アリスは男子高校生(〆)

あは、よかったぁ（相手の様子に満足げに笑うと時計を見て「そろそろ帰る支度したほうがいいぞぉ」と言って）

そぉする…(相手の言葉に頷いて、ゆっくり起き上がってみたが腰に痛みがあり、固まってしまい)

大丈夫かぁ？（相手が固まると少し驚いたもののなんとなく分かって「…送ろうかぁ？」と心配そうに言って）

うん、お願い…(相手の言葉に頷いて、相手に注がれたものに嬉しさを感じ、自分のお腹を撫でていて)

言っとくけどぜぇったいバレるなよ、バレたら絶対別れさせられるからなぁ（相手に様子を見て顔を赤くしながら再度注意をしてから「ほら、帰るぞぉ」と言って）

うん、頑張るね！(相手の注意の言葉に、頷きながら頑張ると言い、相手の腕に抱きつくように身体を支えて)

ちなみに…付き合ってるのも多分バレたらまずいよなぁ（相手が歩きやすいペースで歩くものの、ふと思いついて尋ねて）

…でも、いつかはバレちゃうと思う(相手との交際はバレない方がいいが、多分バレると思いそう言って、｢千咲、言ってみよ？｣と提案して)

…そこは有栖に任せる（相手と相手の親の話だからそれは任せるといい「それは夕食の時にでも言えば良いんじゃねぇ」と言って）

…うん(母に言ったらと考えるも、恐怖心から相手の腕に抱きついている手に少し力が強まり)

…俺は言わないからなぁ？俺が言ったら絶対うるせぇし（相手の腕の力が強まるとそう言ってから「家までは送るから元気出せよぉ」と言って）

がんばる…(相手の言葉に頷くも、声は弱々しく。それから暫くして、家の前に着くと、相手の腕を離しては、｢送ってくれてありがとう。ね、ちゅーして？｣と甘えるように言い)

…まぁ、良いけど（相手の頼みに迷ったものの、一瞬キスをしてから「じゃぁなぁ」と言って）

うん、またね(キスをしてもらえれば嬉しくなり、相手に手を振りつつそう言って家の中に入り)

…人間になれてよかったなぁ…（今まで猫だったため、人間にならないと相手とは付き合えなかっただろうと思うと、嬉しく思いながら家に着いて）

…ただいま(リビングに行くと、母にそう言うと少し嫌な顔はされ、本当に大丈夫なのだろうかと考えて)

…大丈夫かなぁ（家に着くと、相手と母親の問題だし相手が言いたくなくなってしまうかもと思って帰ったが大丈夫かと不安になって）

お母さん、お話があるんだ
聞いて、くれる…？(不安けな顔で、そう母に声を掛ければ、聞こうとしてくれて、｢実は俺、交際してる人がいるんだ｣と言って様子を伺っていれば、相手は誰か、どんな人かと尋ねられて)

…大丈夫かなぁ（家について夕食を食べながら相手の心配をしてメールで「終わったらメールで教えて」とかいて）

俺の恋人は…この前会った、猫垣千咲なの(相手の名前を出して大丈夫なのかと思ったが、言わないわけにいかないため、恐る恐る言ってみてば、一瞬にして怒りのような顔になり、思わず俯いて、相手を貶すような言葉や説教のような言葉を浴びせられ、そんな子じゃないと反抗すれば、頬を叩かれてしまい、泣きつつ自室へ行き)