ジャック 2023-10-06 23:38:18 |
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そりゃお前の事で気にならねぇモンなんかねぇだろ。( 問い掛けに片眉を上げると当然のように答え / 心外だとばかりに眉を寄せて反論述べ / 問い掛けへ頷き )つかねぇよ。…決まった。
…『この夜の間、俺はお前のモンだしお前は俺のモンだ。俺も好きだよ、今だけはな。』……満足か?( 頭を振ると徐ろに口を開き、相手に向けるものとは違う何処か他人行儀な響きを滲ませた過去の己の言動を再現し / 相手の首肯に此方も頷いて / 一つ目の質問を口にして )そうだな。……それは俺か、お前に関係してる物か?
…流石色男だな。( 連ねられる台詞に耳を傾けると何処と無く愉快そうに口角を上げ / 問い掛けへ小さく頷き )してる。俺とお前に関係あるな。
臍曲げるかと思ってたな。( 相手の表情をまじまじと眺めると笑みを零し / 顎に手を遣り考え込みながら二つ目の質問を口にして )…しっかりした形があるもん?
そりゃ俺に言ってンのと変わんなかったら曲げるけどな。( 向けられる視線に思わず小さく笑み / 質問へ再度頷いて簡潔に答え )形はある。
ふ、…特別扱いはお前だけだよ。( 相手と同じように耳元に口付けを落とし / 幾つか候補を思い浮かべながら尚も問いを重ねて )へえ…今お前が持ってるもんか?
ンなの当たり前だろ。( 満足げに目を細めると軽く唇を重ね / 問い掛けへゆるりと首を傾げてやや曖昧に頷き )あー…まあ持ってるか。
……可愛いよなぁお前。( 唇の感触に目を細め / 啄むだけの口付けを幾度か重ね / 曖昧な回答に眉根を寄せると考え込む素振りを見せて )…俺はそれ持った事あんの。
…そうだろ。何たって俺の番は俺が何してても可愛く見えちまうもんな。( 繰り返し重なる唇に擽ったげな笑みを零し / 揶揄うような声色で告げ / 問い掛けへ小さく頷き )ある。
…お前が俺を嫌いっつったら可愛くねえかも。( 態とらしく哀しげな表情を浮かべるもそんな事はあり得ないという傲慢な自信から直ぐに笑み / 相手の手を掬い上げてその指を見詰め )今俺が思ってんのは二つだな。……それは指輪か?
…まあお前が不義理でもしねぇ限りは言わねぇな。( ころころと変わる表情を眺めて愉快げに口角を上げるもふと視線を虚空へ向け思案すると独り言のように呟き / 相手の出した答えに片眉を上げれば答えを言うまでも無く分かりやすく表情を歪め / 返答の代わりに此方から問い )もう1つは?
…しねえよ。( 瞬きを落とすと如何にも不満そうに肩口に頭を押し付け / 見る間に歪む表情を見れば恐らく正解なのだろうかと脳裏で予想して / 問いかけに答え淡々と応え / 瞳を覗き込みながら念押しに確認して )クスリ。まあ持ったって言葉に迷わねえなら指輪のほうが近えかな、って所だな。で、正解なのか?
ふ、…分かってるよ。( 相手の仕草に堪らなく胸の内側の辺りが擽られるような感触がすると緩んだ笑みを浮かべて首元へ腕を回し / 宥めるような手付きで髪を撫で / 返答に一層顰め面を浮かべ / 瞳を覗き込まれると下唇へ軽く歯を立て低く呟き )…言わなくても分かンだろ。
( 緩やかな手付きに簡単に絆されてしまうと口元を弛めて身を起こし / 渋面に加えて言葉でも自身の読みが当たっていた事を察して / クスクスと笑みを漏らしながら言うまでもない事をわざわざ区切って強調し / 転がしたままのダイスを手に取って )お前の二連敗。…まあお情けで一個賞品譲ってやるよ。
…機嫌が直ったようで何より。( 体を起こす相手の表情に思わず笑みを漏らし / 相手の言葉に不貞腐れたように顔を背け / しかし続けられた言葉へ現金にも表情を緩ませると楽しげな声で呟き )て事は俺にも質問権があるって事か。
お前が傍に居るんだ、不機嫌なんてそう長く続かねえよ。( しれっとした表情で肩を竦め / 緩く首を傾け相手の髪を撫でながら口角を上げ )俺は慈悲深えからな。…まあお前に聞きたいことがあんのかは知らねえけど。
残念だなァ、臍曲げたお前は可愛いのに。( 相手の頬を指の背で擽るように撫で / 髪に触れる手に目を細めながら何処と無く上機嫌で質問を考え始め )あるに決まってンだろ。嘘は吐けねぇンだもんなァ。
上機嫌な俺も可愛いだろうが。( 頬を擽る指に目元を和らげ / 相手の言葉を聞けばなんとなく不服げに抗議を添えて )…俺は本当のことを言わねえだけで、あんまり嘘つかねえんだぜ。思いついたらさっさと言いな。
そりゃァな。でもそれとは違う可愛さがあンだよ。( 緩む目元を眺めていると得も言われぬ感情が込み上げ鼻先へ口付け / 相手の抗議はそれはそれで納得が行かず目を瞬かせ / 束の間思案した後笑みを浮かべて告げ )同じ事だろ。…じゃあ、俺の好きなとこは?
……俺が本気で拗ねたらお前に被害が行くのにな。( 鼻先への感触に目を伏せながらふと思い付いたように零して / 自身にとって嘘と事実を曲解して話すことの間には明確な違いがあるのか曖昧な説明を付け足して / 全貌は告げないまま嘘ではないとばかりにクスクスと笑みを漏らし )同じじゃねえよ、事実自体はちゃんと言ってやってんだ。……それを聞いてくる所。
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