冬の女王 2023-10-30 22:34:22 |
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心配には及びません。
( 何となく考えていることを感知し。その中には臣下であるアルビオンの末裔を始めとした彼に好意を持つサーヴァントのことも含まれているのだろうと察して。アルビオンの末裔は弱味を握っているので良いとして中には一筋縄ではいかない相手もいるだろう。しかし魔女として、妖精妃としてのプライドにかけて邪魔するのであれば誰であろうとただでは済ませまいと決意してから意味深に告げて。)
謝る必要はありません。今日はとても積極的で何より、です。
( 柔らかな唇の感触を受け、身体中に熱が駆け巡り思わず頬を赤らめてしまい。普段は控えめな彼がこうして優しく穏やかな口付けで愛情表現を行なってくれたのだと思うと胸がいっぱいになり少女のようにあどけない笑みを浮かべて。)
……これからは私ももっと積極的になっても良いということで構いませんか?
( 今まではお互いの立場やカルデア内の規律を鑑みて少々は控えめにしてきた。しかしこうして好意を示してくれたのだ。もう少し、積極的に好意を示しても良いだろうと考え直し。それからすっと目を細めて彼の唇に自身の人差し指を当てて先程とは一転したような何処か悪戯な笑みを浮かべて。)
う、うん?
( 自身の発言の返答にしては違和感あり首を傾げるも言葉が伝わっていなかったと言うわけでもなく一体何を企んでいるのだろうかと背中に悪寒が走り。その嫌な予感が的中しない事を祈り。)
…えっと、出来る限りお手柔らかに…お願いします。
( 不意打ち気味の口付けに咎められるかと萎縮していたが実際の反応はその真逆で笑みを浮かべあっさりと許されてしまいきょとんとするも普段見せる笑みとはまた違った姿に頬が紅潮し、追い討ちをかけるように好意の積極的なアピールを宣言されると先程自分のした行動の手前拒否する事が出来ず羞恥心と気まずさから無意識に彼女から離れそうになっていて。)
無論、一国を預かる身ですので最低限の規律は守ります。ですが凄いのを、期待しておくように。
( "お手柔らかに"と告げられいささか大胆すぎたか…?という懸念が脳裏をよぎるもその反応を見ているとくすくすと笑ってしまい、瑣末なことだとさえ感じてそう返して。)
さて、椅子を動かしてお茶会を再開しましょう。貴方の近況も聞きたいところですので。
( 心の底から充足感に満たされたのか先程の未練も名残惜しさも消え、恥の念やら気まずさやらで離れていくぬくもりを感じ相手をただただ微笑ましげに静かに見つめ。それから椅子の横に立ち、微笑を浮かべたまま告げ。)
凄いのって…やりすぎない程度にね?
( 自分の心臓が持ちそうにないからとは恥ずかしくて言えず本人の口振りから普段は控えめにしていたとの事であるがそれでも自分的には夫呼びをしたり他の一部のサーヴァントと同様積極的な方に部類していたのでそれが積極的になるとはどうなるのか…と不安と少しの期待を抱きつつ苦笑を浮かべ。)
…あ、そうだったね。また忘れる所だった。
( 彼女の言葉に再びお茶会の事を思い出しハッと意識をテーブルへと戻し微笑みに応えるように小さく頷けば椅子の隣に立ちそのまま座り込み。)
( 椅子の配置を整え、再びお茶を淹れ準備を終えて。)
では再会と行きましょう。今度は此方もどうぞ。……ふむ、こうしてみると汎人類史の文化も良いものです。
( 自身の愛娘からお裾分けされたプリンを取り出して2人分をそれぞれの目の前に置いて。そうしていると彼女の顔が脳裏に浮かび。靴作りに汎人類史のスイーツに……元気で過ごすだけでなく趣味嗜好を見つけて楽しんでいるようで何より。汎人類史に対する姿勢は変わりはしないが自然と言葉が出て。)
ありがとう。…ふう、訓練が嫌と言う訳じゃないけど…やっぱりこうやって落ち着ける時間の方が好きだな。
( 目の前に置かれたプリンを確認すれば用意してくれた彼女に向けお礼を述べお茶の淹れられたティーカップを手に取り他の上流階級のサーヴァント達とお茶会をした時の習慣がすっかり身に付き自然と香りを楽しめば口の中に含み。温かさが染み込み体全体が解れ目の前にいる彼女に向けて緩んだ表情を見せつけて。)
ええ、訓練や戦場で力を振る舞うのも構わないのですが國であれ何であれ争いが無いというのならそれに越したことはありません。
( 自身に向けられた緩んだ表情を見てると思わず気持ちが和んでしまい笑みが溢れながら目を伏せて肯定の意を示して。実際、常にカルデア_というか彼は何らかの出来事に巻き込まれることが多く、こうしてのんびりと過ごす暇も僅かなもの。少しでも憩いのひと時を過ごしてもらえたら、そう思いながら茶を一口飲み。)
うんうん…平和が一番だよ。勿論それが難しいのは分かってるんだけどね…でも、やっぱ誰かが傷つくのは見てられないよ。
( 喧騒もない静かで穏やかな時間は何よりも変え難い物でありそれを維持する事が困難である事は重々承知しているものの日々戦っていく中傷付き倒れていく人達や、かつて戦いの中消えゆく人達の事を考えていくと自然と気持ちは暗くなっていき茶に映る自身の顔は悲哀に満ちていて。)
何故貴方もバーヴァン・シーもそうなのでしょう。
( 悲哀に満ちた表情に胸がちくりとし声を掛けようとするがするがその戦いの殆どに関わっておらず、職員らの目を盗んで記録を閲覧しただけの自分には彼の抱えているものに軽々しく触れることはできずに何も語れまいと悟り。根っからのお人好しで優しすぎる気質故に必要以上に責任や受け取ったものを背負い込もうとすることに溜息混じりにぽつりと呟いて。何も語ることができない自分に歯痒さと屈辱感を感じながらも時間をかけ、機会を伺いながらいずれ踏み込んでやろうと決断し。)
重圧に押し潰されそうになるとは思いますが貴方にはこの私がついているのです。今は胸を張って走り続けるが良い。
( あの絶望に満ちた庭を克服した彼には嫌と言うほどわかっていることであり、気休め程度にしかならないが真っ直ぐな眼差しで告げて。)
モルガン……
( 暗い深淵に沈みゆく気持ちを引き戻してくれる心強い言葉に視線を向け彼女の名を囁くように発し、先程までの悲哀に満ちた表情はみるみる明るくなっていき未だ自分自身の未熟さを痛感しつつも同時に支えてくれる人達の存在もありすっかり調子を取り戻して。)
ありがとう、そうだよね。モルガン含めて頼れるサーヴァント達がいるし俺も俺なりに頑張るよ。
( 改めて自身の決意を吐露すればお茶会の雰囲気を取り戻そうとティーカップ内のお茶を含み茶の温かさか彼女の温かさか心か心が満たされ今この時間を共に過ごす彼女に向け満面の笑みを見せ。)
……十分頑張っていると思いますが…
( 向けられた満面の笑みに見守るような慈愛に満ちたような微笑を浮かべ満足そうに頷いて。しかし内心では前々から感じていたものが心の中でふつふつと湧き上がり思わずぽつりと呟いてしまい。)
それはそうとやむを得ない場合以外は真っ先に私に相談するように。……妥協するのであれば妖精騎士やトトロット、マシュでも構いません。
( "頼れるサーヴァント"。確かにこのカルデアでは数多の英霊が集まっており、彼に頼られれば反英雄であれ気難しいものであれ承諾するであろう。良いことではあるのだが、自分を差し置いて他の英霊を頼りにする姿を想像すると少しだけもやもやしてしまう。思わず顔から微笑が消え、何処か威厳を感じさせるような雰囲気を纏いながらそう告げて。)
( / 返信が遅くなり誠に申し訳ありません!事後連絡になってしまうのですが、2月上旬までリアルが非常に立て込んでいる故、暫くの間返信ペースが落ちます。寒くなってきましたが風邪など召されませんよう、暖かくしてお身体に気をつけてお過ごしください。/ 返信不要です )
うーん…なんて言えばいいのかな。確かに頑張ってはいるんだけど…もっと頑張らないといけないな的な感じ……かな?
( 彼女の言葉は自身の努力を認める物であり雰囲気的にも無意識に発したと見て取れたので聞かなかったフリをするべきか悩むもこちらにも思う所があり上手い言葉が見つからず視線を彷徨わせつつも少しずつ言葉を紡いで苦笑をし。)
う、うん…分かった。でも折角だからモルガンに可能な限り言うようにするよ。
( しかしそんな表情も不意に表れた緊張感により消え失せ無意識に背筋を伸ばし何度も頷き親密な関係で油断していたが改めて女王としての一面を思い出して。).
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