通りすがりの監督生 2023-07-20 13:07:25 |
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>参加者の皆様へ
all宛開始ロルを投下させて頂きます。
>(椎名葵)all
…あ。後で着替えないと…
(椎名は朝日の差す廊下をいつものように、教科書とノートを大事そうに抱き抱えながら俯き加減に歩いていた。その頭目掛けて突如ばしゃ、と頭上から椎名にだけ豪雨が降ってくる。鬱陶しそうな前髪と制服が水を吸い、重く椎名の体に貼り付いた─彼女は小さく口の中でそう呟き、水の滴る前髪の隙間から自身に水を掛けた相手をそれとなく探す。空になった掃除用バケツを片手に彼女を笑っているのはサバナクローの生徒らしいが、既に興味を失っているらしい椎名は「アイツら、アオイに何するんだゾ!」と苛立ち爆発寸前のグリムの首根っこを掴み、普段通りの気怠そうな表情のまま教室の中へと入っていくと、自身の席にすとんと腰を下ろし)
>(オスカー・オルカ)all
…お客さん、今何て言わはりましたん?
(営業終了後のモストロ・ラウンジにて、優しそうな印象を受ける顔立ちの2年生─オスカー・オルカは、頭からイソギンチャクを生やし、顔面蒼白の他寮の上級生数人を相手にどこか薄ら寒くも柔らかい表情で微笑んでいた。どうやらオスカーは契約違反をした彼らに"お話"をしているようで、上級生の一人が発した言葉を聞くとぴしり、と柔らかだった表情に、薄氷のようにヒビが入る。怯えきった彼らに再び優しく微笑むと、ちょうど近くに居た上級生の腕を掴み、「あんな、お客さん。俺かて手荒なことはしとうないんや。【さ、一緒に深海に来てもらおか。】『深海へ誘う者(アンダー・ザ・シー)』」ユニーク魔法を穏やかな声で詠唱する。腕を掴まれた上級生が藻掻き苦しむのも素知らぬ表情で他のイソギンチャクと"お話"を続けており)
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