ここはとある異世界。
この異世界の周辺には、二つの国と、二つの国の間にある大きな森があった。
平和な人間達が暮らす「マファリム王国」と、魔物達が暮らす「ミカレヌ魔国」。
両国は昔から貿易などが盛んで、何百年もの間仲良く過ごしてきた__
だが、二つの国は近年、険悪な状況に陥っていた。
大昔に起きた「ある事件」のせいで、両国は大戦争を勃発。
それ以降、二つの国は差別・偏見を多く生むことになってしまい、決別状態となってしまった。
ミカレヌ魔国の魔王は言った。「マファリム王国を支配するべきだ」と。
マファリム王国の姫は言った。「ミカレヌ魔国が戦争を仕掛けるかもしれない」と。
お互いがお互い、いつ襲ってくるかわからない状況。
その近況を聞いたメレーヌフォレストの森の長は言った。「争いを止めるべきだ」と。
メレーヌフォレストの民達は、二国の戦争を繰り返さないためにもどうにか対策を考えなくてはいけなかった。
それは突然やってきた。
ある日突然明らかにこの世界の見た目にそぐわない、いわば「異世界人」たちが各地に出現し皆パニックになっていた。
それは別世界から迷い込みこの世界へやって来た者達。
森に迷い込んだ者、王国に迷い込んだ者、魔国に迷い込んだ者様々であったーー。
回り出した歯車は止められない。
迷い込んだ者達を呼び寄せ、全てを操り、新たな国を作らんとする者達が今、動き出そうとしていた。
「「この戦い、制するのは我々だ!」」
『…さあ、始めようか__』
さて、異変解決と共に彼等は無事に帰れるのか___?
彼等の運命は、いかに。
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