李童 2023-08-07 20:42:08 |
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>リッド
気にすンな。違ェならそれでいい。
──ガキ扱いされたくねェとか、他人に見られて困るだとか……そう感じなけりゃあ、な。
( しんみりに見えたが相手がそうじゃないならそうなんだろう。そっと話題から外れ、撫でる行為が子供を宥めるのと同じようなことなら先に止めろと言って欲しいと思ったのは事実で。特に気にする素振りが無いのを見届け、共に手を合わせ終われば立ち上がり )
で、捌いた肉ッてのは保存食にでもするのかい?
>夕神迅
あー、そうゆうことか……
(言われて漸く理解したのか、苦笑いしつつ軽く頷き。旅の最初の頃なら警戒心剥き出しで距離を取っていただろうけど、今の自分は周りに守るべき人が居ない状態だからこんなに鈍いのかなとぼんやり考え)
ん、そうだな。干し肉にしたら長持ちするし…つってもとりあえず場所作りからだな、後は寝床の確保とか…俺は木の上とかで適当に寝れるけど、迅さんはそうもいかないだろ?
(直ぐに帰れればいいけど多分長いこと居なくちゃいけないだろうと苦い顔をし、やれることからやっていこうかとゆっくり立ち上がり伸びをして歩き始め)
>リッド
……寝床なんざ俺も適当でいい。強いて言うなら雨風凌げりゃ何処でも構わねェさ、
( 猟師ならではの食の使い道に感心し、寝床について気遣ってくれている事に数秒黙るも直ぐにヘラりと口角上げ。ついでに気になる質問をひとつ )
あー……後アレだ。さっきの魔物ってのは夜にも出やがるのか?
>夕神迅
ん、そっか?じゃあとりあえず洞窟探してみるか…
(旅の最中ならテント一式あったものの、今は身一つと剣、腰のポーチしか無く。適当でいいとはいえ流石に森の中ではゆっくり眠れないだろうと、何を探すか決めて辺りを見回しつつ自分が先行して歩き、伸びた草は踏みしめたり剣で切ったりして夕神が歩き易い道を作りながら探しつつ、質問に答え)
そうだな……多分出ると思う。だから夜は焚き火して、火を絶やさないようにしねぇとな。あ、心配しなくても俺は慣れてるから、迅さんはゆっくり寝てくれていいぜ?
>リッド
洞窟? そんな場所なんてあンのか。ッたく……俺ァとんでもねェ所に来ちまったモンだ。
( 自分が全く別の世界に飛ばされたなんて周りの連中に言ったら夢だ何だと馬鹿にされている筈だ。平地だけでなく洞窟とは近くにあるものじゃないだろうに。地図も無いのに簡単に探せる場所でもない、だが相手はあると確信しており。場違いな自分に呆れる中、行動力ある若者の存在を頼らせて貰うほかなく )
しかし、地図が無いってのによく進めるよなァ……大したタマだぜリッド。
>夕神迅
あー…まあ、何となくな。動かないと何も見つからないし、何より魔獣のいい的になり易い。だからとにかく、安全って思える場所は早めに見つけた方がいいんだ
(旅の最中に幾度となく危険な目にあった為か、妙に肝が据わっていて。来たことのない場所で自分達以外に人が見当たらないのなら、じっとしていた方が危険だからと話しつつ暫く歩き続け)
…お、あった。使えそうだといいんだけど……
(良さげな大きさのが見つかり、とりあえず中を確認する為に木の棒を拾っては、術技の鳳凰天駆を使う際に発する炎を腕の動きだけして一瞬発生させて火を灯してたいまつにし、そのまま中に入っていき。広さもあり足場も濡れておらず、拠点として使えそうだなと安心してはとりあえず適当な場所にたいまつを置き)
【とっても便利な鳳凰天駆…本来の使い方ではないですが、まあ目を瞑ってください笑
>リッド
夜に近づく前に安全圏に入れ、ッてやつか。
にしても──……、
( ただの猟師じゃなくなりかけてる印象。頼もしい反面、行動力は人一倍、相手にとって当たり前であっても頼りきりもどうか。単純に気遣いでもやはり遠い存在であり。不信感はないが先程からの剣技にしても本当に自分からすれば、絶対にあり得ない動き。相手の後ろを、小さな背中を見つめながら考えごとをし松明の明かりの近くで立ち止まり )
>夕神迅
そうゆうことだな。
とりあえずこの中なら雨風は凌げるし、迅さんはゆっくりしててくれよ。俺は少し出て、色々集めてくる
(洞窟の中でじっとしていれば魔獣は来ないだろうし、最悪来ても松明の火を掲げればそれ以上は近寄って来ない。一緒に行動してもいいがそれよりは少しの間待っていて貰った方がいいかと判断しては外に出ようとして)
>リッド
……ん、そうすらァ。リッド、あんまり遅くなるんじゃねェぞ。
( 明かり一点見つめていれば安心感が芽生える。暗くなるにつれ洞窟の中で一晩過ごすのは初めてだが、常に牢篭りしている身としては暗さなんて気にもしないものだったのに。外歩きは相手に任せる方向にし、お言葉に甘えて洞窟内と言っても入口近い所に腰を下ろし静かに深く息を吐いて )
>夕神迅
ん、分かった。なるべく早く帰ってくる
(出る前に振り向いて頷き、暗闇になる前には戻ると約束しては駆け出して行き)
(拠点近くに簡易的ではあるが干し肉を作る為の木やらを設置してその場に紐で吊るし、他の獣に奪われないよう色々細工してから遠出を始め。焚き火用の枯れ木を集め紐で纏めて持ちつつ、他にも必要な物を手際よく入手していき。途中魔獣と戦闘になるもそう苦戦せずに倒した、のだが。その際に体液が腹に掛かり、剥き出しだったせいかその部分が痛み始め、やっぱり迅さんを置いてきて良かったと苦笑いしつつ水場を探し求めて歩いていれば、意外にも拠点近くに見つかり。安心しつつとりあえず軽く流してみればほんの少し楽になった気がした為に、そのまま拠点に戻ることにして)
待たせたな、迅さん。近くに綺麗な水場があったから、水筒でもあれば汲んでくるけど…そう都合よく持ってない、よな?
(出入り口付近に入手してきた物を置き声を掛け。都合良くない持ってないかと苦笑いしつつ、無意識で先程まで痛んでいた箇所を手で隠していて)
>リッド
水筒なんざねェが、少し奥にこんなモンなら……
( 何かの役に立つかと暗がりの中、手探りでたまたま手に当たった物体はビンで )
……で、テメェは何を隠してンだ。クック、まるで見つけてくれって言ってるようなモンだぜ。( 近くに水場があるなら自分が行くかなと思い立ち上がり、ビン片手にすれ違いざま相手の肩ぽんと叩き )
まだほんのり明るい……俺が汲んできてやらァ。
>夕神迅
お、いい物あったんだな。
(それなら直ぐ行ってこようと動こうとしたものの、何を隠していると言われればビクッと肩を跳ねさせ。軽く笑いながら何でもないと話したものの聞いて貰えず、肩をぽんと優しく叩くその手に安心感を覚えたのか少し力を抜いて)
…お願いする。けど、何かあったら声張って教えてくれ、直ぐ駆け付けるから
(ここは素直に甘えるかと思い直してお願いし、異常があれば全力で助けに行くと約束して)
>リッド
何かあったら、だァ?
テメェより何年生きてると思ッてンだ。
……いいから休んでろ。
( 少しずつ空も夕闇へと変わる頃、土地勘のない広い世界の一平野で独り歩きは悪くない。相手の言葉は飲み込んだつもりだが、それを素直に受け取ろうとは思っていない。悪口に似たぶっきら口調さながら洞窟を後にし、藪の中へと姿を消していく。
水汲みだけなら時間は掛からないだろうが、相手の隠していた事の方が気掛かりで何か薬になりそうな葉でもあればと思う。こんな時、相棒が居ればそれらしいものも簡単に見付けられるのに。手段がない今、ある意味未熟さを痛感する )
おっとコレか……本当に飲み水として成立するほど真水かよ。──ん、こいつァ…少し持ってってみるか。( ビンに並々と注ぎ終わった視線の先に小さな花を見つけて。綺麗な水を浴びて育った花の葉が艶を帯びており、何の気なしに葉を数枚千切ってから来た道を難なく戻ってきて )
>夕神迅
ん、ありがとな…
(いいから休んでろと声を掛けられれば素直に受け取りお礼を言って、軽く手を振りつつ見送り)
……久々にしくじったな。皆が居たらすげぇ説教されそうだ…
(洞窟の壁に背中を預けつつゆっくりとその場に座り、腹に当てていた手を離してみれば明らかに赤く腫れ上がっていて。旅の最中こうしたことがあっては気付かれないよう隠して悪化させてからバレることが多かった為に、思い出しては苦笑いしつつ、こんな状態になったのが迅さんじゃなくて良かったと軽く笑って)
あ、お帰り。怪我とかしてないか?
(戻って来たのが見えればパッと顔を上げ、座ったままお帰りと出迎え。自分の状態は全く気にかけず寧ろ夕神の心配をし、見た感じ大丈夫そうではあるが一応問いかけてみて)
>リッド
大人しくしてたか?
( 歩いてきた道は帰りとなると暗がってきたものの、あっさりと洞窟前へと辿り着けた。ビンの中には綺麗な真水が並々と、相手の足下に倒れないように置いて。そのまま腰を下ろすかと思いきや、相手を見下した状態から恐らく治療に使えるであろう回復の葉を顔前に突き出し )
……この世界の治療薬が何かは知らねェ。だが直感的にコイツなら何とかなるンじゃねェかって持ってきた、傷口に当てとけ……腫れは引く筈だ、多分なァ。( 相手が受け取るのを見届ければ自分も腰を下ろすだろう )
>夕神迅
あぁ、この通りちゃんと座ってた。
……って、マジか…わざわざ悪いな、助かる。これ、ホントに効くやつだ
(大人しくしてたと見上げつつ軽く肩をすくめてみせた直後、目の前に突き出された葉を見れば驚きつつも手を伸ばして受け取り。旅の中、最初の頃は回復が間に合わず使っていた記憶がある物を取ってきてくれたことに安心したのか笑顔を見せつつ、赤く腫れていた場所に当ててゆっくり息を吐き出し)
これからは気をつける…俺はこんなの慣れてるけど、迅さんに何かあったら大変だからな…
>リッド
そうか、水場の周りに咲いていた花の葉だが……いかにも使って下さいって言われてるように見えたからよ。
( しっかり目の前で効果を試してくれたお陰で相手の表情も安定し、つられるように口端緩め。やはり何かと意味のある育ち方をする動植物には、人に何か与えてくれるのが多そうだと認識して )
……リッド。この先正直俺ァ何が起きても不思議じゃねェと思ってる。だから俺だけが無事でいいとか抜かすな、……テメェも同じ、怪我しても余計な気は遣うんじゃねェ──約束しろィ。
( 腰を下ろしてから真面目に溢す。相手は年下でありながら自分に気遣いすぎる。犠牲になってでも自分を守ろうとするだろう、だがそこが気に食わずハキハキした物言いで納得させようとして。聞き分けがないとは思えないが見ず知らずの人間から言われるのはきっと苦痛なはず。嫌われても逃げ出されても構わないくらい、放っておけないからこそ年上目線からお願いし )
>夕神迅
……あー…同じこと、言われちまったな…
(旅の中、幾度となく危険な目にあっては自分の命より大切な人達のことばかりを優先して。その結果全身傷だらけになろうが毒を受けようが構わず守り続けていれば、幼なじみの一人である青い髪の持ち主にいい加減にしろと物凄い剣幕で怒鳴られたことを思い出し。苦笑いしつつ少し俯いて)
分かった……
(口ではそう言いつつ、俯いたまま目を合わせようとしない。自分にとっては誰かを守る為に動くことが当たり前で、すぐそばに居る彼も守るべき人。だからきっと直ぐに無茶をしてしまうだろうと思い、目を見れなくて。取ってきてくれた薬草のお陰で腫れた場所は楽になってきたものの、心臓辺りの違う場所がズキズキ痛む感覚がし。約束出来ないことに対する罪悪感で心が痛んでいるのかと、苦い顔をして)
>リッド
成程なァ。
そりゃ言ったヤツは正解だ。……まァいい、この先テメェがどう行動しようが保護者が面倒みりゃあいいだけだしな。それに、これは命令じゃなくお願い──耳が痛ェなら忘れろや。
( 一度言えば沢山なのは自分も同じであって、これ以上とやかく言うつもりはなくて。説教垂れるには情報量は少なく、お節介を掛けるつもりは毛頭無かった。約束なんて直ぐに破るのがお約束だが大分刺さったらしい相手の状態に影が差している気もする。
言い切った手前、撤回なんてしない謝罪もしない。気まずい空気が漂う中、再び立ち上がると左右見渡し )
……さっき両手が塞がって取れなかった忘れモン取りに行ってくらァ。先に休んでて構わねェからな。( 保護者を気取るなら傍に居れば良いものの、本質は相手と何ら変わらず気が向いたら行動。先程の水場で運びきれなかった忘れ物とやらを取りに向かうべく、もうすっかり陽が落ちた空の中、歩を進めようと )
>夕神迅
……保護者、か…
(自分の周りに居た仲間は、全員年下で。だから自分が面倒を見ておかないととずっと動いていたのだが。保護者、と聞いてゆっくり頭を持ち上げ夕神の方を見れば、何ともいえない複雑な表情をしていて。少しくらいは頼ってもいいのかと思いつつ、けれどどう見ても異世界の人であろうから自分が引っ張った方がいいのでは、と内心葛藤している)
ちょっ、待てって!外はもう暗いし近場でも危ないから、行くなら一緒に…!
(そんな中無謀にも洞窟の外に行こうとした為に慌てて立ち上がり、火の消えていた木の棒の先端に炎を纏わせ松明に変え一緒にいくと言ったタイミングで、まだ治りきっていない腹の腫れの痛みに顔を歪め)
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