斎藤 悠介 2023-09-13 21:51:55 |
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なんなら今年度の冬場に…いや、今年は温泉行きたいな。来年にお預けかな。
( 車に到着すれば後部座席に鞄を乗せる彼へ自分の持っていた鞄も渡して積んでもらう。先程言った通り雪景色もいいので今年にでもと考えていたが受験真っ盛りなのとそれもいいが温泉が自分の中で魅力的でそちらを優先し、話しながらも助手席に乗って)
( / 失礼します!是非お願い致します。若頭さんとの展開楽しみです!場面転換後、どちらが先レスした方がいいとか希望はありますかね…? )
そうだ。温泉。
( 温泉。そういえば彼と行きたいと話していたことを思い出して。今からの季節の温泉は丁度いいだろう。また楽しみがひとつ増えたと微笑んで、近々計画をしようと思い。)
(/こちらから先にレスしようかと思うのですが、展開的には以前言っていた、悠介くんと唯織の関係を知った若頭が部下に命令し唯織に接近。悠介くんを誘き出すため、唯織を誘拐てきな流れにしようかと思ってます!!もし他に何かありましたらご意見いただけたらと!)
唯織さんと行きたい所いっぱいあるな…あぁ、温泉行くまでには俺が人乗せて車運転出来るようになるからその時は任せてな。
( 流石にその時は今のように任せきりでは無く自分が運転し、彼に疲れを癒して欲しい。付き合わせる住吉の困った顔が思い浮かぶが正直関係なく、直ぐに脳内から消すとシートベルトを締めて )
( / いい展開ですね…!!めちゃくちゃ楽しみです。では先レスはよろしくお願い致します!また何か提案意見等ありましたら話しかけさせて頂きますねー! )
ふ、ありがとう。
じゃあ、出発するね。
( 彼の運転する車に乗ったことがないのでそれもまた楽しみの一つとなり。シートベルトを締めた音を聞けばエンジンをかけ車を発進させる。こんな風に思い出が増えていくことが嬉しい。遠ざかっていく紅葉を横目に見ながら帰路につくのだった )
───
( 暗い部屋にただ鳴り響く携帯の着信音。通話ボタンを乱暴に押せば口の端に銜えた煙草を指へ。以前からある人物の探りを入れさせていたのだが、全く情報は掴めず。無能な部下への苛立ちが募っていた中の連絡に、口元に笑みを浮かべ。)
「へェ、そりゃあいい情報だ…。さてどうやってアイツを引きずり出してやろうか。」
──
( 季節は着実に冬へと移ろいでゆく。学校の授業を終えいつも通り片付けを。放課後は特に彼と約束をしているわけではないが、今日は用事はないだろうかとスマホに目をやるも、受験生である彼の勉強の邪魔はしたくないと手に取ったそれをポケットにしまい込み。)
(/ありがとうございます!宜しくお願いします!)
──
( 窓際の席、日光を一身に受けてひとつ欠伸をした。今日の放課後は彼との尊い時間や同級生との約束は無く、ただただ面倒な組の集会が入っており気が乗らない。定期的に開かれる集会、"あんなもん無くせ"と再三言っているが言うなれば生存確認に似たような集まりらしい。スマホひとつでそんなの出来る時代によく残っているなと思ってしまうが昔からの風習を受け継ぐのも仕事だと言われてしまえば何も言えない。気付けば授業終わりのHRも終わっており、友人にだる絡みされつつジャケットの上からコートを羽織ればスマホを手に。"今日は仕事の集まりがあるからこのまま帰る。明日の放課後とか予定どう?よかったら食事でも。"と彼メッセージを飛ばし )
……え?あぁ、恋人。…茶化すなよ、じゃあ俺今日バイトあるから。
( 絡んできている友人に「誰にメッセージ?彼女?」なんて言葉を掛けられて柔らかく微笑むと羨ましいだの紹介しろだの言ってきて軽くあしらい、適当な言い訳を告げた後に教室を後にし )
( ポケットからの振動に気が付くと彼からのメッセージが。思わず緩む頬。"わかったよ。気をつけて。明日は特に用事もないから、大丈夫だよ。"と返信を。片付けも終えたので自分も残りの仕事を済ませて早く帰ろうと再びスマホをポケットへ入れて職員室へと足を向かわせる。)
──
…?
( 思ったよりも帰宅時間が遅くなってしまった。家に着き車を降り、家の玄関までの道のりをいつものように歩こうとしたとき玄関前に誰かいるのを見て不思議に思い。声をかけようと近付いた瞬間、背後から何者かによって口元を布で覆われるとそこで意識は途切れてしまい。)
何…っ...。
「…早く運ぶぞ。誰かに見られたら面倒だ。」
( 黒い服を着た2人組は黒のワンボックスカーに乗せられていき。)
……さむ、
( 明日も学校だなんだと集会を途中で抜け出して帰路に着く。制服は着替え、上下スーツにコートを羽織っている為に寒さ対策は出来ていたはずだが思った以上に風が冷たくて首元が寒い。マフラーでも巻いてくればよかったと思いながら最寄り駅から自宅へと足を進め、ふと彼の顔が頭に浮かびスマホを取り出すと"今仕事終わって帰ってるとこ。唯織さんも仕事終わった?"とメッセージを送る。途中コンビニの光が目に入ると一旦そちらに足を向け、喫煙所へ。今の自分は誰が見ても高校生には見えないだろう。スーツのポケットから煙草を1本取り出すとオイルライターで火を灯してゆっくり肺に煙を落とし)
──
…っ、…ここは……?
( ズボンに入れていたスマホの振動と音に失われていた意識がゆっくりと浮上する。薄ら目を開けると見慣れない部屋。中は狭いホテルの一室のような作りになっているようだが、体を動かした瞬間、右の手首に手錠のようなものがはめられていることに気が付く。すると入り口から入ってきた1人の男が。何やら大柄で、顔つきからして普通の人ではないことがうかがえる。)
「よぉ。やっと意識が戻ったか。…お前が斎藤悠介の恋人か?」
( 入室した部屋の中にいる相手を見る。以前部下に写真を撮ってきてもらった人物と相違がないと分かると、相手の前に行き質問を。)
…、違う。俺は、斎藤くんとは何も関係な…っ
( 否定をしようと首を振った瞬間、髪を掴まれ引かれると身動きがとれないまま床に倒れ込む。悔しそうな表情で、こちらを見下ろす男を睨み付けると、男は笑いものにするかのようにその様子を見て。ふと今の瞬間にポケットからスマホが出てしまったことに気が付くと、しまったと心の中で思い。)
「あァ、嘘はつかねェ方がいい。生憎、俺は短気なんでな?お前がアイツの恋人だって証拠はこっちは沢山持ってんだよ。…、さて、今のお前の状態をアイツが知ったらどうなるかな…?ククっ」
( 睨み付ける度胸はあるが、そんなものはなんの意味もないと嘲笑うと掴んだ髪を離し、床に落ちたスマホを手に取って、近くの椅子に腰をかける。いとも簡単に開かれたスマホの画面から彼の連絡先を見つけると、通話ボタンを押して。 )
( SNSを眺めながら数口吸った煙草を灰皿で揉み消すと今度こそ真っ直ぐ帰ろうとスマホをしまおうとしたがその瞬間、画面に彼の名前が表示される。思わず表情を緩めると直ぐに通話ボタンを押して耳元へと、柔らかな口調で話しかけて )
…──もしもし、唯織さん?
どうしたの、連絡無しで電話してくるの珍しいね。
「…残念だったな?お前が愛する恋人じゃないぜ。
─その声を聞くのも久しぶりじゃねェか。斎藤悠介。」
( 通話が繋がったのにはまたニヤリと笑みを浮かべ、スピーカーボタンを押す。通話口の声色は聞いた事のないもので、それがまた気に食わない。視線の先に転がる相手を見ては、鋭い眼光で"黙ってろ"と言わんばかりに睨み付け。)
……ッ
( さすがに身の危険を感じたのか発しようとした声を引っ込めて。頭の中は自分のせいで彼が危険な目にあうのではないかという心配と不安。こんなときに何も出来ない自分を悔しく思い掌を握り締めて。)
……、ご丁寧に覚えてもらってるところ悪いな。他人の声の区別なんてつかねぇし興味無いんだわ。唯織さんはどうした。
( 聞こえてきたのは愛おしい彼ではない声、一気に体に緊張が走り足を止める。出そうになった暴言は最悪の事態になっているという事を想定して飲み込み、先程とは違う低い声で尋ねるとコートのポケットからもう一台のスマホを取り出す。集会で彼に密かに付けている護衛の手が薄まっていたのは盲点だった、直ぐに組の上層部に連絡して人を動かすのが最優先事項だろう。返答を待ちながらももう片方のスマホの電源を入れて )
「つれねェな?んじゃ、大堂組っつたら流石に分かんだろ。
…あーっと、もしかしなくても他の連中に連絡を取ろうとか考えてるんじゃねぇだろうな?お前の愛しの"唯織さん"とやらがどうなってもいいのか?…安心しな、今のとこは何も手は出してねェ。今のとこはな。返してほしかったら、1人で大堂組まで顔出すんだな。」
( 電話越しの声が一気に冷めたものになれば、面白そうに喉を鳴らして笑い。賢い彼のことだ、この電話のやり取りでどう動けばいいのか色々手を回そうとするに違いない。しかし、そうはさせまいと先手をうつ。今のところの要求は1人で大堂組へ彼を来させること。おそらく彼はそれを飲むだろう。)
……クソぽんこつ犬が。頭足りねぇくせにご主人サマへの忠誠心だけはあったようだな。見つけた瞬間に首跳ねてお前の所に送っとけば良かったわ。待ってろ、直ぐ向かう。
( 最近よく聞く勢力を上げてきている組、先程の集会でも耳にした。ヘラヘラと笑っている北条の顔が頭に浮かべば自然と奥歯に力が入り、ギリっと鈍い音が鳴った。こちらの行動を読まれているような言葉に、連絡をしようとしたスマホを握り締めると点けた画面を消して雑にポケットへ。自分はどうでもいい。彼に何かあれば耐えれない。大堂組の事務所であれば把握している為に要求に応える事は容易く、タクシーを停めると乗り込んで住所を告げる。運転手が一瞬戸惑うのを見る余裕は正直無く、忙しなく頭を動かして )
…唯織さんの無事を確認したい。声を聞かせて欲しい。
「なーに急ぐことはねェ。ゆっくり来な。俺はきちんと約束は守る男だからよ。この唯織さんには何もしないさ。
…まァいいだろ。無事かどうか疑われんのも面倒くせぇし。ほら。」
( どうやら大人しくこちらに向かってきてくれるらしい。全てが上手くいっていることに満足そうにするも、まだ安心はできないと自分自身に言い聞かせ高揚する気持ちを落ち着かせ。声が聞きたいという要求には面倒くさそうにするが、スマホを相手に向けて。)
悠介くん…、俺は大丈夫だから。
それよりごめん...こんなことになって。
( スマホに向かって彼の名を呼ぶと、ここで自分が慌てていては彼も冷静でいられないだろうと少し間を空けて呼吸を整えて。自分の身に何も無いことを伝えると、謝罪を。)
っ…唯織さん。
俺の方こそごめん、また巻き込んだ。もう着くから安心して。
…到着した、一旦電話を切る。
( 敵に頼み事をするなんて情けない事この上ないが、状況が状況。屈辱を何とか飲み込み、彼の声を聞くと思わず言葉が詰まるが安心した声を発してしまう。きっと訳も分からないまま囚われたんだろう、一般人である彼の恐怖は計り知れない。その恐怖を和らげる為になるべく柔らかな声色で話しかけていればタクシーが事務所前に止まり、すぐ決済を終えて降りる。自分の革靴の乾いた音が耳に届き、軽く息を吐けば告げた通り一旦電話を切り、事務所内へと足を踏み入れて )
お前らの所の若頭に呼び出されて来た。事情は通ってんだろ、案内しろ。
うん…気を付けて。
( 彼の声を聞くと自然と身体の力が抜ける。なぜこんなことをしたのか意味は分かりかねないが、恐らく読んだ手前何かあるに違いない。自分を人質にして彼から何を奪おうと言うのか。通話が切られたスマホを見つめ、不安げな表情を浮かべては相手を見上げ。)
…悠介くんをどうするつもりだ。
「あ?お前には関係ねェ。大人しくしてろよ?」
( 通話の切れたスマホを相手に向けて放り投げると。椅子から立ち上がり、部屋を出る。部屋の前には2人の用心棒。鍵はかかっているし、窓のない部屋からは出られない。事務所からの電話にまた笑みを浮かべてはそちらの方へ足を運び。 )
───
「…入れ。そこの部屋で待たせろって言われてんだ。若頭が来るまで大人しくしてな。」
( 事務所内に現れた彼の姿を見た組合員は、奥の部屋へと相手を案内し。若頭からの命令は絶対に手を出すな、というもの。また若頭の気まぐれで面倒なことをしようとしていると心では思いつつ、舌打ちを。)
( 案内された部屋には彼の姿は無く、苛立ちが募る。敵に裏をかかれているのも三下如きが自分に指示を出している事も気に食わない。礼も言わずソファへと雑に座り足を組んで、向き合って置いてあるソファの間にあるテーブルに灰皿が設置されているのを見ると遠慮無く煙草を1本取り出して咥えると火を灯し )
「よぉ。待たせたな。」
( 暫くして事務所の傍にある、大堂組が所有するホテルから出れば歩いて事務所へ。部下の挨拶を受け、鼻歌を歌いながら御機嫌に自分の部屋へと足を進める。扉を開ければ自分のものとは違う煙草の香りがして、それに目を細めると彼の向かい側へとドサッと腰をおろして座り。)
「…恋人が心配でならねぇって顔してんな。」
──
( 残された部屋の中。拘束があるのは右腕の枷のみで、部屋の中に関しては動き回ることができるらしい。先程地面に倒された際に肩をぶつけたらしいが、それ以外は特に外傷はなく。立ち上がると辺りを見渡して。トイレ、風呂場、冷蔵庫にはミネラルウォーターと最低限の生活ができるものは揃っており、引き出しなどからホテル名の書かれたものを見つけると本当にホテルの一室であることが分かった。何か上手く脱出できる方法はないだろうかと静かに物音を立てずに部屋の中を散策し。)
……当たり前だろ、何が望みだ。金か、シマか?お前の望んでいるモノをやる。代わりに唯織さんを早急に解放しろ。
( 扉の空いた音に微かに指先が反応し、2本目のまだ長い煙草を灰皿に火種を押し潰して消す。殺意を隠す事無くゆるりと正面に座った相手に視線を移せばそこに座っていたのは想定通りの人物で、誰のせいでこうなっているんだと嫌悪感を抱いている顔で吐き捨てるように言い )
「おーおー、大層恋人にいれこんでんな。これまでそんなことなかっただろうに。…俺の欲しいものか?なんだと思う?言っとくけど、お前の言うシマや金はこれっぽっちも欲しいとは思ってねェ。」
( すんなり恋人を解放するための示談を持ちかけてきた彼に、これまでの斎藤悠介という人物とは全く違うなと声を上げて笑い。その後で、あえて自分の欲しいものについて考えさせるような投げ掛けをすれば、目の前に座る自分が欲しかった相手をじっくりと眺めては、己も煙草を口に銜え。)
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