ヌシ 2023-10-31 10:51:57 |
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っし!終わり……え、おぉ、さんきゅー(相手の髪を乾かし終えると次は自分だと思っていたところで手からドライヤーが消え去り、いつの間にか相手によって髪を乾かされていたので瞬きを数回繰り返してからふっと僅かに表情を緩めては礼の言葉を口にして。乾いたのだろう音が止まると後ろを振り向き、ドライヤーを受け取り台に戻してからぎゅうっと抱き着くと「ありがとな!すげえ嬉しい」と改めて礼を述べてから唇に軽く口付けたと同時に貸切の時間が終わったのか数人の男性達が少し気まずそうに顔を覗かせていたのであ、もう出ます、と言ってから離れると相手の手を引いて脱衣所から出て)
ん…
(相手の髪を乾かしただけでキスやハグをしてくれるのか、と思うと今度からそれをしてもらうためにドライヤーで相手の髪を乾かそうか、なんて考えていて。相手が目線を移動させた先を見れば男性数人がこちらを見ていて、もしかしてキスやハグをしているところも見たのだろうか、と恥ずかしくは無いが相手のキス顔を見られたことが嫌で男性たちの横を通りかかる際に相手に見えないように軽く睨んだ後、部屋に戻り。)
はー…露天風呂思ったより良かったな(相手の前を歩いていたので通りすがりに男性達を睨んでいたことに気づくことなく、もしその光景を見ていたら心の底から喜んでいただろう。部屋に着くと腰痛が限界だったようでベッドに直行しそのまま倒れ込み。あまり心配をかけたくないのと、自分を気遣って今後行為に対して遠慮気味になられるのが嫌なので何事もないように上記を述べて。隣に来てほしいのかぽんぽんと布団を軽く叩きながらこちらに来るように促してはじっと見つめて)
うん、そうだね
(相手から露天風呂の感想が呟かれればそれに同意して。風呂に行って髪を洗ったりするのはもちろん面倒くさいが相手がこうやって嬉しそうにしてくれるなら一緒にいてもいいかと思えてきて。部屋に着くなりベッドに倒れ込んだ相手を見て、腰痛や体力が限界なんだろうなと何となく察することが出来、布団を軽く叩かれると相手の隣に寝転がり軽く距離を詰めれば「眠い…玲王も眠いでしょ。早く寝よ」と相手のことを抱き締めながら寝る気が満々なようで目をつぶり。)
ちょ、俺はまだそんなに眠くねえよ(自分の指示通り横になった相手を満足そうに見つめ、距離を詰められると嬉しそうに表情を緩めているとそのまま抱き締められたので目をパチパチさせて。完全に寝るモードに入っている相手に戸惑った様子で自分は眠くないと訴えるがふわっと香る同じシャンプーの匂いに幸せを感じ、相手は体温が高いので段々と瞼が重くなってきて先ほどまで眠たくないと言っていたにも関わらずほんの数分で夢の中に落ちてしまい)
……
(そんなに眠くない、と言って寝ようとしない相手をずっと抱き締めて目を閉じていればいつの間にか部屋の中には相手の寝息が聞こえるようになってきて。目の前にある相手の顔を見てみれば、可愛らしく口を少し開けて自分の腕の中にいるのを見て満足し、今日の疲れもあってか10分もしない間に意識を手放していて。翌日、陽の光が差し込み朝になっているのにも当然気付かず、昨晩と全く同じ体勢でぐっすりと眠っていて。)
…ん……(陽の光が差し込んできて眩しそうにゆっくりと瞼を開くと目の前にはぐっすりと眠っている愛おしい相棒であり恋人の姿。あの後、眠くない等と言っておいて結局寝落ちてしまったのかと相手の腕の中はどれだけ心地良いんだと小さく笑みを溢して。朝食までまだ充分に時間があり、二度寝も難しそうなので朝風呂にでも行こうかと考えるが、相手は面倒くさいだろうし何よりせっかくのオフの日に起こすのは可哀想なので一人で行こうと決め、さて腕の中からどうやって抜けようかと少しだけ体を捩ってみて)
ん…
(夜中はずっとこの体勢で寝ていたためか、抱き締めている相手が少しでも動けば軽く眉をひそめて声を出す。さすがに数回では起きないが何度も相手の体が動けば違和感を覚えてゆっくりと目を開けば薄目で相手のことを見据えて。あぁ、相手は自分から離れようとしていたんだとわかると寝起きで上手く力が入らないが力を振り絞って逃がさないように相手のことを抱き締めれば「どっか行くの?」と行かせる気はサラサラないくせにそんなことを聞いて。)
あ、起こしてごめん。朝風呂行こうかなって思ってるけどお前は行かねえだろ?(なかなか腕の中から抜け出せない所為で思っていたより体を動かしてしまっていたらしく、相手を起こしてしまい声をかけられるとびくりと肩を跳ねさせて。何処かに行くのかと聞くわりに心做しか先ほどよりも腕に力が込められた気がして、行かせる気ねえじゃん、と苦笑いを浮かべて。答えはノーだと分かりきっているので決して相手を誘うような言い方はせず、腕の中から抜け出そうとした理由を相手の髪を優しく撫でながら話して)
えー…別に行かなくてもいいじゃん…
(自分の腕の中から逃げ出そうとしていた理由がまさか朝風呂なんて思いもしていなかった為、なぜ昨日たっぷりと風呂にも浸かったのに今日も行くのかが分からず。自分のことを誘うようなことをしていないのはきっと自分が行かない言うことが分かりきっているからなんだろうな、と何となくそれを読んでいながら、1時間もいなくなる訳ではいだろうしいいかと思い相手の体に巻き付けていた腕を離して。)
昨日は夜景だっただろ、朝の景色も見てえじゃん!(相手の行かなくていいじゃん、という言葉には色々な意味が込められているのだろうなと理解していて。分かってもらえるとは思っていないが夜とはまた違った景色が見られるのでそれを見たいということを伝えてみて、すると自分の体に巻き付けられていた腕が離れ解放されるとさんきゅ!と笑顔を見せて。ちゃちゃっと簡単に髪を直しベッドから飛び降りると「んじゃ、行って来る!浸かるだけだからそんなかかんねえと思うけど来たくなったら来いよ!」と寝起きと思えないほどのテンションで話すと相手の唇に軽く口付けてからさっさと部屋を出て行って)
ん~…
(なぜ朝風呂に行くのかという質問の答えを聞いても、体を起こして相手と一緒に風呂場に行くのはやはり気が向かず。相手の体に巻き付けていた腕を離せば嬉しそうに感謝の言葉を口にし笑顔を見せる相手を見て、起きたばかりだとは思えないほど高いテンション感で風呂場に向かっていくのを横目に、まだはっきりとは働かない頭でぼーっと天井を見上げていれば眠気が襲ってきてそのまま再び眠りに落ちてしまい。)
あー…朝風呂も最高(相手が来る可能性は0に近いので自分だけなら貸し切らなくていいやと貸し切らずに来たが、時間も時間なので2、3人しかおらず露天風呂に至っては貸切状態で上記を述べて。そこからは景色をぼーっと眺めながらも頭に浮かぶのは相手の顔ばかりで、今これだけ幸せだと後が不安で仕方なくなってきてしまいまた一人しょんぼりすると呟くように「…ちゃんと最後まで責任取れよ。俺のハジメテやったんだから、バカ」と何故か悪態を吐くと湯の温かさと風の冷たさが丁度良く少し居眠りをして)
ん…あれ…?
(あれから小一時間程経ったのだろうか、それでも布団の隣はまだ冷たく愛おしい相手の姿はどこにも見当たらず。昨夜は風呂場で自分と行為をしたせいで1時間以上は風呂場に滞在することになったが、普段ならば相手はこんなに長風呂ではないはず。それなのに帰ってくる気配もないため、もしかしたら溺れている…?という最悪の思考に至ってしまい。寝ぼけている頭でも、相手を失くすのは嫌で気が付けば体は自然と起き上がって風呂場の方に向かっており。寝巻きのまま風呂場の中に入れば湯船に浸かりながら眠っている相手の姿があって。それを見れば駆け寄り、肩を揺さぶり「れお、玲王起きて」と声を掛ける。)
……っへ!?あ、な、ぎ…?(小さく寝息を立てて眠っていると突然肩を揺さぶられたので驚いたようにぱちりと瞼を開き、何事かと辺りを確認しようと顔を上げると視界に映ったのは部屋に居るはずの相手の姿。始めは朝風呂に入りたくなったのかと思ったが寝巻き姿を見る限りそうではなさそうで、ポーカーフェイスで分かりづらいが何時もより何処か焦っているようにも見えて、小首傾げながら自分の手を見ると一時間近くは湯に浸かっていたのだろうその手はふやけていて。これはもしかして…と期待に思わず口元が緩みそうになるのを必死に堪えれば「俺のこと心配して見にきてくれたのか?」と逆上せているのか火照った顔で覗き込むと静かに尋ねて)
そうだよ、当たり前じゃん。ていうか、顔真っ赤だし。早く上がりなよ
(肩を揺さぶって名前を呼べば、思っていたよりもすぐに目を覚まして。驚いたように顔を上げると相手の顔が此方を向いて、なぜここにいるんだとでも言いたげな表情で見つめているのに気が付けば、どうやら説明する間もなくふやけてしまっている指を見て少し長い間寝てしまっていたんだと思い付いたのか、それならば自分が何故ここにいるのかという理由を探し出すのは相手の頭では余裕だろう。赤くなった顔で覗きこまれ、心配していたのかと聞かれれば隠すこともなく肯定し。目覚めたら相手が隣にいなかったことが気に入らないのか少し強引な口調で湯船から上がるように言い。)
へいへい、上がりますよ……っと、すんません(自分の問いに隠すことなく肯定されると当たり前なんだ、と更に口元が緩みそうになるのをまた必死に堪えて。心配されたことが相当嬉しいらしく気に入らなさそうな様子も少し強引な口調も全く気にならず、早く上がるように促されると手をつきながら湯船から上がるも逆上せている所為かふらついてしまい。相手にしがみ付いては寝巻きを濡らしてしまうと相手を避けるように咄嗟に体を動かすと、たまたま隣を通りかかった男性に寄りかかるようになってしまったので謝りながら慌てて離れては爽やかに微笑む姿に「お~爽やかイケメン。でも凪には負けるな」と相手に顔を向けへらへらした笑みを見せて)
……ねぇ玲王。さっきから俺のこと、舐めてるの?
(一時間ほど寝てしまっていたとなれば、逆上せているのはよく考えたらわかることだが寝起きでそんなことを考える余裕もなく湯船から上がる際に手を差し出すのをすっかり忘れていて。何とかひとりで湯船から上がったはいいものの、此方にしがみついてきたのが分かると大丈夫かと声をかけようとしたが、その時には自身からは離れていて、偶然通り掛かった爽やかイケメン…に分類されるような男性にぶつかってしまったのを見れば、その直後にそれを口にし、自分には劣ると言ったのはまだ許せるが自分のことを心配させたことに付け加え、へらへらと笑みを見せる相手に少し教えてあげないと、と思い至ったのか寝巻が濡れるのも気にせず相手の腕を此方へ引き抱き締めると上記の言葉を口にして。)
うぉ!?濡れちゃうだ、ろ……舐める?俺が凪を?ンなわけねえだろ(へらへら笑っていると突然腕を引かれたかと思えば気づけば相手の腕の中。相手が濡れないように避けたところなのにこれでは全く意味がなく、早く離れようと体を動かすがかけられた言葉に意味が分からずぽかん、とした表情を見せて。何がそう思わせてしまったのか分からないが、相手のことは今もこれまでも舐めたことは一度もないので即否定して。そうこうしている内に人も増えてきて裸と寝巻きを着た同性が大浴場で抱き合っていると注目の的になるわけで、その周りの視線に気づくとみるみる顔を赤らめ「と、取り敢えず離れろって…ッ」と焦ったように胸板を緩く押して)
…そう
(せっかくの旅館なんだからと朝風呂を嗜みたいと考える人も多いらしく、人はどんどん風呂の中に入ってきて。同性で片方は裸、もう片方は寝巻の格好となれば注目されるのは当たり前で。昨夜のように二人きりだったら良かったのにと一つため息をつくと相手が此方の胸板を軽く押したのを感じ仕方がなさそうに相手から離れて。とりあえず、これ以上相手を風呂に浸からせる訳にはいかないため相手の手をひっぱり脱衣所まで移動すると「じゃあ俺、部屋戻ってるから。真っ直ぐ戻ってきてね」とまるで子供の帰り道に言う台詞を相手に告げて濡れた寝巻きのまま部屋に戻り。)
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