歪んだ愛

俺は、なんでもいいよ。(そこまで、ゲーセンに詳しくないので、選んでもらった方が楽だと思い)

そっか？じゃあ、善斗はどうしたい？
(何でもいいならもう一人に聞くかと問いかけてみて)

(首を傾げて悩み携帯を取り出して文字を打ち)
＂クレーンゲームで、さんにんいっしょのなにかがほしい＂

クレーンゲームかぁ。３つもとれるかなぁ？(クレーンゲームが難しい事は知っているので取れるかなぁと思い)

おー、気にすんな。軍資金ならある
(軽く笑いつつ二人の頭をぽんぽんと優しく撫でて。同じ物だと何がいいかと探し)

(撫でる手に目を細めた後、一緒になって探し。ふと足を止めて、小さなクマのストラップが大量に積まれているのが気になったのかじっと見て)

3人で揃えるなら、普通に買った方が安くすむと思うけどなぁ(いくら軍資金があるとは言え、限りはあるだろうと思い)

大丈夫だって、年下が気にすることじゃねぇよ
(軽い調子で笑いながら、善斗が見た方を一緒に眺め)
おー…これならそんなに掛からないだろ、奏がやってみたらどうだ？

(やってくれるのかな、なんて期待に満ちた眼差しで奏を見て)

え？俺？無理無理！やった事ないし(首を横にブンブンと振って胸の前で両手を交差させて、バツ印を作り)

そっか、残念だな…俺が取ってもいいか？
(苦笑いした後善斗を見つつ問いかけ。頷いてくれたのでそのまま取り掛かり、500円で6回のタイプのだったのだが直ぐに3個取れて回数が余った為に残りは善斗にやらせてみて)

(頑張る、と意気込みを見せて挑んだのだが。残りの回数全部でも手に入らなくて苦笑いし)

ヘェ～すごいね。(見てるだけでも楽しいなと思い)
クレーンゲームのプロみたい

まあ、昔はよくやってたからな
(プロみたいと褒められれば嬉しそうに笑って奏を見て、あの頃の腕が落ちてなくて良かったと肩をすくめ。取れたクマをそれぞれに渡し)
あんまり遅くなってもあれだし、そろそろ帰るか？

(受け取って嬉しそうに眺め。もう少し遊びたいような、と思いつつも喋れない自分が居ては大変かと、また次の機会にしようとゆっくり頷いて)

そうだね。善斗も疲れただろうし、帰ろうか(ぬいぐるみを受け取り、お礼を言うとゲーセンから出て行き)

…あー、で。今日辞めるって話しつけて良かったんだよな？働いた分は日当で計算して渡して貰って直ぐ受け取るけど、宿が決まってないから今夜はまだ部屋を使わせて貰う。…滅多に帰ってないから多分ちょっと埃被ってる俺の家でも大丈夫なら、そっちに泊めてもいいけど
(ゆっくり歩いて向かいつつ一応確認し)

(一緒に歩きながらじっと奏を見て)

出来ればね。ただ、すんなり辞めれるものなのかなぁ(怒られないか心配しているみたいで)
それなら、助かるけど、、

大丈夫だって、何とかなる。っつーか俺がする。
(ニッと笑いつつぽんぽんと肩を叩き)
お、じゃあそうするか。話しつけたら俺の家で、のんびり過ごそうぜ

(ゆっくり頷いて、携帯で文字を打ち見せ)
＂ありがとう。やなぎはおせわをやくのがすきなんだね＂

すごい自信だね(どこから、そんな自信がくるのか分からず、大丈夫かなぁと思い)まぁ、とりあえず、よろしく頼むよ

ん、任せとけ。……あ、やっぱ先に俺の家行くか？二人は適当に寛ぎながらのんびり待っててくれたらいい
(一旦足を止め問いかけてみて)
(世話焼きが好きと見せられれば笑いながら頷き)

(柳木の家、と興味ありそうに見て)

え？俺居なくていいの？(当の本人が居ないのに、話しをして大丈夫なんだろうかと思い、首を傾け)

あぁ。二人とも話してたら善斗が暇になるし、キャストって勘違いした奴が寄ってくれかもしれねぇだろ？
(可能性の話ではあるのだが本当に起こってしまえば洒落にならないこと。だから家でゆっくり待ってくれたらいいと笑って)

(あるかもしれない、と苦笑いしつつ頷いて)

それもそうか、(ちらっと善斗を見て)それで、柳木さんの家ってどこにあるの？

あぁ、こっちだ。暫く歩くけど、雑談とかしてれば割と直ぐだろ
(笑いながら話してそのまま歩き始め。３０分程度歩いて一軒家の前で足を止めたと思えばそのまま敷地内に入り玄関の扉を開けて中に入り)
……やっぱちょっと埃っぽいな。悪いけど少し待っててくれ
(バタバタと動き回ってリビングの掃除をし、そう時間を掛けず戻ってきて声を掛け)

(玄関で大人しく待っていて、許可が出ればリビングに向かい。それなりに広い部屋の割にソファとテレビ、後は冷蔵庫やらの生活家電とあまり物が無く。とりあえずソファに腰掛けてみて)