アリスは男子高校生(〆)

俺達が変じゃなくて、お前らが変かもしてねぇぞ？なぁ？有栖（相手の反応が面白いと思っていると自身と相手を変と言った奴にヌッと顔を近づけてからそう言うと同意を求めるように相手の方を向いて）

少なくともお前は変かもな？(相手に同意を求められると、悪戯の仕返しにとくすくすと笑いながら、相手は変だと言い、友人に「変かどうかはともかくさ、千咲みたい奴、意外といるんだぞ」と言い)

よぉくいうよ、俺みたいなやつが大量にいるわけない（相手に変と言われると少しむすっとして。まして自分にようなやつはいっぱいいると言われるとそんなはず無いと言って）

そう、なのかな…(前世で相手に会ったため、否定されても、いるのになぁと思ってしまい、チャイムが鳴れば、「ほら、お前もクラス戻れ」と言いながら、相手の背中を押し)

俺だけが狂ってるからなぁ（そうなのかと言われると肯定するように自分だけが一般的からはズレてる、と相手が前世の記憶を持っているとは知らないため言ってから隣の教室に入って行って）

千咲が、狂ってる…？(相手の言葉にきょとんとしてしまい、自分の席に着くと授業が始まるため、気にしないようにして。そして昼休みになれば、いつもの様に購買で買ったサンドイッチを持って中庭に向かい)

よぉ、ぼっち飯かぁ？（今朝簡単に作ったお弁当を、中身も気にせず袋ごと回しながら上機嫌でいると相手を見つけ、木に登って器用に木々を飛び移り相手の近くの木から話しかけて）

っ！？…誰がぼっちだ(相手が来ることはなんとなくわかったが、木の上から話しかけられると思っておらず、ビクッと反応してしまい、ぼっちという言葉にむっとして、「千咲がいるからぼっちじゃねぇだろ」と言いつつ、木陰になっているベンチに座り)

俺が来るのが前提なのか？（相手の言葉に少しだけびっくりしたように目を大きくしてから器用に木から飛び降りると満足げに相手の横のベンチに座って）

約束もしてないのに、俺の昼飯スポットにいつも来るのはどこの誰だよ(相手の言葉に、にししと笑いながら、約束もしていないのに、相手が来るからだと遠回しに言い)

だってお前は面白いからなぁ（約束は確かにしていないけどなんとなく相手の元に現れて一緒に食べるのが習慣付いている気もすると思いながら相手が面白いからだと言って）

俺は面白くねぇっての(相手に面白いと言われると、むっとしながら言い、サンドイッチを食べながら、「つーか、お前普通に話しかけてくれると有難いんだけど？」と言ってみて)

普通に話しかけるよりお前の反応が見たいから無理だなぁ（お弁当を袋から出すと若干崩れてるが味は一緒だと思い、食べながら普通じゃつまらないと言って）

だよなぁ…(相手が頷くとはハナから思っていなかった為、苦笑しながら言い、相手の少し崩れたお弁当を見て、「お前、また振り回したろ」と言いつつ食べ進め)

機嫌が良くてついなぁ（相手に指摘されてハハっと笑いながら機嫌が良かったからだと言いながら食べ進めて）

なんかいい事でもあったのか？(相手に言われて改めて見れば、確かに機嫌良さげだと思い、いい事があったのかと尋ねて。食べ終われば近くにあったゴミ箱にサンドイッチの入っていた袋を捨て、再び相手の隣へ座り)

俺は常に機嫌がいいぜ？（相手の質問に自分が首を傾げ、自分はいつでも機嫌がいいと答えると隣に座った相手をじっと見て「お前こそなんだかんだ言って俺の横を座るんだなぁ、他の友達はどこに行ったんだ？」と純粋な疑問をぶつけて）

悪戯は嫌だけど、千咲といんの好きだし(相手の疑問に、悪戯されるのは困るが、相手といるのは楽しく、好きだと伝えて。ほかの友人について聞かれると、「俺以外みんな教室で食ってる。中庭は嫌なんだって」と伝え)

おぉ？俺もお前のこときらいじゃぁないぜぇ（相手の言葉にニマニマと歯を見せながら言って。中庭は嫌と聞くと少し首を傾げ「あれか？虫が嫌なのか穴に入っていく兎でも見えるのかぁ？」と言って）

！そのうさぎ追いかけて穴に落ちたせいで、不思議の国に行ったりしてな(穴に入る兎と聞けば、少し反応してしまい、きっと言ってもバレないだろうと思い、前世の自分が体験した事を冗談として言い)