合法的に服を抜くことが出来るのだからそれを利用しない訳にはいかないだろう。)
おう!なんなら髪も洗ってやる(相手を吊る方法を考えているとその相手から直々に提案され、その内容はお願いされなくともそのつもりだったものだったが考える必要がなくなったので有難いと思いながら笑顔で上記を述べて。ご馳走様!と手を合わせてご飯を完食するとゆっくりと立ち上がっては腰を庇いながら早速フロントに貸切できるか電話をしに行き、数分してから戻ってくると相手の背後から抱き着けば「貸切完了っと。他の客が可哀想だから一時間だけ貸し切ったけどいいよな?」と周りのことも考えた発言をしては小首を傾げて)
やったー、じゃあ一緒に入ろ
(身体だけでなく頭も洗ってくれるとなれば一緒に入る以外の選択肢なんてなく。相手が食べ終わったのを見ると自分もあと少し残っている料理をすべて間完食し、手を合わせると間延びした声でご馳走様と挨拶をして。相手が腰を庇いながらフロントへ行ったのを見届けると先程寝たはずなのにまだ眠く、欠伸をこぼしているうちに相手が帰ってきて後ろから抱きつかれれば「うん、俺そんな長風呂じゃないし。」と返事をして。)
っし!そうと決まれば早速入りに行こうぜ!(無事に一緒に入ることも決まり、一時間の貸切にも納得してくれたので安心したように笑顔を見せて。すぐに相手から離れるとテキパキと自分と相手の分まで風呂の準備を進め、はい、とバスタオル等必要な物が全て入ったカゴを手に握らせ、そのまま流れるようにすっと相手の腕に自分の腕を絡めれば「こ、腰痛えから責任持って支えろよ…」と顔を背けながら恥ずかしそうにボソボソと小声で話しては唇を尖らせて)
ん~
(めんどくさいからおんぶして、という言葉が癖で出てきそうになるが今相手は腰が痛いんだったと思い出すと立ち上がって必要なものが入ったカゴを受け取り。温泉に行こうと足を進めようとした時、相手の腕が自分の腕に絡みついてきてボソボソと小声で呟く声が聞こえれば「うん、分かってるよ」とカゴを持っていない方の手で相手の頭を撫でれば温泉の方に向かい。)
すげえ広いし種類も多いんだぜ、ここの温泉(口に出さずとも移動自体が面倒くさいから本当はおんぶしてほしいんだろうな、となんとなく察しており、それでも自分の言った通りにしてくれる優しい相手に頭を撫でられると幸せそうに表情を緩ませて。相手に支えられながらゆっくりと歩き、ここの温泉はマジですごいらしい、と話している内に辿り着いて。男湯の暖簾を上げて中に入ると一応誰も居ないことを確認し、相手の腕から手を離すとノロノロ歩きで浴場の扉に近づき扉を開くと思っていた通りの広さで「見ろ、凪!結構広くね!?」と目を輝かせながら指差して)
へ~、玲王って結構風呂好きなんだね
(ここの温泉の話を聞いていれば、相手の表情は楽しそうなので風呂が好きなのではないかと思いそう言って。自分は身体を洗えればどこでもいい…とまでは言い過ぎで綺麗なところの方が好ましいがこだわりはなく。そもそも風呂に入ること自体面倒くさいのでできるだけ入りたくはないと思っていて。相手が自分の腕から離れ少し名残惜しいが扉を開き目を輝かせながら感心する相手を見るとどうでも良くなってきて。カゴを棚に置き服を脱ぎ始めて。)
確かに嫌いではねえけど…お前と入りたいだけで一人じゃ意味ねえからな?そこ間違えんなよ(相手の言葉に眉をぴくりと動かし、この感じだとただ自分が温泉が好きなだけの人間だと思われている気がして。扉を閉めると不満そうな顔を向けながら近づくと腰に片手を当て、反対の手で相手を指差しながら相手あってこその温泉だと訂正し、服を脱ぎ始める姿を横目にはあ、と溜め息を溢すと何処か乗り気じゃない様子に半ば無理に連れて来てしまったところがあるので「悪かったな。来たくもない旅行に付き合わせて、俺ばっか楽しんで」とつい卑屈っぽい言い方をしてしまい、あーまたいらんこと言っちまったな、と内心後悔しながら気まずそうに背を向け自分も服を脱ぎ始めて)
あっちで一緒に入ってるじゃん。…あーでも、玲王と二人で入れるのはいいかも
(あっち、というのは青い監獄のことを指していて、そこで一緒に入っているのになと思いながらも、確かに今は二人きりだしくっついていても邪魔されないしな、と同意する気持ちもあって。自分の乗り気では無い様子になにか思うことがあったのか卑屈な言い方をされると、別に来たくないなんて言ってないのに、と思うとそれを伝えるのも今の相手には逆効果になってしまうと思ったのか、上手く伝えられるくらい語彙力があればなとため息をつくと温泉の中に入る前に身体を湯で流して。)
……。(青い監獄で一緒に風呂に入ってはいるが二人では入れないので、その点に関しては自分と同じことを思ってくれているようで内心嬉しく思う。しかし、自分の嫌味な発言にうんともすんとも言わず、その溜め息の意味を知るはずもないのでその姿を見ると僅かに体を震わせ、めんどくさいよ玲王と過去に言われたことを思い出し唇を紡いで。喧嘩したいわけではないので言い過ぎたごめん、と一言謝ればいいのだがなんで俺が、と言う気持ちもあり、どうしていいか分からず本当に自分はめんどくさいし拗らせすぎだろ、となんだか泣きそうになってきたので、身体を流す相手に背を向け洗い場に移動すると椅子に座り水で頭を冷やして)
玲王、あたま…
(自分がため息をついたことで身体を震わせ泣きそうになっているのにも気が付かずにいて。先程まで饒舌だったのに、突然口を紡いだ相手を不思議に思いながらも相手が卑屈っぽい言い方をされたことも、自分がため息をついたことも気にしていないのか普段の様子で相手の方を振り返り髪を洗ってほしいとお願いをしようと思ったが、先程相手はなんだか怒っているような様子だったしそっとしておいた方がいいのかなと思いつきその言葉の続きを言うのをやめて。)
…めんどくさ赤ちゃん(満足するまで頭を冷やすとシャワーを止め、目の前の鏡に顔を向けると酷い顔をしていたのでせっかくの美貌が台無しだ、なんてナルシストは健在で。視線を少し下に向けると相手が付けた痕や噛み跡だらけの上半身にこんだけ独占欲丸出しなことするくせに放置すんなよ、と段々とイライラへと変わってきて。そんな中、自分の名前を呼ぶ声が聞こえたので問題の人物の方へとゆっくりと顔を向けると、どうやら髪を洗ってほしいようだが何を思ってか途中で言葉を飲み込んだ姿を見て肩を竦め、ぽつりと上記を呟きながら立ち上がると相手に近づき、背後に立つと椅子を置いてそのまま座り、シャワーを手にしては相手の髪を濡らし始めて)
…!玲王
(どうやら自分が相手を呼んだ声が聞こえていたのか椅子を置いてそこに座り、シャワーで髪を濡らされると来てくれるとは思っていなかったのか驚いたように名前を呟き。相手の方を振り向いたときに見えた上半身に数え切れないくらいついたキスマークや噛み跡に俺こんなにつけたっけ、と思いながら行為中に無意識にしてしまったのもあるためあまり覚えておらず。そして、そのまま髪を洗われればやっぱ相手にやってもらうのが一番気持ちがいいし楽だなと思い目を瞑って今にも寝そうで。)
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