無垢な瞳、裏側を見る〆

（/いつもお相手してくださってありがとうございます。お陰様で楽しくやれております。質問なのですが、ファンタジーとのことですが、魔法の概念はあるのでしょうか？騎士団があるということは魔法を得意とした者で構成させた部隊なんかあったら面白そうだなと思いまして。）

今のはあくまでメンバーを纏め動かしている俺の立場での考えだ。お前はお前なりにゆっくり考えていけばいい。
（己のアドバイスに納得したように何度も頷いている相手を横目にあくまでも先程の言葉は義賊集団の副リーダー兼参謀としての立場として己の考えだと補足を添えて、自分の考えが必要かどうかはこれからの長い人生の中で様々な経験をとおして考えればいいと述べて）

あそこの店か？成程、外見は良い感じだな。さて、入るとするか。
（お互いの事を話していれば目的の店が見えたようで声を上げながら足を止めたのでこちらも一旦足を止め、相手の視線の先を追えば大きくて綺麗な外観の飲食店があり外見だけ言えば良い雰囲気なので外観の感想を述べつつ、初めて入る店だがここは年上がリードしなければと相手に促してから先に店の中へと入ろうとして）

(こちらこそありがとうございます。最近返信が遅くなってしまい、申し訳ありません。
そうですね、考えてはいたのですが出しそびれてましたので、どうするか悩んでいましたが、そういうのも面白そうです。)

僕なりに、かあ……。
(まだまだ自分は、騎士としても人間としても未熟な身。まだ自分の考えというのが、はっきりとしたものをもてていない。彼のように、しっかりと物事を考えれるようになればな、と密かに願い。)

はーいっ
(先に店に入る彼の後ろを着いて中に入れば、店内は庶民的ではあるものの、清潔感のある内装になっており、客はそこそこいたが、席はいくつか空いていた。店のウェイターが入ってきたこちらに気づけば、“いらっしゃいませ”とお決まりの挨拶をしながら近づいてきて)

（/こちらこそ、返信が遅れがちで申し訳ございません。最初に申し上げた通りリアルの都合が何よりも重要ですのでお気になさらずに！そうだったんですね。此方としては当Cが属している義賊集団は魔法に長けている者・武術に長けている者等得意分野が上手くばらけていると考えております。ちなみに当Cは武術よりも魔法を得意としており、義賊集団のリーダーは武術に秀でているとこちらもバランスが取れた状態となっております。）

すみません。二名なのですが。
（相手が己の事で密かな願いを抱いた事など露知らず、相手を先導する形で店の中へと入れば店内は庶民的を感じさせながらも清潔感溢れる内装になっており、客の入りはそこそこであり空席がちらほらあったので落ち着いて食べることが出来そうだと思っていれば、己達の来店に気付いた店のウェイターがお決まりの挨拶をしながら近づいて来たので、己の後ろにいる相手をちらりと横目でみてから短めだが見た目で誤解させぬような表情と声色を繕いながら述べて）

【ありがとうございます…！ なるほど、貴Cと義賊集団の能力、得意分野について把握しました。騎士団の方はそちらが仰ったように魔法を得意とした者で構成した部隊、武術を得意とした者で構成した部隊、どちらも得意とした者で構成したバランスのとれた部隊など、部隊にとって特徴が違うと言った感じです。
ちなみに当Cは魔法を得意とする部隊所属で、回復魔法をとくいとしています】

……なんにしようかな。
(彼の取り繕うような表情と声のおかげか、ウェイターは特段彼に緊張することなく、自分たちを空いている席へ通し、“ご注文が決まりましたらお呼びください”とメニューを渡して去ろうとする。自分は注文するものを悩みつつ、そうそうに席につこうとする)

（/魔法が存在していれば、こういう風な構成だろうな。副リーダーとリーダーとの関係性は互いの弱点を補えるのが王道だろうな、なんて色々想像しておりまして。一応リーダーがどんな人物なのかも考えておりますのでどこかのタイミングでサブキャラとしてがっつり登場させようかなと思っております。成程。当Cが最も得意とするのは影に関する魔法です。例えば自身の影や相手の影の中から武器を出現させて攻撃を仕掛けたり動きを封じたり壁を作り出したり、後はありとあらゆる影の中へと入って出たい場所の影に瞬時に移動できる。ただしどれも魔力や集中力を必要とし移動距離が長ければ長いほど、作り出す物体が多かったりした場合削られる力もそれなりに大きくなってゆき最悪の場合は力の使い過ぎで気絶することがあります。…すみません。ファンタジーが大好きなものでついつい長々と語り過ぎてしまいました。）


ありがとうございます。ほら、先に決めて良いぞ。
（己の表向きでよく使う表情と声色のお陰でウェイターは特に緊張する様子を見せずにメニューを渡してきたのでお礼の言葉を述べてから、相手と共に案内させた席へと座ると相手が席に着席したのを見届けてから先に注文を決める様にと渡されたメニューを相手を差し出しながら述べて）

(また遅くなってしまいました……最近調子が悪くて……。申し訳ない……

なるほど……言われてみればたしかに王道ですね。お、いいですね、リーダーの登場楽しみにしております。
いえいえ、語りすぎなどとんでもない。細かいところまで考えておられて、すごくわかりやすいなと思いました…！とりあえず、貴Cの魔法について把握しました！)

え、いいの？ありがとう。
……どうしようかな。オムライス……あーでも、こっちのチキンドリアも捨て難い……。
(店員が一度離れた後、先に選んでいいぞとメニューを渡され、ニコリと笑いながらお礼を言うと共にメニューを受けとり、早速選び始める。同期からすすめられたオムライスを食べようかと思ったが、好物のチキンドリアも捨て難いとうなりながらなやみはじめる。相手を待たせてしまっているので早く気ねめばと、少しの焦りもあり)

（/此方は大丈夫ですよ。調子はどうですか？無理をせずにゆっくり体を休めてくださいね。

リーダーは当Cが唯一悩みや愚痴を吐き出させる相手なんですよね。他のメンバーには立場的に言わないという言いにくいでしょうし。本当ですか？！長々と語り過ぎてもしかして萎えさせてしまってのではないかとハラハラしていたんですよ！とりあえず固めたい設定や流れはありますか？もしなければそろそろ背後は引っ込もうかなって思っております。）


その二つで悩んでいるのか？なら俺がチキンドリアを頼むからお前はオムライスを頼めばいい。
で、注文した料理が来たらそれぞれ半分こすれば両方食べたことになるだろう？
（相手にメニューを渡すと笑いながらお礼を言う相手に此方も気にするなと言わんばかりに微笑み返し、早速注文する料理を決め始めた相手だがオムライスかチキンドリアかで迷っているようでその悩みを解決してやろうと相手は選ぶが連れがいる時に使える方法を述べて）

(ありがとうございます。まだ体のだるさが続いておりましたので、休んでおりました……

なるほど、唯一近い立場ですからね……。
いえいえ、とんでもないです……！そうですね……今のところは大丈夫です。また何かありましたら言いますね)

えっ、いいの！？それってぼくだけが得じゃない？君もほかに食べたいのあるだろうし……。
(チキンドリアかオムライスにしようか悩んでいると、彼から、相手がチキンドリアを、自分がオムライスを頼み、来た時にそれぞれ半分こすれば、食べたいものどちらも食べられると提案される。その提案に目を見開きつつ、本当にいいのか、それでは得するのは自分だけでは無いかと戸惑いの声を上げ)

（/今年は異常気象で体がついていくのがやっとこの状態でしたからね…。どうぞご自愛くださいませ。

メンバーの中では同い年かつ最年長コンビですし、一番年上である己達が引っ張らなければ！という気持ちが大きかったのもあり自然と今のポジションになったんですよね。私としてもあまり語り過ぎてはリーダー登場を期待してくださる気持ちが半減させてしまいそうなので一旦語るのをやめて引っ込みます。こちらも何かありましたらまた顔を出しますね。）


良くなかったらこんな提案そもそもしていない。それにこの国にはまだいるつもりだから、俺の事は気にしするな。
（そう己の提案は相手にとって一見すると得をするような形であり本当にそれでいいのか？と当然のように戸惑った声で問いかけてきたので、今日自分が食べたいものを食べられなくてもこれから己が食べられる機会はあることが伝わるように言葉を選びつつ、なおかつ相手を安心させるような表情と声色で述べると「すみません。注文をしたいのですが。」と注文も決まったので先程ウェーターに接していた時の声色と表情でウェイターを呼ぼうとして）

【本当にそれです……ありがとうございます……

了解です！】

こ、これが大人の余裕……。
(本当に大丈夫かと心配する自分に対して、今日己が食べたいもの食べられなくても、次に食べる機会があると言うようなことを答える彼の、その表情と声から、これが大人の余裕かと目を見開きながらつぶやく。そうこうしているうちに、ウェイターが注文を聞きにこちらにきて)

チキンドリアとオムライスを一つずつお願いします。あと出来れば取り皿を二つ使いたいのですが…。
（己の返答に何故か驚いたように目を見開きながら呟かれた言葉は異論ではなかったため、ウェイターか注文を聞きにやってきたので先程決めた注文通りの料理名を頼むと同時に綺麗に半分こするために必要な取り皿を用意するため、店の事情によっては客の要望が通らない場合もあるためなるべく穏便に事が進むようにとウェイターに対応していた声色と表情を崩さず述べて）

『かしこまりました。オムライスとチキンライスですね。
はい、大丈夫です。取り皿2つ、後からお持ちしますね』
(取り繕う声色や表情を保つ相手の注文を書き込めば、ウェイターは注文を繰り返したあと、取り皿についても快く了承し、あとから持ってくると伝え)

ありがとうございます。注文は以上ですのでよろしくお願いします。
（表向きのこの性格は何もしてないのに強面の顔立ちが理由で因縁やトラブルに巻き込まれないためでもあるため余程イラつく相手でもなければ崩れることはなく、取り皿に関してはすんなり要望が通ったのでほっと心の中で安心しつつ、今の所ほかに注文するものもないので注文はない事を伝えて）

【申し訳ありません。本日は時間が取れませんでしたので、明日お返しします】

『かしこまりました、少々お待ちください』
……取り皿、OKもらってよかったね
(他に注文がないことを聞けば、ウェイターはメニューを回収しつつ、頭を下げて少々お待ちくださいと挨拶し、厨房の方へと戻っていった。それを見送ったあと、取り皿のOKがもらえてよかったと安心したように呟き)

…あぁ。店によってはこういう客の要望が通らない場合もあるからな。
取り皿があれば綺麗に半分ずつ分けられるから便利だよな。
（己達の注文を聞き終えメニューを回収し厨房へと戻ってゆくウェイターを見送ったのち、相手の呟きに答える形で素の口調と声色に戻すと取り皿を頼んだのは料理を半分ずつ綺麗に分けるためであり、その便利性を語りつつ何気なく周囲の人々がどんな風に食事を取っているのか観察していて）

【またまた遅れました】

そうだね……取り皿が無かったら、同じ皿にのせて味が混ざって、大変なことになるもん。

(取り皿があれば便利、という相手の意見に頷きつつ、取り皿が無かったら、ひとつの皿に二種類の料理を置かなくてはならなくなり、味が混ざって大変だと答える。相手が周囲の様子を見ているのは、気づかないでいた。)

（/大丈夫ですよ。基本暇人ですのでのんびり気楽に待っていられるので。）

そうそう。相性が良ければまだ良いんだが、美味しい物と美味しい物を足したものが全て美味しくなるという訳でもないからな。
（己の意見に頷き賛同してくれる相手に料理をする方なのか料理をする側としての意見を述べつつ、相手に気付かれぬ程度に周囲を見ていればふと目に留まったのは何の変哲もない子供連れの家族で、普通の家庭で育った人間なら普通の光景なのだが、生まれて間もなく親に捨てられ孤児院で生まれ育った身の上では家族という一つの形が今でも羨ましく思え、それと同時に影で暗躍し続けている己には身の丈に合わない存在だと相手や周りの人間に不自然に思われないように視線を相手へと戻して）

【ありがとうございます…！】

うんうん、相性は大事だね……。
(美味しいものと美味しいものを足したものが全て美味しくなるとは限らないという相手の意見に納得したように頷くが、ふと考え込む。

“相性が大事、か……”

自分はもう少し、彼と仲良くなれたらと思っている。しかし、いつも冷静でなんでもそつなくこなす大人な彼と違って、自分は自分の志もろくに持てない子供だ。彼の”友達”として相応しくないだろう。

“友達……友達？なんだろう、なんか、彼はそういうのとは違う気がする。そりゃまあ、お互いに立場的に友達というのは変だけど、そういうのじゃなくて……”

答えが出せずに、自問自答に入る。気付かぬうちに、ぼうっと彼を見つめてしまっていて)

（/いえいえ。此方も暇人とはいえ平日は仕事があるので、疲れてPCに触る余裕がない場合はすぐに返事を返せるとは限らないことをあらかじめて言っておきますね。）

…？何か俺の顔に付いているか？
（家族に憧れを持っていても今の己の生き方を変えなければ手の届かない存在だが、そこまでして叶えたいものなのか？そもそも生き方を変えるとしてもどうやって？なんて相手に視線を戻してからも、決して現状では全く答えが見いだせていない疑問がぐるぐる頭を駆け回っていたが表面はいつも通りの表情のままで、ふと相手からの視線を感じ答えが出ない問いは一旦考えることをやめようと改めて相手を見るとどこかぼうっとした様子で此方を見つめており、その丸く青い目が自分を見ていることにきゅっと胸が締め付けられる感覚を覚え、一瞬言葉に詰まりそうになるが何事もなかったかのように声をかけて）