冬の女王 2023-10-30 22:34:22 |
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……ありがとうございます、立香
( 急に手を首に回され体を密着されて、ぴくりと肩が上がり驚きのあまり声を上げそうになるも何とか声は抑えて。あまりにも思いもよらない行動にほんの少しの間、脳の処理が追いつかず固まってしまい。しかし、彼の体温がじんわりと伝わっていくにつれ、自身の置かれている状況を理解し。ほんの少しだけ、彼にリードされるのは自身の立場も踏まえて悔しい気もするが今だけは主導権を渡すことに決め。礼を告げて相手の首に手を回し、肩に頭を埋めては今は心地よい感覚に身を委ね。)
うん…俺の方こそいつもありがとう。
( 包み込まれるような暖かい抱擁が心地よく微睡みの中にいるかのような感覚に瞳を細めただただ彼女の温もりを堪能し、他のサーヴァント達とスキンシップで体を密着する事はあるが彼女ととなると心臓の鼓動が高鳴り治っていた頬の熱が再度帯びて来るのを自覚するとその様を見られないようにより体全体を密着させて。)
何か……熱いね。何でだろう。
( 彼女との抱擁が原因であると自覚しているにも関わらずすっとぼけた態度で口にするも体は離れたくないとばかりに首に巻きつく腕を離そうとせず。)
ふふ、何故でしょうね。
( 感じる体温の上昇からなんとなく恥ずかしがっているのだろう、もしかしたら赤面しているかも。しかしそのこともその原因も指摘するのは野暮というもの。何故なら自身も間違いなくはにかんでいること請け合いで。かつての妖精國の女王が縋り付くように抱きつくというのは現状は情けないなと思うものの、波打つ胸と依然冷めぬ温もりを感じながらくすくすと笑い。)
…知ってるくせに。あと、急に名前を呼ばれると凄く恥ずかしいんだけど…。
( 聡明な彼女がこの状態で熱さを感じる理由が分からない筈もなくそれに反して自分は表情が見えない今は言葉でしか判断出来ず故に何処か余裕あるように感じ取ると自分ばかり心惑わされている現状に悔しさを募らせ抗議の声を囁くと自身の頬を擦り寄らせ。)
今は私事ですし、礼を込めて名前呼びを__。
( 現在過ごしている時間は、カルデアのマスターとサーヴァントという関係でもなく、個人的なもの。そして今は2人きりの時間であり、心からの感謝を告げようと思って呼んだ名前。その意を口を開き、説明しようとした途中、頬ずりされて驚きのあまり普段の威厳を感じられない少女のような小さく甲高い悲鳴をあげて。)
……それを言うなら貴方もです。急に抱きついて、急に頬を擦り寄せて…。
( 汎人類史の自分の影響で、色恋の知識も知ってはいるがいざこのような行動をされると、気恥ずかしい気持ちになったようで。むすぅと頬を膨らませて抗弁の意を込めて回した手に力を入れて。)
え、何今の可愛い……だって、俺ばっか慌てててモルガンだけ余裕あるなんて悔しいじゃん。
( 普段なら絶対聞く事ではないであろう可愛らしい悲鳴に思わず本音が漏れてしまい。反論の言葉を述べている所からわざとではないと悟ると顔が見えてない事を良い事ににやにやと表情緩ませつつ負けじと反論し先程までの不服そうな態度は何処へやら、甘えるように頬を擦り続け。)
全く、仕方のない夫ですね。ですが私も常に余裕がある訳ではありません、覚えておくように。
( "先程の声は極力忘れるように"とか"慌てているのは私もだ"とか伝えたいことは色々とあったものの、素直に悔しいと言ったり甘えるように頬を擦り続ける相手に言うのは憚られてしまい。けれども思うところはあり、諭すように告げて。)
ふふっ、はーい。でもやっぱり、モルガン可愛いよね。見た目は凄く綺麗なのに…。
( クールな表情の奥底にある本音を彼女の口から直接聞くと嬉しそうに声が弾んでしまい諭すように口にする相手とは裏腹にニコニコと満面の笑みを浮かべていて。今はどんな表情をしているのだろうかと好奇心湧き上がると擦り寄らせていた頬を離し、顔を覗き込もうと首を動かして。)
そのように言われて悪い気はしませんが…。
( 本来自分とは無縁だと思っていた可愛いといった褒め言葉を数回言われ、心が解けるような錯覚に陥て。彼から褒められるならそうした言葉も嬉しいものだな、と思い。頬が熱と共に紅潮していくのを感じながらぽつりと呟くように告げて。すると自身の顔を関心から覗き込もうとしていることに気づき、顔を隠そうとするのも兼ねて拗ねたようにぷいとそっぽを向いて。)
うんうん…あ、でもモルガンは可愛いって言うのはあまり好きじゃない?
( 覗き込もうとしていた顔はあっさりと逸らされてしまい実力行使も可能であるがそれによって機嫌を損なわせてしまう可能性もある為再び自身の顔を彼女の肩に寄せ。ふと散々可愛らしいと称していたが自分が言われて複雑な気持ちになるのと同様に彼女も同じなのではないかと不安が生じるとそっぽ向く顔に向けて問い掛けて。)
我が夫から私へ向けての褒め言葉です、嫌という訳がありません。ですが可愛いという言葉は不慣れなものなので言われると変な感じがして…。
( なんとか表情を取り繕い、ゆっくりと彼が顔を寄せている肩の方へ顔を向けて。どうも自分は言葉が足らずに真意が伝わりにくく、誤解させてしまう節があるらしい。そのことを思い出し、誤解させないように問いかけに答え。しかし答えている最中にちょっぴりと恥の念に駆られてしまい、思わず視線を逸らして。)
ああそっか…確かにそう言うのを見せてくれるのって、俺含めて本当に少ないからね。
( 少しの間とはいえ逸らし続けていた顔がようやくこちらへと向けらた事と自身の言葉が嫌でない事が分かり嬉しそうに目を細め、普段の彼女の雰囲気などを思い出すと納得したように小さく頷き。それでも自分の中の評価は変わらずそんな彼女に甘えたいと再度互いの頬を触れ合わせるとゆっくり頬擦りし始めて。)
普段は一国を預かる身として公務を優先していますので。何よりあなたやバーヴァン・シー達ならまだしも他に私事を見せる必要もありません。
( 再び頬を擦り寄せて甘えてくる相手の頭をそっと一撫でして温かい眼差しで見つめ。彼から受け取った言葉について、頭の中で考えて。最近は少しだけ私の部分に偏りがちではあるものの、元来のスタンスとしては公を優先し、何事も律するもの。ましてや愛娘を始めとした臣下である妖精騎士や友達のトトロットら、そして純真な心と態度で自身に向き合って今の関係性を築いた彼ら以外のものは依然として信用もしておらず、私を見せる必要もない。そう思いながら優しげな振る舞いとは裏腹に冷ややかな声色で告げ。)
モルガンらしいね。でもあまり周りとトラブルは起こさないようにしてね。無理に仲良くしろとは言わないから。
( 英霊でいる以上長い時間をかけて形成した人格を変える事は難しく何より人によっては変える必要ないと思う者もいる。彼女の性格的に恐らく後者であり自分もそれを否定するつもりはない。然し元々一部から畏怖の対象となっている彼女が反感の対象になる事は耐え難く特別な温もりを心地よさそうに受けるも不安げに見詰めて。)
今の私はカルデアのサーヴァントです。一応は心得ています。
( その発言の意図に気づき、不安げに見つめる彼の頭を安心させるようにもう一度一撫でして。汎人類史のアルトリアにマーリン、クソ虫に……と嫌悪する対象はいても今は同じカルデアに属している以上はどれだけ嫌っていても迎え入れるつもりだ。やや不服ではあるもののそのことを口にして。)
ん、良かった。その代わり俺も可能な限り協力するね。いくら気を付けても相手によっては無理な場合もあるし…。
( 撫でる手付きが心地良くうっかり微睡んでしまいそうになるのを堪え。同時に彼女と因縁のあるサーヴァント、主に奈落の蟲と花の魔術師がへらへら笑っている姿を思い出しては思わず溜息が漏れてしまい、皮肉にも戦闘に於いては相性が良い為暫く悩んだものの彼女の気持ちを汲んで暫くは別々にしようと内心で決意し自然と手に力を込めていき。)
そうですね、私も気をつけはしますがその辺りは任せました。
( 溜息や言葉から該当する2騎の存在にぴんときて、苦虫を噛み潰したような表情をする。彼らの力が必要な事態が起きれば一応はかなり妥協するつもりではあるが、そのような事態はそれ程あり得まい。やはりあの夢魔とクソ虫同士で潰し合いをせぬものか…と考えながら承諾し。)
うん、任せて。……あ、そう言えばお茶会だったのすっかり忘れてた…折角用意してくれたのにごめんね。
( あからさまに不機嫌な態度にさせてしまった事を申し訳なく思い、やはり編成を組む時は基本的に避けようと改めて強く誓い。ふとテーブルの方へと視線を向けるとすっかり冷め切ってしまったお茶が目に入りお茶会の途中だった事を思い出すと元は自分の不注意が原因だった為眉を落とし謝罪をして。)
謝る必要はありません。お茶会は二の次。あなたと2人で過ごす時間自体に意味があるのですから。
( これ以上、マーリンとクソ虫のことについて考えても仕方があるまい。そう思ってから脳内から消し去り。それから眉を落とし謝罪をした彼を暫く無言で見つめ。元々、お茶会自体2人でのんびりと過ごす為の建前のようなもの。だからこそ自身からすれば2人で過ごすことができたらそれで良かった。首を左右に降り、ふっと柔らかな微笑みを浮かべて告げて。)
ん、そう言ってくれると嬉しいけど…。折角用意してくれたから良ければ仕切り直さない?一緒にいるだけでも楽しいけど、やっぱり何かをすると二人だけの特別な時間になるから…。
( 気遣いある言葉と笑みにほっと胸を撫で下ろすも、それはそれとしてこのまま放置するのは折角の食器やお茶、そして自分の為に用意してくれた彼女に対して申し訳なく思い。ただ歓談するだけなら他のサーヴァントでも出来るが彼女とはもっと特別な事をしたいと真剣に彼女の顔を見詰めるがやがて自分自身のキザなセリフが恥ずかしくなり少しずつ視線を落としていき。)
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