アリスは男子高校生(〆)

なんだぁ？帰った後の話でも聞きたいのか？（相手が自分の肩に頭を乗せるときょとんとしながら、話でも聞きたいのかと思って）

（/大丈夫ですよ～）

俺が帰ったあとどうなったのか、気になるし(相手の肩に頭を乗せたまま、頷いて気になると言い、相手の方を見ては、「話してくれんの？」と尋ねて)

俺が知ってる範囲だけどなぁ（そういうと、少し移動しようと思い立ち上がり、相手の手を引くと木陰のある木に背中を預けて「ここならゆっくり話せるなぁ」と言って）

…ふふ、授業サボっちゃった(相手に手を引かれると驚き、木陰になってる場所に着くと、6限の始まりを知らせるチャイムが鳴り、楽しそうに笑いながら言い、「俺が…アリスが帰った後の不思議の国はどんな感じだったの？」と早速尋ねるも、好奇心から目を輝かせていて)

まぁそんな日もあるさぁ（相手がサボってしまったというとにやぁっと笑いながらそんな日もあると言って。相手に尋ねられると少し目を瞑り「あの後も女王が大暴走してなぁ、お前を見つけるってあの世界の中でアリスを必死に探してたんだよ。俺はもう居ないって知ってたからそれはもう可笑しかったぜぇ後は帽子屋がなぁ…」と様々な出来事を語り始めて）

ははっ、相変わらず変なの(相手から自分が帰ったあとの世界のことを色々と聞けば、その可笑しさからケラケラと楽しそうに笑い、「二度と行きたくはねぇけど、楽しくはあったな」と懐かしそうに言い)

俺はあっちに帰りたいけどなぁ…ここは刺激もなければ変なやつばっかだ（相手に一通り話せば楽しそうに笑っている様子に笑みを浮かべるものの、自分は真逆だと言って）

もし帰ったら、今度はお前を追いかけて探してやる(相手が帰りたいと言えば、にししと笑いながら、兎ではなく相手を追いかけると言い)

俺を？忘れてもらっちゃあ困るなぁ、俺は消えれるんだぜ？（相手の言葉にニヤニヤと笑いながら自身は透明化出来ると言って）

う、そうだった、透明になれんだった(相手に言われて、透明になれる事を思い出し、ショックを受けた表情をしては、「でも、千咲といたいし、それでも探すからな！」と言い)

なぁんで俺といたいんだ？俺結構お前に酷いことしたぜ？（酷いことというのが前世で、ハートの女王をもっと怒らせてその罪を相手になすりつけたことで、相手が忘れてるなら黙っておくつもりだが聞いてみて）

前世のお前にされたことは許せねぇけど、今の猫垣千咲といるの好きなんだもん(相手に何でと聞かれると、前世で相手にされたことは覚えているが、恨んだりはしておらず、今目の前にいる相手といるのが好きだからだと伝えて)

俺が好きなんて変わり者だなぁ（相手の言葉に可笑しそうに自分が好きなのは変だと言うと「俺のどこが好きなんだぁ？」と聞いてみて）

どこが？うーん…どこだろう？(相手が好きなのは事実だが、どこが好きなのか聞かれれば、あまり考えたことがなく、パッと思い浮かばず、首を傾げてしまい。「あ、でも、悪戯はちょっと困るけど、一緒にいてすげぇ楽しいよ！」と無邪気な笑顔で言い)

そりゃあよかったぜ、授業サボってもいいくらいには俺に懐いてるんだなぁ（相手の無邪気な笑顔に頷くような素振りを見せながら相手がサボってることをいじって）

うっ…い、言わないでよ、罪悪感すごいんだから！(相手にサボっている事をいじられると、サボってしまった事への罪悪感を感じているのだと言い)

お前はほんと面白いなぁ、自分で選んだ道なのに（相手の反応にケラケラと笑うと欠伸をし「俺は猫だから、もっかい寝るぜ」と言って勝手に相手に膝枕をさせて）

！…もう、仕方ないなぁ(寝ると言った相手に膝枕されると、突然のことに驚くも、仕方ないと言って受け入れて、相手の髪を撫でては、前世で姉にしてもらってたなぁと懐かしさを感じていて)

…（背中を丸めるような寝方は猫だからなのか分からないが、普段寝る時は普通に寝るが撫でられたり、人の体温を感じてるからかそのまますぐ寝てしまって）

ふふ、おやすみ、猫さん(相手が眠ったのを見ては、相手の髪を撫で続けながら呟いて、合間に相手から貰ったチョコを食べていて)