匿名さん 2023-09-22 21:21:17 |
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あるふれーと……じゃあアルフだね!いいなぁ、かっこいい名前……
(ヒーローに相応しい立派な名前。憧れのそれをたどたどしく復唱した後、呼びやすいようにと早速省略を。それでも随分気に入ったようで、何度も何度も繰り返して声に出す。これでいつでも名前を呼び合える、そう一人で上機嫌になっていたところで自分が名乗っていないことに気が付いた)
アルフ、僕はベネットっていうんだよ!覚えてね!
(教わったばかりの名前を呼んでから、早口で捲し立てた自己紹介。名乗ったからには呼ばれたい。そんな期待を込めてちらちらと目線送り)
!……そうか?ありがとな
(アルフ。その略称を聞いては大きく肩が跳ね上がり一瞬顔が強張ってしまい。直ぐに元の優しい表情に戻っては、カッコいいと話して繰り返し呼ぶその姿に、素直にお礼を言って)
…ん、分かった。ベネットか、いい名前をつけて貰ったな
(ちらちらと送られる目線にどうして欲しいのか察すれば、一度苦笑いした後軽く頷いて。名前を呼んだと思えばベネットだけでなく名付け親であろう母親のことも褒めてやり)
ほんと?……えへへ、大事な名前だよ
(一瞬見せた怯えたような顔。言及しようと口を開いた頃にはいつもの温かな笑顔に戻っていた為、見間違いだったのだろうかと思い直す。希望通り名前を呼んでくれた、更に褒められたと表情を明るくし、照れくさそうに頬を赤らめ。勿論それで好奇心が止まることはなく、矢継ぎ早に次の質問を)
アルフはどこに住んでるの?僕のおうちと近いかな?
…いや、俺は定住地はないんだ。何ヶ所か適当に寝床を作って毎日違う場所で寝てる。そうしないと……
(子供らしく素直に照れる様子を見れば、可愛い子だなと優しく頭を撫でて。住んでいる場所を聞かれて適当な場所でも言おうとするものの、自分に対して真っ直ぐに好意を向けてくる相手に嘘をつくのは気が引けたらしく今の状況をそのまま伝え。そうなった原因まで話そうとして、子供に聞かせていいものかどうかと黙り込むものの、変な所で話を切ればずっと聞かれるかと思い直して口を開き)
…そうしないと、寝込みを襲われる。特別力の強いお前が居るから、同族が弱くなったんだって。そんな筈ないのにな……
(ゆっくりとした口調で話すその表情は、眉を下げて悲しそうな目をしていて。確かに力は強いし見た目も違うが、それだけでどうしてずっと責められなければならないのか。襲われたからには逃げるか戦うかしかなくて、でも自分はそんなことしたくない。誰も傷つけたくなんてない。だからこの先ずっと定住地は作らないと決めていると、言葉にはしないが悲しげな目が物語っていて)
(ぽつりぽつりと神妙な面持ちで語られるそれは、子供にとっては少しばかり難しい様子。だけどその表情から辛い気持ちは痛いほど読み取れて、長い耳もへなへなと下向きに。大好きなこの人にこれ以上そんな顔して欲しくない、そんな思いでぴょんと腕の中から飛び出せば、その勢いで片手を掴む。相手の返答を聞く前に、己の自宅へ連れて行こうとぐいぐい片腕を引っ張って)
アルフ、僕と一緒に来て!
えっ?行くってどこに、そろそろ離れないとベネットの同族に見つかるぞ…?!
(やはり子供に聞かせる話ではなかったなと、へなへなと下向きになった耳を見れば苦笑いしつつ謝ろうとしたのだが。飛び降りた小さな子供に意外にも強い力で引っ張られて驚きつつ従って動いたものの、だいぶ縄張りに近付いていた為に慌てて離れさせようと軽い力で腕を振ってみて)
いいの!あとちょっとだから、一緒に……!
(流石の彼も何かを察したのか、突如ぐわん、と身体に走る大きな衝撃。しかし自宅までの残り数十メートルを二人で歩くんだという意思は固く、そう簡単に離すもんかと意地になって腕にしがみ付く。同族からなんと言われようと最早それが揺らぐことはなく、必死に抵抗するその様子は我儘な子供そのもので)
ダメだ…!俺なんか招き入れたら、ろくなことにならない…!!
(あとちょっとだから。その言葉を聞いて自宅に連れて行くつもりかとピンと来てしまい、更に強い力で腕を振りどうにか離れさせようとするものの、ベネットの名前を呼ぶ声が聞こえた為にビクッと肩を跳ねさせ。間に合わなかったかと苦い顔をしたのだが、狼さん、と優しい声で呼ばれた為にそちらの方を見て)
あの時はまだ幼い姿だったけれど…私と、お腹に居た大切なベネットを助けてくれた、狼さんでしょう?
ずっと会いたかった…会って、お礼を言いたかった……ぜひ、家に来てください。温かいご飯と飲み物をお出ししますから…
(ふくよかな身体に大きな耳と、全てを優しく包み込むような声。まさしく母親といった雰囲気の彼女が微笑むと、その場の空気が柔らかくなったように感じる。そんな中、ぜひとも家に来て欲しいと話しては、ベネットが掴まっている腕とは反対側の手を優しく握り、軽く引っ張って案内しようとし)
【援軍、お母さん登場です←
ちょっと待ったがあれば遠慮なく!レス直しますので笑】
ほらアルフ!お母さんもいいって言ってるよ?
(聞き慣れた声色に顔を向けると、そこには紛うことなき母親の姿。狼である彼を歓迎するような言葉は頼もしいものでしかなく、一緒になってぐいぐいと腕を引き。これでもう断る理由はないよね!、そんな期待の籠った瞳で彼を見つめ、首を縦に振ってくれるのを待って)
【マ、ママ…!ナイス助っ人に全便乗しています、ありがとうございます!!】
えっ?…あ、えっと……お久しぶり、です。あの時貴女の命を助けられて、本当に良かった……
…分かりました。少しの間、お邪魔させてください
(柔らかい雰囲気と優しい声に、狼である自分を怖がらないのかと心底驚いていたのだが。ベネットの母だと分かれば軽く頭を下げて挨拶し、良かったと微笑みを向け。家の持ち主である母親で、自分にどうしてもお礼を伝えたいと願われてしまえば断り辛くなり。チラッとベネットを見れば期待の籠った眼差しと目が合い苦笑いして、提案に頷いては引っ張られるままに歩き始め)
ふふ、勿論。
ありがとうベネット、貴方のお陰で大切な人に会えたわ
(柔らかな笑みを浮かべゆっくりと手を引き自宅へと案内しつつ、可愛い息子にお礼を伝えては、何か食べたい物はある?と問いかけ)
(自宅について直ぐ、一番大きなソファにアルフレートを案内しては、遠慮する彼の肩に手を掛けて力づくで座らせ、ゆっくりしていて下さいねと笑顔で話しかけては台所に向かい)
【お、乗って下さいましたね!ありがとうございます(*´-`)
いえいえ!思いつきで突っ走ったので受け入れていただけてよかったです笑
えっと、お母さんのシチィーが食べたい!
(母親の登場によって彼をスムーズに自宅まで招き入れることが出来た。見慣れたはずのインテリアも、憧れの人の存在によって随分新鮮なものに見える。食事の問いには元気よく好物をリクエストし、興奮冷めやらぬ様子で一度自室へ。その後一冊のスケッチブックを持ってリビングへ戻ると、彼が座る隣に飛び乗っては身体を寄せページを捲る。その中で子供らしいタッチで描かれた狼のイラストを指差し)
これ、僕が描いたアルフだよ!アルフがわるいニンゲンをやっつけてるところ!
え?あ、いや、でもっ…?!…わ、分かりました…
(自分はお邪魔している身だから床でいいのに、と断ろうとしたのだが信じられない力でぐいっと肩を押され座らされたので驚きつつもそのまま従い、これは下手に逆らわないほうがいいと素直に頷いて。ベネットのリクエストに笑顔で答えて台所に向かった背中に、自分の母親を重ねては目を細めて眺め)
へぇ……凄いな、よく描けてるじゃないか
(見せられた狼のイラストを見れば、自分はずっとして来なかった為に上手いとか下手とかは判断せず、子供らしいタッチで、でも頑張って描いたであろう物を素直に褒めてやりながら優しく頭を撫でてやり)
悪い人間か…ベネットのお母さんが捕まらなくて、本当に良かった。
(まだ幼い自分が無茶をしてでも助けた命。結果として今こうして、あの時の自分とそう歳の変わらないであろう小さな兎が、母親と一緒に生きている。それだけで幸せだと、目を細めながら微笑みを浮かべ)
えへへ、アルフのおかげで僕がいるんだよ
(この絵を完成させた時から、早く彼に見せたくて仕方なかった。だからこそその誉め言葉は堪らなく快いもので、くしゃりと顔を綻ばせ。余程嬉しかったのか徐にびりびりとスケッチブック該当のページを破れば、それをそのまま相手へ差し出して)
これ、アルフにあげる
えっ……ん、分かった。大切にするよ…
(自分のお陰で今のベネットが居ると話して貰えば、こちらも嬉しそうに笑顔を見せてもう一度優しく頭を撫でて。破かれたページを差し出されて戸惑うものの、自分を思って描いてくれたこの絵をくれるのならと、両手で受け取ってもう一度眺め)
……これ、折り畳んでもいいか?
(このままでは持ち歩くのが難しいと思い、大切にする為にも問いかけてみて)
(台所から漂ってきたいい香り。出来たわよ~、と優しい声で呼びかけがあり)
気づいたら一ヶ月か……セイチャ自体には毎日来てるんだ。
気が向いたらまたレスくれると嬉しい。
小さな愛らしい兎のこと、待ってるからな…
(軽く手を振り苦笑いして)
……よう。久しぶりだな。
本当はずっと待ってたんだ。けどあんまり連続で上げると怒られるかと思ってな……
もし気付いたなら、話したいって思ってくれるなら…声を掛けて欲しい。待ってる。
やっぱり無理、なのか……。
あの頃より大きくなったって言ってた姿、見たかったけどな…
……未練がましくて悪いけど、ちゃんと話がしたい。俺と、背後の我儘だ。
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