掲示板ファンさん 2023-08-23 16:05:55 |
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お前か。勤務時間より少々前だが良い心掛けだ。
小児科医。もし腹が減っていたらで構わないが、食うか?
(明朗な声の方へ視線を向け、腕時計を見遣ると勤務予定時刻より数十分前で相手にしては珍しいなと思った。普段であれば時間が無いとあくせくしては躓き或いは転んで、此方が冷や汗をかく事になるだろうが、どうやら今はその心配もないらしい。相手がゲーム攻略に手を付けている間、気紛れにもケーキ皿へ一切れを取り分ける。一度に食べ切るには流石に量が多くその場にいる永夢にでも、食べて貰って良いかもしれないと思ったので、イヤホン越しでも聞こえるようにやや声を張り上げて尋ねる事にして)
(/掲示板ファン様のロルには特に気になる点はありませんでしたので、引き続きよろしくお願いします。関係性についても了解です。付き合う前との事ですので、まだ天才ゲーマーへの想いを自覚していないという設定にしました。引き続きよろしくお願いします。)
えっ、良いんですか?ありがとうございます!
(相手の声に反応して顔を上げ、ふとそちらを振り向くと皿に乗せられている、切り分けられたパイが目に入った。お言葉に甘えることにしてゲームをポーズし、笑顔で小さく会釈をしながら皿を受け取る。ライトに照らされて艷やかに光るアップルパイの表面を少しの間見つめた後、フォークを手に取って端を口に入れた。随分美味しかったらしく、目に見えて表情が明るくなると、あっという間に完食してしまい、空になった皿を洗いに一旦椅子から立ち上がり)
(此方こそ、宜しくお願い致します。)
…そんなに急いで食べてもケーキは逃げないぞ。
(相手が食べ始め暫くその様子を眺めているとケーキを食べている姿がまるで無邪気な子供のようで、今に始まった事ではないが天真爛漫な相手を前に目を細める。椅子から立ち上がった相手の前に立って制止した後「俺がやる」と言って皿を回収し、流し台へと向かう。皿を洗っている間は黙っているのも落ち着かないように思われるので、何気ない日常会話を持ちかけて)
近頃風邪が流行っているな。小児科医も休みはきちんと取れ。
お前の事だから夜遅くまでゲームをしているだろうが。
…はい、気をつけます。
(皿を回収されると大人しく椅子に戻り、何もしないのは退屈なのか再びゲームに手を伸ばしかける。が、相手からの指摘がどうやら図星だったらしく、少々バツの悪そうな苦笑いを浮かべながらもゲーム機を手に取り、イヤホンを耳に挿し込んでゲームを再開した。暫くはゲームの攻略に集中しているようで、慣れた手付きでステージを次々にクリアしていたが、やがて一段落ついたのかゲーム機を置く。少しの間また若干の気まずい空気が広がったが、今度は自身から口を開いて)
そう言えば…飛彩さんって、休みの日とか何してるんですか?あんまり想像できなくて。
休日か…基本家に居るが、それがどうした?
(すっかり綺麗になった食器類を棚にしまい相手の元へ戻ると、再度ゲームに熱中しているらしく此方から話を切り出すタイミングを失って手元にあった書類を読んで時間を潰す。数分後、休日は何をしているのかと尋ねられたので顔を上げ「想像できない」とはどういう意味だ、とすかさず問い質そうとしたが、そういえばプライベートな事柄について話した覚えが無く。自分からもあまり口にしない為直ぐには思い浮かばずにいて眉を顰め首を傾げる。休日は家でゆったりと過ごすことが多く、特筆すべき趣味も無い。自分から仕事を除けば何も残らないから返答に困る。強いて言えば行きつけの洋菓子店へ足を運び、ケーキやシュークリームを買うくらいだろうか。なんとか頭の中から捻り出して答えた所で折角の機会だから、と相手の過ごし方も聞いてみることにして)
まあ…それ以外はカフェやパティスリーへ行く。
お前の方こそ休日は何をしてるんだ?
僕は…まあ、ほとんどゲームですね。たまにゲームセンター行ったりもしますけど、基本的には家でゲームをしてます。
(大体は自身が勝手に想像していた通りの過ごし方を聞き、改めて相手のことを仕事人間だ、と認識したようで小さく笑った。その後自身に話が振られると恐らくこちらもまた相手の想像通りだろう、と思われるような休日の過ごし方を答える。専ら家に引きこもってアクションゲームやらRPGやらをプレイし、時折外出してもゲームセンターでリズムゲームを遊んでいるような不健康な生活に自身でも苦笑いを溢しつつ、想像通りだったかと問いかけるように首を傾げて)
やはりか。
気分転換になるのなら俺は構わないが、長時間画面を見て疲れないのか。他には何をして過ごしてるんだ?
(此方も永夢の休日の過ごし方は全くの想像通りといった所で、思わず溜息を吐く。本人が楽しければそれで良いだろうが、ブルーライトを浴び続けるのは健康上よくないと思うので、ついつい研修医時代の頃のような咎めた言い方になってしまう。そういえば小児科医は独りでゲームをしている姿以外あまり思い浮かばない。時々ポッピーピポパポやパラドと遊ぶ事はあるだろうが、ゲーム以外には何をして過ごすのだろうとふと疑問に思ったので尋ね)
他ですか?…うーん、スマホで昔の映画を観たり、とかは時々。
(相手の溜め息を聞けば想定通りの反応だったらしく、取り繕うような苦笑いを口元に浮かべた。その後他にはどうか、と聞かれると絞り出すようにして答え、自身の世代としては少々古めではあるが、おすすめの映画タイトルを挙げていく。それ以外となるとやはりゲーム以外していることが無いので、改めて自身のゲーマーっぷりを理解したように苦笑いを浮かべたまま、放置していたゲーム機の電源を落とし)
幾つか見たことがあるな…
丁度「映画」で思い出した。話は変わるが、先日患者からこんな物を貰ってな。
(相手の挙げた映画のタイトルの中には、幾つか観たことがあるものがあったので反応する。そして映画という言葉を耳にして思い出したのは親父経由で担当患者から貰った2枚のチケット。しかし周りに誘う相手がおらず、かと言ってジャンルからして独りで見に行くのも気が引けたのでやり場が無かった。その作品は人気ゲームの映画化で巷では話題となっている。正直ピンとは来ないが、小児科医が好きなジャンルだろう。親父から「いい加減誰かと遊んだりしなさい」と口煩く言われていた所だし、引き篭もりを外へ連れ出す良い機会だと思いながらふと提案する。始終無表情で、本人らしくない言葉を口にしているのはどうやら無自覚なようで)
どうだ。週末に映画を観に行かないか。
俺が誘って気が乗らないのなら、この話は忘れろ。
え、良いんですか!行きます!
(相手の手に握られている映画のチケットはちょうど自身が観に行こうと思っていたもので、思わず食い気味に返事を返してしまう。自身では気付いていないようだが子供のように目を輝かせ、若干身を乗り出しがちに相手を見つめていた。どうせ週末の予定はゲーム以外に決まっていないし、相手と映画を観に行ってもいいだろう、と内心思っているようで)
なら良かった。日にちと時間は此処に書いてある。
始まる少し前に最寄駅で合流するか。
(予想以上に食い付いて来たので驚きの余り目を見開いて、内心安堵していた。手元のチケット1枚を相手に渡して日程を確認するように促す。誰かと出掛けるのも久方振りといった所で「その後はどこかで食事でも…いいだろう」と遠慮がちに呟き提案する。気づけば勤務時間が差し迫っていたので、階段を降りる間際に一言残して去ってゆき)
…小児科医。俺はそろそろ現場に戻る。また後で。
はい!
(相手がその場を去ってしまい、一人残されると今しがた電源を落としたゲーム機を取り出し、時計を気にしながら最後のステージを攻略し始める。やがて外がにわかに騒がしくなり、同僚達がCRに入ってくる気配を感じたらしくゲーム機をリュックに戻し、ゲーマドライバーを片手にバグスターの処置に向かって)
(病棟内の心臓血管外科にて。一患者の診察が終わり電子カルテを見直していると、突然首元のゲームスコープが警告音を鳴らす。救急通報に瞬時に対応できるよう事前に備えてあったゲーマドライバーを持って小走りに、現場へと直行して)
…ゲーム病。恐らくワクチン接種の経歴は無し、か。
…疲れた…
(何故か今日はゲーム病患者がひっきりなしに発生したらしく、ほぼ満身創痍の状態でCRに戻ってくるなり死んだように机に突っ伏した。そのまま暫く気絶するように眠り込んでいたらしいが、ふと目を覚ますと近くの自動販売機で買っていたジュースに口を付け)
…随分と疲れているようだな。だが、今回も患者の命が救われた。
(CRへ戻り相手の顔色を窺うと、先程まで疲れて眠っていたようだと見て取れて、隣の椅子に腰掛け労いの言葉をかける。正直言って此方も仮眠をとりたい気分ではあるが、根を上げるのは性に合わないと思っているようで)
あっ、飛彩さん…何だかすみません。お疲れ様です。
(随分ぼんやりしていたらしく、隣に座られても暫くはどこか遠くを見つめながらジュースを飲んでいた。が、ようやく相手に気づいたのかきまりの悪そうな表情を浮かべつつ頭を?く。労いの言葉を返すものの、相手の疲れたような顔色をじっと窺うとおずおずと口を再び開き)
…顔色、悪いですけど…大丈夫ですか?
……。少し疲れている。
これから休息を取ろうと思っていた所だ。
(相手から顔色を慮れて、いつものように心配される必要は無いと反論する余地もないので沈黙する。体調管理は整然たるドクターとして求められるもの。今の自分に休息が必要な事くらい勿論分かっている。「少し寝る」と呟き目を閉じて暫く経つと隣にいて安心しているからか、普段の本人は意地っ張りなのに相手の肩に寄りかかって眠っており)
…どうしよ…
(ゲーム機を取り出そうとしていたらしいが、相手の頭が肩に乗せられてしまうと身動きが取れなくなる。少々困ったように呟きつつ、行き場を無くした片手で近くにあったブランケットを引き寄せ、取り敢えず相手に掛けた後はそのままの姿勢で固まっており)
……!
すまない。お前の肩で寝てしまっていた。
(15分程経った後に目を覚ますと頭部には硬い感触、そして視界が妙に思われたのでゆっくりと起き上がる。視点を下方に向ければ膝掛けがかけられていて、うっかり相手の肩を借りて眠ってしまっていたことが徐々に分かり普段よりも少々慌てた口調で謝っていて)
あ、気にしないでください!
(暫くして、肩から相手の頭が離れたかと思えばいきなり謝罪される。少々困惑しつつも気にしていない、と言いたげに首をぶんぶんと勢い良く左右に振ってみせた。その後は先程取り出し損ねたゲーム機へと再び手を伸ばして)
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