夏に咲くユリ　（〆）

え？…うわー！！ごめんなさい！これ部屋着だ！
（相手の言葉に首を傾げ、Tシャツに視線を落とすと普段から大きい目を更に丸くしながら『…最悪ー…』と呟く。それでも少し遅れて相手の後を追い）

「ふふ、面白いわ七海ちゃん♪」
（落ち込む貴女の表情を見ながら目的地に着く、草が生い茂るトンネルがあり車は通れないサイズ、明かりもついてなく、出口はうっすら見える。「雰囲気あるでしょ？　でもただの農業用トンネルなの」と最初にネタバレする）

うえーん、ひどいですよう佐奈せんぱい！可愛い後輩がこんなに落ち込んでるのに！
（相手が面白がっているらしいことを悟り、わざとらしく泣き真似をしてみせる。下が土のトンネルが物珍しいのか、きょろきょろと周囲を見回しながら『でもホントですねー！夜になったらおばけとか出てきそうです！』と笑って）

「あらあら♪　オバケは出そうだけど…出るわけではないわね。七海ちゃんは平気？」

（夕日の空から日が暮れていき、
泣き真似をした後、トンネルを観察する貴女を横目に、本物が出ないこと等を言いながら、布バックをゴソゴソしながら「でもせっかくなら、何かしら出た方が面白くない？」と付け加える）

あげます

おばけですか？うーん、嫌いです！だって不気味じゃないですかあ！
（相手からの問いに首をぶんぶんと振り、ややオーバー気味に声を上げては『やだー！佐奈せんぱい、おばけとか呼ばないでくださいよ？』と冗談めかして）

「そうなの…でも夏の肝試しも定番で楽しいと思うけどなぁ」
（顔を赤くする七海を横目に、少し寂しそうな表情をしながら布バックから白いワンピースを出して見せる）

わ、定番のおばけ衣装！
（相手のバッグから出てきた白いワンピースに呆れたような声を上げ、『黒髪ロングで白いワンピースとか定番ですねー！前いたところでも皆が噂するおばけとかって大体そんな格好なんですよ！』と笑って）

「ふふ、そうでしょ？　……ん、どうかしら？」　

（貴女の言葉に手慣れた様子でワンピースを着てトンネルの中にスタスタと歩き、髪で顔を少し隠して振り返る、下がジーパンということで薄暗いトンネルの中だと色が同化し足が内容にも見える）

ミ"ッッッッ！！！
（トンネルの中に立つ相手の姿に声にならない悲鳴を上げ、怯えた子犬のような表情で「ホンモノじゃないですかー！」とオーバー気味に震えて）

「ごめんごめん、驚かせちゃったわね？」

（オーバーに震える貴女の表情を楽しそうに見ながら戻って来て、「この町にはこういうスポットがいくつもあるから楽しみにしてて？」とつけ加える）

”このまま着替えからの祭りにします？　次の散歩イベントでは七海ちゃんにも仮装して貰いますが（笑）

うえーん、嫌ですよう！おばけ嫌いなんですもん！
（相手が戻ってくると怯えた表情のまま、また泣き真似をしながらも「もう行きましょうよー、佐奈せんぱい！」と相手の服の裾を引っ張って）

（そちらの展開で大丈夫ですよ）

「じゃあ、お祭りに行きましょ？……着替えてからね？」

（泣き真似ををする貴女を見ながらワンピースを布バックに仕舞いながら、貴女の服装を見ながら）

らじゃー！家から浴衣引っ張り出してきまーす！
（相手がワンピースを脱ぎ、戻ってくるのを見れば途端にけろりとした表情で笑う。戯けたように敬礼ポーズを作ってみせ、「ちょっと待っててくださいね！」と急ぎ足で自宅の方へ）

「本当に面白い子♪」

（おそらく怖いのは本当だが、内心は楽しかったのでは？と考えながらカエルの鳴き声や祭り囃子が少しずつ聞こえながら貴女を待つ）

「本当に面白い子♪」

（おそらく怖いのは本当だが、内心は楽しかったのでは？と考えながらカエルの鳴き声や祭り囃子が少しずつ聞こえながら貴女を待つ）

「本当に面白い子♪」

（おそらく怖いのは本当だが、内心は楽しかったのでは？と考えながらカエルの鳴き声や祭り囃子が少しずつ聞こえながら貴女を待つ）

お着替えかんりょーです！
（暫くしてから朝顔柄の青い浴衣を羽織って現れ、相手の元へぴょこぴょこと走っていき）

「良い浴衣ね、カワイイわ」
（感想を言いながら、祭り囃子の鳴るほうへ足を進める、周りはすっかり暗い）

一応上げます