創造主の欲求 〆

本当、そうだよな……
(色々話して妙にスッキリしたのか、敬語のことは忘れてよく生きてたの言葉にふっと笑って頷いて。こんな話をしても引かないなんて珍しい奴だなと内心思い)
……こんな風呂が存在するのか。すげぇな…
(あまりの広さと綺麗さに、普段銭湯にしか行かない自分には無縁の場所だと驚きつつ凄いと呟き。麗音の手を煩わさせるまでもないとゆっくりした動きで脱いでいき)

そうかぁ？毎日入ってると、飽きるぜ結構。(溜め息をつきながら自分も服を脱ぎ始め)
あ、そうだ。ポチ。今日、学校行きたい？

そうゆうもんか……学校？あー…
(こんな大きくて綺麗な風呂に毎日入れるなんて羨ましいことでしかないのに、と思いつつ頷き)
(食堂であんなことがあった次の日に学校に行こうものなら、周りからどんな目を向けられるか分からない。けど単位が危ない授業があったような、で歯切れの悪い返事をし)

ん？行きたいのか、行きたくないのかどっちだよ。(リードを引っ張り風呂場へ誘導し、椅子に座らせ)自分で洗うか？

いや……単位が危ないのがあった気がするから、それだけは出ておきたいけど…
(引っ張られるまま歩いて椅子に座り、とりあえず素直に伝えてはみるものの、学校に行ってもろくなことにならないだろうなと内心苦い顔をし)
そうする、…します
(ふと思い出したように敬語を使っては、石鹸はどこだろうかと辺りを見回し)

じゃあ、風呂あがったら学校行く準備しないとな。(何かを探す仕草に気付いていろんな種類のシャンプー、ボディーソープをだし)
ほら、好きなの使えよ

………こ、これがボトル入りのやつか…！
今まで全部石鹸だったから、どれがいいとか全然分からねぇ…
(色々な種類の物を出されればつい、声を上げて感動してしまい。全身石鹸で洗ってきた為にそもそもボトルの違いも知らず、おそるおそるといった風にボディソープを手の平に出しては頭を洗おうとして)

(ポチの反応に、こいつはどんだけ貧乏なんだよ。と思う反面、面白い奴だなぁと思い)
まぁ、どれでも好きに使えよ。いくらでもあるから

ほっ、ホントにいいのか…？じゃあ遠慮なく…！！
(普段石鹸ですら一生懸命に節約して使う為に、驚いて戸惑いながら日比野を見るものの、正直ずっと洗い足りないと思う所はあった為に目を輝かせながら遠慮なくと話しては、ボディソープと気づかずに大量に手に取って頭に付け、わしゃわしゃと乱暴な手つきで洗っていき)

おい、ポチ。それはシャンプーじゃないぞ。カタカナも読めないのか？(こいつは、相当、頭が悪いのか、それとも天然なのか、どっちなんだと思いつつ呆れた顔で見ながら指摘し)

ん？…あー、悪い、普段全身石鹸だったから全部同じに見えてた
(もう洗い始めた為に苦笑いしつつ声のした方を見て、流して洗い直した方がいいかと、目に入らないよう瞼を閉じたまま手探りで桶を探し)

まぁ、ポチがいいならそれでいいけど、、(こいつ、どんだけ貧乏なんだと思い、日本は戦争しているわけでもないのにと思いつつ、自分はテキパキと洗い終えると、湯船に浸かり)

……はぁー…久々にちゃんと洗った気がする…
(桶を捕まえて湯船から汲み一気に流して、長いため息を吐き出し。こんなもんかと軽く伸びをしては同じボディソープを手に取りゆっくり身体を洗っていき)
いってぇ？！…あ、そっか、火傷か
(胸板を洗う最中に悲鳴をあげ、何かあったかと思えばそういえばと思い出し苦笑いして、気をつけながら他の箇所も洗い)
(上半身には見えなかったが下半身に古傷が大量に残っていて'

ポチの奴。洗うのとろいな。(あれじゃあ、どこに行ってもイジメの対象だろうなと思いながら、ぼんやりと眺め)

とろくて悪かったなー？
(聞こえた為に軽く笑いながら返し、満足するまで全身綺麗に洗ったら一気に流して)
はぁー…ほんっと、久しぶりにさっぱりした…麗音様のおかげです。ありがとうございます
(ゆっくり伸びをした後日比野を見ては、今更かなと思いつつ敬語に戻して微笑み軽く頭を下げ)

お、聞こえてたのか(耳はいいんだなと思い)
そんなことより、さっさとこっちに来い。ポチ。綺麗になったか確認してやる

ん……分かった
(もう一度伸びをしてからゆっくり立ち上がり、日比野のすぐそばまで行っては、立ったままと座った方とどちらがいいのかと首を傾げ)

んー、どれどれ(足を触りながら汚れてないか確認して)
よし、じゃあ座れ

ん……
(滑らないようにゆっくり座っては、顔が近くなった為についじっと見つめてしまい。昨日はそんな余裕なかったけど、整ってて綺麗だなぁと見惚れている様子で)

ん？なんだよ。(なんだか視線を感じて見られている事に気付くと首を傾けて)
あ、そうだ。まだ答えてなかったけど、学校行くの？