悪魔と天使の密会

ルシファーがいたらがんばれるのに…(それ以上何も言うことなく、不満そうに呟きながら仕事をしていて、終わったら電話しようかなと考えて)

おい！どこ連れて行くんだよ。(連れて行かれた先は折檻部屋で)
げっ、親父の奴。相当キレてんな、、

ルシファー、大丈夫かな(仕事が終わり、家に着けば、相手は上手く誤魔化せているのだろうかと考えて、『電話していい？』と確認のメッセージを送り)

(拘束されて、正直に話すまでと言われ、拷問が始まり)
どんなにされても言うわけねーだろ！バーカ

…返信ないなぁ(すぐに返信があるだろうと思っていたが、来ないため不思議に思い、気になるため電話をかけ)

(数時間の折檻で体も羽もボロボロになり血を流すと、解放されて部屋に戻り)
いって、このままだとマジで結婚させられそうだ。

…お父さんに捕まっちゃったのかな(何度か電話を掛けたり暫く待ってみたりしたが、一向に出なかったため、悲しげにしゅんとして)

電話来てる(やっと着信に気付いて電話をかけ)

…！ルシファーからだ(これ以上は人間界が好きでは通らない気がして、どんな言い訳をするか考えていれば、携帯が鳴り、見れば相手からで、嬉しそうに出ると、｢もしもし？ごめんね、大丈夫だった？｣と言い)

電話でれなくて悪かったな。俺なら大丈夫だ。でも、このまま、ここに居たら親父が決めた相手と結婚させられそうなんだよ。だから、ルカ天界も魔界も捨てて俺と逃げないか？(言い終わると相手からの返答を待ち)

！…うん、ルシファーと一緒に行く！(相手からの提案に、驚いて少し考えたが、相手といたいからと捨てる選択を取り、｢荷物準備出来たら、すぐに人間界行っちゃう？｣と言い)

そう言ってくれると、嬉しいよ。俺もすぐ支度する(迷いなく言ってくれたことが嬉しくて、つい微笑んでしまい)

ん、じゃあ出来たら連絡するね！(相手に会えること、更には見つからない限り一緒にいれる事に嬉しくなり、ワクワクとした声で言い、電話を切ると少し大きめの鞄に服や大切なものを入れて、何個か持っているぬいぐるみのうち1つを持っていきたいが、どれにするか悩んでいて)

あぁ、俺もすぐ支度するから、そしたら連絡する(電話を切ると支度をし)

…よし、この子にしよっと！(どのぬいぐるみにするか悩んだ末、悪魔と天使を合わせたようなぬいぐるみにすることにし、鞄とぬいぐるみを抱えて家を出ては、すぐに人間界へ向かい)

この、怪我みたらルカが心配するだろうなぁ(まぁ、仕方ないかと思い必要最低限の荷物を持ってボロボロの羽で不安定な飛行をしながら、ゆっくりと下界に降りて行き)

ルシファー、まだかなぁ…(人間界に着くと、携帯を取りだし、『いつもの場所で待ってるね』とメッセージ送り、いつも会っていた場所に行き、相手が来るのを待っていて)

(ようやく人間界に着くと目立つ羽を隠してルカの元へ行き)
悪い、ルカ。待ったか？

あ、ルシファー！(木に凭れて待っていたが、相手が来ると嬉しそうに駆け寄り、相手の身体の傷を見ては驚き、「それ、どうしたの？！今治してあげるね！」と言い、その傷口に手を添えては力を送り込み、回復させていき)

ありがとな(ルカの頭を撫でて)
人間界に来たはいいけど、どうやって生活するかまで考えてなかったな。(かなり無計画で飛び出して来たので、どうしようかと思い)