匿名 2023-09-07 21:36:05 |
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『絶対敵対メチャキライヤー!!』パロ
スノノエ 第三者目線
何回いっても聞く耳持たない不勉強アウトサイダー、まぁ勉強してないのに点数とってる彼、ノエル君が廊下全力ダッシュしている、それを見届けようとすると
「そこのお前止まりやがれ!!!」
怒鳴り声が廊下に響く、もう一人の青年のこえを無視して駆けようとするノエル君に
「だから止まれってば!!!」
チョップがとぶ、避けられてたが
「あー、、、うるさい、なんだよ、いそいでんだって、わざわざ暇なの?スノウさんよ、誰もいないしこれくらいいーだろ、あんたに構う暇ないからじゃーな」風紀委員のスノウに喧嘩を売るノエル君、年下なのによくやるなぁと見ているとまぁ案の定声が響く
「テメェ人の話聞いてる?!風紀を乱すなっつってんの!!」
「あーはいはいもー分かったって、まぁ聞く気はねーけどなw」
「いやほんとお前めっちゃきらい!!」
スノウのこえが響く
「同じですよ先輩良かったな、怒っちゃってんのかぁ?あーらザマミロ」
ノエル君のほうがどうやら語彙も脳みそもうえらしい
「絶対に俺のが上だ!!身長とかな!!」
「ぐっっ。、、テストは俺のが上ですけど」
「ぐぬぅっ、、!!」
すごくしょうもないなぁ、と思う、暇なんだろう
いったいなんのためにやるのやら、、、ど勤勉真面目ヤクザ
「少しルール破ったくらいでガミガミと、、ほんっとしつけぇな、、」
「あぁほらまたやってる!また破ってら、学習してねぇようで?シャツも出てるわネクタイ緩いわで、親の顔が見てみてぇもんだわな」
「はいはいそーですか」
「今度やったらゆるさねぇ!!」
「「いやマジでお前なんかめっちゃきらいだ!!!」」
おこっちゃいるが笑顔は隠せない
「「「絶対に仲良くなんてするか!!!!」」
っていってにらみあってまたゲラゲラ
「ほらほらスノウつかまえってご覧なさーいw」
「だから廊下は走んなって何回いえばっ、、!!」
「なぁなぁどーした優等生?敗けを認めますかぁw?」
「どうやら反省してないようだな、、、!!!」
「?、なぁなぁちょっときいてんの?頭に血でも上っちゃってんのぉ?」
「あぁはいはいもうわかりました、、もうぶち切れちゃうからな?」
ありったけぜんぶ巻き込んでドタバタ!破壊転倒非行でめちゃくちゃ!
「「一切のものはみずに1つの敵と戦うのだ!!」」
「イヤマジでお前なんかめっちゃきらいだ!」
「この先もずっとずっと嫌いだ!」
ホープの説教食らって仲直りっていった五秒後にはメラメラ!!
おまけ
スノウ:3年風紀委員(13-2)
ノエル:1年、不良(LR)
ホープ:教師(13-2)
ス「なんか食いにいこーぜ」
ノ「お前どんだけくうんだよ」
ス「いくのか?」
ノ「、、まぁいいぜ」
ス「よっしゃぁ!!!」
ホ/セ/ラ「「「あの状態維持できない/んですか/の/のか/???」」」
『雨と傘と革靴と』ホプ→ノエ→カイ
雨の音が耳を打つ、窓に打ち付ける音が大きく感じる、目の前の彼はどう思ってるんだろう、雨が嫌いだ、と前言っていた、そのわりに平気そうで、たった二人きりこの廃墟で雨宿りしてこちらは心臓が破裂しそうだ、声を捻りだし
「ノエル君は、、、雨が、嫌いなんですよね?」
だいぶ動揺してるが雨でかきけされることをねがう、
「。。。肯定、嫌い、だいっきらいだよ」
静かな返事が帰ってきた。表面に出ていないだけで嫌いなのはかわりない。あいてのてが震えてる、その手をそっとつかんで
「僕じゃダメなんでしょうか、貴方がこれ以上あいつのことで苦しむのは、、!」「いいんだよ」
遮られる。それでも納得できなかった、
「よくないからいってるんです!!!あなたを、、貴方を苦しめるアイツが憎いですッ、、、そんなっ、、辛そうな顔しないでくださいよ、、、」
胸ぐらをつかんで必死に問い掛ける、驚いている彼に構ってられなかった。僕はただただカイアスが憎たらしかった、ノエル君を苦しめ、見捨て、利用して、そんな彼に手ごめにされたノエル君も、優しく抱きついて囁く
「、、、いまくらいは、僕にも弱味を見せてください、、、」
震えきった声で情けない、それでもノエル君を愛している、弱味を教えてほしい、そんなエゴを突き通そうとする愚か者なんだと。目を伏せて彼を抱いたまま静かに泣いた
エンド
後書き
ねぇなにしたかったの???いや、うんあのカイさんに無理矢理抱かれたりしてる結果なんか歪んだ者が愛と勘違いするノエとそれが嫌なホプ的な?
『【とても】ぼうけんから帰ってきたらなんかバカップルできてんだけど【ウザイ】』
ネラーネタ、ギャグ
1:雪
しかも無自覚と言うね
2:名無し
クソスレ乙
3:雪
燃やすぞテメェ
4:巫女
ま、まぁまぁ雪、落ち着いて、、、
5:名無し
名前と言ってること反対で草
6:名無し
そして詳細が何一つ語られてないと言う
7:雪
あ、
8:巫女
と、とりあえず登場人物スペックね、身バレ前提で書いてるから特定しても言わないでね
因みにホモスレだから、希×碧ね
つ【スペック】
雪
スレ主その1、猪突猛進なヒーロー、かっこいい、いい人だけど碧と希に嫌われてる、私の婚約者、現在一緒に旅中、名前の由来はそのまま翻訳
碧
純粋無垢な男、18y、人類ラストの人間。中性的な顔のイケメン、性格もいい、希に良くベタつかれる、雪が嫌いな私の旅の元相方、特殊な剣で戦う、名前の由来は目の色から
希
爽やかで穏やかな優しいイケメン、23y、声がいい、アカデミアで最高主任をしてる、碧が大好きで結構ヤンデレ気質、最近ちょっと雪への当たりが強い、雪が嫌い、碧に護衛してもらってた、名前の由来は翻訳して一文字引いた
私のスペックは雪にかいてもらうよ
「ゆめか?まことか?」現パロ
「。。。きて、起きてく。。い、おき、、」
うっすら目を開ける。聞きなれた声がする、あぁ。ホープだ。と気づいた、
「、、、は?」
いやまて、可笑しい、何故俺の部屋にいるんだろう?慌てて起きる
「はぁぁぁ?!!なっ、何であんたが?!!」
それだけいい階段のほうへ走り下へいく、声が聞こえたがいい、同居人のセラ(大学一緒でシェアハウス中)のようすを見に降りると一枚紙があった
『ホープ君が来ちゃったけど買い物にいかなきゃだから、何かあったらホープ君にいってね、セラ』
いや、女の部屋に無断で、しかも寝てるときに入ってくる不審者なんだけど、頼れねぇよ、そう思い紙を握り潰す、後ろから恐怖の元凶の声が響く。
「急に飛び出さないでくださいよ~、、」
んなこと言われましても怖いですもん、そう思っていると頭を指差される
「寝癖出来てますよ、可愛らしいですね」
にこりと笑いそう声かけてくる、バッと頭を押さえる、寝癖を見られて羞恥しないほど女は捨ててない
やっぱ続けよ
9:雪
つ【巫女スペック】
巫女
ピンクの髪の俺の婚約者!かわいいし優しい上に頭もいい!碧と冒険を一時期してた、希とは十年前にあった(時空がここら辺ハチャメチャだから割愛)名前の由来は時詠みの巫女から!
10:名無し
全員分かりやすすぎてウケル
11:名無し
特定0秒
12:名無し
つか希ってヤンデレ気質なんだ?!あんな優しくて爽やかな感じで?!
13:名無し
雪嫌われまくっててウケル
14:巫女
カッコいいしいい人なんだけどね、、、碧は一人になった理由が守られるだけの弱い自分のせいでって思ってるから居なくなっちゃうのがこわい、、まぁある種の自己嫌悪かな?希は親の仇って感じ
15:名無し
重い
16:名無し
うわぁ、、、碧も希もおもったより理由しっかりしてた、、やけに冷たい理由これやったんや
17:雷
ホープは改善した方だ
18:巫女
お姉ちゃん名前!!!コテハン使って?!
雷スペック
私のお姉ちゃん、優しくてかっこよくて強い!私と雪の結婚祝ってくれた!名前は翻訳したとこから
19:名無し
コテハン使わずwwww
20:名無し
雷様キター!!!
21:雷
こてはん、?あだ名みたいなものか、希でいいのか?
22:巫女
そうそう!
23:名無し
この姉妹かわいい
24:雪
義姉さん?!
>>23、それは当たり前だろ
25:名無し
雪www、でも雪ずるいわこの姉妹と家族なれるなんて
26:名無し
はげど
「ッ見るなっっっっ!!!!」
「わぁっっ?!!」
思いきりクッションを投げつけて洗面台へ、本当に寝癖があった、あわてて治していると声が聞こえた
「酷いですねぇ。、、」
ひどいと言いたいのはこっちだ、こいつが来たせいで、、!!!夢の内容も最悪だったのに!!と思っているとふと冷たい物が背を伝った
(、、、夢?あれ、俺このあとの情景を知ってる、?)
頬に手を伸ばされ撫でられる、
このあとホープが言うのは
「『ねぇ、僕のこと、どう思ってます?』」
あぁ、夢と同じだ、そのまま手を包むよう握られた
「ね、どう思ってるんですか?」
「ゆ、、、友人じゃないの、か、?」
とっさに答えた、、夢の中の俺はどう答えたんだろう?ーーー間違えたかもしれない、こんな触れ方してくる相手が『友人』何て答え、求めてるわけがない、もっと別のものだ
「えぇ、そうです、でも、、、それだけですか?」
あらんばかりの力で手を握られる、骨が軋みギリギリと音をあげた、折られる、!と思い引き剥がそうにも離せない
「い"っぁっっ、、!!やめっ、!!!」
逃がさないとばかりにちからが込められる、折れたらどうすんだ!
「僕は貴女をすきですきで愛してるんです、だから貴女にも僕を好きになってほしいんですよ」
こいつは危険だと本能が警鐘をならした、分かってる、でもにぎられた手が微動だにしない
「貴女にとって僕はただの友人ですか?ねぇ、答えてくださいよ」
腕を引かれ頬に手を添えられた、
「ねぇ、ノエル君、僕のものになってくださいよ」
ヤバい、何がヤバいって?全部だ、捕まったら終わりだ、とっさに足が出た、ホープの腹にけりを入れその隙に二階へかけ上がった、だがこの家はあまり広くない、自分の部屋に入り鍵をかけた、そのまま窓から飛び降り駆け出す、今裸足だとか寝間着だとか気にしていられない、
(あぁ、せめて武器を持ってくるべきだったかも)
いくら鍛えていても素手で戦闘経験蟻の男性に勝てるかと言われれば無理だ、しかも相手は状況を見越して恐らく空からの捜索もかのうになっているだろう、ただただ息を殺して静かに隠れた、悪夢だ
(あれ、このあと俺はどうなったんだっけ、?)
おもいだせない、腕にくっきりとついた手形のあとに恐怖が這い上がる
ーーガサッ
「見ぃつけた♪」
「っっ?!」
口角をあげたホープが俺と目が合うとゆっくりと目を細めた、逃げようとすると腕を捕まれ木に押し付けられる、あぁ、この感触を覚えている、背筋がぞわりと震えた、このあとは、
(そうだ、俺は、、、)
、、、逃げられなかったんだ、
腰が抜けてまともにたてずズルズルと木に座り込む、それにあわせてホープが片膝をつく
「酷いですねぇ、、逃げるなんて、ぼくのものになるのがそんなに嫌ですか?それとも、、、照れ隠し?」
そういって目を細めるホープは俺の知るホープじゃなかった、目頭が熱い
「これで貴女は僕のものですね」
、、、あぁ、俺は逃げられなかったんだ、、、
ホープの笑い声がこだまする、もう一度口を塞ごうとしてくるホープの顔は涙でにじんで見えなかった、触れた瞬間、俺の意識は暗転した
「、、、きて、おきてください、」
ききなじんだ声に急激に意識が覚醒する
(な、に、なんだ、、これ、、?)
自分はこの情景を知っている、ついさっき夢で見た場面だ、
夢?
本当に?
あんなリアルなものが?
(繰り返されるのか?あの悪夢が、)
全身から汗が吹き出る、警鐘のように心臓が動く、たった今見た夢通りなら、、、ホープに顔を覗き込まれる、
繰り返されるこれはーーー
(夢か?真か?)
きえたせいでぶんがおかしいとこ発見、追加しとこ
>>29の11行目から
「ノエル君、、、♪」
相手が顔を近付けてくる、何をしようとしてるのかわからないほど鈍感な覚えはない、唇に一瞬柔らかい感触がしてホープが離れ行く、
「逃げないってことは、、あぁ、やっぱり両想いだったんですね!嬉しいなぁ、。」
恍惚とした表情で声をかけられる、
(そうだ、俺は、、、)
26:名無し
んで本題と経緯は?
27:名無し
>>26
28:名無し
>>26
29:巫女
あ、ごめん忘れてた、えっと本題は愚痴、、もとい二人をどうしたらべたべたするのやめるかなって、、、
29:名無し
無茶言う
30:名無し
>>29おまおれ
31:雷
ほう?私の妹の頼みを、、?何も考えず?
32:名無し
すみませんでしたっっ!!!orz
33:雪
脅せと頼んで正解だったぜ☆
34:名無し
おまえか
35:名無し
んで経緯は
36:巫女
ちょっと待ってね、雪が書いてるから
37:雪
つ【経緯】
まぁ、俺達が冒険にでてクリスタル集め中になんか仲良くなってたらしく距離感が頭おかしくなってた、しかも基本希から碧へがおかしい、因みに付き合ってるって判断した理由は互いにそれに突っ込まないしもう付き合ってんだろうなぁって思った、本人たちからは聞いてない
38:名無し
本人たちから聞いた訳じゃないんだ?!質問おk?!
39:雪
おkだぜ
40:名無し
距離感頭おかしいエピソードある?どうして頭おかしい思ったの?
41:雪
じゃあまずひとつ目、会話の時大前提として肩やら腕やらがくっついてる(主に希から碧に)
42:巫女
普通にあーんとかもしてるよね
43:名無し
思ったよりおかしかった
44:名無し
そりゃつきあってると思われてもおかしくないわな、、、
45:名無し
本人達に何があったとか聞いたん?
46:雪
特に何もなかったらしい
47:名無し
mjk
48:名無し
というか基本希からなんだ、、、ほどよい距離感保つタイプの希が、、??
49:希
ちょっと!!!!!!まだ付き合って無いんですけど??!!それに距離感も普通ですよ!!!
50:名無し
マジか~、、、あの希が、、
って>>49
51:名無し
本人キターーー!!!!
52:名無し
え?付き合ってないの?!そして距離感は絶対おかしいよね!!!
53:巫女
え?!なんで希君ここが?!
54:希
部下からききました!!
55:雪
あー、、、成る程
56:雷
その部下に情報流したのは私だ
57:巫女
お姉ちゃん、、、絶対楽しんでるよね?
58:雪
義姉さんめっちゃwktkしてるwwwww
59:巫女
お姉ちゃんといるの?!というかwktkしてるって、、、
というか、希君、まだってことはてごめにする気はあるんだね?????
60:希
はい(スンッ)
61:名無し
くっっっっs即レス~
62:雷
ちなみに碧は今私と雪の間に座ってROMってるぞ
63:希
64:巫女
希くんのレススピェ、、、と思ったら息してないよ、、、
65:希
雪絶許
67:巫女
もう復活してる、、、
68:雪
俺だけかよっっ!!
69:碧
えっと、これでいいのか?ふたりにすすめられたかられす?をしてみたけど、、、
70:希
71:巫女
あぁまた希君が息してないよ、、、
72:雷
打つのが慣れなくてしょぼんとしてるな、
つ【困り顔の美しい碧目の青年が人差し指でキーボードをうってる図】
73:希
74:名無し
待ってめっちゃ美女な上にかわいい天然って最強か???
75:名無し
希死んどるがな
文が分かりにくいから書き直すんご
『夢か?真か?』
寝癖のついた髪を撫でながら相手はくすくすと笑う、
ーーーセラめ、俺に相談もせずコイツを家にあげるからこんなだらしない姿を見せるはめになったんだ、ホープが髪から頬へ手を滑らせる
「ねぇ、ノエル君、ノエル君はーーー」
ーーー眩しい、まぶたの裏がひどく明るい、
セラがおこしにきたのだろうか、起きなければと思うものの夢見もわるく寝れた気がしなかった、もう一度寝てしまえという心地よい睡魔を遮るよう顔に何かが触れた、頬を撫でられているのだろうか?暖かいものに頬を包まれた、あぁわかった、わかったから起きるからやめろ、と言おうとしたとき
「起きて、ノエル君」
ーーーセラの声じゃない?でも、聞き覚えのある、ききなじんだ声、この声はもしかして、、、目を開けると思い描いてた人物がいた
「おはようございます、ノエル君、今日もいい天気ですよ?」
「はぁっ、?!」
なぜ俺の部屋に、?しかも寝顔を見て、、?
「っっ、、!!!!」
覆い被さるように顔を覗きこんでいた相手を突き飛ばして跳ね起きる
部屋を飛び出し一階へ、セラがいない、まさか留守を狙って不法侵入か?!
「セラさんなら買い出しにいきましたよ?」
背後から聞こえる声に慌ててキッチンへ駆ける、どうやら本当に買い出しらしく書き置きが残されていた、
『買い出しにいってくる、ホープ君がいるから問題ないだろうけど何かあったら連絡してね?』
もうすでに警察にTELしたい案件があるんですけど?何故女一人しかいない家に研究にしか興味なさそうとはいえ男をあげた?しかも寝顔のぞきこんでくるとかコイツがぶっちぎり一番危険だよ!!!!!
そもそもホープがいるからってなに?!コイツに全幅の信頼を寄せてやがる!!!仮にも女の部屋侵入してくるやつに?!外面がいいって便利ですね!!!!俺とは正反対だ!!!!と、半ばやけくそにメモをゴミ箱へ投げつける、なんだか頭痛がしてきた
ーーーさら、と髪に触れられる感触に驚き振り返る、ホープが髪を撫でていた
「寝癖ですか?可愛らしいですね」
かわいいといってクスクス笑う、そう言えば俺寝起きじゃん、気づいて急激に顔が熱くなる、女らしさの欠片もないことは重々承知だとしても流石にだらしない姿を見られて羞恥しないほど女は捨ててない
、、あぁ、くそ、セラめ、、、寝起きやだらしないとこ見られたのもコイツを家にあげたから、、!!!夢の内容も最悪だったが現実も最悪だ!!
(、、、夢?俺。このあとの情景を知って、、る?)
背筋に冷たいものが流れる
「ねぇノエル君、」
ホープが髪から頬へ手を滑らせる、このあとコイツが言うのは
「『僕のこと、どう思ってます?』」
夢と同じだ、ホープの手が頬から首、そのまま腕を通り手を包む様に握られる、
「ね、どう思ってます?」
「ゆ、友人だろ、?」
とっさに答える、夢ではなんて答えたっけ、、、
、、、間違えたかもしれない、こんな接触してくる相手が友人、何て回答を求めてるはずがない、もっと別の答えを求めてる
「ふふ、そうです、貴女の口から友人といってもらえるなんて嬉しいなぁ、、」
そういうコイツの目は笑っちゃいない
「でも、、、本当にそれだけですか?」
俺の手を握る相手の手にあらんばかりの力を込められる、ギリギリと骨がきしむ
「い"っっ、!!!おいっ、、!!」
折られる、そう咄嗟に距離をとるため手を振り払おうとしても振り払えない、無駄なところに力使うなよ!!!!!
「ねぇノエル君。僕は貴女が好きなんです、あいしてるんです、だからノエル君にも、僕を好きになってほしいんです」
コイツァ危険だ、本能が警鐘をならしまくる、分かってるよこいつが正気じゃないことくらい、でも手が微動だにしてくれないの
「貴女にとって僕は友人ですか?それ以上でもそれ以下でもないんですか?」
頬に手を伸ばされる
「、、、ねぇ、僕のものになってくださいよ、ノエル君」
。、、ヤバい、なにがヤバイって?全部さ、捕まったら終わる、そう思うと足が出た、相手の腹に蹴りを入れその隙に抜け出す、
階段をかけ上がり二階へ、しかしこの家はそう広くない、自分の部屋に鍵をかけて、窓から飛び降りた、今寝間着だとか裸足だとか気にしてる場合じゃない
(あぁ。でも、、武器とってくるべきだったかも)
鍛えてるため腕には自信がある、だが戦闘経験をつんだ男に敵うと思うほど自惚れていない、
この状況を相手が読んでいたら空からも捜索出来る様にしてあるだろう、無闇に動けば見つかる、近い森に駆け込んで必死に息を殺す、空からの捜索を見つからないようにするためには息を殺すしかない、ただただひっそりと、じっとしているしかない
(悪夢だ、、、)
腕にくっきりとついた手形のアザに恐怖が這い上がってくる、そういえば、夢を見た、それも悪夢、この状況ととても酷似したーーー、、、
(あれ?夢だと俺。、このあとどうなるんだっけ?)
ガサッ、
「っっ!!?」
「見ぃつけた、」
口角をあげたホープが俺と目が合うとゆっくりと目を細めた、逃げようと立ち上がるがその前に腕を捕まれ木に押し付けられる、背中の固い感触には覚えがあり背筋が凍る
(そうだ、俺は、、、)
このあと、、、
「逃げるなんてひどいですね、、、そんなに僕のものになるのが嫌ですか?それとも、、、照れてます?照れてるだけなら嬉しいんですけど」
、、、逃げられなかったんだ、腰が抜けてまともに立てずズルズルと木を支えにして座り込む、それにあわせてホープも片膝をつく、体の横に手をおかれ絶望が広がる、
「ノエル君、、、」
ホープの顔が近づく、何をしようとしてるかわからないほど鈍いつもりはない、焦点があわないほど近くにホープのかおがある、唇に一瞬柔らかい感覚がしてホープが身を離す、わずかに頬を染めたホープと目が合う
「ノエル君、逃げませんでしたね、やっぱり照れてたんですか、、僕達、両想いだったんですね、嬉しいなぁ、、」
嬉しそうに頬を撫で愛しげに目を細めるホープは俺が知ってるホープじゃなかった。目頭が熱い、
「これで貴女は僕のものですね、」
。、、俺は逃げられなかったんだ、
嬉しそうに笑うホープのこえが木霊する。もう一度口を塞ごうと近づいてくるホープの顔は涙でにじんで全く見えなかった。口に柔らかい触感がした途端、俺の意識は暗転した
、、、瞼の裏が眩しい、セラがおこしに来たのだろうか?ゆっくりと目を開くとカーテンが開け放たれ日光がさしこんでいた
(まぶしっ、、、)
もう一度目を閉じようとすると頬に何か触れる、撫でられているのだろうか、
「起きてください、ノエル君」
聞き覚えのある声に急激に意識が覚醒する、
(何だ。なんだ、?これ、、、?!)
この情景を俺はしっている、さっき夢で見たばかりだからだ
(、、夢?)
、、、本当に?
あんなにリアルなものが?
あの恐怖が?
(また繰り返されるのか、?)
全身から冷や汗が吹き出す、早鐘のように心臓がなる、たった今見ていたものと同じならこのあとは、、、
「おはようございます、ノエル君、いい天気ですよ?」
、、、ホープにかおを覗き込まれる、
繰り返されるこれは、、、
(夢か?真か?)
>37続き
76:名無し
つーかまじもんのイケメンじゃん、美女じゃん、え?なに、しかもキーボードいっぽん打ちとかこれ何て言うイケメン??
77:希
推しが今日もかわi
78:名無し
お、誤送信か?
79:雷
碧を希の職場に向かわせただけだ、たぶんついたんだろう
80:雪
止められなかったぜ、、、
81:巫女
雪。。お姉ちゃんだもん、しょうがないよ、、、
82:雷
「希がかたまって動かない、」だそうだ、
つ【通信機をもってつんつんと希の頬をつついてる碧の図】
写真は希の部下から
83:名無し
雷様www
かわいいなこれ
84:巫女
お姉ちゃんがはっちゃけだしてる、、、雪がんばれ
85:雪
んな無茶な、、、
86:名無し
つーかずっと思ってたけど部下雷様に従順すぎん?
87:雪
おま、勇者か、?!
88:雷
(武力を用いて)お願いしたまでだ
89:名無し
怖っ
90:名無し
91:名無し
92:名無し
それより希×碧はないのか?
93:名無し
こいつさっきまでのを無かったことに、!!!だがしかし同意
94:名無し
精神衛生上正しい判断だ。そして希碧寄越せ
95:巫女
お姉ちゃん、、、あぁ、希君×碧?うーん。飴玉のおはなしとか?
96:雪
聞いてるこっちが甘くて死にそうなるよな
97:雷
禿同
98:巫女
禿同
99:名無し
見事なまでの同意
100:希
>96~98何処がですか?!!僕はただ風邪っぽかった彼にハッカアメあげただけです!!!
百げと
101:巫女
百おめ、そのあとの会話が問題なんだよ
102:雷
つ【希と碧の会話録】
103:名無し
いちゃつき方ナチュラルすぎる
104:名無し
アイス食べれなくなっちゃう糖分量。、、
105:守護者
保存した
105:名無し
あまぁ、、、
106:名無し
これで付き合ってないの世の中間違ってるよ!!!!
107:雪
>>106、本当にな、
って、うん、???
108:巫女
なんかいたね?
109:雷
ちょっと殺してくる
110:碧
すとっぷ!!さすがに殺すのはアウト!!
111:巫女
もしかしなくてもみんなの宿敵碧を苛めた張本人の師匠だろうね
つ【守護者スペック】
碧の狩りの師、渋さの無駄遣い、碧苛めた許さない、利用したあげくポイ捨てした、許さない、許さない
112:名無し
111おめ、思った以上に怒ってらっしゃる
113:名無し
碧愛されてるし、、、半分小動物だし
114:名無し
イケメンだもの、というか碧は性格もいいらしいし
115:巫女
らしいじゃなくて、いいんだよ、性格、すっごいいいこ
116:雪
禿同
117:雷
あんな仕打ちされてもなお師の事すら案じれるアイツのメンタルはダイヤかなんかか??
118:巫女
もしかしたらタングステンを死ぬほど熱したのかも
119:希
ナンデノエルクンガココニイルンデスカヒェッッ
120:雪
めっちゃ動揺してやがるぅwwwwwww
121:希
うっさいですよこの猪突猛進猪野郎が
122:雷
ビックリするくらい貶したな
123:巫女
希君お疲れ様……
124:雪
酷くね、????
125:希
うっさいですね正当ですよせいt
126:名無し
お?希どした??
127:雷
希×碧だな、現在進行形で部下に通話して見てるが
128:名無し
え?実況キボンヌ
129:守護者
ノエルに触るなど貴様らにそんな資格は無いだろうが…何処に居てでも殺して差し上げようじゃないか、ノエルをな
130:雷
喧嘩なら買うぞカイアス
131:巫女
コテの意味……お姉ちゃん手伝うよ
132:名無し
もしかして:殺したい系ヤンデレ
133:雪
もしかしなくても:殺したい系ヤンデレ
おれもてつだいます!義姉さん!
134:名無し
それより実況はよ!!!!はよっ!!
135:雷
あ、そうだったな、実況しておくからそこの夫婦、カイアスは頼んだ
136:巫女
分かったよお姉ちゃん!
137:雪
うぃっす!
138:雷
それではお楽しみ実況タイムと行こう
139:名無し
FOOOOO!!!
140:雷
部下との通話一部始終
希「ノッノエル君??!!どうしてここに?!」
碧「なんかライトニングが『少しアカデミアにいってこい、ホープがお前に言いたいことがある』って言われたから」
希「why?!!!」
碧「I Don't khow」
希「言いたいことなんて……な、無いことはない、ですが……」
碧「何?」
希「えっと……その……いや、僕はノエル君のことが…」
141:名無し
なんでそこで切るんだァァァァア!!!
142:名無し
コテハンの意味wwww
>141禿同、雷のおにちくぅぅぅう!!!
143:雷
おちつけ、少し位待て!!
希「あー……えっと……その、愛、しているというかなんというか………」
碧「………へ?」
希「あ"ーッッぃやっぱ取り消し!!!取り消しでおねがいしま……す……?」
碧「ほ、本当、か?」
希「……へ??」
碧「………ありがと、ホープ」
希「……ま、マジです、か???」
碧「う、煩いっ!!!あんまり聞くな!!!」
希「えぇっ??!ちょっ、ちょっとノエル君??!!」
リ ア 充 爆 発 し ろ
144:名無し
wwwwwwwwwwwwwwwww
145:名無し
尊いって思ってたらラストぉwwww
146:巫女
え?やっとくっついたの?!というか今までくっついてなかったの?!
147:守護者
148:雪
おい守護者しんでんだけど?!
149:雷
いいんじゃないか?
150:名無し
mjk………お幸せに~!!
151:碧
終われ!
end
『飴玉』ホプ→ノエ
「くしゅんっ!……」
かわいらしいくしゃみが響く、隣の愛しい少年からだ。
「どうしました?ノエル君、風邪ですか?」
「否定、ちょっと喉がいたいだけ」
それが風邪なんじゃないですかね、という言葉をどうせ言っても納得しないだろうから飲み込んでそっと声をかける
「休んだ方が良いですよ?」
まぁどうせ拒否してくるだろうけれど、分かっていても言ってしまうのだ
「却下、大丈夫だから」
予想通りの返答に苦笑し妥協案を出した
「はぁ……どうせそういうと思ってました、代わりにこれを食べててくださいね?」
ビニールに包まれているビー玉のような青色のありきたりなのど飴だ、スースーして人の好みは別れるだろうが有無は言わせず押し付ける、
「透明がかった青い……球体?食べられるのか?」
少し疑わしげな目線を向けている彼が微笑ましくて笑顔で見つつ美しい青色の瞳を見つめる
「えぇ。これは飴の一種でのど飴と言うんですよ、喉によくて痛みや咳などに効果があります」
相手がおれないことは重々承知だ、ならばサポートに回らねば、迷惑をかけてばかりじゃ居られないから
「ふーん……綺麗だな、これ、ありがと!」
「いえいえ、此方もグラビトンコアやカオスクリスタルの件でお世話になってますから、」
「…そっか、了解」
此方の意思を汲み取ってくれたのか余計な事は言わず笑顔で感謝を告げてくれる相手にひどく心が楽になった、やっぱりお世話になりっぱなしだ、そのまま彼が飴を口に含む、そうすれば困惑したように目を瞬かせた
「っ?!なんかっ、これスースーするっ、?!!」
そういえばハッカははじめてか、凄く困った顔をした彼に軽く解説を入れる
「それはハッカが入っていてすーすーするんです、涼しげでしょう?」
悪戯が成功したようにクスリと笑う、わざとじゃなかったが新鮮な反応が見れたのでよしとしよう
「納得、でもそういうのははやめにいえよな」
彼もクスクスと楽しそうにわざとらしく注意してくる、軽い冗談を言い合えるこの時間は酷く暖かくて優しくて
___大好きだ、ずっと続けばいいのに、そう願ってしまった
「………約束、絶対俺、カイアスにかつから、アンタも頑張って、」
あの飴と同じ、キラキラとした真っ直ぐなまだ幼い瞳を向けてくる、あぁ、敵わないなぁ、僕はふかくそうおもった、少し目を伏せて彼の言葉を胸に刻み混む、ゆっくりと彼の顔を見つめて静かに返事をした
「……えぇ、そうですね、きっと、きっとあらがって見せましょう?」
「勿論」
青い青い飴玉が濡れて溶けてしまわぬように、濁らぬように、側で彼の願いを支えて行けたらな、そう強く決意した
end
『翡翠』FFLR ノエル君のみ ホプノエ
路地裏に赤黒い鮮血と鉄の香りが巻き散った、これで何人目だろうか?20を越えた時点でもう数えるのはやめた、悪人をこうして殺めるのはもう慣れた筈なのに未だに躊躇ってしまう、罪のない市民が私利私欲の為に殺されるくらいだったら先に悪人を殺す方がいい、そう分かっていても奪えば奪うほど手は赤く染まり重くなっていく気がしていた、もう、500年も生きて諦めてる筈なのに、
「…………俺は、何がしたかったんだっけ、」
思わずぽつりと一人血塗れた路地裏で呟いた、あぁ、意味のない問答だ、そう振りきって歩き出そうとした、そんなとき翡翠色が目に入った、飴だ、包装紙をそっと破り口に含めば懐かしい涼しさが口に広がった、あの優しい記憶と同じ味だ、つうっ、と頬に一筋の水滴が流れた、そのまま決壊したダムの様にぼろぼろと流れ出る、無意識のうちに口からこぼれたのは
「何をっ……望んでたんだよっ、!!返してっ……くれっ、!!!」
嗚咽に混じった声で、あの時の優しさを、暖かさを、もう届かない愛しい記憶を欲する様に手を伸ばした、儚い光で幻想だとしても、すがっていたかっただけだ
________壊れた幼い心は。暖かい希望に触れて絶望を知った、
「希望を持つことが、絶望の始まりじゃないか……なぁ?"ホープ"」
end
『結局生きやすいのは』
ノエル君のIQのおはなし、頭がいいから馬鹿を演じるノエル君
「___で、こうなるんです、わかりましたか?ノエル君」
「否定、全くわかんない………」
「えぇ……」
「ホープ君…私が変わろうか、?これでも先生だし……」
今日はノエル君の勉強会を開いた、彼は滅び行く世界でまともな勉強はできていないだろうから旅の息抜きもかねて教えていた………が、いかんせん普段の巧みな交渉術や頭のよさはどこへやら、物覚えが非常に悪かった。セラさんにバトンタッチしようか、何て思っていればノエル君が苦笑し声をあげた
「やっぱり時間の無駄じゃないか?勉強、嫌いじゃないけど俺、頭悪いみたいだし、」
「え?でも……」
「大丈夫だから」
それだけいって彼は「アイテム買ってくる」と出掛けていってしまった
「………彼、あたまはいいはずですよね?」
「かなり切れる頭だよ、?実際ノエルの話術や計算で切り抜けた事もあったしね、フレイムフォッシルとかみたいにオリジナリティ溢れるセンスもあるから閃きもあるし」
「はぁ……って、あれ、?」
部下からの通信がなりひびき渋々とってよくよく耳を傾けてみればノエル君の声もした
[…ば……なふり、らくじゃ……」
バカなふりも、楽じゃない、?僕の耳には確かにそう聞こえた
「今、ノエル君……」
[主任?]
「あ、あぁ悪い、何でもない……」
思わずぼっとして呟いてしまった、そっと連絡を切ったあとセラさんに向き直る
「………聞こえましたか?ノエル君の本音」
「嘘、?!なんかいってたの?!」
「微かにいってました、録音があるので……えっと、ここです」
繰り返し問題の台詞を再生すればセラさんは「え、?」と小さく呟いた、
「………やっぱり、ノエルは理解しててあんな態度を取ってたの、?」
「計算で動いてることはまちがいない……でしょうね」
問題はなぜ僕達にまで演技をするのか、彼はいつも表面を取り繕って明るく演じていたが少なくとも前よりも減った筈なのに、
「……直接、聞いてみます!!」
「ホープ君?!」
バタンと扉を開けて無線の位置と声の大きさから彼の位置はある程度割り出せる、街中でとんでもなく人が多いことを計算には入れてなかったが彼はその美貌と服装から自然と目線を集めるため問題にはならなかった
「っ、ノエル君!!!」
「あ、ホープ!どうしたんだ?そんな息せききって、」
"いつも通り"な"明るく素直"な彼がそこにいた、根は純粋で素直なのはまちがいないがだからこそ傷付きやすい、自分を無意識に誤魔化してる事が良く伺えた
「君はっ……どうして馬鹿な振りをっ……演技を続けるんですか?!!」
「………質問、なんの話?」
「誤魔化すな!!!!」
「ッ!!!!?」
流石の彼も荒い口調で言われた言葉には驚いたらしい、周りの人だかりも増えている、鬱陶しい、そう思って彼の手をぱしんっとひったくってセラさんの待つアカデミーまで歩を進めた
「もう誤魔化すのはやめてください、で、どうしてですか?」
「……いきやすいだろ?」
「は、?」
「っぷ……あっははっ!!!だってそうだろ?馬鹿っていうレッテルがあれば皆いつか見捨てる、一人で回りを巻き込まず生きていける!……一人になっても気付かないまま生きていけるだろ、?」
「ノ、エル君……」
ノエル君のただただ悲痛な心情がはきだされる、笑って答えていたのに最後は声が震えきっていた、結局、彼は痛みを誤魔化すため、そして周りから見離されるため、結局彼が一番自分を見捨てている考えだった、だから彼は「ばかなふりも楽じゃない」……「痛みをごまかすふりも楽じゃない」なんて呟いてしまったのだろう
『甘いパンケーキと燻るバター』現パロ(ライノエは前世(原作)覚えている)
「ねむ、」
静かな1人の部屋で声が響く、寂しい、そう強く思うのを誤魔化す為の言葉だった。優しい希望の彼が帰って来るまでの時間はいつも長く感じるが今日はもっと長く感じた、寒い風に指先の温度が下がる。同じ様に心も冷えゆく感じがしていた。少し暗い夕焼けの空を眺めていれば藍色の瞳に橙が混ざり合った。しん、とした部屋に自分が溶けていってしまいそうだった。橙から深い瑠璃色…紫に移り変わる景色は淡く水彩を混ぜている様だった、
「……アイツみたい」
前世で彼の師をしていたアイツの髪色を感じる色だった、思わず一枚だけ写真を撮って黙っていたがふと寂しさを紛らわせる為にライトニングに電話を掛けた
「……あ、なぁ、ライトニング、今暇か?」
[?、あぁ、暇だ、私は自営業だから融通は効くしな]
「ありがと、アンタ以外には“昔の事”話せないしな」
[……あぁ。そうだな]
何かを察してかは知らないが優しい声になっていた、昔のセラとの冒険、ホープとふざけて楽しんだ日々、ライトニングとの約束、様々な昔話をして笑い合った
[……所で何の用だったんだ?ノエル、]
「あぁ……ちょっと、空を見ててさ」
今じゃ暗い闇に浸かっている空を眺めながらつぶやく、ライトニングの声がまた響く
「空?今は暗闇だが」
「……そ。でも電話掛ける前はさ、綺麗だったんだよ」
そう呟き先程とった写真を送った、
[……成程、つまりお前はこの空を見て寂しくなったかカイアスにを思い出したか……そんな所か、]
「はは……そ、」
核心をつかれて思わず苦笑し肯定した
[成程な、まだホープは帰って来ない時間だから1人きりだ、と]
「そうそう、だからなんか……誰かの声を聞きたかったし、昔の話、したかったから」
寒い部屋も誰かと話していれば普段よりずっと暖かく美しい時間に感じた、前世じゃ有り得なかった時間が幸せだった
「あ、ドアの音……帰ってきたっぽい、それじゃあな、ライトニング、ありがと」
[あぁ、わかった、それじゃあ]
「ただいま帰りましたよ~ノエル君!」
パッと電話を切ってドアのほうへ駆け寄る、優しい声で帰ってきた合図があった、
「おかえり、ホープ」
「あれ、なんか嬉しそうですね?」
「ちょっとライトニングと昔話を、な」
「へぇ?」
たわいない会話に思わず口元かふっと緩んだ、軽く過去をぼかせば察して深掘りはしなかった、正直学校終わりからホープを待つ時間が昔を一番思い出すな、なんてふんわりと思った口には出さないが
「そういえば部屋、暗いですね、電気つけなかったんですか?」
「あぁ、結構長い間電話してたからさ、」
「へぇ……」
いつの間にか空にはきらきらと星と月が瞬いていた、冬空の澄んだ空気が酷く心地良い、ひとりぼっちだった時と違って凄く幸せを噛み締めていた。景色は綺麗だった、アンタと出会う前よりもずっとずっと、
「そういえばノエル君、お土産を買ったんですけど……パンケーキです、食べませんか?」
「ぱんけえき…?」
優しい声で知らないものの名前を出されて首を傾げた、その時ホープがそっとリビングに案内する、白い簡素な箱を机の上に置きフォークとナイフを取りに行っていた、俺は飲み物を用意していた、用意が終わればそっとホープが白い箱をそっと開ける、その時甘さとバターの香ばしい香りが鼻を燻った、あまり嗅いだ事のない香りに目を瞬かせているとホープがクスクスと笑って椅子に座った、ノエル君もお座り下さいと言われ素直に座る、
「蜂蜜とバターをかけると美味しいですよ、でもまぁまず、何もかけずにどうぞ」「了解、いただきます…」
一口食べれば優しい甘さとふわふわの食感が口に広がった
「美味しい……」
「ふふっ、それはよかったです、1時間も並んだんですよ?」
「へぇ……」
だから遅かったのか、という言葉をパンケーキと一緒に飲み込んだ、寂しい、何て言える訳がなくて、ホープも一口食べて「あ、本当だ、」と呟く様子を眺めながらパンケーキを食べた。甘くて美味しいが少しだけ、本当に少しだけ胸がきゅっとした、
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