歌うお子ちゃま 2023-08-07 22:50:44 |
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ふえ、っ!?…買いに、何?
(突然手を引かれ、されるがままに玄関へと引きずられ。何事かと目を瞬かせつつ、何か気に触ることをしただろうかと掴まれたままの手と相手の顔を見比べつつ「ごめんなさい、大きい声出さないから、ごめんね?」と機嫌を取るように。そのまま勢いで相手のサンダルに足を入れてしまい、久しぶりに履いた靴の感覚に思わずパッと自分の足元を見下ろし)
あ、ごめんね、急に手引かれて怖かったよね
僕とお買い物行こ、つむぎくんのお洋服とか、アクセとか買うの!(相手が謝りだすと、つい勢いで手を引いてしまった事を謝り、怒っていないことを示すように笑顔で買い物に行こうと言い。そして自分のサンダルを履いてしまった相手に、「僕のサンダル履く?」と尋ねては、自分が今着ているワンピースに合わせた少しヒールのある靴を履いて)
お買いもの…いいの?お外出ていいの?
(相手の声色が変わるのを聞けばハッとして口元を押え。続く買い物に行こうと誘ってくれる言葉にキョトンとした顔を見せて。自分のために何かを買ってくれるという人はいなかったが外の世界には憧れがある。相手が履いたヒールと自分の足元を見比べては「靴もポイってされたから今日はこれ借りよっかな…さくらくんの靴もピカピカで可愛いね!」すっとしゃがみこんでヒールのつま先をそっと撫で)
もちろん、つむぎくんはこれからはいっぱい一緒にお出掛けするんだから(相手がいいのかと言うと、大きく頷いて、今後は色んなところに連れていくつもりだと言い。自分のヒールを可愛いと言われると、嬉しそうに「えへへ、そうでしょ?このヒールの靴、すっごく可愛くて僕のお気に入りなんだ」と言い)
僕のこと連れて行っても怒られないの?
(前の主のところでは外出は禁止、その人のこじつけた嘘だが、お前を連れて出歩くと怒られるから、との命令が出ておりずっと狭い部屋に閉じ込められていた。それが彼は自ら自分を連れ歩くという。どういうことかと不思議そうな顔をするも、彼のお気に入りが分かればもっと褒めたら喜んでくれるかな、と「この靴履いて一緒に歩いてくれるの?嬉しい!僕もさくらくんみたいになりたい!」とぴょん、と立ち上がって)
ヒューマノイドを連れ歩いたから怒られる、なんてそんなの聞いた事ないよ?(相手の言葉に思わずきょとんとしてしまい、聞いたことがないと言い、相手からさらに褒められれば、照れてしまい、「僕みたいに?ふふ、じゃあつむぎくんも、とびっきり可愛くしてあげるね」と言い)
そう、なの?…じゃあ僕もさくらくんとお散歩たくさんできる?
(買い物をしたり、なにかの用事でなくとも彼とは一緒にいたい。人間は仕事というものをするからその合間にでも構って欲しいとそう問いかければ、照れたように微笑む表情を真似てへにゃっと頬を染めて微笑み。「さくらくんの声は優しくて僕大好きだよ!」こんなに柔らかい空気を纏う人間を知らない。彼は自分に嫌なことはしないと言う気すらする。彼のような空気を自分も纏いたいと、足りない語彙力を駆使してやっと大好きだ、と伝え)
わ…お外って色んな匂いがするね!
(香り検知機能はドーナツのいい香りを検知したようで、ドアを開けた途端に目を細め。何の匂いかまでは分からないものの、不快なものでは無いため楽しそうに鼻歌など歌って)
えへへ、ありがとう(相手に大好きと言われると、嬉しそうにふにゃりと笑いながらお礼を言って。そして相手と外に出れば匂いがすると言い、案内をするように街を歩き、「色んなものがあるからね。確か、つむぎくんたちヒューマノイドは、食べ物は食べないんだよね?」と確認をして)
うん、でも…あれ、食べたい!
(確かに自分たちに食べ物を入れるスペースは無い。しかしここで好物として設定されているアイスクリームのお店を見つけてしまいパッと指をさして。)
さくらくんアイス好き?…嫌じゃなかったら一緒に、
(見せてもらうだけでいい。食べて食べられないこともないだろうが余計なバグが起こればまたさようならしなければいけないかも、と店先を見ればそこにも自分たちと同じようなヒューマノイド。看板息子としての立ち位置だろうが目を輝かせて「兄ちゃんだ!見て、兄ちゃん!」と嬉しそうに相手の手を取って)
つむぎくん、アイス好きなんだね(相手がアイス屋を指させば、食べられないとはいえ、相手の好物なんだなと思い、見せるくらいならと思っていれば、相手が目を輝かせて言った兄ちゃんというのが気になりその視線の先にいるヒューマノイドを見て、「この子が、つむぎくんのお兄ちゃんなの?」と尋ねて)
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