百色眼鏡 2023-09-18 00:00:13 |
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>>59 / グレイ
好きにすればいいよ、……退屈しのぎにお喋りでもしよう。まずはあんたの番。名前は何?(雑然と物が詰め込まれたスペースは、二人も居れば満員御礼。加えて互いの圧も相俟って、見た目以上に狭苦しく感じられて。脳裏でそんな事を考えながらも、隣に立つ彼の姿に軽く顎を引いて会釈を一つ。その場からさして動くこともなく、最小限の動きで椅子に凭れ掛かると、かたかたと揺らしながら質問を投げ掛ける。ちらりと上げた視線は座れ、とでも言うように隣の椅子に留められて)
(/こちらこそご参加いただきありがとうございます!こちらにも何かあれば遠慮なくお伝え下さい。それではよろしくお願いします!/蹴り可)
>>60 / エドゼル
……そんなに俺は存在感が薄かったかな。まあ、あんたに比べればそうかもしれないけど。(きらびやかな姿を引っ提げて入ってきたのは巷を騒がせそうな麗人。纏う雰囲気は只人のものではなく、スターに相応しい輝きを放っている。そう考えながらも口に出すことはせず、ただ不満げに口元を歪めて。そうして視線がようやくこちらを向けば、かぶりを振って相手の顔面を指差し。失礼に相当するジェスチャーに頓着することもなく、相変わらずどこを見ているのかよく分からない瞳を向けて)
>>61 / アレン
構わない。……あんた、ここの取引先ってこと?いつからの?(ぼんやりと彼の言動を聞き届けていれば相手の意識がこちらに留められていることに気付いたのか、緩々と顔を上げて。質問を脳内で咀嚼すると抱えた木箱にゆっくりと首を傾け、端的に肯定の意を示す。先程の言動から察するに彼はこの店と何らかの取引をしているようだが、そこそこ付き合いの長い店の中でかち合ったのはこれが初。タイミングの問題かあるいは、と考えながら茫洋とした調子で質問を重ね)
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