冬の女王 2023-10-30 22:34:22 |
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うん…俺の方こそいつもありがとう。
( 包み込まれるような暖かい抱擁が心地よく微睡みの中にいるかのような感覚に瞳を細めただただ彼女の温もりを堪能し、他のサーヴァント達とスキンシップで体を密着する事はあるが彼女ととなると心臓の鼓動が高鳴り治っていた頬の熱が再度帯びて来るのを自覚するとその様を見られないようにより体全体を密着させて。)
何か……熱いね。何でだろう。
( 彼女との抱擁が原因であると自覚しているにも関わらずすっとぼけた態度で口にするも体は離れたくないとばかりに首に巻きつく腕を離そうとせず。)
ふふ、何故でしょうね。
( 感じる体温の上昇からなんとなく恥ずかしがっているのだろう、もしかしたら赤面しているかも。しかしそのこともその原因も指摘するのは野暮というもの。何故なら自身も間違いなくはにかんでいること請け合いで。かつての妖精國の女王が縋り付くように抱きつくというのは現状は情けないなと思うものの、波打つ胸と依然冷めぬ温もりを感じながらくすくすと笑い。)
…知ってるくせに。あと、急に名前を呼ばれると凄く恥ずかしいんだけど…。
( 聡明な彼女がこの状態で熱さを感じる理由が分からない筈もなくそれに反して自分は表情が見えない今は言葉でしか判断出来ず故に何処か余裕あるように感じ取ると自分ばかり心惑わされている現状に悔しさを募らせ抗議の声を囁くと自身の頬を擦り寄らせ。)
今は私事ですし、礼を込めて名前呼びを__。
( 現在過ごしている時間は、カルデアのマスターとサーヴァントという関係でもなく、個人的なもの。そして今は2人きりの時間であり、心からの感謝を告げようと思って呼んだ名前。その意を口を開き、説明しようとした途中、頬ずりされて驚きのあまり普段の威厳を感じられない少女のような小さく甲高い悲鳴をあげて。)
……それを言うなら貴方もです。急に抱きついて、急に頬を擦り寄せて…。
( 汎人類史の自分の影響で、色恋の知識も知ってはいるがいざこのような行動をされると、気恥ずかしい気持ちになったようで。むすぅと頬を膨らませて抗弁の意を込めて回した手に力を入れて。)
え、何今の可愛い……だって、俺ばっか慌てててモルガンだけ余裕あるなんて悔しいじゃん。
( 普段なら絶対聞く事ではないであろう可愛らしい悲鳴に思わず本音が漏れてしまい。反論の言葉を述べている所からわざとではないと悟ると顔が見えてない事を良い事ににやにやと表情緩ませつつ負けじと反論し先程までの不服そうな態度は何処へやら、甘えるように頬を擦り続け。)
全く、仕方のない夫ですね。ですが私も常に余裕がある訳ではありません、覚えておくように。
( "先程の声は極力忘れるように"とか"慌てているのは私もだ"とか伝えたいことは色々とあったものの、素直に悔しいと言ったり甘えるように頬を擦り続ける相手に言うのは憚られてしまい。けれども思うところはあり、諭すように告げて。)
ふふっ、はーい。でもやっぱり、モルガン可愛いよね。見た目は凄く綺麗なのに…。
( クールな表情の奥底にある本音を彼女の口から直接聞くと嬉しそうに声が弾んでしまい諭すように口にする相手とは裏腹にニコニコと満面の笑みを浮かべていて。今はどんな表情をしているのだろうかと好奇心湧き上がると擦り寄らせていた頬を離し、顔を覗き込もうと首を動かして。)
そのように言われて悪い気はしませんが…。
( 本来自分とは無縁だと思っていた可愛いといった褒め言葉を数回言われ、心が解けるような錯覚に陥て。彼から褒められるならそうした言葉も嬉しいものだな、と思い。頬が熱と共に紅潮していくのを感じながらぽつりと呟くように告げて。すると自身の顔を関心から覗き込もうとしていることに気づき、顔を隠そうとするのも兼ねて拗ねたようにぷいとそっぽを向いて。)
うんうん…あ、でもモルガンは可愛いって言うのはあまり好きじゃない?
( 覗き込もうとしていた顔はあっさりと逸らされてしまい実力行使も可能であるがそれによって機嫌を損なわせてしまう可能性もある為再び自身の顔を彼女の肩に寄せ。ふと散々可愛らしいと称していたが自分が言われて複雑な気持ちになるのと同様に彼女も同じなのではないかと不安が生じるとそっぽ向く顔に向けて問い掛けて。)
我が夫から私へ向けての褒め言葉です、嫌という訳がありません。ですが可愛いという言葉は不慣れなものなので言われると変な感じがして…。
( なんとか表情を取り繕い、ゆっくりと彼が顔を寄せている肩の方へ顔を向けて。どうも自分は言葉が足らずに真意が伝わりにくく、誤解させてしまう節があるらしい。そのことを思い出し、誤解させないように問いかけに答え。しかし答えている最中にちょっぴりと恥の念に駆られてしまい、思わず視線を逸らして。)
ああそっか…確かにそう言うのを見せてくれるのって、俺含めて本当に少ないからね。
( 少しの間とはいえ逸らし続けていた顔がようやくこちらへと向けらた事と自身の言葉が嫌でない事が分かり嬉しそうに目を細め、普段の彼女の雰囲気などを思い出すと納得したように小さく頷き。それでも自分の中の評価は変わらずそんな彼女に甘えたいと再度互いの頬を触れ合わせるとゆっくり頬擦りし始めて。)
普段は一国を預かる身として公務を優先していますので。何よりあなたやバーヴァン・シー達ならまだしも他に私事を見せる必要もありません。
( 再び頬を擦り寄せて甘えてくる相手の頭をそっと一撫でして温かい眼差しで見つめ。彼から受け取った言葉について、頭の中で考えて。最近は少しだけ私の部分に偏りがちではあるものの、元来のスタンスとしては公を優先し、何事も律するもの。ましてや愛娘を始めとした臣下である妖精騎士や友達のトトロットら、そして純真な心と態度で自身に向き合って今の関係性を築いた彼ら以外のものは依然として信用もしておらず、私を見せる必要もない。そう思いながら優しげな振る舞いとは裏腹に冷ややかな声色で告げ。)
モルガンらしいね。でもあまり周りとトラブルは起こさないようにしてね。無理に仲良くしろとは言わないから。
( 英霊でいる以上長い時間をかけて形成した人格を変える事は難しく何より人によっては変える必要ないと思う者もいる。彼女の性格的に恐らく後者であり自分もそれを否定するつもりはない。然し元々一部から畏怖の対象となっている彼女が反感の対象になる事は耐え難く特別な温もりを心地よさそうに受けるも不安げに見詰めて。)
今の私はカルデアのサーヴァントです。一応は心得ています。
( その発言の意図に気づき、不安げに見つめる彼の頭を安心させるようにもう一度一撫でして。汎人類史のアルトリアにマーリン、クソ虫に……と嫌悪する対象はいても今は同じカルデアに属している以上はどれだけ嫌っていても迎え入れるつもりだ。やや不服ではあるもののそのことを口にして。)
ん、良かった。その代わり俺も可能な限り協力するね。いくら気を付けても相手によっては無理な場合もあるし…。
( 撫でる手付きが心地良くうっかり微睡んでしまいそうになるのを堪え。同時に彼女と因縁のあるサーヴァント、主に奈落の蟲と花の魔術師がへらへら笑っている姿を思い出しては思わず溜息が漏れてしまい、皮肉にも戦闘に於いては相性が良い為暫く悩んだものの彼女の気持ちを汲んで暫くは別々にしようと内心で決意し自然と手に力を込めていき。)
そうですね、私も気をつけはしますがその辺りは任せました。
( 溜息や言葉から該当する2騎の存在にぴんときて、苦虫を噛み潰したような表情をする。彼らの力が必要な事態が起きれば一応はかなり妥協するつもりではあるが、そのような事態はそれ程あり得まい。やはりあの夢魔とクソ虫同士で潰し合いをせぬものか…と考えながら承諾し。)
うん、任せて。……あ、そう言えばお茶会だったのすっかり忘れてた…折角用意してくれたのにごめんね。
( あからさまに不機嫌な態度にさせてしまった事を申し訳なく思い、やはり編成を組む時は基本的に避けようと改めて強く誓い。ふとテーブルの方へと視線を向けるとすっかり冷め切ってしまったお茶が目に入りお茶会の途中だった事を思い出すと元は自分の不注意が原因だった為眉を落とし謝罪をして。)
謝る必要はありません。お茶会は二の次。あなたと2人で過ごす時間自体に意味があるのですから。
( これ以上、マーリンとクソ虫のことについて考えても仕方があるまい。そう思ってから脳内から消し去り。それから眉を落とし謝罪をした彼を暫く無言で見つめ。元々、お茶会自体2人でのんびりと過ごす為の建前のようなもの。だからこそ自身からすれば2人で過ごすことができたらそれで良かった。首を左右に降り、ふっと柔らかな微笑みを浮かべて告げて。)
ん、そう言ってくれると嬉しいけど…。折角用意してくれたから良ければ仕切り直さない?一緒にいるだけでも楽しいけど、やっぱり何かをすると二人だけの特別な時間になるから…。
( 気遣いある言葉と笑みにほっと胸を撫で下ろすも、それはそれとしてこのまま放置するのは折角の食器やお茶、そして自分の為に用意してくれた彼女に対して申し訳なく思い。ただ歓談するだけなら他のサーヴァントでも出来るが彼女とはもっと特別な事をしたいと真剣に彼女の顔を見詰めるがやがて自分自身のキザなセリフが恥ずかしくなり少しずつ視線を落としていき。)
特別な時間。
( 彼の言葉を反芻して考え。あまり周りに甘えることがない彼が先刻から甘えたり今のように"もっと特別なことをしたい"と言ってくれるのはかなり感銘を覚える。勿論その望みは妻としても必ず叶えるつもりで。)
我が夫がそう言うのなら仕切り直しましょう。……私も現状に満足せずにもう少し欲張ることにします。
( 満面の笑みを浮かべてゆっくりと頷いて受諾し。最近は大切な人が零れ落ちることもなくそばにいて笑ってくれる_満たされた状態であり、彼が忙しのも相まって、あるがままの喜びを享受していた。しかし、他の事柄のようにもう少し野心を燃やしても良いだろうと考え直し、ぽつりと呟いて。)
……何だかよく分からないけど…モルガンが喜んでくれているみたいで良かった。
( 突然見せた満面の笑み。これまで彼女の笑みは何度か見ていた筈だがこの時ばかりは視界に入っただけで胸が不自然に高鳴っていき思わず自身の胸元を掴み頭の中にはてなマークを思い浮かべ、それはそれとして彼女が満足してくれた事は何よりも嬉しく微笑み返すも先の理解不能な感情に釣られどこかぎこちなくなっていて。)
そ、それじゃあ早速仕切り直そっか…あのさ、良かったら隣に椅子を持ってきてもいいかな?
( 感情の答えを見つけるよりも先に彼女とのお茶会を一刻も早く再開させようと話を進めては一度抱擁から離れようと腕を解き体を後ろへ引いていき。)
ええ、もちろんです。では椅子を動かしましょう。
( 自身から離れていく温もりに思わず手を出しそうになりながらもどこかぎこちない動きを見て"何か差し支えがあることを言ってしまっただろうか…"と疑問に思い。けれども彼もこれ以上は気に留める様子もない為、不問にして。隣に座りたいという趣旨のお願いをされればやや頬が火照り。こほんと咳払いしては椅子のある方向を見つめ取りに行こうと歩き出し。)
ありがとう。向かい合うのが普通なのかもしれないけど、二人の時なら良いよね。
( 頬が染まるの顔が見えると余計に意識してしまい自然と体が強張るも空気を変えるように椅子へと向かって歩き出す彼女に続いて歩き出し。ふと視線に彼女の手が映り後少しで目的の場所へ着く為意味がないかもしれないと思うが無意識に求めてしまったのか軽く手を伸ばすと手を取り隣に並び。)
我が夫よ、どうかしたのですか?
( "二人の時"。そう言われてあまり二人きりでお茶会をすることもなかった、これから増やしても良いなと考えていると、手を掴まれ隣に並ばれ。思わずぱちぱちと瞬きし、きょとんとした顔つきで問い。)
え、っと…ちょっと手を繋ぎたいなって…駄目かな。
( 自分でも無意識だった為何故こんな事をしたのか分からず顔を見られないように顔を横に逸らし、理由もなく手を繋いだとなるといくら自分に好意的とは言え不審に思われないかと不安を抱えつつ問い掛けるも離したくないと思ったのか少しだけ握る力が強まり。)
やはり愛らしいのは貴方もかと。それはそうと実のところ、私もまだ貴方の温もりを感じていたいところでした。ですので許しましょう。
( あわあわとする様を見て、その仕草や言葉にくるものがあったのかふっと穏やかに笑み。彼は言われると複雑と言っていたが、その様が愛らしくないとするならば何なのだろうか、そう感じながら告げ。それから本音を吐露し、ぎゅっと手を握り返しては逃さないとでも言わんばかりに指を絡めようと。)
…う、ん。ありが…とう。モルガンの手、暖かいな。
( またも自身を愛らしいと称され複雑な気分になるも、不思議と先程に比べればその気持ちも若干薄まっているような気がして。この短時間でどのような心境の変化なのか考えようとした矢先、了承を得ると共に彼女からも手を握られるがそれだけでなく指が絡み所謂恋人繋ぎのような状態になると再度顔に熱を帯びるような感覚になりぎこちなくもお礼の言葉を述べ自らも指を絡め返して。)
立香の手も十分に暖かいですが。そうですね、春の陽だまりのようです。
( 礼を言われてそれを受け取った後、じーっと強く握られ絡み合った手を何処か満足気に凝視して。彼の人柄を体現したようなそっと包み込んでくる優しい暖かみ。それはまるで凍った心を溶かす、春の温もりのよう。それを噛み締めながら顔を上げて、一歩踏み出そうとして。)
それは言い過ぎだって……そんな事言ったら、モルガンの手だってそんな感じだと思うよ?
( 自分の手を詩的な表現をされただけでなくまたも唐突に名を呼ばれ心臓が跳ねるかと思わせる程の驚きが襲い、そう口にする彼女の手も暖かく触れると落ち着くような気がするので同じなのではないかと絡み合わせていた指を動かしながら続くように歩む為一歩踏み出し。)
いいえ、言い過ぎではありません。
( 無意識に告げた先程の発言をいささか自分らしくなかったかとゆっくり歩みながら思い返して。実際彼の温もりは自分にとってはそう感じるもので間違いも過剰なことも何もなく。やや低い声のトーンで伝え。)
冬の女王として、似つかわしくないとは思いますが私個人としては貴方にそう言って貰えて何よりです。
( 自身の手が春の陽だまりのようとは想像もつかないが、相手が自分の手をそう比喩してくれたのだ。込み上げる喜びを感じながら素直に受け取り。)
確かに春と冬とじゃ真逆だしね。でも、この際それは関係ないって事で。
( 案の定こちらの言い分を却下されてしまうもそれは自分を肯定する物である為悪い気はせず。未だ自覚は出来ないがその温もりを出せるのは恐らく彼女に対する親愛を含めた想いなのであろうと自分に言い聞かせていく内に自然と表情緩ませ。)
……好きだな。
( 横に並ぶ彼女の美しさと格好良さを兼ね備えた端正な顔立ちを見てこれまで顔の整った人達は多数見てきたものの彼女はそれよりも惹かれる要素があり唐突に自分の思っていた言葉が漏れてしまい。)
そうですね。
( 微笑を浮かべてからこくりと相槌を打って。)
私もです。立香、貴方のことが好きですよ。
( ふと聞こえた言葉。きっと彼は無意識のうちに呟いたものなのだろう。何故そう呟いたのかはわからないが、だとしてもその好意、その言葉に表現できない愛しさを覚え。胸がいっぱいになりながら柔らかな表情と声色で伝え。)
…え?あれ、もしかして…?
( 先程の言葉は無意識に思いを口にしていた事。つまり自分にとっては唐突に彼女から愛の言葉を聞くときょとんとした表情になるも思考巡らせていく内に理由が明白になっていき顔が火を吹く勢いで真っ赤になり。)
あ、ありがとう…嬉しいよ。
( どう反応したら良いか動揺のあまり思いつかず”好き”の意味がどちらなのか分からないがどちらにせよ好意的な言葉である為か細い声でお礼を述べ。)
それは何よりです。
( 恥ずかしそうに赤く染まりながら微かな声でお礼を告げられ、満足そうに頷いて。その反応もとても愛おしく思いながら更に迫ればどのような反応を見せてくれるのだろうか、という好奇心に駆られそうになり。しかし元々は短い距離なのもあり、あっという間に目的の椅子のある場所へ到達し。手を離さなければならないのは重々承知しているものの今はまだ離したくないと思ったのか握っている手に力が入ってしまい。)
…着いちゃったけど、もう少しこうしていたいなー…駄目?
( 目的地に着いたにも関わらず一向に離れる様子を見せない手に一瞬怪訝そうな表情浮かべるも直ぐに彼女の意図を読み取りそれを言及する事も出来るがそれは野暮であると思い。あくまでも自分からお願いする形で羞恥心入り混じり赤く染まった照れ笑いを見せながら首を傾げて。)
…構いません。
( 首を傾げるという仕草に愛らしさを感じながらも受諾して。ふと自分の行動に気づき、思わず手の力を抜いてしまい。熱のせいでやや頬が赤み帯びながら目を伏せがちに。彼はきっと気を遣い自身の気持ちを踏まえてそう述べたのだろう。羞恥心反面嬉しくなってしまい、充足感に満たされ。)
あ、いえ……私の気持ちを汲んでくれたのですね、ありがとうございます。
( このまま彼の優しさに甘えてしまうと言う手もあったのだが立場上、リードされすぎるのはじりじりしてしまい。そもそも礼を告げないのは自身の腑に落ちない為、きちんと伝え。)
まあ…正直それもあるけど、俺自身このままでいたいと思ってたのも本当だよ?なんて言うか…離したくないなって。
( やはり聡明な彼女には直ぐにこちらの意図は気付かれてしまい気を遣わせたと思われないように首を左右に振り自身の本音を告げ、男女が二人手を取り合う空間に気恥ずかしさとお茶会を再開させなければと言う気持ちが芽生えるがその気持ちとは裏腹に離れたくない気持ちも強くなり彼女の手を握る手はそのままにしつつ、もう片方の手を彼女の腰に回し抱き締めて。)
そう、ですか…。
( 同じ気持ちだと言われ驚きに近しい喜びを覚えながら俯き細やかな声で。そうしているとふいに腰に手を置かれどうかしたのかと顔を上げると心地良い温もりが身体を包み込み。)
こうして2人だけの時間を過ごすことができて何よりです。
( 自身の置かれている状況を理解して思わず口角が上がってしまい。普段は人類最後のマスターとしてレイシフトやら任務やら訓練やらで忙しい彼。その為、中々ゆっくりと過ごすこともなく況してや2人きりの時間を取ることが難しい。しかし今こうして水入らずで過ごし、積極的に触れ合えるという現状。彼の体温とこの時間を噛み締めながら同じく繋いでない方の手を腰に回し。)
そうだね…これからはもっと二人だけの時間を増やしたいな。
( カルデアのマスターである以上多数のサーヴァントと関わる機会も多く中には自分に好意的に接し自分との時間を求める者もいる以上難しい事は分かっていてもこの温もりを心地良く自分もその贅沢を求めざるを得なくなり体が密着し彼女の顔がより近くなるとさらに心臓の鼓動は早まり。)
えっと、ごめん。
( 吸い寄せられる程美しく整った顔に衝動が起こり先に謝罪の言葉を述べると首を傾け彼女の頬に顔を寄せ二人だけの静寂に包まれた部屋にリップ音を立てると自身の唇を触れ合わせて。)
心配には及びません。
( 何となく考えていることを感知し。その中には臣下であるアルビオンの末裔を始めとした彼に好意を持つサーヴァントのことも含まれているのだろうと察して。アルビオンの末裔は弱味を握っているので良いとして中には一筋縄ではいかない相手もいるだろう。しかし魔女として、妖精妃としてのプライドにかけて邪魔するのであれば誰であろうとただでは済ませまいと決意してから意味深に告げて。)
謝る必要はありません。今日はとても積極的で何より、です。
( 柔らかな唇の感触を受け、身体中に熱が駆け巡り思わず頬を赤らめてしまい。普段は控えめな彼がこうして優しく穏やかな口付けで愛情表現を行なってくれたのだと思うと胸がいっぱいになり少女のようにあどけない笑みを浮かべて。)
……これからは私ももっと積極的になっても良いということで構いませんか?
( 今まではお互いの立場やカルデア内の規律を鑑みて少々は控えめにしてきた。しかしこうして好意を示してくれたのだ。もう少し、積極的に好意を示しても良いだろうと考え直し。それからすっと目を細めて彼の唇に自身の人差し指を当てて先程とは一転したような何処か悪戯な笑みを浮かべて。)
う、うん?
( 自身の発言の返答にしては違和感あり首を傾げるも言葉が伝わっていなかったと言うわけでもなく一体何を企んでいるのだろうかと背中に悪寒が走り。その嫌な予感が的中しない事を祈り。)
…えっと、出来る限りお手柔らかに…お願いします。
( 不意打ち気味の口付けに咎められるかと萎縮していたが実際の反応はその真逆で笑みを浮かべあっさりと許されてしまいきょとんとするも普段見せる笑みとはまた違った姿に頬が紅潮し、追い討ちをかけるように好意の積極的なアピールを宣言されると先程自分のした行動の手前拒否する事が出来ず羞恥心と気まずさから無意識に彼女から離れそうになっていて。)
無論、一国を預かる身ですので最低限の規律は守ります。ですが凄いのを、期待しておくように。
( "お手柔らかに"と告げられいささか大胆すぎたか…?という懸念が脳裏をよぎるもその反応を見ているとくすくすと笑ってしまい、瑣末なことだとさえ感じてそう返して。)
さて、椅子を動かしてお茶会を再開しましょう。貴方の近況も聞きたいところですので。
( 心の底から充足感に満たされたのか先程の未練も名残惜しさも消え、恥の念やら気まずさやらで離れていくぬくもりを感じ相手をただただ微笑ましげに静かに見つめ。それから椅子の横に立ち、微笑を浮かべたまま告げ。)
凄いのって…やりすぎない程度にね?
( 自分の心臓が持ちそうにないからとは恥ずかしくて言えず本人の口振りから普段は控えめにしていたとの事であるがそれでも自分的には夫呼びをしたり他の一部のサーヴァントと同様積極的な方に部類していたのでそれが積極的になるとはどうなるのか…と不安と少しの期待を抱きつつ苦笑を浮かべ。)
…あ、そうだったね。また忘れる所だった。
( 彼女の言葉に再びお茶会の事を思い出しハッと意識をテーブルへと戻し微笑みに応えるように小さく頷けば椅子の隣に立ちそのまま座り込み。)
( 椅子の配置を整え、再びお茶を淹れ準備を終えて。)
では再会と行きましょう。今度は此方もどうぞ。……ふむ、こうしてみると汎人類史の文化も良いものです。
( 自身の愛娘からお裾分けされたプリンを取り出して2人分をそれぞれの目の前に置いて。そうしていると彼女の顔が脳裏に浮かび。靴作りに汎人類史のスイーツに……元気で過ごすだけでなく趣味嗜好を見つけて楽しんでいるようで何より。汎人類史に対する姿勢は変わりはしないが自然と言葉が出て。)
ありがとう。…ふう、訓練が嫌と言う訳じゃないけど…やっぱりこうやって落ち着ける時間の方が好きだな。
( 目の前に置かれたプリンを確認すれば用意してくれた彼女に向けお礼を述べお茶の淹れられたティーカップを手に取り他の上流階級のサーヴァント達とお茶会をした時の習慣がすっかり身に付き自然と香りを楽しめば口の中に含み。温かさが染み込み体全体が解れ目の前にいる彼女に向けて緩んだ表情を見せつけて。)
ええ、訓練や戦場で力を振る舞うのも構わないのですが國であれ何であれ争いが無いというのならそれに越したことはありません。
( 自身に向けられた緩んだ表情を見てると思わず気持ちが和んでしまい笑みが溢れながら目を伏せて肯定の意を示して。実際、常にカルデア_というか彼は何らかの出来事に巻き込まれることが多く、こうしてのんびりと過ごす暇も僅かなもの。少しでも憩いのひと時を過ごしてもらえたら、そう思いながら茶を一口飲み。)
うんうん…平和が一番だよ。勿論それが難しいのは分かってるんだけどね…でも、やっぱ誰かが傷つくのは見てられないよ。
( 喧騒もない静かで穏やかな時間は何よりも変え難い物でありそれを維持する事が困難である事は重々承知しているものの日々戦っていく中傷付き倒れていく人達や、かつて戦いの中消えゆく人達の事を考えていくと自然と気持ちは暗くなっていき茶に映る自身の顔は悲哀に満ちていて。)
何故貴方もバーヴァン・シーもそうなのでしょう。
( 悲哀に満ちた表情に胸がちくりとし声を掛けようとするがするがその戦いの殆どに関わっておらず、職員らの目を盗んで記録を閲覧しただけの自分には彼の抱えているものに軽々しく触れることはできずに何も語れまいと悟り。根っからのお人好しで優しすぎる気質故に必要以上に責任や受け取ったものを背負い込もうとすることに溜息混じりにぽつりと呟いて。何も語ることができない自分に歯痒さと屈辱感を感じながらも時間をかけ、機会を伺いながらいずれ踏み込んでやろうと決断し。)
重圧に押し潰されそうになるとは思いますが貴方にはこの私がついているのです。今は胸を張って走り続けるが良い。
( あの絶望に満ちた庭を克服した彼には嫌と言うほどわかっていることであり、気休め程度にしかならないが真っ直ぐな眼差しで告げて。)
モルガン……
( 暗い深淵に沈みゆく気持ちを引き戻してくれる心強い言葉に視線を向け彼女の名を囁くように発し、先程までの悲哀に満ちた表情はみるみる明るくなっていき未だ自分自身の未熟さを痛感しつつも同時に支えてくれる人達の存在もありすっかり調子を取り戻して。)
ありがとう、そうだよね。モルガン含めて頼れるサーヴァント達がいるし俺も俺なりに頑張るよ。
( 改めて自身の決意を吐露すればお茶会の雰囲気を取り戻そうとティーカップ内のお茶を含み茶の温かさか彼女の温かさか心か心が満たされ今この時間を共に過ごす彼女に向け満面の笑みを見せ。)
……十分頑張っていると思いますが…
( 向けられた満面の笑みに見守るような慈愛に満ちたような微笑を浮かべ満足そうに頷いて。しかし内心では前々から感じていたものが心の中でふつふつと湧き上がり思わずぽつりと呟いてしまい。)
それはそうとやむを得ない場合以外は真っ先に私に相談するように。……妥協するのであれば妖精騎士やトトロット、マシュでも構いません。
( "頼れるサーヴァント"。確かにこのカルデアでは数多の英霊が集まっており、彼に頼られれば反英雄であれ気難しいものであれ承諾するであろう。良いことではあるのだが、自分を差し置いて他の英霊を頼りにする姿を想像すると少しだけもやもやしてしまう。思わず顔から微笑が消え、何処か威厳を感じさせるような雰囲気を纏いながらそう告げて。)
( / 返信が遅くなり誠に申し訳ありません!事後連絡になってしまうのですが、2月上旬までリアルが非常に立て込んでいる故、暫くの間返信ペースが落ちます。寒くなってきましたが風邪など召されませんよう、暖かくしてお身体に気をつけてお過ごしください。/ 返信不要です )
うーん…なんて言えばいいのかな。確かに頑張ってはいるんだけど…もっと頑張らないといけないな的な感じ……かな?
( 彼女の言葉は自身の努力を認める物であり雰囲気的にも無意識に発したと見て取れたので聞かなかったフリをするべきか悩むもこちらにも思う所があり上手い言葉が見つからず視線を彷徨わせつつも少しずつ言葉を紡いで苦笑をし。)
う、うん…分かった。でも折角だからモルガンに可能な限り言うようにするよ。
( しかしそんな表情も不意に表れた緊張感により消え失せ無意識に背筋を伸ばし何度も頷き親密な関係で油断していたが改めて女王としての一面を思い出して。).
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