斎藤 悠介 2023-09-13 21:51:55 |
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( 彼の運転する車に乗るのも、大人びた彼を見るのも未だに慣れず少しドキドキしてしまうが、そこは悟られないように。と思っているのだが、さらっと出る褒め言葉にはさすがに恥ずかしそうにしつつ「ありがと」と礼を。)
…水族館なんていつぶりだろう。かなり楽しみなんだけど。
( 今日の目的地についての話題を口にすると微笑み。水族館なんて訪れたのは恐らく10代の頃が最後。家族3人で行った記憶がある。こんなことは言えないが、柄にもなく今日が楽しみで昨日の夜は寝付けなかったくらいで。)
(/いいですね!!水族館に行く流れにしました!そしたら背後ひっこみますので、また何かあれば言ってください!蹴可)
俺も久しぶりだし楽しみ。
今の時間から行ったらイルカショーとか間に合いそうだな…後、クラゲが見たい。トンネル型の巨大水槽にいるらしい。
( 彼が楽しみにしてくれていた事に嬉しくなるが実はこちらも同じ気持ちで、昨晩は水族館のマップをネットで眺めたりスケジュールを再度確認をしたりと久方振りにわくわくした気持ちを抱いていた。前方に置いていた目線を一瞬だけ時計へと移すとメインイベントには計算通り時間に余裕があり、ゆっくりと見回れそうだと思えば行きたい場所を口にして )
へぇ、きっと綺麗だろうね。
ペンギンとか、アザラシもいるかな…。
小さい頃だけど、父に買ってもらった大きなペンギンのぬいぐるみが本当に好きでさ、抱き枕にしてたの思い出した。
( クラゲの水槽は今から行く水族館でも人気のスポットらしい。自分も口々に楽しみであることを呟くと、ふとペンギンにまつわる昔の話を思い出しては、小さく笑って。)
確かいたと思う。
何それ可愛いな。幼少期の唯織さんか…まさに天使だったんだろうな、お願い事をされたら何でもしてあげれる自信がある…それは今もだけど。
( 事前に頭に入れた水族館の情報ではペンギンもアザラシもいた。彼の昔の話にこちらも微笑ましくなって笑い、幼少期の彼を思い浮かべれば更に表情が緩んでしまう。今でも綺麗で、生ける芸術のような姿をしているのに幼い頃なんて天使以外の何物でもないだろう。自分の幼少期はどうだったか、なんて考えながらも楽しげに話して )
ふ、なにそれ。
( 他愛もない会話に小さく笑うと、こちらも彼の幼少期を想像し。子供の頃の彼に会ってみたいな、どんな子供だったのだろうか、などと想像は膨らむばかり。そんな会話ひとつひとつが本当に楽しくて、あっという間に気が付くと目的地について。)
…ついた?
ん、到着。行こうか。
( 目的地に到着すれば広めの駐車場に車を停めて降りる。駐車場から水族館の入口へと歩みを進めて行くと休日だからか人が多くなっていき、はぐれてしまう程の混雑さでは無いが静かに彼の手を握る。自分よりも体温の低い指先に自然と2年前に少し緊張して手を握った初々しい記憶を思い出して口端を微かに上げ )
…相変わらず、手は冷たいんだね唯織さん。寒くない?
ん、寒くない。
悠介くんの手は、やっぱりあったかい。
( 親子連れやカップルが自分たちと同じように入口へ向かうのを見ていると、やはり人気だということがわかる。ふと自然に握られた手があたたかく、自分の手がやはり冷たいのだということが分かるが、寒い訳ではなく。落ち着く体温に、微笑んでその手を握り返すと入場口へ。)
なら良かった。
そう?昔と変わってなくて良かった。誰かと手を繋ぐなんて唯織さんと離れて以来してなかったから。
( 高校時代であれば懐かしいことに厚かましく自分の体温で暖をとろうとする友人や後輩達がいたがそこからも離れ、自分に普段手を握る以前に触れる事の出来る人物なんていなかった為にどこか新鮮な気持ちがじわりと湧いてくる。入場口へと到着すれば事前にスマホで買っていた入場券を画面に表示させればバーコードを読み込んでもらい、チケットを2枚受け取る。その一枚を彼に渡して )
俺もだよ。
あ…、ありがとう。
( 自分も彼以外に手を繋ぐ人もいなければ、繋ぐ場面などまずはない。自分以外にそういった相手がいなかったと知ると、心のどこかで自分がいない間に恋人でもいたらどうしようかと思っていたのも杞憂だとわかり、ほっとして。チケットを受け取ると、礼を言って。もう支払われていたのだと分かると「お金、後で渡すよ」と伝え。)
それは嬉しいな。
どういたしまして。じゃあ水族館の中にレストランがあってそこで昼食をとる予定だからそこは任せようかな。席からは大型水槽が一面に広がってて、エイやジンベイザメとかが泳いでるらしい。ランチに合わせてイワシの群れが踊り泳ぐショーがあるみたいで……何故、それに合わせるのか謎だったんだがコースメニューにはイワシのソテーも出るらしくて、俺は平気だけど唯織さんは大丈夫?
( こちらと同じだと言うことに嬉しさを感じてゆるりと微笑むと手を握り直す。正直全て自分持ちで良いのだが伝えられた言葉は想定内で、気を遣わせないように入場料とほぼ同額のレストランを予約しておりそれを話すも若干気まずそうに苦笑いすれば一応確認を )
はは。群れを見ながらその魚食べるのってなんか斬新だな…。ん、大丈夫だよ。じゃあいこっか。
( 大型水槽を眺めながらの昼食にそんな仕掛けがあろうとは。思わず小さく笑うと発想力がすごいと尊敬して。中へと進むと最初のエリアに辿り着き。少し暗めの館内、大きな水槽には色とりどりの魚たち。水槽の近くに行くと目を輝かせて、その魚が泳ぐ姿にみとれて。 )
綺麗だな…。
子供だったらトラウマ確定だと思うんだけど…そういうのも食育って話になるのか。
…本当に綺麗だな、
( 少し考えつつも共に中に進む。照明が少し落とされた館内の先には深い青色に光る大型水槽、まるで彼の瞳の様だと全体を眺めていたが耳に入った声に軽く頷くと緩やかに泳いでいる魚に目を移す。小さな魚だけでは無くエイや大きな魚も泳いでいて見ていて退屈しない。ふと彼に視線を落とし、水槽に夢中な横顔を見て心が温かくなるのを感じつつ彼の横髪を指先で撫でて )
こういうの見ると一緒にゆっくり泳ぎたくなるんだよな、…来年の夏は泊まりで海に行こうか。ダイビングやBBQ、楽しそうじゃない?
ん、いいね。
俺、こう見えて泳ぐの得意なんだけど、ダイビングは経験がなくてさ。やってみたいと思ってたんだ。
( 横髪に触れた感触に、くすぐったそうに微笑むと、彼へと視線を移して提案に賛同する。完全なる文化系ではあるが、昔スイミングだけは習っていたこともあり、泳ぐのは好きで。次のエリアに行こうと歩き始め。)
泳ぐの得意なんだ、少し意外だな。
じゃあ来年はダイビングをしよう。泳げるならすぐ楽しめると思う。魚と一緒に泳ぐ非日常感があってイルカに出会った日は凄く幸せな気分になれる。
潜って日が差す頭上を行き交っている魚を見上げながらぼんやりするの、本当にお勧め。
( 偏見は宜しくないと分かっていても彼は運動面は得意ではないかもしれないと思い込んでいたところがあり、外見、芸術だけでも恵まれているのに天は二物を与えずなんて言葉は誰が言ったんだと僅かに驚く様子を見せるも直ぐに微笑むとダイビングの魅力を語る。次のエリアは小さな生き物達をテーマとした空間で、複数並べられた小さめの水槽の中にはタツノオトシゴ、クリオネ、クマノミ等が泳いでいる。角にあった水槽の中は何も展示されていないように見えたがひょっこりとチンアナゴが顔を出せば自然とそちらに足を向けて )
何この子、可愛い。
ふ、泳ぐのだけはね?それ以外の運動はめっきりダメなんだ。
…へぇ、考えただけでもすごくワクワクする。
( やはり自分はかけ離れたイメージなのだろう。相手の反応に小さく笑うと、それでも水泳以外は本当にできないと伝えては、歩みを進める。彼の話すダイビングのよさに、それはぜひとも体験してみたいと少し目を輝かせては楽しげに。ふと彼の注目する水槽を一緒に覗き込むと、そこには細長い生き物。マスコットキャラクターで存在は知っていたが、本物を見るのは初めてで。)
え、かわいい。ふだんは潜ってるんだね?
(/体調など崩していないでしょうか?師走もこちらは仕事が忙しく中々顔を出せませんが、お休みに入りましたらまたゆっくりお返事出来たらと思います。よろしくお願いします!)
( / 空く場合は連絡すると言いながらも長い間、ご連絡出来なくて申し訳ありません…今年度内は少々お返事難しくなります。1月上旬か、中旬には顔を出せると思いますので我儘になってしまいますが待って頂けると嬉しいです。 )
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