ジャック 2023-10-06 23:38:18 |
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ふ、…可愛いなァお前。( 向けられる言葉が決して穏やかな物ではなく矛盾していたとしても感じられるのは愛おしさだけで目元を緩ませると相手の鼻先へ口付け / 互いの距離が一層近付くと片手を相手の首元へ引っ掛け襟足の辺りを擽るように撫で / 直ぐ傍で囁かれる言葉に多幸感にすら似た物が込み上げると首元に回した腕に力を込め引き寄せながら掠れた声で返し )…俺も好きだよ、…ジャック、
……お前って物騒な方が良いのか?( 相手の反応に僅かに目を見開いては不思議そうに問いかけて / 首の裏に感じる微かな擽ったさに目元を弛めると胸元の肌に触れていた指を身体の線に沿うよう下にたどっていき / 声音を聞き届ければ身体の芯から湧き上がる欲情に目を細めて / 今度は相手の言葉ごと飲み込んでしまおうと唇を重ね / 欲の儘に体を貪ってしまう魂胆で相手の顔に影を落とし )
──
お前が俺の為にそこまで行動するってのが良いンだ。( 安直な問いに思わず笑みを零し / 胸元から下方へと素肌を這う指先の感触に意識を傾ければ仄かな快感に僅かに腰が震え / 思わず息を詰めた時重なる唇に恍惚と目を伏せ )
…お前のためなら何でもしてやるよ。もうわかってんだろ。( クスクスと笑みを漏らしながら相手の肌に触れ / 余りにも素直な反応に口元を弛めては身体を重ね )
──
……、( 特に予定も決めていないからか朝ということは察しても未だ起き上がらずに居り / 相手が目覚めるまでは二度寝すると決めたのか隣で寝ているであろう相手の腰を手探りで抱き寄せ / 抱き枕代わりに抱き締めると再び目を閉じ )
( 穏やかな寝息が途切れたのは陽も随分高くなってからの事で、自然と意識が浮上するのに任せ目を開いた際目前にある相手の寝顔に束の間ぼんやりと見入った後静かに押し寄せる驚きに眠たげに閉じかけていた瞼を開き / 暫くまじまじと眺めていた後に込み上げるのは言葉にし難い程の幸福感で、思わず僅かに眉を下げると指の背でそっと相手の頬を撫で )
( 微睡みの中頬に触れる感触に僅かに口元を蠕かせ / 相手を抱き寄せていた腕に力を込め既にほど近い距離を更に縮め / 相手の肩に顔を埋めると未だ覚醒しない意識の中で足元を絡めて )
( 相手の体温とあまりにも穏やかな時の流れに再び瞼が重くなってくる一方で相手の一挙一動が可愛くて仕方がなく呑気に寝ても居られず / 表情を綻ばせながら恐らく無意識下であろう相手の動きに身を任せ / 結果として顔が見えなくなってしまい僅かに落胆するものの愛おしいには変わり無く髪へ頬を寄せながら静かに指を通しており )
…ん、( 髪を撫でる感触に口元を緩ませていればそれが覚醒の切欠となったのかゆっくりと瞼を上げて / 僅かに顔を上げた先で相手が起きていると認識すればその顔に手を伸ばし / 少し曖昧な意識で名前を呼び相手と同じように髪に指を通して )……紹、
( この時間が永遠に続けば良いと安直な願望が脳裏に過る自分自身に呆れながら髪を撫でていた最中、不意に相手が身動ぎすれば一度髪を撫でる手を止め / 柔い声に名前を呼ばれると一層目元を緩ませ / 髪を撫でる手に目を細めつつ相手の髪に唇を触れさせると問うような短い声を漏らし )…ん?
…逆だな、( 浮上した意識の中で短い問い掛けに此方もまた短く返すと徐ろに片手をシーツについて上体を起こし / 相手の顔を見下ろしながら目を細め / 欠伸混じりに頭を掻くと緩く首を傾げて )…腰は平気か。
( 脈絡無い言葉への疑問を口にする前に相手が体を起こせばその様子を無言で眺め / 如何にも気怠げな仕草に束の間無言で見入っているも不意な問い掛けに僅かに顔を顰め )…いつもはンな事聞かねぇだろ。
( 相手と自身の身体に掛けられているであろう布団を徐ろに捲り上げるとそのままベッドから降り室内履きに足を通し / 布団をベッド上へと雑に乗せながら相手の言葉へ返して )いつもはお前が起きる前に確認してるからな。
( 不意に布団が捲られるとベッドから降りる相手の行動を目で追い / 一体何をどう確認されているのかは気掛かりであるものの相手が早々に起き出す事に少なからず不満を覚え一層表情を曇らせ )…何処行くンだ。
( 相手の表情を目にすれば当然のようにそちらに吸い寄せられ / 腰を屈め宥めるように相手の頬に片手を添えては瞳を覗き込み )顔洗おうとしてるだけだ。…なんだよ、片時も離れたくないって?
( 相手が簡単に手の届く距離に来れば頬を緩めて両腕を首元へ回し / 問いには答えないものの暗に肯定の言葉を返して首筋へ頬を寄せ )…まだ良いだろ。
( 甘えるような相手の仕草にこの上ない愛しさを覚えては自然と口元を弛めて / 一方で其処まで触れ合わせられれば元々の性質でもある欲が煽られてしまうのも事実で / 片腕を相手の背に回しては背筋を辿るよう柔く触れて戯れ )
( 背に触れる感触に昨夜から後を引く熱が僅かに刺激されるものの、構われる分には拒むつもりは無く擽ったげな笑みを漏らし / 相手の耳元へ唇を寄せると名前を呼び )ふ、…ジャック、
( 耳朶に感じる擽ったさと直ぐ傍で聞こえる相手の声に吐息のような笑みを漏らし / 相手の首元へ頬を擦り寄せながら問い掛けへ同様に短く答え )…キスしたい。
……、( 相手の言葉尻を聞き終えるか否かといった所で唇を重ね / 首に触れていた掌を後頭部へと回し此方へと引き寄せ / 相手の反応を待つことなく幾度か口付けを交わしては舌先を尖らせて相手の唇の隙間へと捩じ込み )
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