悪魔と天使の密会

ん…ごめん(相手にキスをされ、嬉しくなり、そう謝ると、今度は自分からキスをして、「俺もルシファー一筋だから」と言い)

(ルカからの口付けに応えるように舌を絡め)
んっ、はぁ、ルカ、愛してる

んっ、は…ぁ…俺も、愛してる(相手に舌を入れると驚き、自分もだと甘い声で言い、相手の首に抱きついて)

(口付けが終わるとルカの頬を触り)
ルカ、可愛い。このまま時間が止まればいいのにな

仕方ないよ、俺たちは種族が違うんだもん(自分もずっと相手といたいが、種族が違う以上それは叶わず、仕方ないと寂しげに言い、頬を触る相手の手に自分の手を添えて)

そうだな。(少し座って話すかと相手に伝えてから木に寄りかかって)
なぁ、ルカ次はいつ会える？

最近は勘づかれ出してるからなぁ…(相手の問いにどうかと考えては、苦笑しながらそう言い)

実は、俺も親父が監視役付けやがって、身代わり置いてきたんだよ。(危うく見つかりそうだったけどなと呟き)

え、そっちも？(相手の話に驚いて、しばらく会えないのかなと思うと、寂しくなり、相手に擦り寄り)

そうなんだよ。お見合いお見合いうるせーし、自分の相手くらい、自分で決めるっつの(とは言え、相手は天使。ましてや男。跡継ぎなんて出来るわけもなく、この事実を知られたら、ただじゃ済まないだろうなと思い、擦り寄って来たルカの頭を優しく撫で)

俺が女の子だったらよかったのかな…(撫でてくれる相手の手に擦り寄りつつ、相手の言葉に、寂しげにそう言って自分のお腹を撫でて、｢男でも孕める方法でもあればなぁ…｣と呟いて)

俺には性別なんて関係ねーよ。ルカだから好きになったんだ。男だとか、女だとかあんまり難しく考えるなよ(微笑みながら優しく頭を撫で)

で、でも、俺が女の子だったら、跡継ぎだって作れただろ？(自分も相手だから好きなのではあるが、相手の父が跡継ぎを望んでいるため、嫌でも気になってしまい、｢もし俺が孕める体になったら、喜んでくれる？｣と上目遣いで見つめながら尋ねて)

え？そりゃあ、俺とルカの子供なら可愛いだろうし、嬉しいけど、子供の立場になってみろよ。半分悪魔の血、半分天使の血が混ざった子供なんて、イジメの対象になりかねない(産まれてきた子が可哀想だと話し)

だよなぁ…(種族が違う以上、子供は嫌だろうと思い、残念そうに言い)

ルカ、あんま思い詰めるなよ？(両肩に手を乗せてからゆっくりと抱き締め)

…ルシファーの一番は俺なんだろ？
だったらさ、他に女の人と結婚してもいいよ？(相手に抱きしめられ、嬉しくなりつつ、相手の為にと思い、悪魔の女性と結婚してもいいと言うも、悲しげで)

は？急に何いってんだよ。(わけがわからないと、ルカの肩に手を乗せ、一旦引き剥がしてその表情を見て)

仕方ないだろ、お前の立場上、それが一番いいんだよ(泣きそうになるのを必死にこらえつつ、そう言って、｢俺は天使だもん、ルシファーにも、幸せになって欲しいんだよ｣と言い)

あのな、ルカ。俺が幸せを感じるのはお前と一緒にいる時なんだよ。別に子供なんて欲しくない。ルカさえ居れば、それでいいんだ(じっと見つめながら優しい口調で話し)