歪んだ愛

もっと、善斗にご飯作ってあげたかったなぁ(美味しいと言って食べてくれた事を思い出しては首を横に振り)
だ、ダメダメ！もう、善斗には振られたんだから、諦めないと、、あれ？なんで、いまさら涙なんて、、(堪えていたものが溢れて涙を流し)



きっと、そうだよ。

じゃあ、お願いするよ
(差し伸べられた手に優しく自らの手を重ね、もう一度微笑みん浮かべつつ身体を寄せて見つめ。頬にキスを贈ってみて)

はい、ではあちら…に……
(素直に手を取ってくれたことが嬉しくてこちらも微笑みつつ、案内しようとしたのだが。寄せられた身体に、不意に贈られた頬へのキスに。固まった後衝動が押し寄せ、腰を捕まえて深い口付けを贈り)
…ダメですよ、善斗様。あまり意地悪をされると、お嬢様の居ない今、こうして手が出てしまうかもしれません
(これ以上は流石にマズイかと唇を離すものの、腰は捕まえたままクスッと笑って触れるだけのキスをし)


だといいなぁ…っつー訳でいい思いして貰ったわ笑
お嬢様には決して欲情しないから、本人からも周りからも、何なら両親からも信頼されてるんだけどなぁ…どうやらそっちだったらしい笑

(ひとしきり泣くと、落ち着いて来て、食器を片付けて布団を敷き)
寝るか。明日も仕事だし、、あれ？て言うか、この店って休みあるのか？(書類に書いてあるだろうけど、今は見るのも面倒だと思い、とりあえず布団に入り)
完全に昼夜逆転だな




でも、マジな話し、最近ではホモもレズもいるらしいからね。BLなんて、実写までやる程人気だしさぁ

んっ……あれ、柳木さんそっち系？だったらさぁ、お嬢様が帰ってくるまでこっそり遊んでもいいと思うけど…？
(思わぬ深い口付けに驚きつつもそのまま受け入れ、唇が離れればこちらもふっと笑って。挑発するように微笑みつつ、今度はこちらから触れるだけのキスを贈り)

…ふふ、分かりました。何がお望みですか？
(遊ぶというからには対価が必要だろう。微笑んでもう一度深い口付けを贈った後、叶えられることはすると応えながら優しく頭を撫でて)


あー、確かになぁー…時代が変わったって感じするよなぁ…

んっ、(目を覚ますと夕方の16時過ぎで)
店があくまで、まだ時間あるな。あ、そうだ。書類見て見ようっと(渡された書類に目を通して、自分が知りたい情報のページを開き)
えっと、毎週月曜日と木曜日がお休みなのか。なるほど。でも昼間寝て終わるしなぁ。夜、気晴らしに遊びに行くのもいいかもなぁ



確かにね。外国だと同性同士の結婚も出来るしねぇ

……本当はもう、関わらない方がいいんだろうけど。ちゃんと生活してるのか心配で…調べて欲しいんだ
(頭を撫でる手に目を細めつつ、携帯を取り出しては昨日デート中の写真を見せ。奏のフルネームも伝えて、無事でいるならそれでいいと呟いたところで首筋に痛みが走り顔を歪め)
…何で携帯なんか持ってんだ？…柳木さんだっけ。早く外に行こうぜ？
(直後、一瞬表情が消えたと思えば自分が何故携帯を持っていたのか忘れた様子で。首を傾げつつポケットに入れ直して、笑いながら見つめ)

承知しました。早い内にご報告します。
……そうですね、行きましょうか
(しっかり記憶して頷いた、のだが。善斗の様子が変わったことに気づけば哀れに思いつつ、微笑みを返して身体を離し、優しく手を握って屋敷の外に向かい。綺麗な庭に案内してやり)


確かに…その辺りはまだ遅れてるよなぁ、同性同士の愛を早く法律上も認められるようにしてくれないと、そうゆう人達の肩身が狭いよなぁ

善斗は、もう俺の事なんて考えてないんだろうなぁ～まぁ、仕方ないけど、俺も新しい彼氏つくればいいのかなぁ？いや、それもなにか違う気が、、だいたいつくりたくてつくるわけじゃないし、善斗は一目惚れだったなぁ(初めて告白した時の事を思い出し)
あの時は、まさかOKしてもらえるなんて思ってなかったから、嬉しかったなぁ～
善斗、俺は大丈夫だよ。幸せになってね。



ほんと、そうだよねぇ。日本は厳しいんだよ。

はぁー……凄いな、手入れが行き届いてて綺麗な場所だ…ここ、見せてやりたいな…
(携帯を取り出しては、綺麗な花の写真を撮り。どんな反応してくれるかな、なんて考えつつライソを開き奏宛に送信した直後にまた首に痛みを覚え。先程と同じように何故携帯を持っているのか分からない様子で服のポケットに戻し)
…変だな、頭にモヤが掛かってる……柳木さん、折角連れてきて貰ったのに悪いけど、戻っていいか…？
(苦笑いしつつ柳木を見ては、不安げに首を傾げ)


…構いません。が、あちらのベンチで少しお休みになられた方がいいでしょう
(短期間に繰り返し打ち込まれては善斗の身が持たないであろう。いくらお嬢様からの愛の形とはいえ惨すぎる。そう思い、日向ぼっこを勧めてはベンチへと案内し)



だーよなぁ？っつーかさ、テレビの規制もつまんないよなぁ、昔はあんなに面白かったのに…

ん？メール？誰からだろう。え？！善斗から？(開くと花の画像が送られていて)
うわぁ、綺麗。てか、なんで善逸は花の画像なんて送ってきたんだろう。
幸せアピールかな？それならいいんだけど、、(一応、綺麗だね。とだけ書いて送信し)




あぁ、グロはダメとかね。いろいろあるよね。呪術はなかなかグロいと思うけど、深夜だからOKなのかなぁ？

うん……
(幼い子供のような返事をしては、案内されるままにベンチへと向かい。ゆっくりと腰掛け瞼を閉じれば眠気が襲い、少しして眠りに落ち)

……失礼します。
(お嬢様は本当に酷い人だ。そう思いつつ眠る善斗を見つめながら優しく頭を撫でて。服のポケットに入った携帯を預かり、奏から来た返信を眺めては少し悩んだ末に文章を作り始め。周りにバレない内に送って)

＂はじめまして。お嬢様が居ない間、善斗様の身の回りの世話を任された柳木という者です。貴方様は今どちらにおられますか？＂


だよなぁー…それはあると思う、昔ならゴールデンでも放送したろうになぁ笑

あ、返事きた。あれ？でも、善斗じゃないんだ。え、どこに居るかって、正直に言っていいのかなぁ(悩んだ末に、パラダイス(店の名前)と言う所で住み込みで働いているので、心配しなくて大丈夫ですと、善斗に伝えて下さい。と書いて送り)




だよねぇ

……おいおいマジかよ。これ、伝えたらマズイやつじゃねぇのか…？
(パラダイス。その名前はよく知っていて。休暇を貰った日には必ず足を運ぶし、何なら仕事が終わった後にも行くことはある。どうしたものかと頭を悩ませつつ素早く返信を打ち、送受信の履歴を削除してから服のポケットに携帯を戻して)
…起きるまでなら、別にいいよな
(すやすや眠る寝顔を見つつ、優しく頭を撫でたり、額に掛かった髪を避けてキスしたり。めいいっぱい愛を伝え)

＂分かった。けど、近いうちに個人的に店に行って話すことがある。やり取りがバレたらマズイから返信は不要だ、またな＂


あぁ…バラエティもつまらなくなったもんだ…

え？個人的に？いやいや、こんないかがわしい店で働いてるのがバレるじゃん！あれ、でも店の名前教えた時点でアウトなのでは、、(もう、ここは開きなおろうと思い)





あー、そうだね。

(すやすやと眠り続け、日がだいぶ落ちた頃に目を覚まして)
…あれ、外……？
(ゆっくり身体を起こし辺りを見回し、どうしてこんな所にと首を傾げ。何があったか覚えていないらしく、柳木の名前を呼び)


お目覚めになりましたか。そろそろお嬢様がお帰りになられますので、お部屋に戻りましょう
(呼ばれれば直ぐにその場に現れ、微笑みながら話しかけ。そっと手を差し出し優しく握って引っ張り立ち上がらせ、ゆっくり歩きながら屋敷に戻り部屋まで案内してはベッドに座るように促して)


なー？YouTubeとか眺めることが増えたもんなぁー…

さてと、そろそろ仕事の時間かぁ、明日は休みだし頑張ろっと(腕を伸ばして背伸びをすれば、お店の方へ向かい)
そう言えば、他に働いてる人と話した事ないなぁ、まぁ、仲良くしたいわけじゃないから別にいいんだけど、、




あ、おれもよく見てるよ

ん……柳木、ぎゅーってして…
(促されるままに座ろうとしたのだが、足が止まり。何となく嫌な気持ちがしたらしく腕を広げて甘えるような声音で求め)


は？…ダメですよ善斗様。お嬢様に見られたら私の首が飛びます
(今朝は綺麗だったのに今はまるで小さな子供のように甘えてくれば、違う意味で胸がキュンとして。抱きしめてやりたいのは山々なのだがハッキリと断り、苦笑いしつつ頭を優しく撫でていれば部屋の扉が開く音がした為に慌てて手を離しそちらの方を見て頭を下げ)
お帰りなさいませ、お嬢様。


そうなるよなぁー…何見てる？俺はゲーム実況が多いかな

(控え室をよくよく周りを見ると、可愛い女の子から、そうでもない子もたくさん居て、男子は基本がたいのいい人が多くキョロキョロしていたら、ある1人の男性に睨まれてしまい目を逸らし)
「こ、怖い。見るんじゃなかった」(心の中で思い、指名が入ったので逃げるように控え室から出て)
はぁ、今日はどんな人だろう。(変な性癖の客が多いとは聞いていたので、それなりの覚悟が必要だよなぁと思い)




俺はねぇ、動物とか見たり、アニソン聴いたりしてるよ。

うん、ただいま。
いい子にしてましたか？
(微笑みつつ挨拶を返し、交互に二人を見ては笑顔のままほんの少し圧を掛けて)

！…してた。朝御飯食べて、庭で日向ぼっこして…寝てた。
(ビクッと肩を震わせて背中から柳木に抱きつき、顔だけ覗かせて美藤を見つつ、小さい子供がするような話し方でボソボソと返事をし)


お、動物かぁ、いいよなぁ、癒しをくれる…アニソンか、ショートバージョンじゃないやつかな？

お待たせしました。ルカです。(部屋の中に入ると笑顔で挨拶して、見た目的にガタイのいい男の人で顔も怖いし、ヤクザかな？なんて思いながら、恐る恐る近付き)

じゃあ、とりあえずベッドに手固定させるから寝て



え？あ、はい(ん？今固定って言った？何されるんだろう。マジで怖いと思うもベッドに仰向けになると、手錠をかけられ両手を拘束されて)
あの、こんな事しなくても逃げませんけど、、


ただの趣味だから、気にするな(そう言えば、ルカに口付けて服を捲り、ズボンを脱がすと、行為が始まり)



動物って見てるだけで癒されるんだよねぇ。
フルでも聞くし、ショートも聞くよ

ふふ、そうですか……一日で随分と仲良くなったんですね、羨ましいです
(子供のように話す姿を見れば可愛い人だなぁと上機嫌に微笑むものの、柳木に抱きつく姿は不満なのか少し冷めた目で見て)


うん。昨日いっぱいシて疲れたから今日は嫌だ。柳木と寝たい
(冷めた目を見ればまた大きく肩を震わせ、ぎゅうっと更に力強く抱きしめ。自分にしては珍しくハッキリと意見を言ったことに驚きつつも離れずじっとし)


ぜ、善斗様……
…麗奈お嬢様、昨晩も今朝も薬を使い過ぎたのではないでしょうか。今日だけは私のお部屋でゆっくりさせませんか？明日には元の善斗様にお戻りになられていると思いますので…
(冷たい目線を向けられたにも関わらず、自分から離れようとしない善斗に焦りつつも嬉しい気持ちが湧き上がってきて。少しの間ならこの人を守れるかもしれない。そう思い提案し。今の彼に昨晩のような行為はさせられないと、断られても強行しようと考えている)


分かる……アニマルセラピーって言葉があるくらいだもんなぁ、画面越しでも十分に癒しだ…
そっかぁ、いいなぁ…最近の新しい曲とかよく分かってないんだよな、よく流れるやつは何となく分かるけど…