掲示板ファンさん 2023-09-16 14:07:27 |
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( 当たり前だが、相棒に逃避の二歩目を止められる。無茶苦茶を言った自覚はある為、旋回させられて向かい合う彼の言い聞かせからも逃れるように顔を逸らす。その間の足は尚も退こうとして踵がジリジリと動き、しかし前方に力が加わった事でそれは阻止を食らう。「離せイヴ。日に二度も、あのくたばり損ないの、スクラップ禿頭どもに会うよりは、徒歩で帰る方が、っ」肩を押す手に立ち止まらんと反抗し、何度も転びかけながら歩みを強制的に進められていく合間、躓く度に途切れる言葉で意地を張り、けれども言動虚しく元の駐車場まで地を踏んでしまう。バイク前、抵抗に呼吸が切れてか、それ以上遠ざかる事も不満を垂れる事も無かったが、未だ口の端を曲げて不貞腐れ、自分からは近寄らずに赤い二輪を睨め付け。だがその気力も、被されたヘルメットのシールドによって遮られた辺りで断たれ、バイクに乗る頃には諦めからか歯向かう力も随分と弱まり。やがては走り出す――前にグンと持ち上がる前輪に、己が心持ちに気を取られて一瞬遅れつつも重心を切り替えた後、機関へ道を戻り始めてしまった状況にすっかり口を結んで、目的地までは消沈しての沈黙を貫く。それは機関に到着し報告の場に立つまで続き、ついでに言うのならば報告中の丁寧さを多少塗った物言いの端々にも気力の無さが滲み。それでも何とか一通りの括りが付いて、息を吐いたその時、誰かが報告したのか仕事直後の相棒とのやり取りについて言が及ぶ。聞き捨てならない侮辱をしたと空気の冷え込む幹部の、もう一度言ってみろという叱りの常套句に対して、「……くたばり損ないのスクラップ禿頭、ですね。」一言一句違わず平然と、最後の言葉遣いだけは敬語を飾ったそれをポイと投げる。当然、該当者からの怒りを食らったものの、それには終始興味と関心の薄い迷惑顔と生返事だけを返す。「…漸く、今度こそ仕事は終わりだな。」途中、報告とは関係の無い小言も飛ばされ、想定の倍以上の時間を掛けてからの解放に、管理室を出て一瞬の内に息を吐く。続けて流石に些かの疲労で揺らぐ声を、独り言か相棒へか、どちらともつかないボリュームで落とし )
(/ うへへ良いですよね!表情筋ダイヤモンドか?みたいな、何事にも動じないクールな顔した子が、子供みたいな笑顔を浮かべる姿って、花の綻びや雪解けみたいな最高の趣がありますよね!!解りますよ!怖い顔した可愛い物好き、守られるタイプに見せかけた最強、見た目美形のポンコツ系…何を隠そう私もギャップ萌え至上主義なので!!ええ!バチバチピアスもタトゥーも方言も、健康褐色も儚げ色白も、和風チャイナに猫系蛇系とかの動物系も…っと、ここまでにしましょう。でも発作自体はいつでも大歓迎です!……おっ、とことん趣味が合いますね!私も温度差大好物なんですよ!では、お先に日常編…どちらかのお家訪問とか、街中でばったりとか、何処かにお出かけ(アーネスト絶対気乗りしてない)とか、機関内でのちょっとしたドタバタとか…とにかく事件とは無縁でほのぼの出来る展開にしましょうか! )
(機関の管理室に戻ると相棒が報告する姿をどこかぼんやりと見つめていたが、駐車料金を払わせた職員が諸々─主に駐車料金を払わされたこと─を詳細に報告するものだから面倒そうに溜息を吐いた。それだけで済めばよかったものを、相棒が先程の侮辱を一言一句違わず吐いたものだから空気が凍りつく。自身が何か言う前に管理室から半ば追い出されるようにして廊下へ放り出された。「や、二重の意味で終わったけどね~…」例の幹部からお前の相棒の教育はどうなっているんだ、ついでにお前のその格好はなんだ、上司に見せる格好じゃないだろうだのと下らないことで散々絞られ、それ自体はそうですね~、すみませ~ん、なんて笑いながら適当に流したものの、流石に疲れたのか管理室を出る頃には満身創痍のまま苦笑いを浮かべる。「あのうっっすいバーコードハゲ、潔くスキンヘッドにすればいいのにね~。…虚しい努力してんじゃないよ、全く。お前の頭はもう不毛の地だっての」自身をこってり絞ってくれた初老幹部の怒り顔を脳内で散々痛めつけつつ、自身にしては少し珍しく、ひどく恨みがましい口調で毒を吐いた。両手をジーンズのポケットに突っ込んだままピンヒールの爪先で乱暴に廊下を蹴り、まだ何か言いかけた所で大きな欠伸が一つ。…ねむ、と一言漏らし、近場にあった自動販売機でブラックの缶コーヒーを一つ購入した。プルタブを開け、苦いコーヒーを一気に喉に流し込むと多少目が冴えたような気がしなくもない。「眠いし、オレおうち帰るね~。何かあったら連絡して~」空になった缶を捨て、頭を掻きながら相棒に手を振り、機関の玄関口へと歩いていき)
(分かっていただけますか…!!!ヒェ…ミンナシュキ…モエ…了解しました!ほのぼの日常系からのシリアスで風邪を引きたい衝動を理解していただけて嬉しいです!!我が子が一旦おうちに帰るので、お家訪問、街中での遭遇、お出かけ、(出勤後)機関内でのドタバタ…おそらくどの展開でも対応できると思いますが…欲張ってお家訪問→機関内でのドタバタをお願いしても大丈夫でしょうか!)
( 滅多に見ない相棒の機嫌斜め下の発言に、此方も在りし日の初老幹部とのやり取りを思い出す。「…確かに、私に育毛剤を作らせようとするよりかは、そちらの方が幾らか有意的だ。」当時、己の調べ物を邪魔した挙げ句、内密にと頼んできたその職権乱用を“懇切丁寧に”断り、“親切な助言”までした記憶を今この場で、鼻で嗤う嘲り十割にバラし、肩を竦める。それから真後ろの壁に背を預け、ガツンと音を立てた彼の足元へ、特に意味も無く一度目を向けて、またすぐに愚痴の続きを聞かんとその顔を窺う。――が、後に続いたのは言葉ではなく欠伸。その大きさに思わずつられそうになった口を、閉ざしたままムグムグと咀嚼のように僅かに動かしてそれを堪えきる。そのついでに数度の瞬きを終えるまでに、相棒はすっかり気持ちが切れたらしい。帰宅の宣言に手を振る彼へ此方も軽く応じ、解った、と一言だけを返してその姿を見送り。さて、相棒が居なくなれば己も此処には用無しと、それまで凭れていた壁から離れ、一先ずの時間潰しに蔵書保管庫へと爪先の舵を取り )
(/ ええ!日常がほのぼのしてるほど、シリアスのスパイスがより美味しい!美味しい!!の民なので!流れ了解しました!問題ありませんよ!この感じだと、後日アーネストがイヴさん宅に訪問する感じでしょうか…あ、勿論逆でも全然構いませんが!後はドタバタですね…提案しておいてなんですが、内容まではしっかり決めてなかったですね!すいません!!とりあえず思い付くのは、
①機関に猫とか犬とか(誰かが連れ込んだペット辺り)が入り込んで、イヴさんかアーネストの持ち物奪ったのを追う捕り物劇
②職員の異能力を引っ被って身体異常(子供化とか一部ケモ化とかちょっとした不運体質付与とか無害なもの)を起こすご都合変化コメディ
③研究部門で開発していた防衛装置(掌サイズの空飛ぶ球型)(攻撃力はあまり無い)(ただし数が多い)が暴走して、何故かイヴさんとアーネストがターゲットになって逃げ回る羽目になるギャグアクション
……うーん乏しい頭で思い付くのはこれくらいでしょうか。主様は何か、ほのぼのドタバタならこういうのやりたい!というのなどはありますか? )
(「ふぁ…」眠い目を擦りながら愛車に跨り、待つ人など居ない自宅まで勢い良く道路を飛ばす。マンションの駐車場に愛車を停め、エレベーターで自宅まで上がり、扉を解錠するなり靴も脱がずふらふらと寝室のベッドに向かい、どさりと倒れ込んだ。死んだ魚のような、疲れ切った目付きのまま暫く枕を睨んでいたが、やがて目を伏せ、僅かな休眠を取る。ほんの少しの間眠っていたが違和感を感じてすぐに目を覚まし、「あ~…靴脱がなきゃ…シャワーも…めんどくさ…」ぶつぶつと嫌そうに呟きながら玄関先に向かい、丁寧に磨かれた靴を乱暴に脱ぎ捨てた。次はバスルームへと向かい、服をその辺りに投げ捨ててシャワーを浴び始める。普段の派手な姿とは程遠い部屋着に身を包み、リビングの茶色いソファに寝転がってテレビを付けた。大して面白くもない昼過ぎのバラエティ番組を惰性で眺め、冷蔵庫から引っ張り出してきたアイス片手に、普段の自身を知る人間ならば卒倒しそうな程電源の切れた様子でソファに身を預けており)
(こちらもその民です…!日常からのシリアス温度差オイシイ…オイシイ…是非我が子のおうちを訪問してあげてくたさい!見事に電源切れてますので!!ギャップです!!そうですね…③で「何これアーネスト!ど~にかしてよ~!」「知らん!」みたいなギャグっぽいやり取りしてるのも好きなので…展開は③でお願いしても大丈夫でしょうか?
( ――管理室とは別階の蔵書保管庫にて。研究書をじっと読み耽り、時にポケットのメモ帳に走り書きをして、当人なりの気晴らしに暫しの時を過ごす。しかしそれも一つの区切りが付いた辺りでそれを止め、その場を後にする頃には窓の外にはすっかり暗い雲が垂れ籠めている。一雨来る前に、と帰宅に歩を進める途中、正確には己の車に乗るべく辿った駐車場までの道程に、何か落ちているのを見つける。何処か見覚えがあるそれに近寄り、摘まみ拾ってじっくりと眺めれば、その物が相棒が身に付けるチェーンにぶら下がっていた、クマのキャラ物ストラップである事に気付く。「あー……」気付いたその後で、今度はそれをどうするかに悩む。単なる装飾品、急を要する物ではない。ないが、「……届けるか。」相棒のマンションは、己の帰路の通り道。ならばどうせついでとそう決めて、拾い物をポケットに押し込み車へ向かう。『今から落とし物を届けに行く。』ライトもフォルムも丸く古臭い見目の、黒い車のその内に乗り込んでから、取り出した携帯で味気無い文を彼に送り、その返事は待たずにエンジンを吹かして道路へと発進。ややあって到着した目的地の来客用駐車場に車を置き、マンションのオートロックを前に慣れた動作で相棒の住む部屋番号を押して、そのインターホンにて彼を間接的に呼び出し )
(/ …ウレシイ…ナカマ…マイフレンド……よーしじゃあ今から行っちゃいますね!電源オフモードのイヴさんも、これはこれで…!良いギャップです!!③ですね了解しました、OKです!むしろ、そういうギャグ要素を狙っての提案でしたので、伝わって嬉しい限りですね!!ただ、この日は恐らく二人とも疲れてそうなので、しっかり逃げ回ってもらう()為にもドタバタは次の日以降にした方が良さそうだと私思いますが、主様はどうでしょうか!? )
(「…ん?」ソファに丸まり、最早テレビの音すら聞く気のない姿でソファに身を預け、半ば溶けたようにだらしない体勢でぼんやりしているとふと携帯電話が震える。何気なく取り出してみればメッセージが一件、相棒からの落とし物を届けに行く、という内容。少しの間、メッセージの内容を理解できずに眠そうな目でぼんやりとしていたようだが、数刻の後ようやく内容を理解したようでソファからバネのように跳ね起きた。脱衣所に放り出してあった普段の服を急いで引っ張り出そう、としたところで部屋のインターホンが鳴る。思ったより早い到着に少しその場で硬直した後、最早取り繕うことは諦めたかのように「ど~も…悪いんだけどさ、上まで上がってきてもらえる?」と眠さと面倒さが綯い交ぜになっているのを隠しもしない気怠げな声でインターホンに応対した。相棒が上がってくるまでの間、すっかり溶けてしまったアイスの棒をゴミ箱へと放り投げる。美しい軌道を描いた棒はゴミ箱の枠に当たって自身の近くの床に落ち、舌打ちと共に頭を掻きながらそれを拾って再びゴミ箱へと投げた。が今度も枠に当たって弾かれ、少し離れた床に落ちたのを見ると大きな溜息を漏らし)
(ナカマイテウレシイ…ウレシイ…そうですね…今の我が子の状態だと追いかけられても「え…なに…面倒くさ…」ってなって終わりそうなので()逃げ回ってもらうのはコンディションが改善した次の日以降にしましょうか!)
…ああ、解った。( 然して長い時間は待たずにスピーカーを通して届いたのは、いつも相対するラッパのようなトーンではなく、寧ろぐったりとした湿気た木管に似た声。長い連れ合いの中でも聞く事は少ないそれに、鬼胎の沈黙を少し置いた後で、それでも普段と態度は変えず送った文と同じく味気の無い了解を返す。それから切れたスピーカーから離れ、開いたマンションの入口を潜り、エレベーターに乗り込み、相棒の住む階を目指す。「ん……ああ、降ってきたな。」昇降機を降りてその正面、共用廊下の外が目に入る。――嵐程ではないが、音の響く強い雨。此処に来る道中、雷が鳴り始めていた時点で薄々予感はしていたが、結局雨天前の帰宅は間に合わなかった事に溜め息を吐く。しかし今更、この場まで踏んで戻る気も無く、そのまま歩を再開して、押した部屋番号と同じ数字の付いたプレートの前に立つ。改めてその部屋の呼び鈴を鳴らし来訪を知らせた後で、ふと思う節を持ってドアに手を伸ばす。僅かに力を籠めれば抵抗無しに開きかけ、その事が意味する相棒の状況に二度目の溜め息を落とす。「……不用心だろう。危機感は何処に捨てたんだ。」無論、部屋主の許可無しには入らない。すぐに手は引っ込めてポケットへと突っ込み、彼の姿が見えるまでの間に、その迂闊さへ呆れ混じりに棘を溢し )
(/ …ウレシイ…モエ……モットアツメル…ええ!うちのアーネストも一周回って虚無顔になりそうなので!!程々で時間進めて後日ドタバタして頂きましょう!! )
(何度か格闘した末に棒をゴミ箱へ投げ込むことに成功し、欠伸をしながら玄関先へと向かう。「ごめんごめん。あんがと~、アーネスト」例の部屋着─トレーナーの首は伸び切り、スウェットのゴムは緩み切っている─と気の抜けた調子で気怠そうに笑い、自身の落とし物を受け取ってじっと眺めた。赤いプラスチック製のクマは落とした時に欠けでもしたのだろうか、耳が片方無くなっている。それを部屋着の尻ポケットに突っ込み、ふと廊下の外に目を遣った。ぼんやりしている耳にも入ってくるほどの雨音と深い鉛色の空に、もう今日は出掛けたくないな、と内心で呟く。…ちょっと待ってて、と欠伸混じりの掠れた声で相棒を待たせ、リビングに戻ると、何処かに埋もれているはずの黒い折り畳み傘をソファの裏側から引っ張り出してきた。「…雨、やばいね~。駐車場まで使う?」折り畳み傘を相棒に差し出し、「それかお茶でも飲んでく?インスタントのコーヒーくらいしか無いけど」と再び笑って)
(オデ…オマエ…ナカマ…モエ…モエ…了解しました!イヴ、我が子ながらおうちだとホントに電源オフってますね…ギャップが…)
( やがてドアが開き現れた相棒の姿に、下がっていた視線を合わせる。声を聞いた辺りから予測は多少していたが、未だ見慣れないその格好に数瞬反応を遅らせ、それでも本来の目的であるストラップを渡しに手が動く。その後で待機を言い渡す彼の背を一度見送り、また戻った手に握られた傘を素直に受け取りはする。――が、「……そうだな。この雨では傘を差す意味が無い。届け物の割に合わん。」頭を掻き、振り返って確かめた雷と土砂降り。幾ら短い外出だろうと、傘があろうと、濡れる事は必至。表情には苦味が顕れる。「せめて、珈琲の一杯でも貰わんとな。」なれば一先ず、勢いが弱まるまでの雨宿りを。そう相棒のもう一つの提案を、此方も少しの気だるさを混ぜた不遜な言葉で採用し、部屋側に歩を進める。「……しかし。」足を止めるに至った所で再度、今度は上から下までゆっくりと相棒の服や纏う空気に注意を向け、「…揚羽が芋虫に退化したようだな。」改めて受ける印象を、今度は本人なりのジョーク色を鼻に抜かしながら、面と向かって投げ込んで )
(/ ナカマイッショ…タノシイ…タノシイ……ええ!でもそのギャップが堪らないので!これからもギャップ激しいそのままのイヴさんでお願いします!! )
(自身も傘を差し出しておいて何だが、この雨では駐車場に行くのも辛いだろうと考えていた所、案の定と言うべきか雨宿りをしていくことに決めたらしい相棒からの皮肉な一言に肩を竦めた。「アーネストひど~。せめてサナギって言ってよ~」言葉の割にはさしてそう思ってもいなさそうな、声色で乾いた笑いを漏らし、適当にソファーとか座っといてよ、と相棒に言い残した後、ぺたぺたと足音を鳴らしながらコーヒーメーカーの方へと歩いていく。「え~っと、どこ置いたっけ…貰い物の、ちょっといいやつあったんだけどな~」誰に言うでもなく呟きながらキッチンの戸棚をゴソゴソと探った。少し探し回った後、ようやく見つけたインスタントのコーヒーパックから適当に二つ掴み出し、白いマグカップに注いだ後、「は~い、お待たせ~」と多少は普段の調子を取り戻したかと思える、軽い調子で声を掛けながらソファの端に腰を下ろし、テーブルに自身の分のマグカップを置く。相棒の分はブラック、自身の分にはシュガーを一本。アイドル上がりのタレントがMCを務めるバラエティ番組に気怠げな目線を投げていたが、飽きたのか「…チャンネル。変えたかったら変えてい~よ」とコーヒーを一口啜りながらそれとなくテレビのリモコンを相棒の方へ押しやり)
(良かったです!!!普段元気な子が家ではものっすごく面倒くさがり…のギャップ大好きの民なので!!)
( 笑い混じりの訂正へまた鼻を鳴らしつつ、相棒の声通りソファーの端寄りに、やや深めに腰を掛ける。それから少しの手持ち無沙汰の暇を潰すのに、自身の走り書きで埋まったメモ帳を開いて文を追いながら、一度か二度、相棒の声のする方向に耳を向ける。思っていたよりは時間を経て、差し出されたマグカップに指を掛ける際、それまで視線を置いていたメモを仕舞う。その間の反対端に座る相棒の微かな振動の後、意識が逸れたついで、テレビに目を投げてみる。映る番組では名うてらしい人物らが並び笑い、だが性別以外の区別は己にはほぼつかず、すぐに興味を切らして手元の珈琲に目を落とす。再び手帳を取り出しかけた所で、此方に押されてきたリモコンに数秒の間を開いた後、ポケットに入りかけていた手でそれを掴み、取り敢えず順繰りにチャンネルを回していく。「……ん。」パチパチと切り替わる映像の内、音声を聞く程度に手を止めたのは、本日の出来事を伝えるニュース報道。その話題は丁度、今朝の特殊個体について。鎮圧後の現場の被害状況を中継するアナウンサーと、取材に応じる近隣住民や機関関係者に、思わずシッと口元を引き攣らせる。「…… どいつもこいつも、暇なようで羨ましい事だ。」自分達が毒を吐いた初老幹部が出なかった事だけは幸いだったが、好き勝手と述べる有象無象に一言刺し込み、またチャンネルを一つ回してそれらを断ち切る。その後には本格的にテレビへの関心を失い、手帳を片手に時折珈琲に口を付け、自身の思考の内側に入り込んでいく。――一時間かそこら程度、飲むものが無くなったマグカップに口が空振った事で集中は切れ、漸く顔を上げる。「…少しはマシになったか。」窓の外、硝子を叩いていた雨音は随分弱まったようで、一人呟き、持ちっぱなしだったカップをテーブルへ乗せ、緩慢な動作で立ち上がり )
(/ うぇへへ良いですよね、テンションの落差激しい子って…私?私は普段頭が良く落ち着いた大人らしい大人が、妙な部分で情緒が育ってなくて、何かの切っ掛けで一瞬幼い感情を見せたり、筆跡やふとした言葉遣いが子供っぽかったりするのが大好きの民ですね!! )
(今朝自身たちの解決した事件に関するニュース番組の流れるテレビにぼんやりと目線を向けていたが、違うチャンネルに切り替わったのを切っ掛けに暫く瞳を閉じていた。が、ふと聞こえた相手の声に釣られるかのように、自身も窓の外に目線を投げる。鉛色の空は相変わらずだが、確かに先程まで自宅の窓ガラスを割らんばかりの勢いで降りしきっていた雨脚は最早ガラスの表面に幾つかの筋を作る程度にまで落ち着いており、それを見つつテーブルに置かれた相棒の分のマグカップをそれとなく回収した。面倒そうにキッチンで空のカップを手際良く洗いつつ、「じゃ、そろそろ帰るの~?」と相棒に向けて背中とキッチン越しに声を投げ掛ける。適当に洗ったマグカップを食器洗浄機に放り込み、相変わらず欠伸をしつつリビングに戻ってきた。またソファの裏側に収納していた、先程の黒い折り畳み傘を軽い調子で差し出し、「わざわざ届けてくれてあんがとね~、アーネスト」と普段の軽薄さよりは幾分か落ち着いたような雰囲気の目立つ笑みを浮かべ)
(分かります!!!普段は大人っぽくてクールな人がふとした瞬間に子供っぽくなるの大好きです!!軽そうに見えて実は真面目な子も好きです!言葉が嘘っぽいとか言われてこっそり落ち込んでるのとか慰めたいです!!)
( 立ち上がった拍子に首を軽く回し、パキパキと関節を鳴らしながら、ああ、と僅かに遠くなった相棒の声に返事を返す。ついでに自身の肩を自ら揉んで簡単に解す間の後、洗い物から戻ってきた彼から再度礼と傘を差し出される。その雨具を手にする為、改めて向き合った相棒の笑みには、普段の風で編まれた蝶のような自由気儘さよりも、もう少し彼を身近に思わせる静謐さが仄かに感じられた。しかし慣れないものは慣れないもの、己の調子が微かに噛み合わなくなる感覚に、彼の顔から顰めた視線が逃げる。「……偶然が重なっただけだ。そう何度も粗忽な芋虫の尻拭いをする気は無い。」ギチ、と食い締めた歯の軋む警戒音の後、視界は泳いだまま、言葉だけはいつものように彼の礼を捻って受け取り、帰宅の為の歩を踏む。「――イヴ。」だが、部屋を出る直前になって最後の一歩を留まり、ふっと振り返って彼の顔に、正確にはその目に真っ直ぐに視線を合わせて、凪いだ声で相棒の名を呼ぶ。「また明日、向こうでな。」後に続けたのは、何処かの誰か同士がするなら何でもない――だからこそ、目の前の相棒以外の、平素の“アーネスト・ブラッドフォード”を見る他者なら目を剥く程に珍しい、再会を約束する別れの挨拶。愛想も温度も無い代わり、皮肉や毒も無いそのシンプルな二言を己の相棒へと確かに向けて、それから今度こそ外へ出て行き )
(/ 解ってくれて嬉しいですねえ!ヘラヘラとして見えるからいまいち信じてもらえなくて、陰では泣きそうなくらい悩むその子を、「嘘じゃないって解ってるよ」って真摯に向き合って慰めてあげたいです!!あ、あと…睫毛とかバサバサの所謂可愛い系とか美人系とか言われる綺麗な顔の子や、普段大人しかったり理性的だったりする“良い子”が、何気無い瞬間や戦闘中、キレた時とかに荒っぽい言動取るのとかも滅茶苦茶ツボです…っ!! )
(「結局芋虫なのは変わんないんだね~」自身から目を逸らしつつも、相変わらず手酷い言葉を吐く相棒を何の気無しに笑ってみせた。傘を手渡した後、手を振って相棒を見送ろうとした時、自身に向けられた相棒の声と表情に手の動きが止まる。そのままオートロックのドアが閉まるまで手を振りかけた形で硬直しており、ドアが閉まって鍵の掛かる音が軽快に響いたのが合図だったかのように硬直が解け、……珍しっ、と小さく言葉を漏らした。少しその場で立ち往生していたが、やがてリビングのソファに戻り、再びテレビを点ける。点けたチャンネルは丁度、相棒と良く似た姿の男性が出演しているテレビドラマの最中だったらしい。だらしなく頬杖をつきつつ、名前も知らなければ出演者も知らないそのドラマをぼんやりと眺めてみた。ストーリーなんてまともに理解していないが、何となく自身と相棒の関係性に似ている気がして、知らず知らずのうちに笑みが漏れており)
(分かります!!!あわよくば慰めついでにその子とお近づきになりたい…!綺麗な子のキレ姿、唯一無二の栄養がありますよね…!普段は「私」とか「僕」みたいな一人称の子がキレると「俺」になったりするのも良きですよ…!!)
( 相棒の部屋を出て、車の前まで弱い雨に借りた傘を差し、乗り込みエンジンを掛けたそれで家路に着く。十分か十五分程度の後に到着した、自宅であるマンションの一室へ身を収め、リビングに入るなり脱いだ白衣を灰褐色のソファーの背に投げ置く。その足のままシャワーを浴びに行き、さっくりと短い時間で身体を流して部屋着――適当なTシャツ、弛めズボン、その上にケープかポンチョのような大きめのフード付カーディガン――に着替える。それから濡れた髪も解いたまま一応の夕食に戸棚から出したパン一つを口にしつつ、一人暮らしには広い筈の床に所狭しと積まれた、壁一面の本棚に収まりきらない紙束や本を緩慢に避けて歩き、食べ終わりの頃に先程のソファーへ腰を下ろす。その目の前のテーブルに置かれた本の内から、まだ読みかけだった一冊を手に取って、次の寝仕度をするまでの暫しの間文を追い、夜を更かしていく。――――翌朝。アラームを鳴らす携帯に呼ばれて目を瞬かせる。目覚ましを止めてから概ね三十分ほどの合間は身動ぎもせず、夢にピントの合った視線を正面に向け、そこから漸く身を起こした其処は、昨晩座ったソファーの上。「……朝か。」独り言を呟くタイミングで、寝仕度を全て済ませた後にも、半端にした本の続きを気にして結局完読まで座り込み、そのまま寝落ちした事を思い出す。だが、それ自体はよくある事。何を感じるでもなく伸びと欠伸を済ませた後には、昨日と同じパンを朝食にゆっくりのっそりと身支度を開始していく。「………眩しい。」いつもの決まった服と白衣に身を包んで、決まった時間に外に出たその瞬間、目に突き刺さる朝日にボソボソと文句を垂れながら、完全には醒めていない頭を抱えて機関へと出勤に向かい )
(/ ええ!お近づきになった末、「…信じてくれてありがとう。」って滅茶苦茶素直な笑顔で言われたい…!!堪りませんよね…あの栄養分に私は生かされておりますね…!あー最っ高ですねっ!!普段が紳士や優等生であるほど、一人称が「俺」になった瞬間のギャップで撃ち抜かれますよね!あっ、と…そろそろ良いかなと思いまして次のドタバタ編に向けてそれとなーく時間を進めておりましたが、大丈夫でしたでしょうか…? )
(「…ふあ…」例のドラマを見ている内、いつの間にか、夕食─と言っても普段から恐らく相棒以上にまともに食べないのだが─も食べないままソファで寝落ちてしまっていたらしい。ドラマは疾うの昔に終わり、朝の訪れを告げる軽快なメロディを伴ったニュース番組が流れ出していた。鉛色だったはずの窓の外はすっかり明るくなり、差し込む朝日が容赦なく自身を殴りつけてくる。朝には弱いのか、まだ夢うつつの眠い目を擦りながら眠気を吹き飛ばすように大きく伸びをし、覚束ない足取りで向かった冷蔵庫から取り出したゼリー飲料の蓋を開けて咥える。部屋着を脱ぎ、普段の服に着替え、身支度をしている間に空になったゼリー飲料のパックをゴミ箱へと放り投げた。今日は吸い込まれるようにゴミ箱へと飛び込み、また小さくガッツポーズをする。エントランスを出て駐車場に向かい、頬を一発張ってから愛車のエンジンをかけた。秋口の早朝の、目を覚まさせられるような冷えた空気を感じつつ、機関へと向けて愛車を勢い良く走らせる。機関に到着すると黒く艷やかなタンデムシートを撫で、行ってくるからいい子にしててね~、と子供をあやすように呼び掛けながら愛車を連れて駐車場へと向かった。職員たちに挨拶を済ませ、機関内のロビーに到着するなりいきなり腰を下ろし、…ふあ、とまた大きな欠伸を)
(ヴッ(絶命)…ふう、またうっかり絶命するところでした()普段は紳士なキャラが戦闘になると乱暴になるの良いですよね…!普段から天邪鬼で嘘つき、素直じゃない子が好きな子に「○○さんと付き合おうと思うんだけど、どうかな?」見たいな相談されて内心傷ついてるのに、「…お前のことなんて、大っ嫌いだよ。好きにすれば?」って普段のその子っぽくない下手くそな作り笑い浮かべながら言うのも大好きです…!!そしてその好きな子が「そ、そっか…」みたいな相談しておいてしょんぼりするのとか見てるとはよ付き合え~!!!ってなりませんか!?勿論大丈夫ですよ!むしろありがとうございます!)
( 寝惚けた頭ではあっても車の運転に支障は来さず、無事機関の駐車場に到着する。慣れた足は勝手に機関への道程を進み、しかし道中会う人間に挨拶をする気は端から無く、気怠く丸めた背のまま一言も発さずにロビーまで歩み。屋内に入った所で周りに目を遣る様子は無かったが、遠目に相棒の姿を見付けた後にはまず先に自販機に寄り、其処で珈琲を二つカップで購入して、それから彼の居る席に爪先を向ける。「……随分と気の抜けた顔だな。」カップの片方を相棒の前に置き、おはようの代わりに一つ言葉を送るが、その呂律はほんのりと曖昧で、目元も重い瞼を閉じないよう力を籠めているせいで険しい。隣に座る所作の遅さからも、己自身思考の主電源が眠気に引っ張られ落ちかけている事は明らかではある。しかしそれも、――昨日は呼び出し、小言のコンボで苛立っての例外だったが――取り敢えずは、いつもの通り。そのまま自分の珈琲を啜っていた所、フラリと揺れてはたまに消えかける視界の内に、何か物体が割り込む。不規則な軌道で宙を廻るそれを、暫くは眠気との格闘で気にも留めていなかったものの、流石に駆動音が聞こえる程の近さで長々と彷徨かれては、いい加減意識せざるを得ない。「…………鬱陶しい。」元々無い配慮を更に吹っ飛ばした片手で、ガッとそれを正面から鷲掴めば、光沢のある硬質な見た目とは裏腹に指の沈む柔らかさと弾力が伝わる。「…何だこのガラクタは。」己の手から逃げようと蠢く掌サイズの球体。その中央にカメラらしきレンズが付いている事に何かしらの機器であるのは認めたが、そもそも捕まえただけの物、己の分野に掠りもしないそれに興味が湧く筈も無く、ポイと相棒の居る方向の宙に無造作にリリースし )
(/ 何度でも蘇れば問題ありません!() 良いですよねえ!!「少し痛くしますよ」とか言いながら滅茶苦茶荒々しい戦闘スタイルで来られたら、それだけで呼吸止まっちゃいますね!解りますっ!!お互いの顔よく見ろ~!!気持ちぶつけろ~!!って見ているこっちがモダモダにしちゃいますね!!そしていざ相談した子が別の人と付き合おうとしたら天邪鬼の子に邪魔されて、期待させた所をまた突き放す言葉を投げちゃったりするのまで見て、いい加減にせえ!!もうくっ付けや!!!ともなりますね!あっ、良かったです!)
(機関に辿り着いたとはいえまだ本調子でないのか一瞬電源が落ちかけていたが、自身の眼の前にカップの置かれる音でふと目を覚ます。相変わらず毒々しい朝の挨拶を投げてくる、これまた眠そうな相棒の方に大きく伸びをしながら振り向き、また欠伸混じりに自身も挨拶を返す。「…ん~?あ、アーネストだ。おはよ~。いや~、昨日結局寝落ちしちゃってさ~」と言いながら笑い、目覚まし代わりに眼の前に置かれたカップの、コールタールのように黒いブラックコーヒーを一口啜った所で頭に相棒の放り投げた何かがぶつかった。痛み自体は軽いものの、激突した衝撃に驚いたのか痛っ、と小さく声を上げ、それが激突してきた側頭部を恨みがましく擦りながらテーブルに落ちたその物品をひょいと掴み上げる。自身の掌の中でじたばたと暴れるそれは、少しばかり愛嬌のあるようにも見える眼球型のレンズが嵌め込まれた小さな球体だった。「…何これ~?」困ったような、呆れたような声でそう呟き、手を離してやるとその球体はふわふわと空中を漂い始める。少しの間ぼんやりと眺めていると心なしか可愛く見えてきたような気がして、頬杖をつきつつ、暇つぶしがてらに浮かんでいるそれを突いてみたりと遊び始め)
(本当に趣味が合いますね…!!!嬉しいです!!両片思いとか、お互い遠慮し合って半歩も進めてないとかのモダモダ系好きなんですよ…!方言を気にしていて普段は敬語で隠してる子が何かの拍子で方言出ちゃうのとか、暇潰しで手を出してたらいつの間にか執着されて後戻りできなくなっちゃうのとか…好きな思いは墓場まで持っていくつもりだったのにお酒の勢いとかでポロッと言っちゃうのとか…!!全部好きです!!!)
( 隣から聞こえてきた短い悲鳴も知らん振り、外方を向いて大欠伸。それにつられて滲んだ視界を瞬きで整えて、珈琲を飲むついでに相棒の方を向く。例の球体はといえば、彼につつかれて一回転し、飛び上がって少し逃げてはまた近付き、顔を覗くように高度を下げ、またつつかれ、と生き物さながらの反応で相棒に遊ばれている。「…餓鬼には良い遊び相手、っ!?」先程よりは醒めてきた頭で一言放りかける途中、後頭部に受けた衝撃で言葉が散る。思わず後ろ頭を押さえて背後を振り返ると、相棒に投げたものとは色違いの球体のレンズと目が合う。「……まだあったのか、この羽虫玉。」わざわざ正面に回ってくるそれを苛立ち含みに睨んだ先、機体の側面に『ディフェンダー・AI試験中』のゴシック体を見付け、二つの飛行物体の正体と事情を察する。が、どの道自身には一粒の興味も無い。周りを彷徨くそれを追い払おうと、球の底をピシリと指で弾く。指先を当てただけの揺れで球体はフラフラと離れ、一息を入れたその次の刹那――顔面目掛けて急降下する。「……は?」軌道の見えているものをそのまま受けるヘマはしなかった。しかし傾けた耳のすぐ近くを空を切る鋭い音が通って、掴めない状況に眉間の皺が深まる。その一度だけなら、只の偶然、AIの気まぐれと飲み込めただろう。だが、そうではない。キュイ、キュルキュルと鳴き声と紛う駆動音を響かせて、その“目玉”は明らかに此方を注視し――二度目の、今度は急上昇を始める。「何だ、この、ポンコツがっ…」悪態を吐いて再び避け、その拍子に椅子から立ち上がり、崩れた姿勢のバランスを取る。三度目の突進を捕まえ、「……開発課に一言礼を言ってくる。良い目覚ましを作ってくれた、とな。」逃げる挙動をガッチリ押さえ込み、眠気の代わりに機嫌の逆立った険しい目で球体を刺した後、一つ出来た用事を相棒に伝え、ロビーから廊下に通じる方向へ白衣を翻し )
(/ はわ、はわわ…!解りますよ…!「この人も自分の事好きだったらな…」ってお互いに想ってる二人とか、勘違い、すれ違い、立場の違いで中々進めない二人とか、良いですよね…!ああ~大好きです!話が楽しくなっちゃってついうっかり「ほんでな、……あっ!」って方言出て恥じらう子とか、別の子に手を出そうとしたら「自分だけ見てよ」って追い込まれて泥の中に沈むように執着に引き込まれるシチュとか、好きな人に恋人が居たり立場があまりにも違う相手で、叶いっこないって思い込んで封じてた恋心を、勢い余って本人の前で口走っちゃって、次の日から気まずい…!なのとか……もう、全部大好きです!! )
(相変わらず球体と戯れつつ、「アーネスト、開発課なら地下5階だよ~」と相棒の背中に呑気な声を掛けたところで、自身の遊んでいた球体にも異変が発生した。ぺち、とごく軽い音ではあったが自身の指にその球体が攻撃─なのだろうが、あまりに威力のない突撃を行う。これまた痛っ、と気の抜けた声を漏らしたのが皮切りだったかのように、球体は繰り返しぺちぺちと突撃してきた。仕方なく自身も立ち上がり、その球体を指先で掴み上げた後急ぎがちに相棒の背中を追って走る。エレベーターホールに到着するとボタンを押そうとするが、指先で掴み上げていた球体がばちばちと電流を走らせてそれを妨害した。何度押しても反応のないボタンにあからさまに表情が歪み、「うわっ、何コイツ~!妨害電波出すの~?面倒くさ…」と呟きながら相棒の方のボタンも押してみるが案の定うんともすんとも言わない。「…階段使うしかないか~。運動運動!」滅入った気分を切り替えるように声を上げ、相棒の方を振り向いて「アーネストも階段使うでしょ~?」と笑って)
(ヒェ…解像度がお高い…!!!こんなに趣味の合うナカマと出会えるとは…!!感激です!!!宜しければ是非他の我が子でもお話したいですね!!!)
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