真夜中 2023-06-10 19:22:38 |
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>9 出雲
……この辺、よく知らねえし。長々うろついてたのがまずかったみたいで。荷物見せろだの、免許寄越せだの、まぁ、色々。
(遅刻をした負い目からか、新居に踏み入るその足取りは重くひっそりとしたもので。音も立てずに辿りついたリビングには、悠々とソファに寝転ぶ一人の青年。ポケットに手を突っ込んだまま徐にその顔を覗き込み、家主であることを確認すれば不機嫌そうに、あるいはばつが悪そうにほんの少しだけ眉を顰めて。その丸っこい耳のあたりに視線を逃がしつつ、体躯のわりに静かな声で警察の世話になったことを語り、謝罪を口にしようとするもふと思い出せば「狭霧です。202号室」と今更な名乗りを優先し)
(/参加許可ありがとうございます!改めてよろしくお願い致します。)
>26 夏川
お帰り。……お疲れ。何、どっか出掛けんの。
(連日の夜勤を終え、惰眠を貪っている最中にふと聞こえた冷蔵庫の開閉音。連想ゲーム的に喉の渇きが呼び起こされれば無視して眠ることもできず、気怠い身体でのろのろと部屋を出て。階段を下りる途中、耳に入った同居人の声にざらついた挨拶で応えては、寝癖のついた後頭部をくしゃりと掻きながらリビングへ。──流石に馴れ馴れしいだろうか。上書きをするように他人行儀な挨拶を重ねると、見た目通りアウトドア派らしい彼への関心をぶっきらぼうに表しつつ、キッチンへと足を向け)
>29 霜月
むしろあんたが弱ってる、とか。無いか。無いな。雪女じゃあるまいし。
(借家をヤニで汚すわけにはいかず、煙草とライターをジャージのポケットに突っ込み、サンダルをつっかけて玄関へ。燦々とした日差しの中に先客の姿を見つければ、自然と足元に目が行ってしまい"流石に履いてるか"などと静かに溜息を吐く。彼の日頃の行いが理由とはいえ、そんな己の視線にやましさを感じては相手から顔を背けてポケットを漁り。目的のものを取り出すまでの僅かな間を埋めるのは、相手の言葉にふと思い浮かんだ戯言。オカルトが過ぎる。初夏に雪など降るわけがない。我ながら意味不明だと、独り言のようにぼそぼそと否定を重ねて)
>39 荒谷
荒谷ライト、……だっけ。
(夜勤から日勤へシフトを変えて未だ数日。昼夜逆転に慣れた体では眠るに眠れず、何度目かの寝返りを打った所で階下からの物音に気づき。誰かが夜更かしでもしているのだろうか。微かな期待を"喉が渇いた"という理由で正当化し、そっとリビングまで赴けば何やら煌びやかなソファに目と足を留め。投げておくには忍びないコートをつい拾い上げ、持ち主の名前をぎこちなく呟いてみる。多忙なのだろう、ほとんど面識のないその背中に労いや心配の言葉をかけていいものか、俯いたまま逡巡しては「高いんじゃないの」と、気遣いの矛先を散らばった衣類に逸らして)
(/まとめてのご挨拶で申し訳ありません、霧枠で参加させていただく狭霧と申します。時間の都合上、ひとまず皆様の絡み文にお邪魔させていただきました。陰気な男ではありますがどうかよろしくお願い致します!)
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