一見さん 2023-06-23 07:14:57 |
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あっ、はーい!
(少しの間うたた寝していたらしく、インターホンの音で目を覚ますと慌ててドアチェーンとドアロックを外し、少々眠そうな顔を覗かせる。相手の手にある皿を見ると『わざわざ持ってきてくれたんすか?ど~もです!うおー、俺が洗うのの五倍くらいキレーじゃん!』きれいに洗われた皿について若干オーバーすぎるほどのリアクションを見せる。一通り皿へ反応した後、『藤堂…さん?でしたっけ。絶対仕事とかできる社会人でしょ?』と笑って)
…あ、眠っていたところ起こしてすみません。
(インターホンを鳴らせば、しばらくしてドアチェーン等が外れる音と同時に扉が開けば、部屋の主である相手がどこか眠そうな顔をしていたので起こしてしまった申し訳なさから謝って「はい。そ、そこまで持ち上げなくても…。」相手の問いかけに小さく頷くものの、己が洗った皿の綺麗さに多少オーバーすぎる反応に面と向かって褒められ慣れていたため、少々照れさが混じったような声色で謙遜し「…いえ。俺なんて、ただのしがないプログラマーですよ。」と己の事を過大評価している相手の言葉に、もし相手みたいに明るくいられたら普通に会社勤めの会社員になっていたのかもしれないという考えがよぎり、少し間を置いた後に自分など取るに足らないつまらない人間だと、眉を下げ相手から視線を他へとやりながら己の職を明かし自分の事を卑下し)
プログラマー…?って、あれっすよね?IT関係って奴。
(相手からの謝罪には明るく笑いつつ、『いえいえ、逆に起きれたんで大丈夫っすよ~!』と返す。相手の反応を若干気にしつつも、耳馴染みのない単語を脳内から引っ張り出し、『あ、そういえば俺の友達にもいますよ!IT系志望のやつ!高橋っていうんすけど…』と取り留めのない話を)
まぁ。簡単いえばそうですね。
(己の謝罪に明るく笑いながら大丈夫だと言う相手にほっと胸を撫で下ろし、己の職を明かせば一言でIT関係といっても色々のあるのだがプログラマーはそれに分類させるためこくりと頷いて見せて「今はインターネット社会といっても過言ではないですからね、IT関係の仕事は需要高い方だと思いますよ。」と先程みたいな失敗をしないようにと言葉や表情に気を付けつつ、相手の話は時折適切な相槌をうちながら聞いていて)
んで、その高橋が…って、これ俺ばっかり喋ってます?大丈夫すか、話つまんないとかあったらやめますんで…すぐ言ってください!
(暫く上機嫌に友人の失敗談や人となりを話していたが、ふと気付いたように相手の顔を見ながら苦笑いを浮かべ)
気にしないでください。若者の話を聞くのは好きな方なので。俺の方は大丈夫ですけれど、其方のお時間とか大丈夫なんですか?
(元々話し手より聞き手側に回ることが多かった為、人の話を聞くこと自体は苦ではないため、相手の言葉を否定するように言葉を述べつつ、おそらく大学生だと思われる相手の今後の予定を気にして問いかけて)
若者って。なんか藤堂さんがおじさんみたいじゃないすか!まだまだ若いっすよ!
(相手から『若者』と呼ばれれば面白そうに笑ってみせ、三十路の相手を見つめる。自分の『実家』にいる若手なんて40代がデフォルトで、そんな奴らに比べればまだまだ若い、という言葉は直哉の本心から出たもの。予定を心配されれば『あ、だいじょぶっす!今日は講義ないんで!』と返し)
気を遣わなくていいですよ。貴方から見れば俺のような三十路はおじさんのようなものですから。
(相手の素性なんてわかるわけもなく、ただ本心からでた言葉だと思わず己に気を遣った発言だろうと、自分の事をただのしがないおじさんだという意味合いを苦笑交じりに述べて「そうですか。講義ということは大学生なんですね。大学生活は楽しいですか?」と相手に予定がない事に安心したのち、講義という言葉にやはり見た目通り大学生だと確信し、己は高卒なので今どきの大学生はどういう風に過ごしているのか気になり問いかけて)
大学めっちゃ楽しいっすよ!バイトしたり、飲み行ったりとか…
(大学は楽しいか、と聞かれれば一際楽しそうな笑顔を浮かべてそう答える。親元を離れてのバイトや友人との居酒屋は、直哉にとって初めての経験であるためかどれもこれも楽しくて仕方ないらしい。ふと気になったように『てか逆に、藤堂さんは普段お仕事ない日とか何してるんすか?』と問い返してみて)
楽しいようでなによりです。ですが、お酒は飲んでも飲まれるなといいますから気を付けてくださいね。
(己の問いかけに一際楽しそうと言わんばかりの笑顔を浮かべる相手が己のように日陰を生きてるような者にとってはとても眩しく思え、太陽に焦がれ翼を焼かれたイカロスにならないように、程よい距離を保った方が良さそうだと思いつつお酒の話題が出たので、それで失敗する人は昔から変わっていないため相手に釘を刺して「家で読書していることが多いですね。今は一歩も外に出なくてもスマホやパソコン一つで何でも届きますから。」と今度は己が仕事がないオフの日の過ごし方を聞かれたので基本家にこもっていることが多いため、外に出るときは何かの用事があるときのみなのでインドア派と呼ばれる人達の過ごし方のような事を答えて)
読書っすかー。おすすめの本とかあります?
(相手から釘を刺されると苦笑いしながら頭を掻き、『はーい、気ぃつけまーす』と軽い調子で答える。相手の休日の過ごし方を聞くと直哉自身も読書は嫌いでないためかそう問いかけ、『姉ちゃんが本好きなんすよ』と誤魔化すように笑って)
おすすめですか?色々ありますから一つには絞れないですね。
(酒で失敗しないようにと釘を刺したもの、軽い調子で答える相手に本当に大丈夫だろうか?と世話焼きな面が顔を出しそうになったが、それが表に出ないように抑えつつ話題がお酒から趣味の方へと変わったので乗っかるように本の話題を続けて「そうなんですね。本は良いですよ、本の中でならどんな世界だって自由に行けますし。」と勿論己の想像の中での話だが本の良さを語り、小さい頃に見た目や声を弄られた己の逃げ道はいつも本だった苦い記憶がよぎるが、表情は先程と変わらないままでいて)
そうすか…あ、そういや姉ちゃんミステリー系が好きなんすよね!
(相手の反応に若干目を細め、首を傾げるもののすぐにいつもの表情に戻ると「いっつも実家で読んでて…」と言いかけたところで口を滑らせたことに気付いたか、本当に一瞬だけ嫌そうな表情を浮かべる。が、いつもの明るく軽い笑顔を取り繕うと「姉ちゃんが本読めって俺によく言うんすよー!お前語彙力ないんだから読めって!ひどくないすか?」と先程の発言を掻き消すように冗談めかして問いかけてみて)
ミステリーも良いですね。俺も何冊か持ってますよ。
(推理小説は好きな部類だが、アパート暮らしということもあって本を置くスペースの事を考えある程度買い過ぎないようにセーブしており何冊かという表現をしたものの、相手が実家というワードを出したところでほんの一瞬だか嫌そうな表情になったのをみて、触れられたくない話題なのだと判断し「確かに、本は心を豊かにするだけではなくて語彙力を鍛えるのに丁度良いですからね。弟思いの良いお姉さんだと思いますよ。」と孤児院で生まれ育ち、生みの親の顔さえ知らない己にとっては実の家族がいることが羨ましく、そんな風に思ってくれる家族が居るのは幸せな事だと相手の姉の事を褒めて)
…ミステリーって正直良くわかんないんすよね。面白いんすかね~…
(実家に触れられなかったことに胸を撫で下ろし、ぼんやりとそう呟いた後「そういえば…俺の姉ちゃんめっちゃ美人なんすよ!弟の俺が欲目無しで見ても超美人っす!」と姉の話題に勢い良くシフトし、姉自慢が始まる。先程まで酷い、と言っていたとは思えないほど流暢に姉は何でも出来る、やめちゃくちゃ強くて怒らせると怖い、など楽しそうに語り始めて)
まぁ、読むジャンルは人によって様々ですからね。自分がこれは面白いと思ったものを読めばいいと思いますよ。
(人の好みは千差万別、だから自分が勧めた物が相手の好みに当てはまるかどうか分からないため、相手の呟きにさりげなくアドバイスをおくり「ふふ、そうなんですか。貴方の様な姉思いの弟をもててお姉さんは幸せ者ですね。」と先程姉の事を酷いと文句を言っていたのに、打って変わってぺらぺらと流暢に姉の自慢話を楽しそうに語りだした相手を小さく笑い声を零し、姉弟仲は良さげなようで微笑ましい物をみるような目つきを眼鏡越しで相手を見ながら幸せ者だと相手の事を表現し)
姉おも…そんな事無いっすよ~!姉ちゃんマジで強いし美人なんで!事実っす!
(姉思い、と面と向かって言われると気恥ずかしいのか慌てて否定しつつ、ふとスマホの時計に目を落とすと「あー!なんかすんません、めっちゃ引き止めちゃって!」と謝罪する。次にゴソゴソとポケットを探ったかと思えば、取り出した個包装のチョコレートを渡しながら「これお詫びっす!」と笑って)
事実でもそういうことを言える時点で大切に思っている証拠ですよ。
(己の言葉を否定しつつも姉の事を自慢する相手に、今日初めて会った間柄の人間に対して尚も自慢する相手に笑い声は止んだが穏やかな声色で述べて「気にしないでください。ちょっと仕事で煮詰まっていたので、良い気分転換になりましたから。」と相手がスマホを見て慌てて謝罪してきたのでちらりと己もスマホの時計を見ると思ったより時間が経っていたが、久々に人と話して楽しいと思えたため実際は煮詰まってはいないのだが気分転換になったのは事実なため、半分嘘半分本当の事を述べて「ありがとうございます。では、おやすみなさい。」と相手がポケットの中から個包装のチョコレートを渡してきたのでそれを受け取りつつぺこりと軽く頭を下げてから自分の部屋へと戻っていこうとして)
あ、おやすみなさーい!
(お詫び、という名目で渡したチョコレートを受け取ってもらえると相手からの会釈に片手を上げて元気に答え、自室へ戻っていく。自室へ入ると眠気が襲ってきたのか、ふあ、と大口を開けた大きなあくびを一つ)
(返信が遅れてしまい、申し訳御座いません。少々リアルが多忙でした)
(/本体のみ失礼します。ただいまリアルが多忙なので少々返事が遅れます。なるべく顔出しできるよう時間を確保しますのでゆっくりと気長に待っていただけると幸いです。)
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