アリスは男子高校生(〆)

俺は小さい頃、親に変な子だって認識されてたから言っても適当に流されたぜぇ（相手の言葉にそう言いながら「俺はこんな性格だから、言っても皆流すから便利だぜ」と言って）

そっか、いいなぁ…(相手の言葉に、相手の性格ならば、普通なら信用しないかと思い、相手の腕にくっついてみて)

お前は俺と違ってまともに見えるんだろうなぁ（どう考えても外見から普通じゃない自分に比べると、と言う意味で言いながら腕にくっつく相手に無意識に甘えるように擦り寄って）

千咲と比べたら、誰でもまともでしょ(相手の言葉に、ふふっと笑いながら相手を基準にすれば、大体の人が当てはまると言い、擦り寄ってくる相手を、猫なんだなぁと思いつつ頭を撫でてみて)

んにゃぁ…（頭を撫でられると気持ち良さげに猫のような鳴き声が出てしまい、そのタイミングで料理が運ばれてきて店員が何か勘違いしてそそくさと出て行って）

？どうしたんですかね、あの店員さん(相手の鳴き声にふふっと笑ってしまうも、同時に店員が料理を運んでくれて、どこか逃げるように去っては、それを不思議そうにきょとんとして)

うにゃ？…あ、料理だぁ（店員の存在に気づかないほど堪能していたため相手の言葉に首を傾げてから料理があることに気がつき「お前の撫で方が気持ちよくて気付かなかったぜ」と言って）

千咲の髪も、気持ちよかった！(相手の髪が若干猫っぽさもありつつも気持ちよかったと言い、運ばれた料理を見ては、「お腹すいたね、食べよ」と言い)

俺は猫だからなぁ（相手の言葉のそう言うと、返事の代わりに相手の分の箸も渡し「じゃ、いただき」と言って食べ始めて）

いただきます(相手から橋を受け取り、手を合わせていただきますと言ってから食べ始め、「ん、唐揚げ美味しい」と目を輝かせながら言い)

なぁ、美味いぜ（相手と同じ物を食べると美味しいといい、笑顔を見せて）

今日はずっと千咲と一緒だね(相手と食べられるのが楽しく、笑顔で食べつつ、相手とずっと一緒にいると言うも、その顔は嬉しそうで)

嬉しそうだなぁ（相手の様子が嬉しそうだと思いそう言うと「俺も基本1人が多いからお前と一緒なのは嬉しいぜぇ」と言って）

千咲といるの、大好きだから(相手に指摘されると、そんなに顔に出てたのかと思うも、相手といるのが好きだからだと言い、食べ進めて)

…おー（相手の言葉にちょっと嬉しそうにしながら、自分も食べ進め「半分食ったぜぇ」と言ってラーメンを相手に渡して）

じゃあ貰うね(相手から半分ほど残っているラーメンを受け取れば、早速食べては、足をパタパタと動かして)

お行儀悪いんじゃぁねぇのか？（相手が足を動かしていると、自分がよく注意されていたため不思議そうに尋ねて）

ふぇ？…あ、ごめんね(相手に指摘されればきょとんとしたが、ふと足を見れば動いていて、恥ずかしそうにしつつ謝っては足を止め、「ラーメン美味しかったから、動いちゃってたみたい」と言い)

まぁ有栖っぽいよなぁ（相手の行動に納得したように頷くと、相手らしいと言いながらパフェを食べるためにシェアするものを食べ進めて）

そうかな？(相手に自分らしいと言われると、不思議そうにしつつ食べ進めていれば、ラーメンを食べ終わり、「パフェ、楽しみだなぁ」と呟いて)