アリスは男子高校生(〆)

面白いなぁ（相手の様子に笑ってから「次歌えよぉ」と言ってマイクを差し出して）

せっかくだし、一緒になにか歌おうよ(相手から差し出されたマイクを受け取りつつ、一緒に歌おうと言い)

いいぜぇ、何にする？（相手に同意すると一緒に歌うならどんな曲だろうと曲を選ぶ機械を覗き込んで）

どれがいいかな…(機械を操作しつつ、どの曲がいいのかと考えて、｢千咲は普段どんなの聞くの？｣と尋ねて)

俺は音楽は流行ってるやつと勧められたやつだなぁ（そう言って数曲名前をあげると「まぁ一回聴いたら覚えられるから今聞いてから歌うでもいいぜぇ」と言って）

たった一回で？！(相手が一回聞いただけで歌えると言うと、驚いて、自分は何度も聞かないと覚えられないため、凄いなと思い、自分の携帯を操作しては、｢じゃあさ、これ歌おうよ！｣と言って、最近自分がよく聞いている曲を流し、その曲は恋愛もので)

いいぜぇ、その代わりちょっと集中させてくれ（相手に本当だということを示すためにも、相手が流している曲を真剣な表情で聴いて）

！…(普段はふざけている所しか見たことがないため、その真剣な表情にドキッとしてしまい、つい真剣な相手に見とれてしまい)

…覚えたぜぇ（一回聞き終わると覚えたと言って相手を見て。相手が自分をじっとみていたことに気付くと「なんだぁ？見惚れたかぁ？」と冗談で言って）

へ？…あ、ち、違っ！(相手の言葉で我に返り、冗談で言われた言葉に、否定するものの、顔は真っ赤に染まっており)

…えーまじなの？お前変わってるねぇ（相手が赤くなると本当だったのだとわかり驚きながらも、ニヤけた顔で変わってると言って）

だ、だって、そのニヤけた顔ばっかで、真剣なとこ見たこと無かったんだもん(相手にバレた恥ずかしさや、揶揄うような言葉に、真っ赤にしたまま、普段の相手と違ったからだと言い、｢もう、なんであのヘンテコ猫がこんなかっこよくなるかなぁ…｣と心の中で思っていた言葉を口にしていて)

俺はいつでも真面目だぜぇ？（相手の言葉にけらけらと笑いながら真面目だといい、相手の心の声に少し不満げにし「アリスの方だってかっこいいぞ？」と言って）

千咲の方が…って、なんで心読めんだよぉ(相手に自分の方がと言われると、相手の方がかっこいいと言い返そうと思ったが、無意識に声に出してしまっていたことに気付いておらず、相手が心を読んだのだと思い、恥ずかしそうにしながら呟いて)

お前が口に出してたからなぁ（相手が恥ずかしがっていると口に出ていたと言ってから「早く一緒に歌おうぜ？」とマイクを差し出して）

え、ほんと？！(相手に言われて顔を赤くして、歌おうと言ってマイクを差し出されると、受け取って、先程相手と歌いたいと言っていた歌を入れて)

んじゃ歌うかぁ（相手が受け取り、歌を入れると早速流れ出したため歌い始めて）

2人で歌うの楽しいね(相手と歌っていて、間奏になれば、楽しそうな笑顔を浮かべながらそう伝えて)

そうだなぁ、前の世界だと考えれなかったなぁ（相手の言葉に同意するように言うと「楽しいぜぇ」と言って笑って）

よかった(相手が楽しいと言うと、嬉しそうに笑いながら歌って。終わればマイクを起きつつ、｢本当に1回で覚えられるんだね！凄いなぁ、尊敬しちゃうよ！｣と目を輝かせながら素直に伝えて)