ヌシ 2023-10-31 10:51:57 |
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はぁ…ッ、玲王、いい?
(まだ何も理解出来ていないのだろうか、口の端からどちらのものかも分からない唾液を垂らしているのにそれを拭ったりせず、ただ正面にいる自分を涙を浮かべている目で見つめ名前を呼ばれるとそう思いながら、今すぐ目の前にいる相手を今よりも甘く溶かしたいという衝動に駆られるが、怖がらせないよう慎重に頬に優しくてを添える。その手つきとは裏腹に、相手を見つめる目はギラギラと光っており。)
……!ふ、ろ…入り、たい…ッ(頬に優しく手を添えられるとあまり力が入らないのか震える手をゆっくりと重ね、ギラギラとした目を向けながらいいかと尋ねられるとハッと少しばかり蕩けた目を開き、視線を先にある自分の鞄に向ければ唇を噛み締めてから相手の服をきゅっと掴み、せめて風呂に入って綺麗な状態がいいと少し我慢させることを申し訳ないと思いながらもお願いと口にして)
うん、いいよ。立てなかったら俺が抱っこするけど…立てる?
(上手く力が入らない手で自身が相手の頬に添えた手を重ねてくれたのを見ると、手に力が入らないのだから足も普段通りには力が入らないだろうと思い、相手の頬に軽くキスを落とすと立てるかと尋ねて。今すぐに押し倒して甘やかしたいのだが、その相手の要望に答えなければ不満に思ってしまうだろうと考え、それは嫌なため素直に希望を受けいれ。)
たて、る…なぎ、お預けさせて、俺のこと嫌いに…なってねえ……?(自分の要望を受け入れてくれたのでありがとう、と小さくお礼の言葉を漏らし、試しに壁に手を当てながら立ってみると普段通りには力が入らないもののなんとか立てて、あまり刺激を与えないようにベッドから降りるとゆっくりと壁を跨いながら自分の鞄の前までゆっくりと歩いて。なんとか辿り着くも限界がきたのかぺたんとその場に座り込み、相手に背中を向けながらぽつりぽつりと上記述べ、話し終わると不安でいっぱいの顔を相手に向ければその目には涙が溜まっていて)
玲王、だいじょ…、うん、なってないよ。泣かないで
(壁に手を当てて上手く力が入らない足を動かしている様子を見れば今すぐに手伝いたい気持ちが湧き上がってくるが、本人が立てると言ったのなら見守るしかないと思い見ていて。相手の鞄の前まで行くと限界を迎えてしまったのかペタンと座り込むのを見て少し慌てた様子で駆け寄り、大丈夫かと声を掛け。相手の顔を覗き込むと目には涙がいっぱいに溜まっており、嫌いになっていないかと質問され、片膝をついて安心させるように背中を撫でて嫌いになんてなるはずがないと答えて。)
…よ、かった……じゃ、俺、風呂入ってくるから…(相手がこちらに駆け寄り心配そうに声をかけ、背中を撫でながら自分のことを嫌いになっていないと言ってもらえると安心したように腕で涙を拭って。何故かそのまま鞄とスマホを手に持ち、再び壁に手を当てながらゆっくりと立ち上がると早速風呂に入ってくると言って、向かう先は部屋の外ではなく部屋にある客室露天風呂の方でノロノロと歩き出して)
ん、気を付けてね
(鞄とスマホを持って立ち上がり、部屋の中にある風呂場に向かっている相手の後ろ姿を見ながら、なぜ鞄とスマホを持ち込む必要があるのかと疑問に思い、まさか浮気相手と連絡を取るためか…?とそんなことがよぎるが、自分に嫌われたのではないかと不安で泣いていた姿を思い出せばそんなことは有り得ないかと首を振り。とりあえず、相手が風呂から上がってくるまで待とうと思い、スマホを手にするとソファで寛ぐように座りゲームをし始め。)
──…おまたせ……凪、遅くなって悪ぃ(相手がそんなことを思っていること等一切知らず、約一時間後くらい経って風呂から上がってくると部屋に置いてあった浴衣を着て相手のもとに戻ってくるが、先ほどの甘い表情とは真逆でげっそりとして今にも死にそうな顔で片手をひらりと上げて)
え、なに?どうしたの?
(やっと上がってきた、と思い相手の方を振り返ればげっそりとした顔のため、心配せずにはいられずどうしたのかと聞いて。スマホとカバンを持って行ったことについても聞きたいことがあったのだが、今はそれに構っていられず、風呂でなにかあったのだろうかと心配になり。)
……え、?何が?…どうもしてねえよ(相手からの心配の声にも僅かに反応が遅れ、何が?となんとも言えない笑みを浮かべながらどうもしてないと取り敢えず余計な心配はかけまいとそう返して。げっそりと今にも死にかけの表情をしていながらも本当に少しだけだが僅かに頬は赤くなっていて)
いやいや…おかしいよ。顔げっそりしてるし…
(自分の言葉にも少し返事が遅れていることに気が付き、何かあったのかと問いただそうとするが何も無いと言われてしまえばそれ以上追求することは難しいが、隠し事をされているような気がして嫌な気持ちになり、眉を顰めて。)
……のぼせただけだって(相手がここまで心配して自分の変化に気づいてくれるなんて意外とちゃんと見てくれてるんだな、と嫌な気持ちになっている相手の気も知らず嬉しくなってしまい。顔がげっそりしていることに自分では気づかなかったらしく、それは少し長風呂をしてしまったせいだと話せば水を手に取りベッドに腰かけて)
(/ダメ元でお声掛け失礼します。私もエピ凪を見に行きまして、2人の関係性にとても滾りました…!凪くんをやってみたいと思っておりまして、以前の御相手様が帰ってくるまでの穴埋めでも構いませんので、御相手させていただくことは可能でしょうか…?)
>320様
(/はじめまして、お声かけありがとうございます。エピ凪すごく良かったですよね…!以前の御相手様が来られなくなってあと数日で一ヶ月が立ちますので、それまでに来られなければ御相手お願いしてもよろしいでしょうか…?お待たせする形になってしまい申し訳ございません;;)
(/お返事ありがとうございます。映画も入場特典もマガポケの読み切り漫画も全部最高でした…!全然大丈夫ですよ、承知致しました。ヌシ様にとってもやはり以前の御相手様が戻られることが1番良いかと思いますので、そうなるよう願っています。
私が相手で問題ないようになりましたらまた上げて下されば、レスお送りしますね。)
…そっか
(自分が相手の顔がげっそりしていると伝えたことで、どこか嬉しそうにしていることを疑問に思いながらこれ以上追求するのは辞めて。水を飲んでベッドに腰かける相手を見ると、先程は焦って手を出してしまいそうになったがまだ自分達は高校生だし、まだキスだけで止めてもいいかなという考えが頭をよぎっていて。)
(/長い期間お待たせしてしまい大変申し訳ございません。久々になりチャを開けば、何度も上げのコメントをしていたことと、優しそうな方がお声掛けをしているのを見掛けて罪悪感を感じ返信をさせていただきました。
長い間音沙汰無し、という状況を作ってしまったのは私の方ですので、勿論これからはお声掛けをした方と也をやっていくという形でも構いません。
もう既に私には失望をしていると思いますが、返信をして下さるのを待っております。)
>323様
(/こんばんは、お久しぶりです。背後のみのお返事失礼致します。まずご無事で安心致しました。体調が優れないとおっしゃっていたこともあったので…。
罪悪感等感じないでください…背後様にもリアルなお時間がありますし、もちろん失望もしておりません。むしろこちらの玲王が解釈違いだったのかもしれないと申し訳ない気持ちで一杯でした。
私はまた楽しくやり取りさせていただけたら嬉しいですし、かと言って背後様にはご無理をさせたくありません。罪悪感を感じ、お返事をくださったとのことで、私のことはお気になさらず背後様のお気持ちを優先していただければ嬉しいです。どちらのお返事でも受け入れますのでまたお返事お待ちしております…!)
>324 様
(/体調の面々を気にかけてくれるヌシ様の優しさにとても心が温まりました、ありがとうございます。
玲王が解釈違い、なんて言うことは全くを持って感じておりません。とても完璧で此方の好みの玲王となっており也の進行がしやすかったです。ヌシ様が申し訳なさを感じる必要は微塵もございませんので、どうかお気になさらないでください。
精一杯努力をするようにしますが、また返信頻度が不安定になったりしてしまうことがあると思いますので、それに付き合わせてしまうということが申し訳ないです。私としましては、これからも也を続けていきたいと思っております。我儘な言い分で申し訳ございません。
返信お待ちしております。)
>325様
(/お返事ありがとうございます。並びに嬉しいお言葉までありがとうございます…大変安心致しました;;本当にリアル優先で構いませんので背後様のペースでお返事いただければ幸いです。長期お返事が厳しい場合は一言だけでもいただけると助かりますが、なりチャを開くことも難しい状況もあるかと思いますので可能であればで結構です。改めてよろしくお願い致します。>323のお返事も失礼致しますね…!)
……よし、凪、続きしようぜ(一息吐いてから飲んでいた水をテーブルに置いて、ベッドから降りるとソファに座っている相手の前までゆっくりと歩み寄って。片膝をソファにかけ相手の肩に手を乗せながらギリギリまで顔を近づけると、相手の今考えていること等知るはずもなく上記を述べて)
>322様
(/お返事が遅くなってしまい申し訳ございません。大変お待たせ致しました。まだいらっしゃいますでしょうか…?お伝えしていた期日内に御相手の方が戻ってきてくださいましたので、引き続き御相手をお願いすることとなりましたのでご連絡失礼致します。折角お声がけくださったのにも関わらずこのような形になってしまい申し訳ございません。どのようにお返事するか迷っていたのですが、ドッペル可能で私の玲王でよろしければ別トピ等で御相手させていただければ…とも考えております。またご縁があれば、とのことでしたらその時はどうぞよろしくお願い致します^^)
>327 ヌシ様
(/お返事ありがとうございます。ひっそりと覗かせていただいていました。御相手様がお戻りになられたようで良かったです…!別トピの件に関してですが、凪背後様がヌシ様が掛け持ちすることについて問題ないようであれば、折角ご提案頂いたのでお言葉に甘えさせていただきたいのですが…。
これ以上お二人の邪魔をする訳にはいきませんので、凪背後様から許可が下りるようでしたら、お手数お掛けしますがヌシ様の方でトピ作成の上お声掛けいただければと思っております!
これにて着ぐるみパンダは退散しますね。お目汚し失礼いたしました。)
>328様
(/お優しいお言葉ありがとうございます…!はい、凪背後様にも一度確認させていただきます。凪背後様の意見を尊重したいので、その点ご理解いただければ幸いです。お声がけ本当にありがとうございましたorz)
>凪背後様
(/度々失礼致します。こちらで説明するより>327と>328様の文を見ていただいた方が早いかと思いますので目を通していただけますと幸いです。当方としましては背後様の意見を一番に尊重したいので許可してくださらなくても構いません。ご不快な思いをさせてしまっていたら大変申し訳ございません…。もし掛け持ちの形になりましても返信ペースが落ちたりすることは一切ございません。今後も背後様とは楽しくやり取りをさせていただきたいので本当にご無理なさらず、率直なお気持ちをお聞かせ願えましたら嬉しいです^^このような玲王本体ですみません;;)
>326
…ん、でも無理させたくないからいきなりはしないよ
(こちらに歩み寄り、顔をギリギリまで近づけられると普段はこういうこと自分からすると顔を真っ赤にさせるのにな、と思いながら相手の身体をぐっと引き寄せて此方にもたれかからせるようにすると突然始めるのは本望では無いためまずは抱擁からして。)
>329
(/>327、>328について一通り目を通りました。返信速度も変化ないと言ってくださっておりますし、御相手様はとても素敵な方ですので、こちらとしても是非お二人に楽しんで私のことはお気になさらないで欲しいなと思いました。)
>330様
…さっきまで目ェぎらぎらさせてたくせに………準備してきたからさっさと食っていいのに(相手によって身体を引き寄せられると凭れかかるような体制になり、抱擁しながら自分に無理はさせたくないからと話す相手に少し頬を膨らませて。先ほど自分をギラギラした目で見ていた姿を思い出してはぼそぼそと聞こえるか聞こえないかくらいの声量で話し、最後に意味深な言葉を一つ残してから首に腕を回して)
(/目を通してくださりありがとうございます。並びにお優しいお言葉までありがとうございます…。後は御相手様次第になりますが、お言葉に甘えさせていただきまして掛け持ちの方させていただきます。これからも引き続きよろしくお願い致します;;)
だって玲王が可愛かったから…。準備?それってなんの?言ってくれないとキスも何もしないよ
(確かに先程は突っ走りすぎていたところもあったかもしれないが…と少しだけ口篭るように答え、相手のことを抱きしめて体温を感じていて。最後に残された意味深な言葉を聞くと、眉を顰めてなんのことだと首を傾げる。唇同士がギリギリ触れ合わない程度の距離まで顔を近付けると、問い詰めるように聞き。)
(/いえいえ、全然構いませんよ。こちらこそよろしくお願い致します。(蹴り可))
っ、しま…!──…クソッ………こ、んなことすんの初めてで面倒臭いかなと思って色々自分で準備したんだよ!けどなかなか上手くいかなくて痛えし気持ち悪いし…!(あと少しの距離で唇同士が触れ合いそうなのにそれは叶わず、つい余計なことを口走ってしまったことを後悔するも既に遅く、この状況で口付けすら出来ないのは自分も辛く苦しくて、それ以上に此処で誤魔化して誤解を招いて相手を傷付ける方が嫌なので、深く息を吐き出してはもうどうにでもなれと言わんばかりに口を開いて話し始めて)
…玲王のことなら面倒臭いなんて思わないよ。でも俺のために頑張ってくれてありがと。痛かったんでしょ、俺に触られるの怖くない?
(自分のことを想って一人で頑張って準備を進めていたんだと思うと普段から愛おしいのに更に相手のことが愛おしくなり、あと少しでくっつきそうだった唇を合わせて短いキスをする。その後に相手をしっかりと見つめ、パニックにならないように背中を優しく撫でながら自分に触られるのはいいのかと聞いて。)
…引かねえの?あの御影玲王がこんなこと言ってんだぞ?……怖くないっつったら嘘になるけど、それ以上に俺も凪に触れたい気持ちの方が、上(引かれる覚悟で話したので返事を身構えていたが返ってきた言葉はまさかの礼の言葉で、拍子抜けし自分に幻滅していないのか確認の言葉をかけると同時に合わさった唇に僅かに頬を染めて。自分の気持ちを落ち着かせるように優しく背中を撫でられると少し力が抜け、正直な気持ちを話してから腰辺りに腕を回しぎゅうっと更に密着して)
引かないよ。だって俺の恋人の御影玲王だもん。…そっか、でも俺絶対玲王のこと怖がらせないし、痛いって思わせないから。安心してよ
(キスをするのは今更なのに、それだけで僅かに頬を赤らめてしまう姿も可愛らしいと思ってしまいながら、今まで自分のことでメンタルを病んでしまったり、キスをして蕩けてしまっているのを見ているのに幻滅なんてするわけがない。怖いと言ったら嘘になる、という言葉を聞くと再び唇を合わせて何処か自信ありげに痛いと思わせることは無いと言って。)
…ふはっ、こっちでも天才なのかよ?お前もしかして経験あるとかじゃねえだろうな?(相手の表情を見れば口だけではないと言うことは一目瞭然でほっと胸を撫で下ろし、再び唇を合わせられると嬉しそうに表情を緩ませ、自信ありげに話す姿を見ると安心したのか思わず吹き出し上記を述べて。しかし、あまりに自信ありげな様子なので悪い方向にも捉えてしまい、相手の頬を両手で挟み込むとじとーっと疑いの目を向けながら静かに問いかけてみて)
したことないよ、玲王が初めてで今後も玲王だけ
(相手が自分の言葉で笑ったのを見て少しでも安心してくれたのかなとこちらまで安心してきて。だがその自信が裏目に出てしまったのか相手の手で両頬を挟み込まれ、疑いの目を向けられてしまう。自分には相手しかいないのになと思いながらも正直に思ったことを言い、両頬を挟まれている手を優しく退けると相手のことを軽々と抱っこして)
なら良かった。俺も…うぉ!?…一応185センチあるんですケド(相手の返事を聞くと安心したのが丸分かりで一気に表情が明るくなり、今はプライド皆無なのか自分もだとさらりと暴露したと同時に抱き上げられれば驚いたような声を漏らして。それなりの体格の自分をあまりに軽々と持ち上げるので、慌てて相手にしっかりと掴まりながらぼそぼそ呟くように話して)
俺も190あるよ。でも毎日玲王俺のこと運べてるじゃん。それと同じだよ。玲王軽いし
(自分が経験がないということを知ると安心したように表情が明るくなったことが読み取れて本当に可愛いなと思い、可愛いに性別なんて関係ないんだなと実感する。相手のことを持ち上げた際に驚いたように声を上げ、相手の身長を言われると自分とは5cm違うんだし持ち上げられるのは当たり前だと言うように告げて。)
俺よりデカい奴居んだって吃驚したな、あン時。…軽いって喜んでいいのか分かんねえよ(相手の身長が自分より5センチ高いと知った時は驚いたなと少し前のことを思い出して。確かにいつもは自分がおんぶで相手を運んでいるが正直抱っこは出来る自信ないぞと思いながら軽いと言われるとツッコミを入れ、こういう何気ない会話のおかげで少し気が紛れていて)
そうなの?190は探せばいるでしょ。喜んでもいいよ、玲王軽くなかったら抱っこ出来ないし
(自分の身長は人並みには大きいが、青い監獄にも自分より大きい者はいる為、特別なことだとは思っておらず。軽いという発言に突っ込まれると上記のように返せば抱き上げていた相手の体をベッドの中心に優しくおとし。)
こんな顔の良い190センチなかなか居ねえよ。…ま、凪が言ってるし一応喜んどくわ(相手の頬に手を添え反対の頬に自分の頬をくっつけ、俺の宝物最高、とすりすりし、相手が喜んでいいよと言うので褒め言葉として受け取っておいて。先ほどと同じようにベッドの中心に優しく落とされるとやはり緊張しないというのは無理な話で、これからのことを想像すると顔を赤らめ変態かよ!と首をぶんぶん横に振ってはシーツをぎゅっと握って)
それは玲王が勝手に思ってるだけだよ。学校では玲王の方がモテてたし。
(顔がいい、と言われると今まで自分は女子と話したことがなく学校では相手と出会ってから相手のところに集まる女子と適当な返事を返す程度だった為顔がいいとは言われたのはなんだか新鮮で。御曹司で頭もよく顔も良いしオマケに身長も高いとくれば、話しかけない女子はほとんど居ないに等しく学校内で熱い視線を向けられていた相手のことを思い出して。緊張をしているのかベッドのシーツを握っているのが視界に映るとすこしでも緊張を和らげようとその手の上に自身の手を被せ、軽いキスをして。)
…俺が御曹司じゃなかったらどんだけ寄ってくる人間減るだろうな(相手の言葉を聞いて確かに自分はモテると自覚はあるが、ふと御曹司と言う肩書きがなくなった時にどれくらいの人が自分から離れるのだろうかと考えると小さく鼻で笑って呟き。しかし、自分は凪誠士郎さえ居ればそれでいいので考えるのをすぐに辞めてはいつものように笑顔を見せて。緊張で若干身体を強張らせていると自分の手に相手の手が乗せられ、軽いキスをされるとあの面倒くさがりの相手が自分の為に気遣ってくれていることが嬉しく、僅かに口元を緩ませればありがとう、と言わんばかりにこちらからも軽めのキスをし少し恥ずかしそうにはにかんで)
あんま変わらないんじゃない。玲王なんでも出来るし。それに俺がいればいいでしょ?
(御曹司という肩書きが無くなったとしても、相手の完璧主義な性格からすると頭がいいのも、運動ができるのも変わることは無いだろうと思い。そして、さも当然だとでも言うように相手には自分がいれば他はいらないだろうという絶対的自信を持っているのかそのような発言をして。自分が相手に安心させるように軽いキスをすると、感謝をするかのように相手からもキスをされて、あぁ好きだなと再度確かめるようにそんな感情が浮かんできて。先程の軽いキスではなく、相手の後頭部に手を軽く添え、こちらに抱き寄せるように背中をぐっと引き寄せると唇を合わせ舌を侵入させて。)
!おうッ!凪も俺がいればいいよな?(改めてなんでも出来ると言われてしまえば少々照れくささを感じ、自分がいればいいだろうと相手の口からそんな言葉が出てくるとは思わず、それが相当嬉しかったのか分かりやすく表情を明るくさせると大きく頷き、ぎゅうっと抱き着きながら同じ質問を相手に返してみて。後頭部に手を添え、背中を引き寄せられると再び重なる唇にぴくっと一瞬肩を震わせ、そのまま入ってくる舌にこれ気持ちいいんだよな、凪が上手いんだろうな、とこんなところでまで天才を見せる相手に好きだとうっとりとした表情を見せながら自ら舌を絡め始めて)
うん、玲王がいればいいよ
(自分がいればいいだろうという自身の発言が嬉しかったのか表情を明るくさせて大きく頷き、抱きついてきて。普段自分が抱きつく側だった為、やられる側は新鮮で、だがそれも悪くないなと思いながら返された同じ問い掛けにこちらも頷いて同意する。深いキスを始めると、薄目で相手の表情を見てみると、うっとりとした気持ちよさそうな顔をしているのが見えてなんだか嬉しくなりながらも可愛がりたいという感情が湧いてきて。相手に軽く体重をかけるようにしてベッドに倒れさせると、後頭部と背中に当てていた手を相手の手首の方に滑らせ緩く握り。)
だよな!(思っていた通りの返事が返ってくると満足そうに頷き、笑顔でこれからもずっと一緒なと約束して。こちらへと軽く体重をかけられそのままベッドに背中を預ける形になり、手首を緩く握られると目線を一瞬だけそちらに向けてから再び相手の目をじっと見つめて。顔良すぎだろ、と相手の顔に見惚れていると違う違うと心の中で呟き、何処か言いづらそうにしながらも静かに口を開くと「あー…凪、俺のこと気にしなくていいから、お前の好きなようにやっていいからな?」と一度我慢させてしまったことを申し訳なく思っているのと、遠慮してほしくないと言う気持ちがありぽそぽそと話して)
うん、わかってる。今そうしてるところだよ
(どうやら相手が欲しかった言葉だったようで、満足そうにしながら頷いたのを見てあぁ可愛いな、甘やかしたいなんていう感情が湧いてきて、頭がぼーっとして理性の歯止めが効かなくなってきているのが分かって。こちらに視線を向けた相手と目が合えば、その瞳に自分にしか映っていないことが分かり嬉しい気持ちになりながら、言いずらそうに口を開いた相手の言葉に耳を傾ければ、それは我慢などしなくてもいいという内容で。今自分がしたいことは、相手を溶けるくらいにまで甘やかすということなので、述べた内容は嘘なんてなく。上記を述べた後に相手の少し赤くなっている耳の縁を優しくなぞり、頬や額などにキスを落として。)
…なんか、さっきと違くね……ッ?(我慢しなくていいと言ったつもりだったが先ほどから何処か甘々な相手に困惑しつつ、耳の縁を優しくなぞられると大袈裟なくらいにびくっと身体を震わせ、唇ではなく頬や額に落ちてくるキスにあの獣のような目をしていた相手は一旦何処にいったんだ、と緩く服を掴むと上記を述べて。相手の策略なのだろうか、甘い雰囲気に当てられてか激しい口付けをしている訳でもないのに頭が少しずつぼーっとしてきて、まだ理性は残っているものの物足りなさを感じてしまい、自らべっと舌を出しては深い口付けを要求して)
そうかもね。今は玲王のこと、頭真っ白になるくらい甘やかして俺に甘えて欲しい気分だから
(耳の縁を優しくなぞった途端、大袈裟なくらいに身体を跳ねさせているのを見てこの状況と相まって感覚が鋭くなっているのだろうかと思いながら、服を緩く掴まれてそれを褒めるかのように口には出さないが頭を撫でて。先程から激しいキスばかり与えてしまっているからか、ただの口付けには物足りなさを感じているようで自分自身から舌を出して口付けを求める姿が可愛らしく、もう少し焦らすつもりだったがこんなのを見せられてしまえばそうするしかないだろうと思い頭を撫でていた手は止めず、ゆっくりと出している舌に自身の舌を当ててそのまま口内でのキスをして。そのキスは舌がゆったりと動いていてずっと続けていれば頭の中は空白になってしまうようなキスで。)
…俺のこと、大好きかよ(相手がそんな風に思っていたなんて想像もしていなかったので、ちゃんと自分のことを好きでいてくれているんだなと改めて実感し、相当嬉しいのだがぼそぼそと照れ隠しで呟くように上記を述べて。こんな大胆なことをしてスルーを決められたら恥ずかしくて生きていけない、と自分の行動に後悔を覚えていたがそんな心配は一瞬にして消え去り、優しく頭を撫で続けながら舌を当てそのままキスをされて。思っていた激しいものではなく、口内でゆったりと舌が動かされる口付けで、更に頭がぼーっとしてきて目も段々と蕩けてくると相手の首に腕を回し身体を密着させて)
うん、大好きだよ。当たり前でしょ
(自分が相手のことを考えていたことが嬉しくて恥ずかしかったのか照れ隠しをするようにボソボソと呟く声が聞こえると、それに答えて当然だと言うような口ぶりで。普段している激しいキスではなく、ゆっくりとした動きのキスのため慣れていないのか目を蕩けさせて自分と相手の身体がくっつくようになると、より相手を感じることが出来て安心しながらも理性が崩れそうにもなっていて。ゆっくりと絡める舌の動きは変えず、首筋を触ったり背中を撫でたりと相手の体に触れていて。)
さんきゅ、愛してる…誠士郎(当たり前なんだ、と嬉しくて僅かに口角を緩ませると小さな声で礼の言葉と共に下の名前を呼んで。今しているゆったりと口内を犯すこの口付けは普段している激しいものより危険かもしれない、と生理的な涙を浮かばせながら感じていて。首筋や背中、相手に触れられる度にぴくっと身体を反応させ、自分ばかり良くなっている気がして少しばかり申し訳なさを感じてしまい、何をすれば喜んでくれるだろうかと理性の飛びかけている頭で考えると今よりもっと密着するには…と考えた結果、腕だけでなく両足も相手の身体に絡めてみては隙間のないくらいぴったりとくっついたのであ、すげえ安心する、と目を閉じて)
ん、俺も
(普段の頼りがいのある相手はどこに行ったのか、今は慣れないながらに恋人の名前を読んでくれていることが世界の誰よりも可愛らしくて。生理的な涙を浮かべているのを見ると、蕩けかかっている目と相まって余計に理性を壊しにかかっているように感じて。何を思ったのか、相手の足が体に絡みついてきて先程よりも相手と自分の体に隙間が少しもないようになり。それが甘えられているような気がして嬉しく、ゆっくりと動かしていた舌を突然激しく動かし始め。)
んン…ッ!(相手も自分のことを愛している、これが今だけの話ではなくプロになってからもずっとずっと続けばいいなと願い、これも生理的なものなのか頬に涙を伝わせて。ゆっくりと甘く優しい口付けから一変し、突然舌を激しく動かし始めたので驚いたように一瞬目を見開くもすぐにぎゅっと固く閉じ、ついていくのに一杯一杯な様子だが出来る限り自分からも舌を動かして。ほんの数分で酸欠気味になってくるとさすがにマズいと感じ、顔を背け糸を引きながら唇を離すと必死に空気を吸い込みながら「ハァハァ…な、ぎ……激し、ばか…」ととろとろに蕩け切った顔で小さく悪態を吐いて)
でも、玲王が遠慮しなくていいって言ったんだよ。
(先程までしていたキスと、今していた激しいキスが重なって息が吸えなくなってしまったのか酸欠気味になってしまい唇が離され、少し名残惜しいと思いながらも無理やりさせても意味がないと思い相手を休ませて。口を尖らせながら愚痴気味に相手が言ったのにと呟き。だが蕩けていながらも悪態をつく姿が可愛らしくそれもいいなと思っていて。唇がダメならばと首筋に唇を合わせるとじゅっという音と共にキスマークをつけて。)
(/いきなり背後から失礼致します…!!本日エピソード凪を視聴して参りまして…玲王くん背後様も視聴済と仰っておりましたので一応報告をと…!
もう素敵で尊いとしか言いようがありません。世界一のストライカーになるキャラクターは誰でもおかしくない状態ですので、ありえない話なのですが、もう全員世界一になっていいのでは無いのかと…。
改めまして、突然失礼致しました!此方の返信が面倒だと感じるのであれば無視していただいて結構です!)
……ぁ、っ!痕はだ…め……ッ(相手の言う通り自分が遠慮するなと言ったのでそこを指摘されると何も言えなくなり、かと言って無理矢理することなく休憩させてくれる相手は優しいな、なんて感心したのも束の間。首筋に唇を合わす行動にまさか、と制止する隙すらなくじゅっと吸い付かれると焦ったようにせめて痕が残る前に離そうと考えたが、別に凪以外のことなんかどうでもいいし気にする必要ないか…と何より自分は相手のモノだと実感できるしいっか、とぼーっとしている頭だからかそんなことを思えば口角を緩めて。ぽんっと頭に手を乗せ、優しく撫でながら絞り出すように「…もっと、いっぱい付けていいよ、凪」と呟くように声を漏らして)
(/わっ、ご報告ありがとうございます…!嬉しいです!
本当に尊いの一言ですよね。全員世界一にしてほしいです…どの子も素敵なのであの中から一人なんて選べないです;;
凪くん背後様のお話聞いていたら私もまた観に行きたくなったので近々見てきます^^)
ん、わかった…
(最初は静止の言葉をかけていた相手も、何を思ったのかそれを嘘かのようにもっと付けても構わないと言われると、それなら遠慮する必要もないと思い何度も首筋に吸い付きキスマークをつけて。キスマークを付けているうちに興奮で身体が熱くなり頭が正常に動かすことが難しくなってきて。息を少し荒くしながら、理性が崩れるのを耐えるように相手の首を甘噛みして。首から唇を離すと、「玲王、さっきみたいに舌出して。キスしよ」と今よりも相手を感じていたいのか相手のことしか頭になく、少しうっとりとした目で見つめて。)
(/分かります…!!黒名蘭世くんや、雪宮剣優くんなどの声を聞くことが出来てテンションが未だに治まっておりません。
そうなんですね、自分も映画を思い出すとまた見たくなってきてしまったので時間が空いている時に再度足を運んでみようと思います!(蹴り可能))
…ぅ…ン……ッ(首筋に吸い付かれるだけで変な声が出てしまうので唇を噛み締め出来るだけ声を抑えようとし、自分も付けたいと思っていたところで舌を出すよう促されるとこくりと素直に頷いて。甘噛みされた箇所に触れていると先ほどよりも少し息が荒く、目もうっとりしている相手の姿が目に入りきゅーんと胸が締め付けられ、自分からも何かしてあげたい欲が出てきて「…凪、俺もお前のこと気持ち良くしてやりてえんだけど……」と恥ずかしそうにぼそぼと呟いてから取り敢えず言われた通りに舌を出して)
(/黒名くんも雪宮くんも声ぴったりでしたよね!二期も10月に決まりましたし本当に楽しみです…!
ご報告嬉しかったです、ありがとうございます。何かご要望等あればいつでもお声がけください!/蹴り可)
ん…、ッ…
(自分の言われた通りに先程のように舌を出したのを見ると、唇を付け合わせすぐさま舌を侵入させると相手の舌と自分の舌を絡め取り、口内での舌同士が絡み合っている音を相手に聞かせるように空いている両手を相手の耳を塞ぐように当て。目と頭の中には相手のことでいっぱいで、早く相手を自分のものにしたい、自分のことだけ考えていて欲しい、なんてことを考えてしまっていて。一通り激しいキスをし終えると、ゆっくりと唇を離し、相手から言われた言葉に「…うん、わかった。何、してくれるの?」返答して。)
!?…ッん、ぁ……(唇が合わさるとまたきゅっと目を瞑るが突然両耳が塞がったので、驚いたように目を見開くと同時に舌の絡み合う厭らしい音がはっきりと聞こえてしまい顔を真っ赤に染め上げて。激しい口付けが終わる頃にはもう完全に蕩け切っており、目はとろんとして口端からは唾液が垂れていて、ひたすらにぼーっと相手の顔を見つめていると何してくれるの、と言われたので何ってなんだろうか…とほぼ回っていない頭で考えるもなかなか思い浮かばず、取り敢えず先ほどお風呂で見た動画のことをしてあげれば間違いないのではないだろうかとそろりと下に手を伸ばそうとして)
ん…ごめん。やっぱダメ。今の玲王すっごい可愛い
(激しいキスをしたあと、耳を塞いだこともあるのか顔を蕩けさせて力が上手く入らなくなってしまっているのか口の端から唾液を垂らしているのを見ると、相手が自分にするのではなく自分が相手になにかしてあげたくなってしまい。下に伸ばされた手をパシッと掴み、手を止めさせると欲を孕んだ目で相手のことを見つめ、掴んだ手の薬指の付け根に甘噛みをして噛み跡をつけて。付けた跡は独占欲を意味しており、「ねぇ玲王。もういい?優しくするから」と、そろそろ耐えられなくなってきてしまっているのか欲を孕んだ目のまま許可を取るようにたずねて。)
──ん……。(勇気を出して伸ばした手をぱしりと掴まれるとあぇ…?と呂律も回らなくなってきているのかふわふわした声を漏らし、しかし、薬指に感じる甘い痛みに嬉しそうに口元を緩ませて。二度目の確認の言葉に先ほどとは違って今度は心の準備もできているので拒む理由は一切なく、素直にこくりと頷き、自分の着ている浴衣の帯に手をかけそのままぐっと引っ張り解いては「…優しく、しなくていい、誠士郎で……いっぱいにして」と今度は自分が相手の手をとってそのまま頬に当て擦り寄り、ほんの少し理性が残っているので顔は朱に染まっていて、熱を含んだ瞳を潤ませながらも優しく微笑み)
うん、言われなくても。
(相手から伸ばされた手を掴むと、蕩けて呂律が回らなくなってしまっているのかふわふわとした声を零すのを聞き、自分が相手にすること一つ一つに反応するのが可愛らしくて愛おしくてどうにかなりそうで。一回目の誘いは断られてしまったが、今回は心の準備が出来ているようで自分から浴衣の帯を解く姿を熱い視線で見つめながら、自分もいつでも帯を解けるようにと帯に手を掛けていて。自分でいっぱいに満たして欲しいと言われれば、当然だとでも言うように上記の言葉を投げかけ「じゃあ玲王。俺もう我慢しないから。」と言うと、相手の肌に触れると、徐々に下に手を滑らしていき、砂糖を溶かしたような甘く熱い空気の中、相手の嬌声がしっかりと聞いた後、ずっと耐えていた理性を飛ばして。)
―――――暗転
──…。(行為から数時間後に目を覚ますと寝起きでまだ頭が回っておらず暫くぼーっと天井を眺めていたが、ふと今何時だろうと時計に目を向けると針は19時前を指していて。面倒くさがりの相手の為に部屋食にしているとは言えど、仲居さんが支度をしてくれている時に二人とも寝ているわけにはいかないと慌てて起き上がると腰に今まで味わったことのない激痛が走り「ぃ…ってえッ!」と悲鳴を上げそのままベッドに蹲り、一体何が起きたんだと涙を浮かべながら戸惑っていたが、ここで漸く相手と体を重ねたことを思い出したらしくみるみると顔が真っ赤に染まっていって)
ん…れお?
(行為か終わり少しした後、相手が眠ってしまったのを見て自分も眠りにつき、それから数時間が経ったのかふと聞き慣れた声で痛がっている声が聞こえて。その声に目が覚めると、腕の中にいた相手がいなくなっており涙を浮かべて顔を赤くしている姿が目に映り。まだ意識がはっきりとしていないのか、相手が可愛いということしか頭に入ってこず、考えるのも面倒くさいと思いこちらに戻すように相手のことを抱き寄せると再び目を閉じて。)
あ…起こしてごめん、凪(あの出来事は夢じゃないよな、とベッド下に散乱している衣服やティッシュを見て恥ずかしさに片手で顔を覆い。ふと、後ろから眠そうな声で名前を呼ばれたのでゆっくりと振り返ると当たり前だが何も身に付けていない相手の姿に耳まで赤く染まり、それ以上直視できずぱっと顔を背けながら大声を上げて起こしてしまったことに対して謝罪の言葉を述べて。裸なんて付き合う前から風呂とか着替えで見てんじゃん、と頬を掻いていると突然抱き寄せられ、再び相手の腕の中に戻されれば焦ったように「ちょ、飯の準備しに仲居さん入ってくるから…!お前はそのままこの部屋で寝てていいからせめて俺だけでも着替えねえとッ」と時計を指差しながら訴えて)
えー…じゃあ玲王が可愛くお願いしてくれたらいいよ
(そういえば今は夜か、と相手の話を聞くと思い出し、普段なら面倒くさがって行動しないが事後ということもあり相手の裸は誰にも見せたくないのかこのまま抱き締めて引き止めることも出来ず。どうせなら相手の可愛い姿を見た後に離そうと考えたのか可愛らしく離して欲しいということをお願いするならば離れると伝えて。出来ないならばこのまま相手のことを抱きしめていられるし、どっちにころがっても自分は得をする立場で。焦る姿も可愛らしいなと思いながら痛めているであろう腰をさすって。)
可愛くって…お前は俺に何を求めてんだよ……ひゃ、ンッ!(てっきりご飯食べられないのは困る、と解放してくれると思っていたのでまさか条件を出されるとは思わずあんぐりして。これまた条件も自分にとってはなかなか厳しいもので、相手の様子を見る限り全く離す気はなさそうなのでどうしたものかと頭を悩ませていると突然腰をさすられ、完全に油断していたらしく甲高い声が出てしまいぶわっと一気に顔に熱が集まり恥ずかしさのあまり軽く睨みをきかせて。そして恐れていたことが起きてしまい、それは部屋の中に響くチャイムで、マズイ、と焦りからか冷や汗を流し相手に顔を向けると「なぎ、ほんと許して、なんでもするから…ッ」と若干涙目になりながら懇願して)
…ん、いいよ。意地悪してごめん
(腰を撫でただけで甲高い声を漏らしてしまう姿が自分のいたずら心をくすぐり、もっといじめたいと思っていた矢先、部屋中にチャイム音が響き、それを聞いた相手は冷や汗を垂らしながら此方に少し涙目になりながら許すも何も、自分が相手にちょっかいをかけているだけなのに懇願していて。それを見ると、もう満足したのか言った通りに相手の体から腕を離し、少しいじめすぎたなと反省し謝罪の言葉を口にする。)
…凪のばぁか(腕を離し解放してくれたかと思えば謝罪の言葉を口にする相手に目を丸くし、何を思ったのか唇にちゅっと軽く口付けしてから謝るくらいなら意地悪すんなと言う意を込めて舌をべっと出しては上記を述べながら部屋を出て。急いで浴衣を着て洗面所で確認しようと鏡と向き合うと、首から胸元までびっしりとキスマや噛み跡が残っているのを見ればあー…と額に手を当て、流石にこの数は恥ずかしいので浴衣を脱いでささっと相手のパーカーに着直すと「すみません、お待たせしました、よろしくお願いします」と部屋の扉を開け、中に仲居さんを入れて早速食事の準備をしてもらい)
……はぁー…
(何を思ったのかは分からないが、軽く唇にキスをされると予想外だったのかすぐに反応することはできず。意地悪をしてしまったことについて何か思うことがあったのだろうか、舌を出している姿を見ると先程キスをされた衝動から此方からもキスをしたいと思うが足早に部屋を出ていってしまい。帰ってきたらキスし返そー、なんておもいながら布団の上で大の字になって寝そべっていて。)
凪ー、飯の準備でき……服着ろよ(夕食の支度を終えた仲居さんが出て行ったことを確認すると一息吐き、冷める前に食べてしまおうと相手の居る部屋へと戻って。案の定、ベッドの上から一歩も動いていない様子の相手に少々呆れたように声をかければ、浴衣を顔の横に置いて着替えるよう促して。喉が渇いたので冷蔵庫からミネラルウォーターを取り出すと一口飲み、ベッドの縁に腰掛けながらボソボソと少し気まずそうに「…その、さ、気持ち良かった?」と起きた時から気になっていたことを小声で確認すると相手も飲むかとミネラルウォーターを差し出して)
んぇー、めんどくさい…。
(自分がこのような状態になっていることには薄々予想ができていたのか特に驚いたような様子はなく。服を着ろと言われればいつもの口癖を呟くも腹は空いているためゆっくりと起き上がると顔の横に置かれた浴衣に着替えて。自分が着替えている間にミネラルウォーターをベッドの縁で飲み、気まずそうな顔をしながら行為についての感想を聞かれ。「…うん、ていうか、相手が玲王なんだから当たり前でしょ」と差し出されたミネラルウォーターを受け取り飲むと相手が自分の服を着ていることに気がつき。「…玲王、俺のパーカー好きなの?」と首を傾げながら聞いて。)
……!そ、そっか(またいつもの面倒くさがりの相手に戻ったので苦笑いを浮かべるが、珍しくすぐ起き上がり言った通りに浴衣に着替える光景に感心しながら浴衣姿の相手もいいなと思わず口元が緩んでしまい。自分から聞いておいて返事を聞くのが少し怖くなり聞かなければ良かったかも、と後悔すら覚えていると相手の口が開かれ、それは予想に反しただけでなく不安だった自分にとっては嬉しい言葉で顔を背けると安心からか若干涙が浮かび上がって。鼻をずびずびさせながらティッシュに手を伸ばすと相手の言葉でパーカーを勝手に借りてしまったことを思い出し「あ、悪ぃ。ちょっと浴衣じゃ色々見えるから借りた…好きだけど、凪の匂いして落ち着くし」と恥ずかしそうに最後の方をごにょごにょと小声で話して)
色々…?あぁ、キスマークのこと?
(相手の来ている自分のパーカーについて触れれば、浴衣では不都合があるようで。その原因の『色々』とはなにかと首を傾げれば、数時間前首や鎖骨に吸い付いたり噛み付いたりしていたことを思い出し、そのことかと納得し。そして、どうやら自分の匂いがすることから落ち着くようで好きらしく、そんなことを恥ずかしそうにしながら言われれば何かぐっとくるものがあり相手に抱き着くと鼻腔いっぱいに相手の匂いを吸い込み、その中に自分の匂いがあるというのは不思議な感じだが嬉しく。)
……俺のなんか一個だけなのに(こちらは色々、と濁したのに相手は躊躇なくキスマークと口にしたのでよく恥ずかしげもなく言えるな、なんて思いながらも口にはせず。昨日相手の家に泊まった時に自分が唯一相手の首元に付けた小さめの痕は普段は見えない筈だが浴衣だとさすがに見えてしまっていて、その痕に指先で優しく触れては唇を尖らせながらぼそっと上記を述べて。ぶーっと少々不満そうにしていると突然抱き着かれたので驚いた様に数回瞬きを繰り返し、戸惑いながら名前を呼ぼうとした瞬間何やら匂いを嗅いでいるような行動にあの後風呂入ってねえのに…!と相手のパーカーを借りて着ておいてなんだが若干抵抗があり身を捩って)
えー、別に一個でも嬉しいしいいじゃん
(自分が相手につけたキスマークの数が多いのは、『好き』などの言葉では自分の語彙力では表せないからキスマークとしてその愛情を表現しているだけであって、相手からつけてもらったキスマークならば何個でも嬉しい。行為から風呂に入っていないため、体臭を嗅がれてしまうのが嫌なのか身を捩って離して欲しいというのを主張しているのを見れば、そんなの気にしないのになと思い、そういえば相手ってどのくらい自分のことをわかっているのだろうとふと気になってしまい。身を捩られるのは自分に触られるのが嫌だと拒否されているような気にもなってしまうため、『玲王』と一言だけ、身を捩るのを辞めさせるようにそう名前を呼んで。)
んじゃ俺がほっぺにキ、スマ付けても嬉しいか?(相手は無自覚に人を喜ばせる天才だよな、と内心きゅんきゅんしており、もし身体ではなく顔等隠しようのないところに痕を付けられても同じように嬉しいと言えるのか気になり問いかけてみて。嫌だ~絶対くせえ~と離れてくれるよう何度も身を捩っていると相手に一言だけ名前を呼ばれピタリと抵抗を辞めて。普段から呼ばれているのに今の呼び方はなんだかいつもより若干トーンが低く男を感じ、行為中の相手を思い出してしまったらしく思わず赤面すれば誤魔化すように腰に腕を回し大人しくなって)
うん、嬉しいよ。付ける?
(隠しようもなく、1番見られるであろう顔に付けられるというのは、自分にとって相手のものなんだと皆んなに見せびらかしているような気がして嬉しく、付けて付けてと言うように頬を相手の方に差し出すようにして。相手の名前を一言呼んだだけでもピタッと動きをとめ、腰に手を回され。何を考えているのか、顔を赤くしているのを見れば「可愛いね、玲王。ちゃんとできてえらい」と子供を褒めるかのような口ぶりで甘やかし頭を撫でて。)
付けるかっつの。ブルーロック戻って凪が揶揄われんの見たくねえし(嫌がるどころか嬉しいと言って寧ろ付けて欲しそうに頬を寄せる予想外の反応を見せる相手にこの子は…と額に手を当て、寄せられた頬にちゅっと軽く唇をくっ付けて離れると痕を付けられない理由をちゃんと述べて。まるで子どもを相手にしているかのような口調で頭を撫でられるとここ最近は立場が完全に逆転している気がするが悪い気はせず、かと言ってまだまだ慣れはしないので若干頬を膨らませながら「…凪の方が可愛い。そこは譲らねえ」とぼそりと呟くように言えばぎゅうっと更に密着して)
ふーん…
(別にからかわれた時としても、自慢して返すからいいのになと思いながらも相手がしたくないと言うのなら強要はできずつまらなそうにそう返すと、自分の寄せた頬にキスをされ虚をつかれたように目を丸くさせて。畳み掛けるように相手のことを可愛いと言った自分の言葉を否定し自分の方が可愛いと言う相手に「え~…どう考えても玲王でしょ。だってさっきあんなによがってきてたし…」と行為中の相手の顔や声を思い出してぼそっと呟いて。)
たはっ、かわいー顔(自分が頬に口付けたことによって目を丸くさせる相手の表情がなんとも愛らしく、ニヒッと悪戯っぽい笑みを浮かべるとぎゅーっと抱き締めて。相手のとんでもない言葉にせっかく密着したばかりなのに胸板を押し離れると動揺のあまり噛み噛みで「な、な、何言ってんだよ…!俺の可愛い凪がそ、そんなこと言うな!もーお口はミッフィーちゃんしとけッ」と耳まで真っ赤に染め上がった顔を背けながら一通りぎゃんぎゃん騒ぐとご飯食べるぞ!と逃げるようにベッドから飛び降りるも着地と同時に忘れていた腰の痛みに声にならない悲鳴を上げながらその場に蹲ってしまい)
可愛くないし…
(二ヒッといたずらっ子のような笑みの相手もまた可愛らしいが、自分がからかわれたと言うことに頬をふくらませてそっぽを向くと、相手に抱き締められ、まぁいっかと相手の背中に手を回す。相手にとっては衝撃的な発言だったのか先程まで自身の胸板にくっついていた相手の体は離れていき、耳まで真っ赤に染めあげて何やら文句を言っている相手をぼーっと見つめていると、ベッドから飛び降り腰の痛みに悶えている姿が目にうつり。「玲王、大丈夫?運んであげよっか?」とベッドの上からそう話しかけ。)
190あんのにこの童顔だからたまんねえよな~可愛いぞ~凪ぃ~(揶揄われる側は気に入らない様子の相手に気づくことなく、頬をくっつけ愛おしそうにすりすりと頬ずりし可愛い可愛いと急にデレ始めて。腰に手を当て必死に痛みに耐えていると助け舟を出そうとしてくれてる相手に対し大丈夫だと言わんばかりに首を横に振り、痛み止めの薬を持っていなかっただろうかと匍匐前進で自分の鞄の前まで移動し、その状態のまま鞄に手をかけると先ほど風呂で使用して適当に仕舞った準備物等が飛び出てきてさーっと血の気が引くと「ちょ、凪そこから動くなよッ!」と真っ赤な顔のまま後ろを振り向くとその場から動かないよう指示して)
舌絡めただけでとろとろになっちゃう玲王の方が可愛いよ。なんなら今証明しよっか?
(すりすりと頬ずりをされるのは相手と触れ合えているので悪くないが可愛いとからかわれることだけはどうも慣れず相手の手をパシッと掴むと鼻先が触れ合うくらい近く顔を近づけて。痛みに耐えながら自分の助け舟に応えることはなく首を振り、匍匐前進で鞄まで移動し何やら違う荷物の中身が散乱し、焦ったようにそこから動くなと言われると気になってしまうのは人間の性で。相手には悪いがしょうがないよね、と思いベッドから下りると相手のところまで行き後ろから「大丈夫?玲王」と声を掛け。)
うぇ…?(相手の柔らかい肌触りの良い頬を堪能していると突然手を掴まれたので吃驚し、気づけば鼻先が触れ合うくらいの距離に相手の顔がドアップであり間抜けな声を上げながら反射的に参りました、と掴まれていない方の手を上げて。動くなとたった今指示したにも関わらずベッドから下りこちらに近づいてくる姿を捉えるとぎゃー!と焦ったように悲鳴を上げ、一人で準備をしたことは既に暴露してしまっているので準備物は百歩譲って見られても構わないが、その他にも色々と手当たり次第に買った物も混じっているのでそれを隠すかのように腕の中にかき集め顔を伏せると「だ、だいじょーぶ。問題ねえよ」と親指だけを立てて返事して)
ん、いい子。従順な玲王も好きだよ
(少し間抜けな声を出した後、白旗をあげるように掴んでいない方の手を上げたのを見ると相手の自分に何をしても敵わないところが可愛いんだよなと思いながら頬や額に軽くキスを落として。ベッドから降りて相手のところに歩み寄ると悲鳴を上げているのが聞こえればそんなに嫌なのかと思い散乱させた物をかき集めて隠す相手に「それ、見せて。玲王」としゃがんで視線の位置を同じにすると先程相手の名前を静かに呼んだ時のようにまるで相手に拒否権がないかのような口振りでかき集めた物を見せて欲しいと言って。)
…口にはしてくんねえの(何年経っても一生相手には敵わないんだろうな、と思いながら頬や額にキスを落とされるときゅっと目を閉じ、次は唇だと思ってほんの少し期待して構えていたのでそっと目を開くなりぼそりと呟くように上記を述べて。なんとなく気配で相手がその場に居座っていることが感じ取れて早く飯ンとこ行ってくれ、と言う願いも虚しく、ゆっくりと顔を上げるとばちりと視線がぶつかり先ほどと同じ声色で隠している物を見せてと頼まれると何故か逆らえなくてゆっくり腕を退かし、そこには普段目に入れることがないような物が色々と転がっており、当の本は顔を見せられるはずもなく伏せたままの状態で)
…玲王ってほんと俺のこと煽るの上手いよね。口にキスしたら止めれなくなるからしないでおこうと思ったのに
(呟くように口にはしてくれないのかと言う声が聞こえると、相手からそんな発言があるとは思っておらず、少し間が空くようになり返事をして。相手の後頭部に手を添えるとゆっくりと唇を合わせ、まるで口を開けてとでも言うようにペロッと相手の唇を舐めて。隠しているものを見せてという自分の言葉に素直に手を退け、隠されていたものを見れば普段見ることがないようなもので。用途は分かっているが、相手の口から聞きたいと思い「いい子だね玲王。…それで、これ何に使うの?」と素直に見せてくれた相手を褒めると使用用途を聞いて。)
別に煽ってるわけじゃ……んッ(後頭部に手を添えられるとキタ!となんだかんだで期待していたのか目を輝かせ、唇が合わさると嬉しそうに目を閉じるがそのままペロッと舐められると僅かに肩を跳ね上がらせ、もしかして深いのするのか、とまだ慣れないディープキスに緊張しながらも素直に少し口を開いて。まさか使用用途を聞かれるとは思っていなかったのでもしかしたら全くの無知なのかもしれないと淡い期待を抱き、伏せていた顔を上げると一つ一つ指差しながらこれは洗い流さないトリートメントで、これはマッサージ機で、と実際は全然違うがそれっぽく見えるよう怪しまれないようにペラペラと説明し始めて)
ん…っ、ん、…
(自分が唇を舐めれば、その意図を理解したのか素直に口を開いたのを見ると愛おしさでいっぱいになり、それを体で表現するかのように相手のことをぎゅうーっと痛くないほどに抱きしめながら舌を絡めていて。もちろん使用用途は分かっているが、相手の口かや聞きたくて使用用途を聞くと、全く違う回答が返ってきて。恥ずかしがって嘘をついているのではないかと思い、「玲王、嘘はダメだよ?」と相手の顎を指先で掬い視線を絡み合わせて。)
…っ、んン…ッ(相手の背中に腕を回しこちらからもぎゅーっと抱き締め返し、受け身ではダメだと自らも積極的に舌を絡め、苦しくならないようにちゃんと鼻で息をすることを覚えていて。指先で顎を掬い上げ視線を強制的に合わされると告げれた言葉にあ、コイツ分かって聞いてるな、と淡い期待は木っ端微塵に打ち砕かれてしまい。シラフの状態で目の前に散乱している教育に宜しくないモノ達の説明等出来るはずもなく、視線をあちらこちらに泳がせながら「う、嘘じゃねえし。ほ、ほらマジで飯冷めるから飯食おうぜ?な?」と引き攣った笑みを浮かべながら向こうの部屋を指差して)
ん…ッ、…はぁ…玲王、キス上手くなったね
(自分が相手の身体を抱きしめると、それに応えるように抱きしめ返され、一通り舌を絡めるとゆっくりと唇を離して。前まではキスに追いつくので精一杯だったにも関わらず、今では自分から舌を絡めてくれるようになった相手に成長を感じて褒めるように相手の頭を撫でて。嘘はダメだという自分の言葉に動揺したのか目線をあちらこちらに泳がせると、食事に逃げるように料理の用意されている部屋を指差し。後で問い詰めようかと考えると「……わかった、食べよ」少し間を空けて頷き動いたら腰が痛いだろうと思い相手のことを抱き上げて連れて行き。)
…は……ッ、御影玲王、ナメんなよ…?(ゆっくりと唇が離れると今回は息継ぎもちゃんとできてキス自体上手くできた気がすると思っていたところを相手から褒められ、頭を撫でられたので得意げな様子で腰に両手を当てドヤ顔で上記を述べて。これ以上問い詰められたら本当のことを話すしかない、と覚悟を決めていたがあっさりと引いてくれたので拍子抜けしており。自分の身体を気遣ってだろう、抱き上げられるとわっ…!?と小さく声を上げれば慌てて首に腕を回し、顔を上げじーっと顔を眺めては幸せそうに表情を緩ませながら相手の首に擦り寄って)
ん…可愛い
(数時間前まではキスだけで蕩けてしまって何も考えられなくなってしまっていたのに、今は自分から舌を絡めることが出来たということを褒めてやれば腰に手を当てて自慢するような表情で言われると可愛いと思ってしまうのは必然的だろうと思い。自分が相手の身体を抱き上げ食事のある部屋まで移動していると幸せそうな表情と共に首を擦り寄られると、ずっと抱き上げていたい気持ちを抑えながら食事の並べられている机を見るとなんだかお腹が空いてきて。相手の身体を椅子に落とすと、向かいの椅子に自分も腰を下ろして。)
どこに可愛い要素があったよ(レオかっくぃ~とでも言われるかと思えば口癖のように続く可愛いという言葉になんでだよ、と軽いツッコミを入れて、スマホの画面で自分の顔を見れば可愛いか?とよく分からず小首を傾げており。椅子まで運ばれるとさんきゅ、と礼の言葉を漏らし、向かいの椅子に座った相手を確認してからいつもの調子に戻ると「うっし、凪!思う存分食え!足りなかったから追加で頼むし。あ、カニはめんどくさがり屋のお前の為に既に剥いてもらってるからすぐ食べれるぞ!」とにっこにこ嬉しそうに話しながら箸を手に持って)
ん~、だって玲王全部かわいいし。
(可愛い要素がどこにあったかと聞かれれば言語化するのが難しくうまく説明出来ないが相手のする行動全てが可愛く思えてしまうためポロッと口に出てしまうようで。どこか、という具体的な部分を聞かれれば、例えば普段はこんなにしっかりして頼れる存在なのに自分が相手に嫉妬させるようなことや他の人の存在を匂わせれば不安でいっぱいになってしまうところだったり、自分が本気を出せばキスで蕩けさせることが出来る弱さだったり、あげればキリがないくらいで。それを口に出せばまたなにか言われるんだろうなと思いあえて口には出さず。普段の調子に戻ればめんどくさがり屋の自分のことを考えてか食べやすいようになっており、「ん、ありがと。いただきまーす」と感謝の言葉を口にし料理を箸で口に運び。)
俺のこと可愛いって言う奴お前が初めてだよ(全部の一言で片付けられてもな、と相手が口に出さないだけで頭の中で色々挙げてくれていることも知らず。なんだかんだで相手に言われるのは嫌ではなく、揶揄っている様子でもないのでま、いっか、なんて思いながら上記を述べて。相手が料理を食べ始めたの見てはちゃんと自分で食べて偉いぞ、とまるで親のようなことを思いながら自分も食べ進め、夕飯を済ませたら今度こそ温泉に入ろうと決め「この後ぜってー風呂行くかんな。また何時間か貸し切るか」と時計を確認すると御曹司ならではの発言をして)
え~、だって玲王、学校とかではキラキラじゃん
(普段の学校生活での相手の様子を思い出せば可愛いと捉える部分はほとんど無く、その可愛い姿は自分だけが知っていればいいと思っていて。食べるのは面倒くさいが、そんなことを言ったらせっかく予約をしてくれた相手に申し訳わけないし、と思い食べ進め御曹司ならではの発言が聞こえると咀嚼していたものを飲み込み「お風呂めんどくさーい、眠いし~」といつもの面倒臭い性格が出始めて。)
学校ではなー(学校で自分が輝いていることは勿論自覚があるものの、青い監獄では全くそんなことはないので遠回しに言って。お風呂を拒否する相手にまたこのめんどくさ赤ちゃんは、と呆れたように肩を竦め、せっかく良さげな温泉を調べて予約したのでここは心を鬼にして無理矢理にでも連れて行こうと決めて。かと言ってそんなことをして嫌われでもしたら困るな、なんて思い既に気持ちが揺らいでおり、相手がお風呂に入ることに対して前向きになる方法はないものかと考えながら箸を進めて)
あ、玲王が体洗ってくれるなら入ってもいいよ
(学校で人気があるという自分の言葉に否定しない相手に玲王らしいな、と思いながら箸を進めて。風呂に入りたくないと言うと、分かりやすく肩を竦めて何か考えている相手にそんな反応をされては文句を言っていられないのは当然だろうと思いながら、上記の言葉を投げかけそれが守れるのなら入ってもいいと言って。せっかく誰にも邪魔されない環境で、尚且つ合法的に服を抜くことが出来るのだからそれを利用しない訳にはいかないだろう。)
おう!なんなら髪も洗ってやる(相手を吊る方法を考えているとその相手から直々に提案され、その内容はお願いされなくともそのつもりだったものだったが考える必要がなくなったので有難いと思いながら笑顔で上記を述べて。ご馳走様!と手を合わせてご飯を完食するとゆっくりと立ち上がっては腰を庇いながら早速フロントに貸切できるか電話をしに行き、数分してから戻ってくると相手の背後から抱き着けば「貸切完了っと。他の客が可哀想だから一時間だけ貸し切ったけどいいよな?」と周りのことも考えた発言をしては小首を傾げて)
やったー、じゃあ一緒に入ろ
(身体だけでなく頭も洗ってくれるとなれば一緒に入る以外の選択肢なんてなく。相手が食べ終わったのを見ると自分もあと少し残っている料理をすべて間完食し、手を合わせると間延びした声でご馳走様と挨拶をして。相手が腰を庇いながらフロントへ行ったのを見届けると先程寝たはずなのにまだ眠く、欠伸をこぼしているうちに相手が帰ってきて後ろから抱きつかれれば「うん、俺そんな長風呂じゃないし。」と返事をして。)
っし!そうと決まれば早速入りに行こうぜ!(無事に一緒に入ることも決まり、一時間の貸切にも納得してくれたので安心したように笑顔を見せて。すぐに相手から離れるとテキパキと自分と相手の分まで風呂の準備を進め、はい、とバスタオル等必要な物が全て入ったカゴを手に握らせ、そのまま流れるようにすっと相手の腕に自分の腕を絡めれば「こ、腰痛えから責任持って支えろよ…」と顔を背けながら恥ずかしそうにボソボソと小声で話しては唇を尖らせて)
ん~
(めんどくさいからおんぶして、という言葉が癖で出てきそうになるが今相手は腰が痛いんだったと思い出すと立ち上がって必要なものが入ったカゴを受け取り。温泉に行こうと足を進めようとした時、相手の腕が自分の腕に絡みついてきてボソボソと小声で呟く声が聞こえれば「うん、分かってるよ」とカゴを持っていない方の手で相手の頭を撫でれば温泉の方に向かい。)
すげえ広いし種類も多いんだぜ、ここの温泉(口に出さずとも移動自体が面倒くさいから本当はおんぶしてほしいんだろうな、となんとなく察しており、それでも自分の言った通りにしてくれる優しい相手に頭を撫でられると幸せそうに表情を緩ませて。相手に支えられながらゆっくりと歩き、ここの温泉はマジですごいらしい、と話している内に辿り着いて。男湯の暖簾を上げて中に入ると一応誰も居ないことを確認し、相手の腕から手を離すとノロノロ歩きで浴場の扉に近づき扉を開くと思っていた通りの広さで「見ろ、凪!結構広くね!?」と目を輝かせながら指差して)
へ~、玲王って結構風呂好きなんだね
(ここの温泉の話を聞いていれば、相手の表情は楽しそうなので風呂が好きなのではないかと思いそう言って。自分は身体を洗えればどこでもいい…とまでは言い過ぎで綺麗なところの方が好ましいがこだわりはなく。そもそも風呂に入ること自体面倒くさいのでできるだけ入りたくはないと思っていて。相手が自分の腕から離れ少し名残惜しいが扉を開き目を輝かせながら感心する相手を見るとどうでも良くなってきて。カゴを棚に置き服を脱ぎ始めて。)
確かに嫌いではねえけど…お前と入りたいだけで一人じゃ意味ねえからな?そこ間違えんなよ(相手の言葉に眉をぴくりと動かし、この感じだとただ自分が温泉が好きなだけの人間だと思われている気がして。扉を閉めると不満そうな顔を向けながら近づくと腰に片手を当て、反対の手で相手を指差しながら相手あってこその温泉だと訂正し、服を脱ぎ始める姿を横目にはあ、と溜め息を溢すと何処か乗り気じゃない様子に半ば無理に連れて来てしまったところがあるので「悪かったな。来たくもない旅行に付き合わせて、俺ばっか楽しんで」とつい卑屈っぽい言い方をしてしまい、あーまたいらんこと言っちまったな、と内心後悔しながら気まずそうに背を向け自分も服を脱ぎ始めて)
あっちで一緒に入ってるじゃん。…あーでも、玲王と二人で入れるのはいいかも
(あっち、というのは青い監獄のことを指していて、そこで一緒に入っているのになと思いながらも、確かに今は二人きりだしくっついていても邪魔されないしな、と同意する気持ちもあって。自分の乗り気では無い様子になにか思うことがあったのか卑屈な言い方をされると、別に来たくないなんて言ってないのに、と思うとそれを伝えるのも今の相手には逆効果になってしまうと思ったのか、上手く伝えられるくらい語彙力があればなとため息をつくと温泉の中に入る前に身体を湯で流して。)
……。(青い監獄で一緒に風呂に入ってはいるが二人では入れないので、その点に関しては自分と同じことを思ってくれているようで内心嬉しく思う。しかし、自分の嫌味な発言にうんともすんとも言わず、その溜め息の意味を知るはずもないのでその姿を見ると僅かに体を震わせ、めんどくさいよ玲王と過去に言われたことを思い出し唇を紡いで。喧嘩したいわけではないので言い過ぎたごめん、と一言謝ればいいのだがなんで俺が、と言う気持ちもあり、どうしていいか分からず本当に自分はめんどくさいし拗らせすぎだろ、となんだか泣きそうになってきたので、身体を流す相手に背を向け洗い場に移動すると椅子に座り水で頭を冷やして)
玲王、あたま…
(自分がため息をついたことで身体を震わせ泣きそうになっているのにも気が付かずにいて。先程まで饒舌だったのに、突然口を紡いだ相手を不思議に思いながらも相手が卑屈っぽい言い方をされたことも、自分がため息をついたことも気にしていないのか普段の様子で相手の方を振り返り髪を洗ってほしいとお願いをしようと思ったが、先程相手はなんだか怒っているような様子だったしそっとしておいた方がいいのかなと思いつきその言葉の続きを言うのをやめて。)
…めんどくさ赤ちゃん(満足するまで頭を冷やすとシャワーを止め、目の前の鏡に顔を向けると酷い顔をしていたのでせっかくの美貌が台無しだ、なんてナルシストは健在で。視線を少し下に向けると相手が付けた痕や噛み跡だらけの上半身にこんだけ独占欲丸出しなことするくせに放置すんなよ、と段々とイライラへと変わってきて。そんな中、自分の名前を呼ぶ声が聞こえたので問題の人物の方へとゆっくりと顔を向けると、どうやら髪を洗ってほしいようだが何を思ってか途中で言葉を飲み込んだ姿を見て肩を竦め、ぽつりと上記を呟きながら立ち上がると相手に近づき、背後に立つと椅子を置いてそのまま座り、シャワーを手にしては相手の髪を濡らし始めて)
…!玲王
(どうやら自分が相手を呼んだ声が聞こえていたのか椅子を置いてそこに座り、シャワーで髪を濡らされると来てくれるとは思っていなかったのか驚いたように名前を呟き。相手の方を振り向いたときに見えた上半身に数え切れないくらいついたキスマークや噛み跡に俺こんなにつけたっけ、と思いながら行為中に無意識にしてしまったのもあるためあまり覚えておらず。そして、そのまま髪を洗われればやっぱ相手にやってもらうのが一番気持ちがいいし楽だなと思い目を瞑って今にも寝そうで。)
……背中、染みて痛かったんじゃね…?ごめん(髪と身体を洗うという約束で温泉に連れてきたので、あくまでも約束の為だと自分は怒ってますアピールをし無言を貫いて。しっかりとシャンプーを泡立てマッサージするように洗っては丁寧に洗い流し、次は身体か、とスポンジを泡立て背中を洗おうとしたところで漸く相手の背中にある爪痕や引っ掻き傷に気づき、すぐに行為中に自分が付けてしまったモノだと理解して。シャンプーを流した時に痛かったのでは…と一瞬で申し訳なさで一杯になり、寝そうになっている相手の肩に自分の頭を乗せ、消え入りそうな声で謝罪の言葉を述べて)
え~、別にいいよ。俺の事引っ掻くの気にならないくらい夢中になってたんでしょ
(相手の洗い方と夕食を食べたあとということもあり温かさで今なら直ぐに寝れそうだった為無言でも気にならなくて。髪の方が終わると大きな欠伸をし、体洗ったら相手とくっつきながら湯船に入りたいなと思いながら体を表れるのを待っていて。すると自身の方に相手の頭であろうものが乗せられ、背中の引っ掻き傷について謝罪をされ。自分も相手に噛み跡や痕をつけてしまっていたし、背中の傷に気がついていなかった為なんとも思っておらず。)
凪……ッ!おま…もう知らん!前と下は自分で洗え!(宝物を傷つけてしまったことがショックでずーんと落ち込みながら優しく、出来る限り刺激を与えないように背中を洗っていると別にいいよ、と相手らしい返事が聞こえてきたので本当に優しいんだよな、と少し気持ちが楽になったにも関わらず続く言葉に顔を真っ赤にし、前言撤回と言わんばかりに上記を述べると使っていたスポンジを握らせて。全く凪は、と真っ赤な顔のままぷりぷり怒りながら隣の椅子に座ると今度は自分の髪の毛を洗い始めて)
なんでよ~、ねぇ玲王、許して?
(いいよ、と言った後に続いた言葉に顔を真っ赤にさせて泡立っているスポンジを無理やり握らされ怒った様子で自分の髪を洗い始める相手を見ると相手に洗ってもらうのが気持ちいいのに、とと思って。このまま再び怒ったままでは嫌なので、相手の顔を覗き込むようにして近付くと相手の手を握って少し上目遣いで相手のことを見つめて許してもらおうとしていて。)
ぅぐ…!……だ、だめッ!今度こそ許さん(シャンプーを流そうとシャワーを取ろうとするといつの間にか相手との距離が近くなっており、手を握られると不覚にもどきっとしてしまい、その上少し上目遣いで見つめられればあまりの可愛さについ流されそうになって。首をぶんぶん横に振り甘やかしては駄目だと何故か意地になり、そっぽ向いて相手のあざとい顔を見ないようにするものの、結局握られた手を退けることができずに片手じゃちゃんとシャンプー流さねえ…と内心どうしようかと悩んでいて)
え~…じゃあいいや。あとで許してもらうし
(あざとい顔をしても珍しく効かなかったことに驚きながらももう怒っているわけではなさそうだったため握っていた手を離して体と頭を洗っていた椅子に戻ると相手から受け取ったスポンジで前と下を洗い、早速湯船に体を浸からせて。青い監獄でも湯船に浸かることはあったが、やはりこのような旅館の風呂は気持ちが良く、心地よさそうに目をつぶって湯の暖かさを感じていて)
…なんで許してもらえると思ってんだよ(自分から離れ体を洗ってはさっさと湯船に浸かる相手を見れば、何処からその自信が湧いてくるんだ、と調子が狂いながら自分も髪と体を洗ってしまい。椅子から立ち上がるとこれだけの種類があるのでどれから入ろうかとうーん、と悩み、もちろん相手と一緒に浸かりたいのは山々だが先ほどあんなことを言った手前行きづらさがあり、結局俺と一緒に入りたいんじゃん(笑)と思われるのも嫌なのでどうしようかと変なプライドのせいで葛藤することになっていて)
…玲王、一緒に入らないの?
(許してもらえると思っている自信が理解できないのか軽くツッコミを入れた相手に玲王は俺に甘いし、朝になったら許す許さないのことも忘れているんだろうなと思っていて。しばらく湯で体を温めて時々口だけ潜ってぶくぶくと泡を立ててみたりして相手のことを待っていると、髪と身体を洗い終わったはずの相手は湯船に浸からず何かを考えているのを見ると、一緒に入らないのかと毛先から水滴を落としながらそう聞いて。)
!…凪が一緒に入りたそうだったから来ただけだからな(入る入らないで一人葛藤を続けていると相手から一緒に入らないかと誘われたので一瞬だけ嬉しそうに目を輝かせ、すぐにハッとし一度咳払いをすれば黙って相手の浸かっている湯船に入り、しっかりと隣の横に行って隣に体を浸からせ、なんとなく沈黙が気まずいらしく自分の意思で来たのではないと話し、少しツンデレを発動させているが当の本人には自覚がなく。暫く浸かっていると若干逆上せてきて頭がぼーっとしてきたのか相手の方に体を倒して)
…うん、そうだよ
(一緒に入らないかという誘いに一瞬目を輝かせたのを見逃さなかったのか本当は自分と一緒に入るか入らないかで迷っていたんだなとわかると先程の行動全てが可愛く思えてきて。相手が隣に来たことでより安心したのか会話がないことなんて気にならず、目を閉じていると肩と腕に少し重みを感じてみてみれば相手がこちらに倒れていて、甘えられているような気がして嬉しく、頭を撫でて。)
……凪、好き、大好き。さっきは嫌な言い方してごめん。旅行着いてきてくれてありがと、あと、凪の言ってた通り夢中になってた…だってお前上手いんだもん(若干ぼーっとしているところに頭に手を置かれそのまま撫でられると目を細めればあぁ、この大きな手が本当に落ち着くと改めて相手のことが好きだと実感し我慢できずに口に出して。今の状態なら少し素直になれると感じ先ほど口にしてしまった嫌味な発言に対し、謝罪をした後すぐに礼の言葉を述べて。最後に今度こそ許さないと決めたキッカケになった相手の言葉については恥ずかしいがそれも事実なので素直に認め、顔を背けながらボソボソと呟くと耳まで真っ赤に染まっていて)
うん、俺も玲王のこと好き。嫌な言い方じゃなかったよ、俺だって玲王が嫌なこと言ったし。
(この湯の熱さで少しだけのぼせて言いたかったことが言いやすくなったのかな、なんて思いながら自分のことが好きだと言ってくれた為嫌だった風呂にも入って良かったと思って。そして、先程の卑屈な言い方のものについても謝られるとそんなことはないと否定し、自分も相手が嫌な気持ちになるようなことを言ってしまったと返して。行為については「…さっきまで背中引っ掻かれてるの気付かなかった。だからそれくらい俺も玲王に夢中になってたんだよ」と相手と体を向き合うようにすると軽く唇にキスを落として。)
!…そ、か…なんかやっぱ俺ばっかりお前のこと好きなんじゃねえかってちょっと不安だったから、嬉しい(相手が自分と同じように好きだと返してくれて、自分も嫌なことを言ったと話す姿を見て、此方が少し感情的になり余計なことを口走ってしまっただけで相手は悪くないと申し訳ない気持ちになりながら首を横に振って。相手も自分に夢中になっていたと聞くとかなり驚いたように目を見開き、嬉しさのあまり目頭が熱くなり必死に耐えながら嬉しい、と素直な気持ちを述べて。するといつの間にか体が向き合っていて唇にキスされればふにゃりと表情を緩ませ、お返しと言わんばかりにキスし返すと幸せそうにはにかんで)
そんなことないよ、俺だって好きじゃないやつと付き合うほど暇じゃないし
(相手ばかり自分のことを好きなのではないか、と言われるとそんなに自分は相手への愛情表現が足りていないのだろうかと思い、これからはもっと増やそうと反省する。唇を合わせれば安心したようない笑みを浮かべる相手を見て可愛いな、といつものように思っているとキスをし返され、一瞬きょとんとしたような顔をしたあと再び相手と唇を合わせた後、相手の口内へ舌を侵入させ。)
ふはっ、それもそうだな(相手の言うことに酷く納得したらしく思わず吹き出し、確かに面倒くさがり屋の相手が好きでもない人間と無理に付き合ってもメリットが全くないのでこくこく頷いて。安心した表情を浮かべていると再び唇が重なり、その後すぐに口内に舌が侵入してきたのでぴくっと僅かに肩を震わせ、こんな所でこんなキスしたら変な気持ちになるだろ、と思いながらも勿論拒んだりすることはなく、そっと目を閉じれば頭がぼーっとしていることもあり自ら積極的に舌を絡めてみて)
ん、…っ
(湯船に浸かっているということもあり、体は熱くなり普段のキスよりも気持ちいいと感じてしまい、相手の後頭部に手を添えると相手の唾液までも絡みとるような勢いで相手からも舌を積極的に絡まれているため風呂中には自分たちの水音が響いていて。すっかり相手とキスをすることが好きになってしまったのか今までよく唇に噛み付くことを耐えてきていたなと思いながら相手が息をきちんと出来ているかと言うことも確認して舌を絡め続け。)
…ん、ぅッ……(貸切の風呂に水音が響き渡り確実にそれは自分達のモノなのでそう思うとつい興奮してしまい、先ほどキスが上手くなったと相手に褒めてもらったところだが少しばかり逆上せている所為かまた息継ぎが下手になっていて。かといって辞めたいわけではないので少し唇を離しなんとか息を吸い込んでからまた唇を重ねての繰り返しで、今は風呂よりも目の前の相手に夢中になっていて瞳の中にハートを浮かばせながら相手の名前を何度も何度も呼び続けて)
は、…っ、ん…ッ
(唇を離して息をしてはまた唇を合わせ深く甘いキスを交わす、というのを何度も繰り返していれば、さすがの自分でも歯止めが効かなくなってきそうで頭では辞めなければと思っているものの、あと一回だけ、と決めながらも辞められず。玲王、足りない…もっと、と相手を求めているうちに相手の身体を包み込むように抱き締め、瞳にすっかりハートを浮かばせているのを見ればもっと蕩けさせたいと思ってしまい。)
…な、ぎぃ…もっと、欲しい……ッ(包み込むように抱き締められるとそれに応えるように背中に腕を回し、唇が離れたタイミングで顔を上げると蕩けた表情で更に相手を求める言葉を漏らして。以前までは相手の才能が欲しかっただけなのに今となっては相手の心と身体全てが欲しくなり、あまり独占欲を見せると嫌われてしまうかもしれないという恐怖心があるので自分なりに抑えていたつもりだったが、付き合ってからは特に抑えが効かなくなってしまい現に今ももっともっと、と相手をひたすらに求めてしまっていて)
うん、俺も玲王の全部が欲しい。さっきもしちゃったけど、このままじゃ玲王も辛そうだし、いいよね?
(蕩けた表情で更に自分を求めるようなことを言われてしまえば、普段なんの欲もなさそうな顔をしている自分でも耐えられないものが湧き上がってきて。数時間前まで愛し合うような行為をしていたが、もっともっとと言っている相手になら拒否されないだろうと思い、風呂場ということもあり少し顔を赤く火照らせながら行為をしてもいいかと聞き。返事を待っている時間がもったいないのか、相手の首や肩などに甘噛みをしたり跡をつけたりして。)
ん……ッ!(先ほどの行為をもう一度誘われるとこのまま我慢出来るはずがないので断る理由がなく、何よりまた相手に愛してもらいたいと恥ずかしそうにぎゅっと目を瞑りながらこくこくと何度も頷いて。返事を待つのも惜しいくらい相手も限界なのだろうか、と首や肩に跡を残されながらぼーっとそんなことを考えていると嬉しさで思わず口元が緩み。少し身体を離し人差し指を相手の唇に当てるとゆっくりと熱った顔を上げれば念の為周りを確認してから「…ハァ…ここで、する?」と吐息混じりに尋ねて)
うん、したい。玲王も部屋に行くまで我慢できないでしょ?
(同意を求めると、相手がこくこくと頷いたのを見てキリのいいところで跡を残すのをやめようと考えている途中に相手の体が離れ人差し指が唇を触れ、赤く火照っている顔で吐息混じりに風呂場でするのかと聞かれれば、答えは当然YESで。湯船から上がり水気をタオルで拭い服を着ている時間がもったいないと考えており、何より我慢が効かないだろうと思って。それは自分だけではなく相手も同じだろうと勘ぐっていて、互いの額をコツン、と付けるとそう尋ねて。)
…今すぐ誠士郎が、欲しい(自分の問いに即答されると求められていることが本当に嬉しく胸が一杯になり、額をくっつけながら自分も我慢できないだろう、と尋ねられれば恥ずかしそうにしながらも小さく頷き、ちらりと上目遣いで視線を交えながら上記を述べて。ぼーっとする頭で少し考えてから唇にちゅっと軽く口付けてはゆっくりと相手に背を向け目前の壁にしっかりと両手を付き、耳まで真っ赤にした顔を振り向かせると「こ、これでいい…?」とおず、と消え入りそうな声量で何処か不安そうに問いかけて)
うん、俺も玲王が欲しい
(恥ずかしそうにしながら自分のした質問に素直に答える相手が可愛くて仕方なく、さらには上目遣いまでされてしまえば頭の中は自然と相手をどう気持ちよくさせるかでいっぱいになり。軽く唇に口付けをされ、相手が立ち上がったかと思えば近くの壁に手を着いてこちらにを向ける形になれば「うん、バッチリだよ。辛くなったら言ってね」と、とうとう理性が崩れそうになってきてしまったのか相手を気遣いながらも自分も立ち上がり行為に至る準備は出来ていて。安心させるように相手の唇に口付けをすれば熱い風呂場の中、相手を甘やかしながらも体に教え込むようにして蕩けた甘い空気に飲み込まれていき。)
暗転――――
──…っ、はぁ……も、むり…足ガクガク(行為が終わった瞬間足がもう限界だったらしく壁をつたってゆっくり移動し浴槽の縁に腰掛け、息を整えながらちらりと相手に目線を向けると事後の姿の色気が半端なくパッと顔を背けて。気持ち良かったな、青い監獄戻ったらどうしよ、なんて考えてしまい変態か!と首をぶんぶん横に振り、まだ一つしか風呂に浸かっていないのに逆上せてしまったがせめて露天風呂には入りたく、外なら風も当たって丁度いいだろうと思い「せーしろ、露天風呂、行かね?ちょっとクールダウンしようぜ~」と若干ふわふわした口調のまま露天風呂の方を指差して)
ごめん、玲王が可愛かったからやめられなかった
(壁をつたって移動するほど足に力が入らない様子を見ればその隣に座り、少しの気遣いとして謝り。貴方と行為に至ってしまったにはもう止められないだろうし、青い監獄に戻ったらどうしよ、と考えながらまずは付き合ったことを報告するかどうかの問題もあり。考えんのめんどくさいから玲王に聞こー、と気楽に考えることを捨てて。少しふわふわとした喋り方の貴方の方を向けば、どうやら露天風呂に行きたいようで。それに頷けば「でも玲王立てるの?おぶってあげよっか?」といつも貴方におぶってもらっているお返しにたまにはおぶる側もいいかな、なんて思って。)
…いーよ、俺も気持ち良かったし。せいしろーはこっちでも天才なんだな?好きだぞ~(隣に座り謝罪の言葉を口にする姿を見て意外だったのか目を丸くし、ふにゃりとした笑みを浮かべてはぎゅーっと抱き締めながら正直自分も気持ちが良かったし、こんな所まで天才な相手が改めて好きだと愛おしくなって。露天風呂までおんぶをしてくれるようで、これまた意外だったらしく体を離し少々驚いた顔をしながら顔を数秒見つめては「まじぃ?んじゃお願いしよっかな、期間限定凪リムジン~!」と笑顔で話すとおんぶー、とふわふわしているせいで若干精神が低くなっており甘えた姿を見せて)
ん、俺も好き
(ふにゃりとした笑顔を浮かべながら抱き締められ、好きだと言われれば事後でしか見れない相手の甘々モードに優越感に浸りながら抱き締め返し濡れて少し色が深くなっている紫の髪をなでて。期間限定、と言われてしまえば、こういう時はいつでもしてあげると返すのが正解だと思いながらもそれは自身の性格上出来ないと判断し「また気が向いたらやってあげる」というと相手のことを抱き上げ風呂場から出て露天風呂のある外に向かう。外に出ると空は暗くなっていて熱い体に夜風が当たると心地よく、相手の身体を抱き上げたまま露天風呂の中に入り。)
ちょ、おんぶじゃねえじゃんッ(好きだと言えば同じように応えてくれるし、向こうからも優しく頭を撫でてくれるし、面倒くさがりながらも求めたことはしてくれるので嬉しそうに相手に擦りよるとおんぶではなく抱き上げられたのでオイ、と軽くツッコミを入れて。あっという間に露天風呂に連れられると夜風があたり少し身体を震わせ、予約する前から分かっていたが夜景がとても綺麗で子どものように目を輝かせると「せーしろ!すげえ綺麗!」と相手の身体をペシペシ痛くない程度に叩いては夜景を指差して)
ん~、そうだねー
(綺麗な夜景に子供のように目を輝かせて言う相手に別に夜景なんて見なくていっかと目を閉じるも痛くないくらいに叩かれてしまえばいやでも見るしかなく。閉じていた目を開けて見てみれば、確かに御曹司の相手でも驚くくらいの綺麗さだな、と思いながら欠伸をして。返事は適当だが夜景よりも相手の顔の方が整っているため、よく映えていて写真を撮って拡散すれば女性たちは騒ぐのだろうな、とさすがにそんなことはしないが考えて。)
おま…全然興味ないだろ(閉じていた目を開いて夜景を見るとそうだね、と言いながら欠伸をする姿にこちらも夜風に当たったおかげで平常心を取り戻してきたらしく、少々呆れたように首を横に振り、何かを考えている相手を不満そうな顔でじーっと見つめると何考えてんだよ、と頬を膨らませながら軽く肩をユサユサ揺らして。は、と何か思い出したのか肩から手を離すと相手の顔の前に先ほど噛み跡を残された薬指を持ってきて見せつけると「誠士郎、ワールドカップ優勝しても一緒に居られる?」と眉を下げれば不安そうな表情で問いかけて)
え、なに急に。居られるっていうか…一緒に居るでしょ
(興味無いだろ、と言われれば図星をつかれてしまったため否定出来ず、んーという曖昧な返事をする。露天風呂の縁の石に頬ずえをついてはこの旅館に来て行為を2回して…と色々なことをして疲れてしまったようで眠いのか欠伸をこぼし。肩を揺らされればその振動に合わせて首も動き、されるがままになっていると相手の手が目の前に出され、その手は自分が先程薬指に噛み跡をつけた方の手で、不安そうな表情でワールドカップを優勝してもこれからも一緒に居られるのかと聞かれ、キョトンとしたように首を傾げる。相手がなぜ不安に思ったのかは分からないが、上記の言葉を返して。)
!…誠士郎好き、一生愛してる(露天風呂からの夜景に興味がないことが確定し、挙げ句の果てに欠伸をする姿を捉えると頬を膨らませたままで。つい流れで大分先のことを口走ってしまい絶対めんどくさいと思われると後々後悔し、どう誤魔化そうかと戸惑っていると相手の口からは一緒に居るでしょ、と言う思ってもみなかった言葉が返ってきたのでこちらもキョトンとして。少ししてから相手もその気なんだ、とぱあっと一気に曇った表情が明るくなり、ぎゅーっと思いきり抱き着くと頬をくっつけながら何度も気持ちを伝えて)
俺もー
(曇っていた表情が明るくなり、抱きつかれたと思えば頬をくっつけられ、嫌な訳では無いため抵抗はせず半分されるがままになっており。数時間前までは下の名前で呼ぶことを恥ずかしがっていたのに、今はそれがないのを嬉しく思いながら自分も相手のことを好意的に思っていることを伝える。「そろそろ出よ、暑いし」と相手がなぜ不安な気持ちになったのかは気になるがそれは聞かないでおいて、先程も行為をしてしまったことから無理をさせているだろうと思い相手の手を取り。)
さんきゅ……ッ(無意識に下の名前を呼んでいることに自分自身気づいていないので、相手が嬉しく思ってくれていることを知る筈もなく、自分の気持ちに対して俺もーと返す姿にほんとかよと笑い飛ばして。自分もちょうど上がりたいと思っていたので手を取り礼を言いながらゆっくり立ち上がるが、少しマシになっていた腰の痛みが二回目の行為により振り出しに戻ってしまい、相手の肩に手をかけると「…なあ、俺明後日からサッカーできんのかな?」と苦笑いを浮かべながらそんなことを口にして)
…玲王が俺のことこき使っていいよ
(二回目の行為をしたからか、腰の痛みが再び襲ってきてしまったようで相手の手が肩に乗っかり、苦笑を浮かべながら明後日青い監獄に帰ってからサッカーが出来るのだろうかと言う相手に自分のしてしまったことのため少し申し訳なく思いながら、いつもは自分が相手に世話をしてもらっているため今回くらいは逆でもいいのではと思い、そんなことを口にする。こき使うと言っても、相手を運んだり甘やかすことくらいしかできないのだが。)
マジ?めんどくさがり屋のお前が?(慣れたら腰痛くなることなくなんのかなー、と考えていると相手から予想外の言葉が返ってきたので驚いたように目を真ん丸くさせながら上記を述べて。相手が自分にこき使われているところなんて想像できないし、その逆もそうで、自分が相手をこき使うことなんて考えられず思わず吹き出してしまい。一度咳払いをしてから再び相手に顔を向けると笑顔で「気持ちだけ受け取っとく、さんきゅな。もしかしたらちょっと頼ったりするかもしんねえけど」と最後に付け足すように話して)
うん、別にいいよ。腰痛くさせたの俺のせいだし
(面倒臭がり屋、と自覚はしているが直接言われてしまえばぐうの音も出ずに口をばってんにして黙っていれば、自身の提案には乗らず気持ちだけ受け取り少し頼ることにすると言われれば相手にこき使われるなら、まぁいいかという気持ちのため頷き。そもそも相手の腰が痛い原因というのは自分にあるためここでめんどうくさいと言えば恋人失格な気がして。露天風呂の湯から上がればそのまま風呂場に入っていき、脱衣所まで歩いていけば置いていたタオルで身体をふき。)
なあ、誠士郎。間違ってもさ、他の奴に手出すなよ?(少し前から相手の言動が普段と違ってほんの少し頼り甲斐のある彼氏感を感じ、無理に頑張らせているだけかもしれないが逆に不安な気持ちが湧いてきてしまい。女側の方が負担が大きいのかもしれないがあまりにケロッとして、体力の有り余ってそうな様子に唇を噛み締めながらタオルを掴むと上記を述べて。相手を信じていないわけではないが悪気なくレオだけじゃ全然足りなーい、とか言って青い監獄の誰かと関係を持ったらどうしよう、俺より小さくて顔可愛い奴なんて他にもいる…!とまたマイナスに考え始めて)
出さないよ、玲王だけで満足だし
(これから髪を乾かすためにドライヤーをするのが面倒くさいなと思いながら適当を体を拭いた後に寝巻きに着替えればタオルを首にかけ髪をタオルで雑に擦り乾かしていると、唇を噛み締めて他の人には手を出さないように言われると、こてんと首を傾げ。なぜいきなりそんなことを聞くのかと思っていながらも、その注意のようなものに首を振って否定する。相手だけで満足していると言っているが、もちろん満足していなかったとしても他の人にだすつもりなんてさらさらなく。「何?また不安になったの?」と相手に近づくと互いの額を合わせてそう聞き。)
ごめん、信じてないわけじゃねえから(他には手を出さない、自分だけで満足だと言ってくれたので安心したのか少しだけ表情を緩ませ、額を合わせながら不安になったのかと尋ねられると正直に首を縦に振ってから上記を述べて。それから少ししてからもう大丈夫だと歯を見せいつものように笑ってみせ、ちゃちゃっと身体を拭き、さっと着替えるとまだ濡れている髪をタオルで拭きながら「戻ったらすぐ寝る?もう限界なんじゃね?」とご飯もお風呂も済ませたとなれば相手はもう寝る一択だろうと思い尋ねてみて)
それは分かってるよ
(相手が自分のことを信じていないなんて思うわけないため、それを言葉にして伝えると自身も毛先から水滴を垂らしながら着替えて。部屋に帰ったら直ぐに寝るかと聞かれれば、即答で「うん」と頷いて答える。寝る以外のことといえば、ゲームや相手とイチャイチャすることしか思い浮かばず、ゲームをしたらせっかくの旅行なのに勿体なく、相手とイチャイチャしてしまえば歯止めが効かなくなってしまうかもしれないと思い、消去法で睡眠を摂ることにして。)
分かってんなら良かった。…ん、なら髪乾かして部屋戻って寝るか(自分が相手のことを信頼していることは理解してくれているようなので、安心したようにこくりと一度頷いて。問いかけに即答されるとふはっと思わず吹き出し、だよな、と消去法で決められたとは思っておらず、めんどくさがり屋の相手にしては移動も含め一日よく付き合ってくれたなと表情を緩ませて。ちゃちゃっとお互いの髪を乾かしてしまおうと近くのドライヤーを手にすると相手の背後に回り込み、一言声をかけてからふわふわの髪を乾かし始めて)
別に乾かさなくていいのに…
(相手の髪がドライヤーで完全に乾いたら部屋に戻ろうと思っていたが、ドライヤーを手に持ち自分の背後に回られ温風が髪に当てられれば早く寝たいー、とでも言うように不満そうにそう零す。数分たち乾いたのかドライヤーの音が止むと相手の手に握られているドライヤーを今度は自分が持ち立ち位置を逆にさせるとスイッチを入れて今度は相手の髪を乾かし始める。腰が痛いと言いながらも自分の髪を乾かしてくれた訳だし、面倒くさいとも思わないため相手に対してはめんどくさがり屋な一面も出さなくなっていて。)
っし!終わり……え、おぉ、さんきゅー(相手の髪を乾かし終えると次は自分だと思っていたところで手からドライヤーが消え去り、いつの間にか相手によって髪を乾かされていたので瞬きを数回繰り返してからふっと僅かに表情を緩めては礼の言葉を口にして。乾いたのだろう音が止まると後ろを振り向き、ドライヤーを受け取り台に戻してからぎゅうっと抱き着くと「ありがとな!すげえ嬉しい」と改めて礼を述べてから唇に軽く口付けたと同時に貸切の時間が終わったのか数人の男性達が少し気まずそうに顔を覗かせていたのであ、もう出ます、と言ってから離れると相手の手を引いて脱衣所から出て)
ん…
(相手の髪を乾かしただけでキスやハグをしてくれるのか、と思うと今度からそれをしてもらうためにドライヤーで相手の髪を乾かそうか、なんて考えていて。相手が目線を移動させた先を見れば男性数人がこちらを見ていて、もしかしてキスやハグをしているところも見たのだろうか、と恥ずかしくは無いが相手のキス顔を見られたことが嫌で男性たちの横を通りかかる際に相手に見えないように軽く睨んだ後、部屋に戻り。)
はー…露天風呂思ったより良かったな(相手の前を歩いていたので通りすがりに男性達を睨んでいたことに気づくことなく、もしその光景を見ていたら心の底から喜んでいただろう。部屋に着くと腰痛が限界だったようでベッドに直行しそのまま倒れ込み。あまり心配をかけたくないのと、自分を気遣って今後行為に対して遠慮気味になられるのが嫌なので何事もないように上記を述べて。隣に来てほしいのかぽんぽんと布団を軽く叩きながらこちらに来るように促してはじっと見つめて)
うん、そうだね
(相手から露天風呂の感想が呟かれればそれに同意して。風呂に行って髪を洗ったりするのはもちろん面倒くさいが相手がこうやって嬉しそうにしてくれるなら一緒にいてもいいかと思えてきて。部屋に着くなりベッドに倒れ込んだ相手を見て、腰痛や体力が限界なんだろうなと何となく察することが出来、布団を軽く叩かれると相手の隣に寝転がり軽く距離を詰めれば「眠い…玲王も眠いでしょ。早く寝よ」と相手のことを抱き締めながら寝る気が満々なようで目をつぶり。)
ちょ、俺はまだそんなに眠くねえよ(自分の指示通り横になった相手を満足そうに見つめ、距離を詰められると嬉しそうに表情を緩めているとそのまま抱き締められたので目をパチパチさせて。完全に寝るモードに入っている相手に戸惑った様子で自分は眠くないと訴えるがふわっと香る同じシャンプーの匂いに幸せを感じ、相手は体温が高いので段々と瞼が重くなってきて先ほどまで眠たくないと言っていたにも関わらずほんの数分で夢の中に落ちてしまい)
……
(そんなに眠くない、と言って寝ようとしない相手をずっと抱き締めて目を閉じていればいつの間にか部屋の中には相手の寝息が聞こえるようになってきて。目の前にある相手の顔を見てみれば、可愛らしく口を少し開けて自分の腕の中にいるのを見て満足し、今日の疲れもあってか10分もしない間に意識を手放していて。翌日、陽の光が差し込み朝になっているのにも当然気付かず、昨晩と全く同じ体勢でぐっすりと眠っていて。)
…ん……(陽の光が差し込んできて眩しそうにゆっくりと瞼を開くと目の前にはぐっすりと眠っている愛おしい相棒であり恋人の姿。あの後、眠くない等と言っておいて結局寝落ちてしまったのかと相手の腕の中はどれだけ心地良いんだと小さく笑みを溢して。朝食までまだ充分に時間があり、二度寝も難しそうなので朝風呂にでも行こうかと考えるが、相手は面倒くさいだろうし何よりせっかくのオフの日に起こすのは可哀想なので一人で行こうと決め、さて腕の中からどうやって抜けようかと少しだけ体を捩ってみて)
ん…
(夜中はずっとこの体勢で寝ていたためか、抱き締めている相手が少しでも動けば軽く眉をひそめて声を出す。さすがに数回では起きないが何度も相手の体が動けば違和感を覚えてゆっくりと目を開けば薄目で相手のことを見据えて。あぁ、相手は自分から離れようとしていたんだとわかると寝起きで上手く力が入らないが力を振り絞って逃がさないように相手のことを抱き締めれば「どっか行くの?」と行かせる気はサラサラないくせにそんなことを聞いて。)
あ、起こしてごめん。朝風呂行こうかなって思ってるけどお前は行かねえだろ?(なかなか腕の中から抜け出せない所為で思っていたより体を動かしてしまっていたらしく、相手を起こしてしまい声をかけられるとびくりと肩を跳ねさせて。何処かに行くのかと聞くわりに心做しか先ほどよりも腕に力が込められた気がして、行かせる気ねえじゃん、と苦笑いを浮かべて。答えはノーだと分かりきっているので決して相手を誘うような言い方はせず、腕の中から抜け出そうとした理由を相手の髪を優しく撫でながら話して)
えー…別に行かなくてもいいじゃん…
(自分の腕の中から逃げ出そうとしていた理由がまさか朝風呂なんて思いもしていなかった為、なぜ昨日たっぷりと風呂にも浸かったのに今日も行くのかが分からず。自分のことを誘うようなことをしていないのはきっと自分が行かない言うことが分かりきっているからなんだろうな、と何となくそれを読んでいながら、1時間もいなくなる訳ではいだろうしいいかと思い相手の体に巻き付けていた腕を離して。)
昨日は夜景だっただろ、朝の景色も見てえじゃん!(相手の行かなくていいじゃん、という言葉には色々な意味が込められているのだろうなと理解していて。分かってもらえるとは思っていないが夜とはまた違った景色が見られるのでそれを見たいということを伝えてみて、すると自分の体に巻き付けられていた腕が離れ解放されるとさんきゅ!と笑顔を見せて。ちゃちゃっと簡単に髪を直しベッドから飛び降りると「んじゃ、行って来る!浸かるだけだからそんなかかんねえと思うけど来たくなったら来いよ!」と寝起きと思えないほどのテンションで話すと相手の唇に軽く口付けてからさっさと部屋を出て行って)
ん~…
(なぜ朝風呂に行くのかという質問の答えを聞いても、体を起こして相手と一緒に風呂場に行くのはやはり気が向かず。相手の体に巻き付けていた腕を離せば嬉しそうに感謝の言葉を口にし笑顔を見せる相手を見て、起きたばかりだとは思えないほど高いテンション感で風呂場に向かっていくのを横目に、まだはっきりとは働かない頭でぼーっと天井を見上げていれば眠気が襲ってきてそのまま再び眠りに落ちてしまい。)
あー…朝風呂も最高(相手が来る可能性は0に近いので自分だけなら貸し切らなくていいやと貸し切らずに来たが、時間も時間なので2、3人しかおらず露天風呂に至っては貸切状態で上記を述べて。そこからは景色をぼーっと眺めながらも頭に浮かぶのは相手の顔ばかりで、今これだけ幸せだと後が不安で仕方なくなってきてしまいまた一人しょんぼりすると呟くように「…ちゃんと最後まで責任取れよ。俺のハジメテやったんだから、バカ」と何故か悪態を吐くと湯の温かさと風の冷たさが丁度良く少し居眠りをして)
ん…あれ…?
(あれから小一時間程経ったのだろうか、それでも布団の隣はまだ冷たく愛おしい相手の姿はどこにも見当たらず。昨夜は風呂場で自分と行為をしたせいで1時間以上は風呂場に滞在することになったが、普段ならば相手はこんなに長風呂ではないはず。それなのに帰ってくる気配もないため、もしかしたら溺れている…?という最悪の思考に至ってしまい。寝ぼけている頭でも、相手を失くすのは嫌で気が付けば体は自然と起き上がって風呂場の方に向かっており。寝巻きのまま風呂場の中に入れば湯船に浸かりながら眠っている相手の姿があって。それを見れば駆け寄り、肩を揺さぶり「れお、玲王起きて」と声を掛ける。)
……っへ!?あ、な、ぎ…?(小さく寝息を立てて眠っていると突然肩を揺さぶられたので驚いたようにぱちりと瞼を開き、何事かと辺りを確認しようと顔を上げると視界に映ったのは部屋に居るはずの相手の姿。始めは朝風呂に入りたくなったのかと思ったが寝巻き姿を見る限りそうではなさそうで、ポーカーフェイスで分かりづらいが何時もより何処か焦っているようにも見えて、小首傾げながら自分の手を見ると一時間近くは湯に浸かっていたのだろうその手はふやけていて。これはもしかして…と期待に思わず口元が緩みそうになるのを必死に堪えれば「俺のこと心配して見にきてくれたのか?」と逆上せているのか火照った顔で覗き込むと静かに尋ねて)
そうだよ、当たり前じゃん。ていうか、顔真っ赤だし。早く上がりなよ
(肩を揺さぶって名前を呼べば、思っていたよりもすぐに目を覚まして。驚いたように顔を上げると相手の顔が此方を向いて、なぜここにいるんだとでも言いたげな表情で見つめているのに気が付けば、どうやら説明する間もなくふやけてしまっている指を見て少し長い間寝てしまっていたんだと思い付いたのか、それならば自分が何故ここにいるのかという理由を探し出すのは相手の頭では余裕だろう。赤くなった顔で覗きこまれ、心配していたのかと聞かれれば隠すこともなく肯定し。目覚めたら相手が隣にいなかったことが気に入らないのか少し強引な口調で湯船から上がるように言い。)
へいへい、上がりますよ……っと、すんません(自分の問いに隠すことなく肯定されると当たり前なんだ、と更に口元が緩みそうになるのをまた必死に堪えて。心配されたことが相当嬉しいらしく気に入らなさそうな様子も少し強引な口調も全く気にならず、早く上がるように促されると手をつきながら湯船から上がるも逆上せている所為かふらついてしまい。相手にしがみ付いては寝巻きを濡らしてしまうと相手を避けるように咄嗟に体を動かすと、たまたま隣を通りかかった男性に寄りかかるようになってしまったので謝りながら慌てて離れては爽やかに微笑む姿に「お~爽やかイケメン。でも凪には負けるな」と相手に顔を向けへらへらした笑みを見せて)
……ねぇ玲王。さっきから俺のこと、舐めてるの?
(一時間ほど寝てしまっていたとなれば、逆上せているのはよく考えたらわかることだが寝起きでそんなことを考える余裕もなく湯船から上がる際に手を差し出すのをすっかり忘れていて。何とかひとりで湯船から上がったはいいものの、此方にしがみついてきたのが分かると大丈夫かと声をかけようとしたが、その時には自身からは離れていて、偶然通り掛かった爽やかイケメン…に分類されるような男性にぶつかってしまったのを見れば、その直後にそれを口にし、自分には劣ると言ったのはまだ許せるが自分のことを心配させたことに付け加え、へらへらと笑みを見せる相手に少し教えてあげないと、と思い至ったのか寝巻が濡れるのも気にせず相手の腕を此方へ引き抱き締めると上記の言葉を口にして。)
うぉ!?濡れちゃうだ、ろ……舐める?俺が凪を?ンなわけねえだろ(へらへら笑っていると突然腕を引かれたかと思えば気づけば相手の腕の中。相手が濡れないように避けたところなのにこれでは全く意味がなく、早く離れようと体を動かすがかけられた言葉に意味が分からずぽかん、とした表情を見せて。何がそう思わせてしまったのか分からないが、相手のことは今もこれまでも舐めたことは一度もないので即否定して。そうこうしている内に人も増えてきて裸と寝巻きを着た同性が大浴場で抱き合っていると注目の的になるわけで、その周りの視線に気づくとみるみる顔を赤らめ「と、取り敢えず離れろって…ッ」と焦ったように胸板を緩く押して)
…そう
(せっかくの旅館なんだからと朝風呂を嗜みたいと考える人も多いらしく、人はどんどん風呂の中に入ってきて。同性で片方は裸、もう片方は寝巻の格好となれば注目されるのは当たり前で。昨夜のように二人きりだったら良かったのにと一つため息をつくと相手が此方の胸板を軽く押したのを感じ仕方がなさそうに相手から離れて。とりあえず、これ以上相手を風呂に浸からせる訳にはいかないため相手の手をひっぱり脱衣所まで移動すると「じゃあ俺、部屋戻ってるから。真っ直ぐ戻ってきてね」とまるで子供の帰り道に言う台詞を相手に告げて濡れた寝巻きのまま部屋に戻り。)
あ、俺も一緒にもど……力入んねえ(手を引かれ脱衣所に着くとこのままでは相手が風邪を引いてしまうと自分のバスタオルを手にし、渡そうと振り返った時には扉の近くまで進んでしまっていて一緒に戻ると口にする前に姿が見えなくなっていて。手に持っているバスタオルを仕方なく腰に巻き、深い溜め息を吐き出しながら椅子に座ると額に手を当てながら「ごめんな、凪」と不甲斐なさで一杯になり呟くように居ない相手に向けて謝罪の言葉を漏らして。しょんぼり落ち込んでいると目の前に人の気配を感じもしかして、と期待に胸を膨らませながら顔を上げると先ほどの爽やかイケメンで。失礼ながらもガックリとしてしまいながらも目前の人物は「それって全部さっきの白い彼氏?が付けたの?」とにこり笑顔で言われたのでなんのことだと一瞬理解が追い付かなかったが、すぐに痕のことだと気づくと顔を真っ赤に染め上げ慌てて浴衣を羽織って)
……なんか遅くない?
(一緒に戻るという相手の言葉にも気が付かず一直線に部屋まで戻れば自身の濡れた寝巻きを見てさすがに着替えないといけないと感じ、荷物の入ったリュックを漁れば、詰め込んでいた服を引っ張り出して。服といっても、いつもと同じようにパーカーと長ズボンというラフな格好で、スマホを手に取りゲームアプリを開きプレイしていれば、いつの間にか15分程経過していて。それでも帰ってくる様子のない相手に首を傾げ一人部屋の中でそんなことを呟けば、完璧主義な相手のことだからドライヤーで髪でも乾かしているのかもしれないと半分言い聞かせながら再びスマホ画面に試験を戻して。)
ちょ、なんなんだよアンタ!?(早く相手のもとに戻って迷惑かけたことを謝りたいと帯を締めてさっさと脱衣所から出て。すると、背後から明らかに自分に合わせて着いてくる足音に恐る恐る振り返ると、爽やかイケメンが目を輝かせながら興味津々な様子で否定しないってことやっぱり白い彼氏が付けたの?男同士ってどんな感じなの?と見た目とは裏腹にまるで子どものように質問攻めしてくる姿にやりづらさを感じて。悪意を一切感じられないのでどう対処して良いか分からず、悩んでいる内にここ俺の部屋だから色々聞かせて!と腕を掴まれればあまりの力の強さに青ざめいよいよ危険を察知したのか「凪…ッ!」と若干涙になりながら小さく叫んで)
…ねぇ、玲王に何してんの
(帰ってくるのが遅いと思ってからまた少し経ったあと、やはり遅すぎだろうと思い、もしかしたら変な人に絡まれているかも…最悪襲われていたり…なんてことが頭によぎってしまえばそれ以上ゲームを続行することは出来ず、スマホを枕元に置くと起き上がり、部屋を出ていくと廊下に立っているのは紛れもなく相手の姿と相手が風呂でぶつかってしまっていた相手だということに気がついて。立ち話をしているだけかと思えば、そうではないようです相手の腕を掴み、それを必死に抵抗していることが分かれば気がついた時にはもう体が勝手に動いていて。相手の身体を後ろから抱き締めるようにすれば、そのまま腕を掴んでいる男のことを睨みつけ、敵意が剥き出しで。)
っ、凪!(腰痛もあるが目前の人物より力が劣っていることに悔しそうに唇を噛み締め、部屋に入らないよう必死に踏ん張っていると背後から大好きな匂いに包まれる。顔を見なくても相手だと分かり安堵したのも束の間。彼の興味は一瞬で自分から相手に移り、また子どものように目を輝かせながら男同士ってどんな感じ?という質問を投げかけ、解放した腕が今度は相手の方に伸びてきたのでその手を思い切り払い除けると「凪に触んじゃねえ!あっ、向こうに俺らみたいな奴らが…!」とさらりと嘘を吐いて背後を指差せばまんまと後ろを振り向いたので、今のうちだと言わんばかりに相手の手を掴むとダッシュでその場から逃げて。なんとか部屋もバレずに戻ってくるともの凄い速さで鍵をかけ、必死に息を整えながらちらりと相手に目線を向けると「…助かった、ありがとな」と苦笑いを浮かべたまま礼を述べて)
いや、俺何もしてないから…。
(相手に向けられていた興味が自分が相手のことを抱き締め男の視界に入った途端、その興味の矛先は此方に向き。相手にしていたように腕を掴まれそうになるが、相手が振り払ったことで触れられることはなく。相手が男の背後を指さし、咄嗟に思いついたような嘘をつくと男はまんまとそれに釣られ後ろを振り向き、本当に信じるんだ…と呑気なことを思っていれば相手に腕を掴まれものすごい速さで部屋に入ると鍵を閉め、此方に視線を向けられると感謝の言葉を告げられ、此方は特に何かした訳では無いため首を振って。「ていうか、簡単に捕まらないでよ。」とジト目で相手のことを見つめ悪態をつき。)
いや、凪が来てくれなかったら今頃ゲームオーバー(礼を述べると何もしていないと首を振る相手。あの時、来てくれなければ間違いなくあのまま部屋に連れ込まれていただろうし、今二人揃って部屋に戻って来られているのも隙を作ってくれたおかげなのでこちらも否定して。ジト目で悪態を吐かれると後頭部を掻きながら苦笑いを浮かべ「たは、まさかあんな奴が居るとは思わねえじゃん?俺もすげーやりづらくてさ…あ、さっき濡らしちまったけど身体冷えてねえか?」と何処か引き攣ったような表情で話し、そういえば先ほど濡れた身体で相手に密着してしまったので心配そうに伸ばす手は僅かだが震えていて)
うん、それぐらいで風邪引くほど弱くないし
(面倒くさいと思いながらも行動に移したことが良かったようだが、10分でも早く迎えに行っていれば手を引かれることもなかっただろうなと考えながらも今そんなことを思っても遅いため、次からは相手の傍にいれるようにしよう、と相手のことを指摘できないくらい過保護になっていて。先程相手を寄せた時に服が濡れてしまったことについて言っているようで、心配そうに伸ばされた指は少し震えているのがわかるとその手を柔く握ってそう答える。「…怖かった?」といつもと変わらない眠そうな目で見つめながらそう聞き。)
(/1週間ほど返信が出来ず申し訳ありません、最近、少し多忙気味でして…。これからは返信速度を早めるように努めますので、よろしくお願いいたします。)、
なら良かった。………怖くねえよ!まだ朝食まで時間あるしちょっと寝ようぜ(身体は冷えていないので恐らく相手の言う通り風邪を引く心配はなさそうで、ほっと少しばかり安心したように肩を竦めて。怖かった?と尋ねられると予想外の問いだったのか目を見開き、なんで?顔に出てた?手でも震えてたか…?と緩く握られている手を凝視しながら頭の中でぐるぐる考えて。あんなことでビビってるなんて格好悪いし、何より相手に心配をかけたくないのでぱっと手を離し明るい笑顔で否定して、部屋の時計を確認するとまだ早い時間なので珍しく二度寝しようとベッドに乗り布団を被って)
(/多忙の中返信いただいてありがとうございます。凪くん背後様のペースで大丈夫なのでご無理なさらないでください;;いつもお相手いただいて本当にありがとうございます…!)
…わかった
(怖かったかという自分の質問に少しの時間を置いたあと握っていた手を離され、相手の得意な笑顔でそんなことないと誤魔化されると今追求してもどうせ言わないということは分かっていた為、それ以上聞かないようにして。珍しく朝早く起きたということもあり忘れていたが、朝食までまだ時間があるようで相手から二度寝しようと誘われれば相手がそんなこと言うなんて、と意外だと思いながらも布団を被る相手に続いて自分も布団の中に体を入れる。冷たかった布団も温まってきた頃、風呂に入ったばかりでよりサラサラになった相手の髪に触れるように頭を撫でれば「…玲王、怖かった?」と再度同じ質問を投げかけて。)
……ちょっと、だけ(自分と相手の体温で布団が温まってきた頃には手の震えも止まっており、短時間で色々あって少しばかり疲れたので、一眠りしようと目を閉じかけたところで相手の指が髪に触れたのでぱちりと目を開いて。こちらが口を開く前に再度同じ質問を投げかけられるとバレてんじゃん、と失笑すれば相手が確信を持って聞いているのなら隠し通せる自信がないので、相手の服をきゅっと緩く掴みながら一息吐くと少しだけ怖かったことを正直に伝えて。男に部屋に連れ込まれそうになって怖がってる御影玲王なんて最悪だな、と自分自身幻滅しそうなくらいでやっぱり言わなきゃ良かったと後悔しながら相手の様子を伺って)
…そう
(同じ質問を投げ掛けると、再度聞いたことで此方にはバレているということが相手には分かったのか観念したように白状したのを聞き、自分で聞いておきながら薄い反応をしてしまったことを少し後悔する。だが、相手が弱っているのにも関わらずそんなところも可愛いと思ってしまう自分はおかしいのだろうか、と心の中で思いながら、怖かったということをこれ以上考えさせないためにも寝かせることが必要なだと判断し頭を撫でる手は止めず唇に軽いキスも落とすと「おやすみ」と言って。)
…ふはっ、おやすみ(相手からの返事を構えていたが返ってきたきた言葉は“そう”のたった一言だけで、予想外だったらしくそれだけ?拍子抜けしてしまい。しかし、変に気を遣った言葉をかけられるよりずっと良く、何より相手らしくて安心したのか思わず吹き出し、唇に軽い口付けをされると嬉しそうに表情を緩めながら上記を述べると瞼を閉じて。無意識の内に気を張っているようでなかなか寝付けなかったものの、相手の体温と頭を撫でられる心地良さで暫くしてから眠りに落ち、相手の服を弱い力で掴んだまま小さく寝息を立てて。)
……
(此方の服を弱い力で掴み、小さく寝息を立てている姿はどんな動物よりもアイドルよりも可愛らしく庇護欲が湧いてくると思うのは自分だけだろうか、と思いながら風呂に入ったばかりで相手特有の匂いはしないが、石鹸のいい匂いが香り、それが心地よくて再び眠気が襲ってくる。今のうちに相手に手を出そうとしたあの男を一発やっておくべきか、と相手が寝ているのをいいことにそんなことを考えていながらも、何やら底知れない何かを持っている男に一般論を突き付けても何も聞かないだろうとひとり勝手に結論つけると、欠伸をひとつした後相手のことを抱きしめて眠りにつく。)
──…飯、行かねえと…(眠っている間に相手が色々考えていたことも知らず、アラーム無しで朝食の30分前に目覚めると顔を時計の方に向けぽつりと呟いて。朝は高級バイキングで、相手が面倒くさがるのは承知済みだが自分が何時ものようにおんぶして連れて行き、料理も取りに行ってあげれば問題ないと考えていたものの、もしかしたら先ほどの男も居るかもしれないと思うと気分が乗らず深い溜息を零して。かと言って自分の都合で相手の朝食を抜くなんてことはできず、少しだけ上体を起こし肩に手を乗せると優しく揺り「…凪、そろそろ飯行こうぜ。おぶるから」と控えめに声をかけてみて)
…ん~…
(肩を揺さぶられ起こされると、少し皺を寄せて唸ったあとゆっくりと目を開けて。カーテンからは明るい光が差し込んでおり、完全に朝になったんだと時計を見なくても分かり。相手のおんぶしてあげるから起きろ、という言葉には普段ならば喜んでそれを受け入れていたが、昨夜行為に至ってしまったことから相手は腰を痛めているだろうと思い「いや、今日はいい。腰、痛い?」と聞いてみる。痛くなくても無理をさせてしまったことは自覚しているためおぶってもらうのはやめておこうと考えて。)
!?…痛くないっつったら嘘になる、けど……(ゆっくりと瞼を開く相手を愛おしそうに見つめながら肩に置いていた手を頭に移動させるなり優しく撫でて。まさかのおんぶ拒否に驚きが隠せない様子で目を大きく見開き、俺なんかしたっけ、と一瞬不安になるが続く言葉に不安は消え去るものの、同時に羞恥心が湧いてくると真っ赤に染まった顔を隠すように俯けばボソボソと上記を述べて。先ほど温泉に向かった時も昨日の夜に比べると少し痛みが引いた気はしていて、調子に乗ってぴょんっとベッドから飛び降りた瞬間腰に激痛が走り涙目になりながら「も、問題ねえ…黙ってボスに任せてろ、凪」と腰を押さえている反対の手で親指を立てて)
(/突然背後から失礼致しますorz一年間お忙しい中お相手してくださってありがとうございます…!これからもよろしくお願い致します^^)
Yesボス、って言うと思う?
(予想通り、やはり少し痛みが引いたとはいえいきなり体を動かしたことで再び激痛が襲ってしまったのか腰を押えながら、そんな中でも此方のことを優先しようとする相手に嬉しいとも思うが、それ以上に自分の体に気を使って欲しいとも思って―昨夜こんなになるまで無理をさせてしまったのは自分だが―。上記の言葉をかけた後、あまりの痛さに涙まで浮かべている相手のところまで行くと「なんなら、俺がおぶってあげようか?滅多にないよ」とめんどくさがり屋の自分がこれからの人生で一度もしないであろうおんぶをしてあげようかと提案する。)
(/いえいえ、此方からも、いつもお忙しい中時間を割いて返信をしてくださりありがとうございます。もう一年なんて早いですね、これからも宜しくお願い致します。(蹴り可))
え、凪が、俺を、……おぶってくれんの!?(必死に痛みに耐えているとこちらに近づいてきた相手の口から思わぬ言葉が出たので、ゆっくりと顔を上げ瞬きを数回繰り返してから期待できらきら瞳を輝かせて。浴衣のままだと相手もおんぶしづらいだろうと思い、少し待ってほしいと伝えると鞄の中から服を取り出しさっと着替えて。着替えを済ませると何処か得意気な表情を浮かべながら相手の方に体を向ければ「じゃーん!今日の為にパーカー買ったのだ!どうよ、凪」と相手もパーカーだと踏んで用意したらしく、腰を気遣い控えめに目の前でくるっと回ってみせるとわくわくと返答を待って)
うん、特別にね
(おんぶの提案をすると、期待の籠ったキラキラとした視線を向けられそんなに嬉しいものなのかと思いながら、恋人である相手だから特別だと伝える。少し待ってほしいと言われ、首を傾げた後相手の言う通り待っていればパーカーに着替え戻ってきた相手を見るなり「おー」と感嘆の声を上げる。普段ユニホーム姿や私服だとしても相手らしいオシャレな服しか来ていなかったのに対し、パーカーというダボッとした服を着ているのを見るのは新鮮で。それに加え、おそらく自身とお揃いにしようと考えて買ってきたのだと考えると愛おしくて思わず抱きしめ「似合ってるよ、玲王」と声を掛ける。)
ふふん、御影玲王に惚れ直す凪誠士郎なのであった……ッ!お、おう、さんきゅな(”特別”という言葉が嬉しいらしく上機嫌な様子が誰から見ても分かるくらい丸わかりで、おー、と相手らしい感嘆な声を上げられれば自分はなんでも似合うからとまた調子に乗ったように話していると気づけば相手の腕の中。少し驚いたように瞬きを数回繰り返してからそっと背中に腕を回し、彼の場合素直に褒められると逆に恥ずかしいらしく僅かに動揺しながら礼を述べて。朝食を食べに行かないといけないことは分かっているがなんだか離れるのが惜しく、肩口に顔を埋めるとぎゅーっと抱き着いたままで離れる気配は一切なく)
俺の好き度カンストしてるから、惚れ直すことなんてないよ
(相手の言う惚れ直す、という言葉についてゲーム好きらしい単語を交えながら良い意味で惚れ直すことはないと言って。愛おしさから急に抱きしめてしまったが、朝食のこともあるため拒否されるかと思っていたが一向にその様子はなく逆に此方の肩口に顔を埋めているためどうしたものかと思いながらもわざわざそれを指摘することなく相手の頬に軽いキスを落とす。)
!…そ、そうかよ(相手らしい言い回しに嬉しさと照れくささが入り混じりぽつり、小さく呟いて。相手に抱き締められるとあまりにも心地良すぎてずっとこのままで居たくなってしまうので、早く離れようと身を捩ったところで頬に軽い口付けが落とされる。唇がいいんだけど、と内心物足りなさを感じてしまう自分にほんのり頬が赤く染まってしまい。決意したらしくばっと顔を上げるなり相手の頬を両手で包み込み、数センチ身長差があるので僅かに背伸びをすると唇を重ね合わせて。3秒ほどで離れると顔を見せまいとすぐに背後に回り込むと「よ、よし!凪リムジンよろしく頼むぜッ」と朝食会場までおぶってもらう気満々の様子で)
ん…っ、…あいあいさー
(軽く相手の頬に口付けをすると、身を捩っていたのに気がついていたのか相手のことを抱きしめていた腕をパッと離すと頬に暖かい手が当てられたかと思えば、唇に相手の柔らかい唇が押し当てられ、キスをされたんだと瞬時に理解して。唇同士をつけた後に素早く自身の後ろにマワリコンダ相手に恥ずかしかったんだなと思い、特に触れることも無く運んでもらう気満々の相手のことをおんぶすれば、そのまま部屋を出て行って。)
突き当たりを右な?…あ、入口で降ろしてくれていいから(おんぶをされるとあの面倒くさがり屋の凪誠士郎がほんとに自分をおぶってる、とようやく実感して。ふわっと自分と同じシャンプーの香りに目を細めるとぎゅっとほんの少し腕に力を込め、密着すれば大好き、なんて口には出さずに内心で呟き。相手に夢中のあまり場所を伝えていなかったことに気づき、肩に顎を乗せ目前の道を指差しながら上記を述べて。このままの状態で席に着くのは間違いなく目立って恥ずかしいのでその前に降ろすように告げ、奴は居ないかと相手に勘付かれないように後ろできょろきょろ首を動かして)
はーい
(相手の顔が自身の方に乗っかっていることで自然と耳の近くで話されることになり、それに少しくすぐったく感じながら、誰かをおんぶするということが初めてなため、面倒くさいがおんぶするという口実でこのように密着できるのは便利だと思っていて。相手の言う通りに廊下を歩いていれば、あっという間に朝食会場に到着し、少し屈んで相手のことを下ろす。)
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