アリスは男子高校生(〆)

！う、うん…(相手に抱きつかれると、よかったと安堵して、｢ごめんね、私に触っていいのはこの猫さんだけなの｣と照れ笑いながら言うと、その客は相手に睨まれてか大人しくなり)

下心がありすぎるなぁ（相手を触ってきた奴にあっかんべーとしながらそう言って頬を膨らませて）

いくら私が可愛いからって、女の子の身体触るなんて失礼よ！(勝手に触られた事が嫌だったらしく、女の子の口調で不満を言っていて、クラスメイトに先程の事もあってか、相手と回ってこいと言われ、嬉しそうに相手に｢行こう、千咲！｣と言い)

アリスも笑って誤魔化すんじゃぁなくて他のやつ呼べよなぁ（相手がアリスの時のように思えながら、助けも呼んだ方がいいと言ってから頷き、一緒に回り始めて）

仕方ないじゃない、あの人が急に触ってきてびっくりしたのよ！(相手に注意されれば、ぷっくりと頬を膨らましながら言い、相手の腕に抱きつきながら、色んな出し物を見ていて)

ぜってぇ女って思われてそうだなぁ（相手と出店を回りながら綿飴に目が行ったり林檎飴に目が入ったり焼きそばに行ったりとウロウロとしてしまって）

体は男だけど、中身はアリスだもん(どこか自慢げに、アリスなのだから中身は女の子だと言い、わたあめが目に入ると、「千咲、一緒に食べよ？」と言い)

食べる～（相手に提案されると目を輝かせて頷き「俺も中身猫だもんなぁ」と笑って）

すみません、ひとつ下さい！(綿飴の屋台まで行くと、そう注文しては、綿飴を買い、「じゃあ、猫さん、アリスと綿飴食べよ」と笑顔で言い)

うん～（相手の言葉に頷くと相手に引っ付き「俺は優しいからアリスが少し大き食べていいぜ」と言って）

ありがとう、優しい猫さん(相手の言葉にくすっと笑いながら、そう言って、近くのベンチに座り、一口綿飴を齧っては、幸せそうな顔をして)

昨日チュロスもらったからなぁ（そう言いながらベンチに座ってから賑やかな様子を眺めて）

俺のも食べてくれてありがと(相手がチュロスについて言うと、嬉しそうに言い、相手にわたあめ向けながら「わたあめ、おいしいよ！」と言い)

ん…（相手がわたあめを差し出してくれるとそれを食べ始めて）

ずっと千咲といれて嬉しい(ふにゃりと笑いながら、そう言っては、わたあめを頬張り)

俺もぉ！（相手の言葉に嬉しそうに微笑むと自分もだと言ってから相手にもたれかかって）

わっ、もぉ…(相手が凭れてくると、少し驚くも、幸せそうな声で言い、相手の髪を撫でつつ、わたあめを食べ進めて、「次どこ行く？」と尋ね)

アリスが選んで（綿飴を食べれて満足したため相手の行きたいところがいいと思い言って）

んー…どこがいいかなぁ(相手に自分の行きたいところでいいと言われ、どうしようと考えて、食べ終えれば棒をゴミ箱に捨てて、「思いつかないし、見て回ろう」と言い)

うん（相手についていきながら何があるのかとウロウロと見回して相手と逸れそうな位置にいて）