匿名さん 2023-09-10 00:12:55 |
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そうだな。あれは“旅一座のメンバー”として接していたからな。これも小道具の一つだ。
…貴方が望むのならあの時のようにこのように接しましょうか?
(己が眼鏡を拭きかけたところまでじっと見つめていた相手が今と初めて会った時とでは印象が全く違うと言われれば、表向きは客商売な面もあるためなるべく愛想よく振舞っており顔立ちが強面かつ切れ長の吊り目という近寄りがたい印象を与えやすいため、眼鏡を事を愛想よく振舞うための小道具と表現し、ふと悪戯心が芽生え小さく息を吐くと先程の態度や表情が相手と最初会った時のようになり揶揄うような声色交じりでどこか悪戯っぽい表情で問いかけて)
……い、いや、素を知ってからそれやられたら、なんかやりづらい……。それに僕、素の君の方が親しみやすくて好きかな。
(メガネを旅一座のメンバーとして振る舞うための小道具だと説明されて関心していると、態度や表情が初めて会った時のものに戻り、いたずらっぽい表情で尋ねられれば、困ったように笑いながらやりづらいと答える。まだ彼の正体を知らなかった時はなんとも思わなかったが、正体を知ってから取り繕われると、かなりの違和感を感じてしまう。それに、自分はどちらかといえば、素の彼の方に好印象を抱いていた。)
…ふっ、冗談だ。俺としてもこっちの方が楽で良い。
それにこの姿で素の姿というのはメンバー以外ではお前が初めてだ。
(己の取り繕った姿ではやりづらいと困ったように笑いながら言われれば、己としてもただの悪戯心から相手を揶揄うために問いかけたようなもので本気でやろうとは思っておらず、冗談だとあっさりとネタバレをしながらすぐに素に戻すとメンバーには繕う必要もないため相手が初めてだと述べて)
さぁ、さっさと荷物を運んでしまおう。どこまで運べばいい?
(何もなければどこか座れるところに座ってのんびり会話するところだが、己は気分転換の散歩と相手は頼まれたものの買い出しと荷物運びがあるため、一旦地面に置いていた荷物を再び両手で持ち上げると己は相手がこの荷物を運ぶべき場所を知らないため問いかけて)
……そっか。
(冗談とあっさりネタばらししつつ、この姿で素を見せたのは自分が初めてだと聞いて、ふふ、と口元を緩ませる。なんとなく、本当の彼を見たのが仲間以外で自分だけというのが、ちょっと嬉しかったのだ。)
えっとね、ここの近くの宿屋に泊まってるから、そこまでお願いしていい?
(荷物を運ぶところを聞かれれば、自分たちがとまっている宿屋までお願いしたい、と話し)
あぁ。あそこか、分かった。それにしても買い出しの量と運ぶ人数が違わないか?
(相手がなぜ己のネタバレに口元を緩ませたのか分からないが、あの時の暗く悲しい顔よりこっちの方が相手らしいと思いつつ、荷物を運ぶ場所を聞けばこの国の地理は大方覚えているため相手の言葉にすぐに理解を示し短めの言葉で了承したが、改めて己達が持っている荷物の量を見て一人が買い出し運ぶには大変ではないかと疑問を投げかけて)
あー……やっぱりそう思う?仕事で一緒になった先輩、人使い荒いというか、仕事の配分が下手というか……。
(買い出しの量と運ぶ人数が違いすぎると指摘されると、やっぱりそう思うかと苦笑いを零す。買い出しを指示したのは自分と同じくこちらの出張に宛てがわれた騎士の先輩なのだが、どうにも要領が悪く、仕事の指示が下手な人物で、ため息をつきながら思わず愚痴をこぼし)
成程な。俺やリーダーならこの量なら二人ぐらいで運ぶように指示を出すな。…大丈夫か?
(少し頭を使えば誰でも分かることだろうに、指示が下手な人間が出した結果は余計な苦労と指示を出された人間の疲労を増大させるだけで、己やリーダーならばあり得ない指示内容だと述べつつ、ため息をつきながら愚痴を零す相手に、余計な心労や疲労を抱えていないか心配になりそういう意味を含めて大丈夫かと問いかけて)
まぁ、今のところはうまく立ち回ってるから仕事に支障ないけど……大きな仕事の時にやられたらと思うと心配で……もっと早く隊長かちちう__団長に話しておくべきだったよ……。
(大丈夫かと心配されて、仕事中は臨機応変に対応しているためにトラブルなどはないものの、これが重要な仕事中にでたらめな指示をされたらと気が気でないようで、もっと早く自分の隊長か、父である騎士団長に話しておくべきだったと公開する。うっかり父上と言いそうになったものの慌ててごまかし)
それに下手な指示は指示を出された者の疲労と心労が増すだけだろう。…部外者の俺は何も出来ないがこうして愚痴を聞いてやることぐらいならいつでも力になってやる。
(相手の話を聞き己に出来ることは何かないか?という思いを抱くが、すぐに騎士団でもなくましてや義賊と言えど人の物を盗んでいる時点で騎士団としては赦されない存在である己が、何をでしゃっぱったことを考えているのだろうと、相手の立場と己の立場を考慮しただの知り合いとして愚痴を吐き出す存在という立ち位置なら問題ないだろうと、相手の言いかけた言葉から相手がただの騎士ではなく義賊と繋がっていると分かれば大問題に繋がる存在だということを察した上で上記の台詞を述べて)
!!ありがとう、騎士団だと息苦しくて、なかなか愚痴を言う余裕もなかったからさ。……いい人だね、君って。
(愚痴を聞くくらいなら力になると言われて、パァァ、と効果音が着くほど明るい笑顔を浮かべる。騎士団では騎士団長の息子というプレッシャーがのしかかり、周囲から期待されているために、既に気が張って疲れていたと溜息をつきつつ、相手をいい人だと評して。先程から自分を手伝ってくれたり、気遣うような言葉をかけてくれたり、盗みという手段はともかく、弱者を助けるために動く……やはり、義賊全体とまでは行かずとも、彼と分かり合うことは出来ないだろうかと思い)
…俺は“いい人”じゃない。そういうのはお前達の様な人の事を言うんだ。
(騎士団長の息子ともなれば周りからの期待やプレッシャーはもちろん、妬み等抱えるものは人一倍あるようで己の発言にひまわりのように明るい笑顔を浮かべる相手を見て眩しさを覚え、己のことをいい人と評する相手には己には不釣り合いの言葉だとどこか自嘲的な表情で否定をし、相手達の様な真っ当な手段で弱者を救う事の出来る者こそ似合いの言葉と評して)
……ぼくたちだって、まるっきりいい人じゃないよ。もちろん、善意で動く人もいるけど、保身のために動く人もいるから……。
(いい人だと評する自分の言葉を否定し、自分達のような人のことをいい人だと自嘲気味に言う相手に対し、眉下げた顔で首を横に振る。騎士団にいると、外側の綺麗な部分だけでなく、中身の醜い部分も見えてくる。自分のように民の事を第一に考える人ばかりでもなく、出世や名誉など、自分のことしか考えない人もいる。そのため、一般人を平気で巻気に噛んだり、賄賂などに手を出す人を、これまで多く見かけた。
そして、それを止められない自分も、いい人では無いのだろうと
自嘲気味に笑って)
知っている。それでも真っ当ではない方法しか取れない俺達に比べれば、充分いい人だ。
…っと、話が暗くなってしまったな。この話題はここで終わりにしよう。
(お互いいい人という表現を否定しあっているが、己から見れば騎士団は光。己達ような義賊は影というイメージであり相手が騎士団の内情を語ればそういうやつは何処の組織や団体等問わずに存在しており、それを知っていて尚いい人だと相手の事を評すが話題が暗くなる一方なのは流石にまずいと話題を切り替える様にこの話はここまでだと打ち切ろうとして)
でも……うん、ごめん、そうだね……。
(相手の反論に対して納得が行かず、まだなにか言いたげな様子を見せるも、話を打ち切られればしぶしぶ引き下がって。このまま雰囲気が暗くなるのもこちらとしてはきまずいし、堂々巡りになりそうと思ったのもたしかだった。なんとか場の雰囲気を変えようと、少し考えて口を開く)
…結構大きな国だよね、ここ。
そうだな。行き交う人々も活気があって良い雰囲気だ。
(己の言い分にまだ納得いっていない様子で何か言いたげだが、此方が話を打ち切ったことによりそれ以上何か言う訳でもなく渋々といった様子で引き下がり、この雰囲気を変えるために相手の言葉に乗っかるように一見すると何の変哲もない平和な光景。だが光があれば闇も存在しておりその闇で苦しむ者を救うために己達は存在しているなんて思いながら、行き交う人々の平和そうな顔に表情を緩ませながら述べて)
うん、みんないい人だよね。
……あ、そうだ。この辺、値段も手頃で、チキンがすっごい美味しい料理屋があるらしくて……。時間がある時でいいから、一緒にどうかななーんて……。
(平和な雰囲気について話す相手に頷いていると、ふと、この近くにチキンが美味しい店があると同期が話していたことを思い出し、時間があれば一緒に行かないか、と、だめもとで誘ってみる。食事をしつつ、お互いのことを知れたらと思ったのだが、話をするのはいいとして、食事までは厳しいだろうかと苦笑いして)
…飯か。そういえばメンバーもそんな店があると話していたな。
ん、時間もちょうどいいしこれを運び終えたら食事にしよう。あぁ、俺が食べた分は出すから安心してくれ。
(相手に時間があれば食事でもどうかと誘われれば、己の事を義賊だと知っているのは相手のみ。ましてやあの時騎士団の連中に遭遇したが仮面をつけた上にフードを目深に被っていたため正体はバレていないだろうと、話をするぐらい良いのならば食事ぐらい大丈夫と自問自答の結果答えを導き出し、相手の誘いに乗るように小さく頷きながら肯定の言葉を述べつつ本来ならば年上が奢るところだが正体がバレたときに賄賂やなんだといちゃもん付けられるのを避ける様に自分の食べた分は出すと言葉を付け足して)
…………え。ほんとにいいの?
(正直断られる覚悟で言ったつもりだった為に、相手の口から肯定の言葉が出たのを聞けば、驚くあまり、しばらく目を見開いたまま沈黙した後、思わず本当にいいのかと再度聞いてしまい)
なんだ、誘ったのはお前の方だろう?愚痴を聞くのが良いのならば食事を共にするくらい大丈夫さ。
(己が相手の誘いに応じれば、断れるのと思っていたのか驚いた表情で固まった後再度確認するように聞かれた言葉に、あっさりとした様子で先程導き出した答えを簡単に纏め前半は冗談っぽい声色で試すような言い方だが後半は試すような言い方はなくなり、相手を安心させるような言い方で述べて)
そ、そうか……えへへ、ありがとう……。あっ、宿屋が見えてきた……。
(誘ったのは自分だろうと言われてキョトン、とした様子を見せるが、その後、食事を一緒にするくらいは大丈夫だと言われると、嬉しそうに顔をほころばせる。すると、目的地である宿屋が見えてきたと小さな声で呟いて)
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